Toon Shaderの陰を綺麗にしてみた (Pixiv Fanbox)
Published:
2024-01-18 02:26:30
Imported:
2024-02
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皆さん、こんにちは。
最近、3Dのアニメ表現が気になったので、Toon Shaderを色々と試していました。
アニメキャラクターのようなToon表現を3Dで実現しようとすると、陰が汚い見え方をすることが時々あります。
これを解決する一般的な方法としては、モデルの法線を調整し、陰の入り方をきれいにする手法があります。
しかし、モデルの法線を調整するのは意外とめんどくさいです。そこで、Shaderの制御で簡易的に出来ないかと思って試してました。
出来ました!
やってみたとことは、Unity空間の法線情報を、モデルの法線情報にブレンドすることで陰を滑らかにしました。
モデルの法線を調整する方が細かい表現が可能ですが、簡単に済ませるならShaderで制御するのも良いと思いました。ブレンドの値を調整することで、影の付き方を変更できるのも良い点ですね。
Unity Asset Storeでは、同じような機能を持ったシェーダーも存在します。RealToonやYSA Toonなど。
RealToonは、ポイントライトや環境光に対応していたり、Built-In,URP,HDRPにも対応しているので、汎用性が高い気がします。
ただ、個人的には日本のアニメのようなToon表現をしたいのであれば、lil Toon、Unity Toon、MToonなどを使うと良いと思います。
大きな理由としては、陰用のテクスチャを設定できることです。例えば、陰の部分のテクスチャはハイライトを消したり、影の描きこみを変更でしたり出来るのが良いです。陰の数も1号陰と2号陰を指定できるので、色々なテイストが作りやすいのもよいですね。
ひとまず、作ってみたかった表現が出来たので満足しました。今後の3Dアニメ表現に生かしていこうと思います!