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転生したらゲームの中だったなんて小説は世の中に沢山あり、俺も好きで色々と読んできていた。

しかしまさか自分がそうなるなんて思わなかった。

しかもここは俺が生前やり込んでいたエロゲーの中だったのだ。

と言っても俺は主人公ではなく、ゲームのモブの一人である公爵家の嫡男ただった。

主人公でも無ければ、ヒロイン達と良いことのできる悪役ですらなく、ただただちょっと性格が悪いだけでストーリーに当たり障りのない役である。


転生させてくださった神様。俺のことが嫌いなんですか…?


前世では見ず知らずの子を助けるために車にはねられて死んだのだから、少しは楽しめるような転生先でも良いじゃないか。

できれば俺だって主人公に転生して、前世の攻略の知識を活かして可愛い攻略対象たちとエッチな展開を迎えたかった。


『異世界ハーレム』


通称『いせハー』は、平民である主人公が公爵家に来るところからストーリーは始まる。

天涯孤独である主人公は平民の学校でズバ抜けて優秀な頭をしており、それに目をつけた公爵家…つまり俺(リュカ)の親父が引き取ることにしたのだ。

そこから出会うヒロイン達の過去のトラウマや数々の問題を解決しながら恋愛をしていき、最後は選んだ一人と結ばれる…もしくはハーレムエンドを迎えることもできるテンプレのような物語だ。

俺が前世でこのゲームにハマった理由は3つある。

1つ目理由は攻略対象がめちゃくちゃ俺好みの子が多かったこと。

攻略対象者は全部で8人だが皆顔が良いのは当然として、髪型やスタイル、性格含めて俺の好みを突いてくるキャラが多かったのだ。

2つ目はエロシーンがかなり濃厚であること。

シナリオを重視したゲームだと言うのに、エロシーンは抜きゲーにも負けない程に描写やプレイが濃厚であり、かなりマニアックなプレイまで収録されていたのだ。

そして一番重要な3つ目の理由。

それは攻略対象者達の衣装だ。

普段の衣装が可愛いと思っても、エロシーンでは裸になってしまうエロゲーが多いなか、このゲームはエロシーンでもそのキャラ特有の衣装のままで、着衣プレイであることが多かったのだ。

手袋フェチである俺的にはこれがかなり重要な要素で、普段手袋を嵌めているキャラクターがいざエロシーンになると裸になっており、残念な気持ちになることが多かったが、このゲームでは手袋のキャラはエロスチルの中でも嵌めたままだったのだ。

シナリオゲーというだけあり純粋に物語も面白かったのだが、俺はこのゲームをやっていたのはオカズとしての役割が大きい。

特に攻略対象である双子メイドとのエロシーンでは何度抜いたか分からない程だ。

もし俺がこのゲームの主人公に転生していたら、迷わず双子ルートを突っ走ったことだろう。


「はぁ…」

鏡に映るモブである主人公の義兄の顔の自分を見て、上手くいかない現状に思わずため息が出た。

義兄であるリュカ自体は憎めないキャラだが、だからと言って自分がなりたいという訳ではない。

しかしふとその鏡の顔に違和感を感じた。


あれ、俺若くね?


生前の俺よりもリュカは若い設定だしそれ自体は問題無いのだが、そうじゃなくて俺の知っているリュカよりも大分顔が若いのだ。

確かゲームの始まりは主人公が18になった時なので、その義兄であるリュカは20だったはず。

それにしては鏡に映る俺の姿が若い気がしたのだ。

どう見ても10代にしか見えない。

俺は今の時間軸を確認するため、部屋の机に投げ出された新聞を広げた。

英和17年7月8日…

確か主人公を公爵家が引き取ったのは英和20年だったはずだから、つまり今は物語が始まる3年前と言うことになる。


あれ、これってもしかして主人公より先に落とせんじゃね…?


