Shoostに似ているアレの感想 (Pixiv Fanbox)
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みなさん、こんにちは。
最近、X(旧:Twitter)を見てたら、Shoostっぽいソフトを見つけました。
※公式の動画がないので、ひものさんのポストを参照。(ひものさんはポストをしているだけで、このソフトの開発者ではありません。)
nizima LIVEと言うLive2D社が作っている配信ソフトで、次のアップデート予定の機能らしい。Shoostっぽい機能がつくみたい。
実際に触ったわけではないので、どのくらい似ているのか分からないのですが、動画を見る限り、画面効果の種類や雰囲気はだいぶ似ている。光源の回転のさせ方などUI操作も似ている。だいぶ研究したんでしょうね。
X(旧:Twitter)上でも、「Shoostに似ている!」「パクリじゃん!」と言うような声をたくさん見かけました。
-- ここから感想 --
最初に言っておきますが、私はパクられた!と思って怒ってはいないです。クリエイティブにとって、真似をしたりされたりすることは、良くあることだと思ってます。だけど、
「単純な模倣はプロとしてどうなんよ。。。」と思ったのが私の感想です。
アニメのような撮影効果を加えて、画面を良くして、ユーザー体験を高めること自体は良いでしょう。ユーザーにとっても嬉しいだろうし。
しかし、そのやり方には疑問を覚える。参考にすると模倣は違くないか。。。
クリエイターの人なら、他者の作品を参考にすることは良くあると思います。私もそうです。でも、"参考にする"と"模倣する"は違うよね。クリエイティブじゃない。
参考をもとに、それを自分なりにアレンジして、目的に合った表現に昇華させるのがクリエイターやアーティストなんじゃないかと私は思っている。
私も、Shoostを開発をするにあたって、アニメの撮影方法や画面効果を調べたり、After Effectsを使って実際に自分で撮影処理を行い、やり方などを研究しました。
アニメの撮影効果には、技術的な知識と経験が必要です。なので、それらの専門的な知識や技術を簡略化し、より多くの人々が専門知識がなくてもアニメのような映像を作れるようにと考え、Shoostに自分なりの撮影技術を入れて開発をしてきました。
アニメの撮影技術は参考にしたけど、そのままではなく自分なりのアレンジを加え、自分なりのアニメ撮影効果を作ってきたつもりです。
なので、実際のアニメ撮影と比べると同じ表現にはなりません。撮影効果を加えるという目的は同じでも、同じ見た目にはならない。模倣ではないので。実際に「アニメの撮影処理じゃん!〇〇のパクリじゃん!」と言われたことはないです。
私も長い間、企業で働いていたので分かりますが、企業と言うのはクリエイティブなだけではなく、「利益を出さないといけない」、「顧客を作らないといけない」など、会社として考える必要がある場面も多いです。そのために、目に見える成果を素早く作る必要が出てくることもあります。クリエイティブにこだわってないで、さっさと何かを作って出せ!ってね。
だけど、それらを含めて、クリエイターを応援している企業が、クリエイティブを蔑ろにしちゃうのはどうなんだろうと感じちゃいました。
整理してみて気づいたんですが、私がイライラしているのは、模倣されたこと自体ではなく、その「安易な模倣」に対する姿勢なのかもしれません。真似するなら、良いモノを作ってくれ!俺の想像を超えてくれ!と言う願望から生まれた落胆だったのかもしれませんね。
最後に
多くの方が私の代わりに怒ってくれたり、応援のコメントをしてくれているのを沢山拝見しました。皆様が応援してくださっているのを感じて、とても嬉しく励みになりました。本当にありがとうございます!
応援してくださる皆さんのためにも、他社の作品にイラついてても仕方ないので、自分のやるべきことを粛々とやっていきます。「真似をされるほど良いものを作っているんだ」とポジティブに捉えて、Shoostをさらに良いものにしていきます。
今は苛立ちはなく、逆に「真似をしても越えられないような良いソフトを作ってやるぜ!」と言う気持ちで、闘志に火がつきました。
目標になるなら、目標であり続けられるように、今まで以上に良いソフトにしていこうと思います!
今後ともShoostを使ったり、楽しみにしてもらえると嬉しいです!