アニメ絵と実写映像の合成 (Pixiv Fanbox)

実写の背景映像とアニメキャラクターをマッチングさせた雰囲気を作れないかと思って色々と試してみました。

採用した映像はこちらになります。こちらはUnityのGameViewシーンなります。

実写背景と合わせる時に大事になるのがまず明度を合わせることです。

考えらえるのは２種類で、背景の明度にキャラクターを合わせるか、キャラクターの明度に背景を合わせるか。

キャラクターと背景を単純に合わせる画面

このままだと明度に差があるとことがわかります。キャラクターの方が明るく、背景は暗く感じます。

まずはどちらの明度に合わせるか決めます。白黒にして明度を見ながら調整すると分かりやすいです。

背景に合わせてキャラクターの明度を調整

キャラクターに合わせて背景の明度を調整

左：キャラクターの明度を調整

右：背景の明度を調整

明度を合わせるだけでキャラクターと背景が馴染んで来ると思います。今回は左のテイスト（背景に合わせてキャラクターを調整）で整えて行きました。ここから細かく調整を入れていきます。

白黒にしたほうが明度が分かりやすいので白黒も見ながら調整をしています。

パッと見ると分かりずらいですが、彩度やコントラストや光源など細かい調整を入れて背景になじませてます。

調整前と調整後の比較

おまけ

もう一つ試したシーンがあります。こちらはマッチムーブ（背景映像の動きに合わせる）を試したものになります。

こちらはDaVinci Resolveと言う編集ソフトを使って調整を行いました。

アルファ抜きされたキャラクターと実写映像を合わせます。

DaVinci ResolveのTracker機能を使うと簡単にマッチムーブできます。