勿論主人公しか交流がない奴らは難しいが、俺でも交流が持てる王女や女騎士、メイドや令嬢達ならもしかしたらいけるのではないだろうか。

そう。俺が一番攻略したいメイドはなんと言っても俺の家のメイドなのだから。

攻略対象達が抱える闇や問題は、攻略した俺なら主人公の代わりに解消してやることは造作ない。

主人公には悪いが、双子のメイドは俺が俺が貰おう。

双子メイドは結構性癖が偏っているし、他の攻略対象なら好きにハーレムしてもらって良いから許せ主人公。


そうと決まれば…


今は朝の7時。

俺は改めてベッドへと戻り、今起きたていを装ってサイドテーブルに置かれたベルを鳴らした。

ほどなくしてドアがノックされ、部屋へと一人のメイドが入ってくる。

「リュカ様、お呼びでしょうか」

中へと入ってきたのは、現代で言うと高校生程の年齢に見えるメイドだった。

「……ミーナ」

そう。この女こそ攻略対象の一人である双子メイドの一人、ミーナだった。

今の俺の年齢が17だから、確か双子の年齢は1歳上の18歳のはず。

銀色の髪に薄い緑色の瞳、まだ未成熟ながらモデルのようにスタイルの良い美少女。

黒を基調としたメイド服を纏い、手には俺好みの手の甲に三本線のある真っ白な手袋をキチンと嵌めていた。


可愛い…!!


生でみたら思わずうっとりしてしまう程に顔面偏差値が高く、まだ見習いとは言え公爵家のメイドとして動きは洗練されている。

「んんっ…水を持ってきてくれ」

「かしこまりました」

そう頭を下げながら言うと、ミーナは静かにドアを閉めていなくなってしまう。

ミーナはこの屋敷のメイド長の一人娘であり、子であるミーナは15になった時から屋敷のメイド見習いとして俺についていた。

『一人娘』

俺はゲームを攻略しているからミーナが双子だと知っているが、本来なら今は彼女が双子だということは親であるメイド長と家令、そして本人達しか知らない。

雇い主である俺の両親すらもそれを知らないのだ。

それはこの国が双子を悪しきものとする風潮があり、双子で生まれば場合は必ず一人は殺さないといけないと決まっているからだ。

メイド長の子供が双子だと分かった時、俺の父は長年忠義を示してきたメイド長だというのに、片方を殺すように命じたのだ。

鬼畜親父が…

しかし双子が生まれる寸前に戦争で亡くなった旦那の忘れ形見である子供を殺すことはできず、メイド長は周りには一人は死んだと思わせておきながら、公爵家にある使用人向けの家の地下でその子を育てることにした。

