somuniaの外界探訪記|第3話「出会いと別れ」 (Pixiv Fanbox)
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前回までのお話
第二話 https://somunia.fanbox.cc/posts/964043
お家を作っていたら、突然 人間が現れました。
話かけてみると、どうやら品物を交換してくれる人間のようです。
こちらの馬のような生物は、「ラマ」という生き物。装飾していてかわいいですね。仲良く3人で歩いてきたのに、お家の前で突然単独行動を開始。ラマさんは小麦畑に侵入し、こちらの人間さんは家の前にずっと立っています。彼は一体何をしているのでしょうか?
周りを見渡すと、家の前で「リード」を発見。
おそらく人間さんがラマさんを繋ぐときに使っていたものだと思うのですが、放置したままになっていたので、近くに黒いお馬さんにつけてみると....
なんと、仲間になってくれました(多分)
黒いお馬さんなので、「クマさん」と名付けました。
別の生き物みたいにになってしまいましたが、よしとしましょう。
お家作りばかりしていたら、いつのまにか人間さんもラマさんもいなくなり、ちょっと寂しくなってしまったので 新たな出会いを求めて、気分転換にお散歩に出かけることにしました。
すると早速、
池の奥にひつじさん...?
何をしているのかと思い近づいてみると、水の中で身動きがとれなくなっているようでした。ワタシが以前石炭を採取したせいでその部分だけ水の流れが急になってしまっていたようです。これは助けないと。救出するために土を掘ったり置いたり...。試行錯誤の末、成功したのは日が暮れてからでした。
無事抜け出せてよかったですね、ひつじさん。
もう池に入っちゃだめですよ。
仲間になりませんか?と言いたいところですが、ひつじさんとはここでお別れです。
一旦、睡眠をとってから改めてお散歩に。
眠らないと朝になるまで時間がかかるのに、ベッドで寝ると一瞬で朝になります。どうやらそれは、みなさんの世界でも同じみたいですね。時間の流れとは、とても不思議です。
それでは、パンをたくさん持って出発です。
少し離れると、質感の違う木が生えていました。
知らないことがまだまだたくさんあります。
この先は海でしょうか? 海と池の違いがまだよく理解できていません。
葉っぱが大きいのか、自分が小さいのか。
見比べていたら溺れそうになりました。
この山を超えたら何かあるかもしれないと思うと、ワクワクします。
世界はどこまで続いているのでしょうか。
森の中を進むと突然大きな亀裂が現れました。
覗き込むと、なんと鉄の原料が。鉄は生活する上で重要であると教えていただいたので、これはどうにかして採取したいです。
このまま落下したら二度と戻ってこれなくなりそうですし、例の攻撃してくる方がいるかもしれません。悩んだ末、「石をつなげて橋作戦」でいくことにしました。
危ない場所での作業。
落ちたら大変なことになります。
採取しながらふと思ったのですが、なぜあの白い生命体や緑の生命体はワタシを攻撃してくるのでしょうか?ワタシは彼らに危害を加えるつもりは全くありませんし、せっかく同じ世界に住んでいるのですから、共に生活を助け合う道もあったはずです。
次会ったときに、パンをあげてみようかな。
仲間になってくれるかもしれません。
そんなことを考えていたら、意外にも作業は順調に進み、無事に鉄をゲット。夜になってしまったので、今日はここで朝になるのを待ちます。このスタイルはすっかり慣れました。
朝になったらお家に帰ろう、そう思いながら空をみた時、ワタシは気が付いてしまいました。
家までの帰り道が分からないことに。
続く