流石にメイド長だけで育てることはできず、長年の仕事の相棒である家令の力を借り、見事に屋敷や世間を騙しながらここまで来たのだ。

まぁ本当はメイド長以外にも協力者はいるのだが…

そしてこの双子だが、実は日頃から入れ替わりをしている。

それは片方が浮世離れしないようにするための策で、見た目の同じ双子にしか使えないもの。

日によって双子は入れ替わり、その日学んだことや起きた出来事を地下でもう片方に共有し、双子は揃ってメイドとして成長をしていった。

そして主人公は、この家に来たときにその入れ替わりを見破ることになる。

双子との恋愛はそこから始まるのだ。

当のリュカだが、その事実を知るのは主人公がそれを見破った後のことだった。

そもそも使用人達に興味のないリュカは、双子の入れ替わりに全く気付いていない。

だからこそ見破った上で、双子が悪という考えを持っていない主人公に二人は興味を持ち始めるのだった。


「失礼します」

ドアがノックされ、水を持ったミーナが部屋へと入ってくる。

「どうぞ」

そしてそのまま水差しからコップへと水を灌ぐと、まだベッドにいる俺に向かって差し出してきた。

「ありがとう」

それを受け取って飲み干すと、よく冷えた水が喉を通過するのが気持ち良く感じた。

飲み切った俺は、改めてミーナの顔を見ながらなんでもないようなことのように自然とそれを口に出す。


「で、お前らはいつ俺の前に二人で来てくれるんだ?」


「え…?」

そう言うと、戸惑うような目で俺を見つめてくるミーナ。

恐らくその一言では俺がどこまで知っているかが分からず、どう答えて良いのか考えているのだろう。

「リュカ様、大変失礼ながら申し上げます。2人と言うのは私と母…メイド長のことでよろしいでしょうか」

「だから、ミーナ達のことだよ。昨日のお前と今日のお前は別人だろ。ずっと気になってたが、日によって入れ替わってんのか?」

「っっっ!!」

そこまで言ってやるとミーナは驚愕したように口を開け、何も言えずに固まっていた。

「安心しろ。国の事情は当然俺も分かっている。お前らは双子なんだろ?取り敢えずメイド長に言って、俺の前に二人揃った状態で来い」

「っっ、失礼します」

俺がそう言うと、焦ったようにミーナは部屋から出て行ってしまう。

恐らくメイド長である母親に相談に行くのだろう。


双子ルートはエンディングがいくつかある。

双子の片割れはリリエラと言う名前で見た目はミーナとほとんど同じだが、性格にはかなり違いがある。

簡単に言うとミーナは笑顔で敬語を崩さない腹黒で、リリエラは口の悪いツンデレ。

そんな二人とそれぞれ1対1で結ばれるENDがそれぞれあり、もう一つ双子と同時に結ばれるエンドがあった。

双子と同時に結ばれるエンドは、ゲームとしてはメリーバッドエンド…つまり本人達は幸せそうだが端からみたらバッドエンドに見えるエンドだ。

しかし俺はそれが性癖にドンピシャだったのだ。

だから今回俺が目指すのはそのエンド。

この双子エンドに入るには条件がいくつかある。

1つ目は双子の違いを正確に見極められるようになること。

2つ目は双子それぞれの闇を解消して執着されること。

そして3つ目は双子として公爵家で正式に働くことを許可されていないこと。

この3つが揃って初めて双子とのバッドへと行けるのだ。

バッドエンドの内容は主人公が双子に執着されて連れ去られて地下の部屋に監禁され、永遠に双子に飼われるエンド。

正直監禁されるのはちょっと怖い気もするが、性癖の歪んだ双子に代わる代わるプレイをされるシーンは、生前の俺のオカズナンバー1だった。

主人公と違って公爵家の嫡男である俺を監禁することはできないかもしれないが、二人からの執着を受けてプレイまではできるかもしれない。


そう考えた俺の行動は早かった。

まずは部屋に双子を連れて来たメイド長がすぐさま土下座をしたのを止めさせ、父親には言わないことを約束する。

そしてメイド長には部屋を出て行ってもらった上で二人を抱き寄せ、『お前らが二人とも生きていてくれて良かった。これからも二人で俺を支えてくれ』と双子であることを認めてやったのだ。

二人はこれまで双子であることを負い目に感じながら生活をしてきた。

双子ではなくただの姉妹だったら、自分さえいなければ、そうお互いに感じながら生きてきた二人は、初めて主人公に双子としての存在を認められ、そこから執着が始まるのだ。

だから今回俺はそれを奪った。

今まで苦しんだであろうことを言葉に出して慰めてやり、二人が生まれてきたことを祝福してやったのだ。

そしてこれからは公爵家の嫡男として二人をなんとか屋敷に認めさせてみせると言ったところで、二人は涙を流しながら感謝の言葉を述べていた。

これで第一段階はクリアだ。

次に双子の闇を解消してやる必要がある。

まずは姉であるミーナの方。

ミーナはいつも笑顔で余裕があり、優秀で完璧なメイドだった。

しかしそんな笑顔は、全て自分の感情とは無縁のもの。

ミーナはこの双子を隠しながら生活していく上で、自分の感情を枯らしてしまっていたのだ。

それは感情表現が豊かな主人公に恋をすることで、徐々に感情を取り戻していくのだが、それも俺が代わりに担うことにした。

メイドがミーナの時は不自然でない程度にスキンシップを図り、やり過ぎな程に自分の感情を思い切りぶつけ続けたのだ。

それが功を奏したのか、1年程経った頃には俺に対してだけは自然な笑顔を見せるようになり、そしてミーナからも俺に対してスキンシップを図るようになってきたのだ。

これでミーナは完了した。

そして次にリリエラだ。

妹であるリリエラは、ミーナと見た目は同じだが中身は全く異なっていた。

同一人物を演じているため、人前では笑顔で余裕のある雰囲気を纏っているが、姉のように上手くこなせないことが多く、日々姉に劣等感を募らせていた。

だから俺は、リリエラがメイドを行っている時は、ミーナとは違うリリエラの良さを言葉にして伝えてやった。

そして俺と二人の時だけはミーナを演じず、リリエラのまま接することを許したのだ。

敬語が苦手でミーナよりも少し荒っぽいリリエラだが、ミーナよりも人の感情の動きに敏感だった。

だから不器用なりに俺のために動いてくれるので、それを都度都度褒め、リリエラと言う人物を認めてやったのだ。

その甲斐あって、ミーナと同じく1年経つ頃には劣等感はなくなったようで、二人きりの時はミーナよりも自分の方が俺の役に立つと俺にアピールまでするようになってきていた。

これで第二段階はクリア。

そして三つ目の、公爵家で双子として働かせないという条件。

これは簡単で、本当ならすぐにでも双子を俺の父親に認めさせる手筈はできているのだが、それを敢えてしないだけで良かった。


そしてここで2人のルートに入れているか確認ができるイベントがある。

夜伽相手の選択だ。

この世界の貴族は18になる時に夜の教育が施されるのだが、好感度が高ければその相手にこの双子を選択することができるのだ。

本来は主人公のためのイベントであり、俺はゲーム登場時は既に20だったため既に夜伽は終えていたと思われるが、今の俺は18のため、今から夜伽教育が行われるはず。

もしゲームのシステムが俺にも適用されるのなら、18歳になる誕生月の翌月、メイド長より俺に打診があるはずだ。


俺の考えていた通り、メイド長は誕生月の翌月に夜伽相手を選ぶように言ってきた。

しかも俺の思惑通り、ミーナとリリエラはそれぞれ自分がメイド担当の日に、自分を夜伽の相手に指名をして欲しいと言ってきたのだ。

勝利を確信した俺は、どちらかを選ぶことはできないと答え、できることなら二人にお願いをしたいと伝えた。

本来なら『どちらかを選ぶことはできない』の選択肢を選べば、自然と二人が相手をすることになるのだが、ここは念を入れて二人が良いと敢えて伝えた。

これでバッドエンドが確定したはず。


そしてその夜、二人は夜伽のために俺の部屋を訪れてきたのだ。


「本日リュカ様の夜伽を担当しますミーナです」

「同じくリリエラです。よろしくお願いします」

二人がやけに真面目に挨拶をするのがなんだか面白く、俺は思わず吹き出してしまった。

「ははっ、よろしく頼むよ。こう言ったことは初めてで、何が正解かも分からないからな。2人が相手なら安心できるよ」

「お任せください」

「まぁ私達に任せなさ…お任せください」

早速敬語が取れたリリエラだが、ミーナに睨まれすぐに敬語に直した。

この夜伽だが、実は双子によるある作戦が実行されている裏のあるものだった。

双子はこの夜伽で俺にまともな性戯を教えるつもりは毛頭ない。

ゲームでは主人公相手に自分達に依存をするように、主人公が性の知識がないのをいいことに二人は協力して性癖を歪ませにくるのだ。

だから俺は敢えて『何が正解か分からない』と性の知識がないことを予め伝えた。

まぁ俺は前世の知識があるからそんな訳ないのだが、ここは双子に合わせてプレイを楽しみたい。

二人の行うプレイは既に分かっているし、それが俺の性癖なのだから。


「ではこちらへ」

ミーナとリリエラは先に俺用のキングサイズのベッドへと横になり、俺が来るのを待っている。

二人ともあくまで性を教える相手としてベッドに上がっているため、勿論メイド服を着たままであり、手にはピッチリと白い手袋を嵌めたままだ。

部屋に来る前に他のメイドによって身体を清められていた俺は、下着も何も身に着けていない状態でガウンを羽織っていただけのため、それを脱いでベッドへと上った。

「少し恥ずかしいな…」

俺とは違い、ばっちりと着衣のままの二人の間に開けられた空間。

そこへ裸でいくのはあまりにいやらし過ぎて、待ちに待った瞬間だというのに照れてしまう。

「大丈夫ですよ。リュカ様は私達に身を任せてくださるだけで良いので」

「そうだ。私達に任せな…ください」

ミーナの優し気な笑顔と、変な敬語を使うリリエラの無邪気な顔を見て安心した俺は、二人の間に挟まれるように仰向けになった。

すると両脇から二人が俺に密着するように距離を詰めてくる。

「リュカ様…」

ミーナに呼ばれて振り向くと、思った以上に近くにミーナの顔があって驚いた。

そしてそのままミーナに顎を掴まれ、サラリとした手袋の指の感触が触れてドキっとした瞬間に整った顔が近づいてきてキスをされる。

「んんっ…」

唇を何度か啄むように重ねられ、次に長く押し当てられたと思ったら舌で俺の唇を開けようとしてきた。

口を小さく開けるとそこから舌が入り込み、そのまま俺の舌を絡み取りながら丁寧に口内を犯される。

「んちゅっ…んっ…はっ…」

ねっとりといやらしいキスのせいで息が荒くなり、気持ち良くて頭がフワフワしてきた。


キスってこんなに気持ち良いのか…


前世では人並以上に性の知識はあったが、実際にそういった行為を誰かとしたことの無かった俺は、そんな舌の絡む大人のキスに夢中になってしまう。

「んっ…ちゅるっ…」

「んんっ…リュカ様は可愛いですね」

少し唇を離し、俺の目を見て優しく笑って言うミーナにドキドキしてしまい、思わず目を反らしてしまった。

そして再びミーナの唇が合わさろうとした時。

「ちょっと、次は私の番でしょ。まったく、最初は私からが良かったのに」

そう言って今度はリリエラに顎を掴まれて逆の方向を向かされてしまう。

そして目の前にはミーナと同じく整った顔をしたリリエラの顔が見えた。

ミーナが前髪を下ろしているのに対し、今日のリリエラは前髪を分けておでこを出している。

それがとても似合っていていつもよりも可愛らしく感じた。

「んんんっ…」

そして再び合わさる唇。

ミーナとは違って、リリエラのキスは少し荒々しかった。

最初から舌で口をこじ開けられ、無理やり舌を絡み取られると、そのまま口内を激しく犯された。

「んっ、じゅぷっ、んちゅっ」

先程までの丁寧なキスとは違い、息もできない程の情熱的なキス。

それぞれの性格を表すようなキスに、俺の身体は既に熱を持ち始めていた。

「んんっ、リュカっ、ちゅっ、リュカっ」

「んっ、はぁっ、じゅぷっ、んんんっ」

俺の名前を呼びながら、何度も何度も唇を合わせて舌を絡ませるリリエラ。

その激しいキスの連続に必死に答えていく。

「こらこら、あなたが夢中になってどうするの。これはリュカ様の夜伽教育なのよ」

「んんっ…ふんっ、分かってるよ」

「はぁっ…はぁっ…」

再びミーナに顎を掴まれて離され、ようやくリリエラのキスから解放され、俺は上がった息を整えようと深い呼吸を繰り返す。


やばい…二人共めっちゃ俺のこと好きじゃん…!!


現実世界では見たことの無い圧倒的美人双子に代わる代わるキスをされ、俺は既に舞い上がっていた。

これからこの二人とエロいことをする……考えただけで鼻血が出そうだ。

「ではリュカ様、力を抜いてそのまま仰向けに寝ていてください」

ミーナが甘い笑顔を浮かべて俺に言うと、優しく俺の頭を枕へと置いた。

すると2人はグッと距離を詰めて、両隣から顔を耳へと近づけてくる。

「これからリュカ様の身体に触れさせて頂きます」

「ちゃんと良くしてあげ…差し上げますので、安心して身を任せてください」

耳元で聞こえる二人の良い声。

ミーナの柔らかく穏やかでしっとりとした色気のある声と、リリエラの張りが強くて甘めの高い声で囁かれると、ゾクゾクしてそれだけで身体が震えてしまう。

そんな中、2人の手が俺の身体へと触れた。

「んぁあっ」

両脇から腹へと触れる2人の手袋に包まれた白い手。

そのナイロンのようにサラリとした生地越しに指の温度を感じる手で触れられ、それだけで声が漏れる程に感じてしまった。

「リュカ様は敏感なんですね」

「触られただけでそんな反応では、これからが大変ですよ」

2人は俺の方を嬉しそうに見ながら言うと、手の甲に3本線がピンと張られたその手を、身体を撫でるように動かし始める。

「んぁっ…はぁっ、んっ」

2人の手が身体の上下バラバラに動き、スルスルとその滑る手で撫でていく。

性感帯を触れるでもなく、脇腹から腋までを摩り、そしてヘソ付近を優しく撫でた。

「あぁっ、んんっ、ふっ」

手が動く度にゾクゾクして身体が震え、熱い吐息が漏れ出る。

「少し触っただけなのに乳首が勃ってきてしまいましたね」

そんな俺を見て煽るように、乳首には決して触れずに乳輪部分を指先でクルクルとなぞられた。

「んはぁっ、あぁっ、くっ」

手袋と言うだけで只でさえ性癖を突いてきてるのに、2人のそのいやらしい手つきにチンポがヒクヒク震えながら勃起し始める。

「公爵家の嫡男なのですから、こんなことで興奮してはいけませんよ。自制できなくては身を滅ぼすことになります」

そう言いながらミーナは俺の耳を柔らかい唇で挟んで甘噛みし、手を太ももの付け根の方へと下ろしてそのサラサラの指先でなぞるように撫でた。

「はぁんぁっ、無っ理っ、んぁあっ」

耳に触れる唇がくすぐったくて気持ち良く、そうされながら付け根の際どい部分に触れられると、感じて身体がビクリと震えて更にチンポへと熱が集まってきてしまう。

「ミーナの言う通り、ですよ。この程度で勃起させるなんて許されません」

リリエラまでそんなことを言い、俺の耳へと舌を差し込んで穴をチロチロと舐めてきた。

そしてミーナと同じようにもう片側の太ももの付け根部分を、手袋の滑る指を曲げてほじるように擦ってくる。

「んぁああっ、ダメっだっ、おぉぉっ」

ネットリと舌で耳を舐められるとゾワゾワして脳が痺れるような感覚に鳥肌が立ち、クチュクチュと舌が耳で擦れるいやらしい水音が更に俺の興奮を煽ってきた。

その上で玉の近くを何度も指先が往復すると、気持ち良さにチンポの勃起を加速させる。

こんな状態で勃起を我慢するなんて無理に決まっているのに、二人はそれを分かっていながら楽しんでいるように俺を責めた。

「あらあら…ここもパンパンに膨らんでいますね」

「出すと気持ち良い液が、リュカ様のここで沢山作られているんですよ」

そう言うと、二人の手が同時に俺の玉を包み込むように指先でこちょこちょとくすぐってきた。

「おふぉぉぉおおっっ♡」

張り詰めた玉を10本のサラサラの指でバラバラに動いて撫でられると、これまでのじんわりとしたものとは違う、明確な性の快感が湧いてくる。

思わず腰を少し引いてしまったが、それに合わせるように手はくすぐりながらついてきた。

「逃げてはいけませんよ。これは教育なのですから。このまま勃起を我慢してください」

「んぁあっ♡無理っだってっ、おぉおっ♡」

「そう、ですよ。玉がこちょこちょされて気持ち良いかもしれませんが、ちゃんと耐えてくださいね」

「あぁあっ♡リリエラっ、あっ、やめっ、んぁっ♡」

手の甲の三本線を波打たせながら白い指先が玉の周りを躍るように動き、その度に甘い快感が続々と押し寄せてくる。

そんな状態で勃起するなと言うのが無理な話で、俺のチンポは見事に反り勃ってしまったのだ。

「はぁ…勃起してしまいましたね。仕方ありません。このまま次に行きましょう」

「次はもう少し我慢し、てくださいね。ではそのまま四つん這いになってください」

玉をくすぐっていた手袋達は、俺のチンポが完全に勃起したのを見るとスッと離れてしまった。

そして俺に四つん這いになるように指示をしてくるリリエラ。


あのシーンか。


俺はゲームの二人とのエロシーンのスチルを思い出した。

生前俺が何度も何度も抜いたあのシーンの…

思い出しただけで更にチンポが硬くなってしまった俺は、期待しながら言われた通りベッドの上で四つん這いの体勢を取る。

するとミーナが俺の前で足を伸ばして座り、俺の突き出された尻の方へとリリエラが位置取った。

「これが性行為の基本姿勢です。よく覚えておいてくださいね」

「分かった」

目の前のミーナが俺に教えるように言ったが、それは俺が知識が何もないと思っているからの嘘。

だから俺はそれを信じているように、真剣な顔をして頷いておく。

「リュカ様。性行為は女性を満足させた後にご自身はイかなくてはいけません。ですので、射精するのもご自身で操作できるように訓練をしましょう」

「あ、あぁ」

後ろの方からリリエラに言われ、これから自分がされることを知っている俺は、思わずチンポをヒクつかせてしまった。

確かゲームでも主人公が相手に、『公爵家の人間になるにはこれに耐えないといけない』と言われてこれをされていたが、俺が嫡男だから理由付けが多少変わっている。

「ではこれから私達が良いと言うまで、射精を我慢してください」

「決してイってはいけませんよ」

「分かった。努力しよう」

俺がそう返事をすると、ミーナは満面の笑みを浮かべながら俺の身体へとその手袋の白い手を伸ばし始める。

「では始めますよ」

そうリリエラの声が後ろから聞こえた後、二人の手が再び俺の身体へと触れた。

「んぁぁああっっ♡」

ミーナの手が腋の方から差し込まれ、俺の乳首を平で擦りながら胸部を覆われる。

そしてリリエラの手が俺の腹に付きそうな程に勃起したチンポを、両手で包むように握って来た。

二人のサラサラとした白い手袋の感触に、刺激を期待していた乳首とチンポはそれだけで強い快感を得て思わず声が漏れてしまう。

「リュカ様は乳首も敏感なのですね。これからたっぷりと刺激して差し上げます」

「性器もこんなに硬くして…これを今からシゴかせて頂きます。気持ち良いですけど我慢してくださいね」

二人の笑みを含んだ声がし、顔を上げてミーナの顔が見えた瞬間、二人の手が動き始めた。

「あふぁああっ♡んぉぉおおっ♡」

ミーナにサスサスと手の平を使って乳首の先端を撫でられながら、リリエラの手が俺のチンポをスリスリと擦りあげていく。

手の甲に3本線の映える、滑るナイロンのような素材の手袋の感触が触覚的にも視覚的にもいやらしくて、驚くほどに気持ち良かった。

「んはぁぁっ♡これっ、やっばっ♡おふぉおっ♡」

「リュカ様、言葉が乱れてますよ」

「ミーナの言う通りです。気持ち良いからってそんないやらしい声を上げてはいけません」

思わず出てしまう現代風の言い回しを咎められ、気を付けないととは思うものの、それでも2人の白い手は俺に快感を与えるためにいやらしく動き回る。

「あぁぁっ♡んはぁあっ♡おぉっ♡」

ミーナの手は乳首を平で撫でながら、時折指先を使ってチョンと弾き、身体がビクリと震えるような刺激を与えてくるし、リリエラはリリエラで、程よい力加減でチンポ全体を両手で握り、指を波打たせながら上下に擦り上げてきた。

とんでもない美女2人にされている事実と、その手の動きが絶妙過ぎて気持ち良くて仕方なく、我慢しなくてはいけないと言われているが情けない声が漏れ出てしまう。

「んはぁあっ♡おぉっ♡あっ、気持ちぃっ、んぁあっ♡」

「ふふっ、私はこんなに感じやすいリュカ様が心配ですよ。もう少し快感を上げますね」

「ではこっちももっと気持ち良くするんで、腰引いちゃダメですよ」

「んぁぁあっ♡それっだめっ、おぉぉおっ♡」

その言葉の後、2人の手つきが先ほどとはまた違うものへと変わった。

乳首は平で撫でるのではなく指先で摘まみながらシコシコとシゴかれ、チンポは片手で握って擦り上げられながら、パンパンになった玉をサワサワと撫でられたのだ。

乳首とチンポへの明確な快感と、玉へのゾクゾクするような刺激。

「あぁぁあっ♡きもっちぃっ、あぁっ♡まじでっエロ過ぎっ、おふぉおおっ♡」

手袋の滑る感触も相まって先ほどよりも気持ち良くて、身体をくねらせながら感じてしまう。

あまりの興奮と快感にミーナを見上げると、いつもの少し胡散臭さのある優しい笑顔を浮かべているが、興奮しているのか少しだけ息が乱れているように見えた。

興奮しているのが俺だけでないことが分かってじんわりと熱い何かが込み上げてきた俺は、ミーナにキスを求めるように顔を寄せた。

「あぁっ♡んぁっ、ミーナっ、はぁっ♡」

2人の白い手によるチンポと乳首への快感に悶えながら、名前を呼んで唇をミーナの方へと寄せる。

ミーナが笑みを浮かべて余裕そうにしていながらも、ほんのり顔を赤らめて興奮しているのが分かり、思わず嬉しくて笑顔になってしまう。

「リュカ様は本当にいやらしい方ですね」

そして俺の期待通りミーナは、その整った顔を俺の方へと近付けると唇を合わせてきた。

「んんっ、ちゅっ、んはぁっ、んんっ♡」

先程ミーナとした時は俺をリードするようなキスだったが、今回はいきなり舌を差し込まれて口内を犯すいやらしいものだった。

その激しいキスが気持ち良く、更に興奮して乳首やチンポの感度が上がっていく。

キスをしながらもミーナは休むことなく乳首を指先で撫で、摘まんで擦ってを繰り返していた。

「ふんっ、ほんとずるいよね…リュカ様、これは教育なんですよ。気持ち良いからとそんなに乱れてはいけません」

そして後ろからはリリエラの不服ほうな声が聞こえ、チンポをシゴく手の動きが早くなり、玉を5本の指でバラバラに擦るようにその滑る指先でくすぐられる。

「んはぁあっ♡んんっ、ちゅっ、んんんっ♡」

興奮しきった中チンポを手袋で激しくシゴかれ、射精感を伴う強い快感がチンポにたまっていく。

それを知ってか知らずか、2人は俺の乳首とチンポをそのいやらしい白い手で責め、射精へと導いていった。

ジュルジュルと舌の絡まる生々しい音、そして乳首を手袋が弾く乾いた音と、クチュクチュと我慢汁混じりのチンポをシゴき玉を撫でるいやらしい音まで響き、そのどれもが俺の欲情をかきたてて強い快感が身体を襲い続ける。

「んはぁっ♡んちゅっ、んんんっ♡あぁっ、ダメっだっ♡じゅるっ、んんっ♡い、イクっ♡」

そんなことをされて堪えることなんてできず、俺はその気持ち良さに任せて精を吐き出そうとした。

しかし…

「ダメですよ」

あと少しと言うところで、リリエラのチンポをシゴく手はパッと離されてしまったのだ。

それだけでなく、ミーナの乳首を弄る手も、その唇さえも離れていってしまう。

「あぁっ…なんっで…」

射精寸前で止められた俺は、もどかしさを訴えるようにミーナを睨んだ。

「リュカ様、これは教育なのです。気持ち良いからと言ってそう簡単に射精しては、公爵家の沽券に関わります」

「この程度で射精してたら、相手を満足させることなんてできませんよ。もっと長く耐えられないなら、公爵家の嫡男は務まりません」


嘘つけ!!お前らの趣味だろこれは!!


喉元まで出かけた言葉を飲み込む。

ゲームでもそうだが、この双子は相手への執着だけでなく、若干サディストの気があるのだ。

相手が無知なのを言いことに、我慢させたり自分からねだらせることに興奮を得ている傾向があった。

監禁エンドでは双子に快感で弄ばれて開発されて、それはもうエロい展開に…

と、ゲームでの双子を思い出して興奮したのは良いが、こう実際に射精寸前で止められるのはかなり辛い上に、こんな性癖ガン突きのことをされては射精したくて堪らなくなっていた。

「あぁ…頼む、ミーナ、リリエラ、イかせてくれ…」

だから俺は、2人に向かって懇願するように言った。

俺とするのは今日が初めてだし、まだそんなにSっ気に目覚めていないことに期待して。

すると一瞬ミーナの目が揺れたが、次の瞬間には満面の笑みを浮かべて言う。

「とてもそそる文句ですが、それは逆効果です。ではそろそろ再開しますよ」

「また気持ち良くなりますけど、我慢してくださいね」

そう言って2人の手が、射精の波が少しだけ去った身体へと再び触れた。

「んひぁあああっ♡おふぉおっ♡」

まだピンと勃っていた両乳首を指先でキュッ摘ままれ、勃起してヒクつくチンポを包み込むように握られながら、玉をサワサワと撫でられる。

再びその滑る手袋によって快感を与えられ、声を上げながら身体がビクリと大きく震えた。

「本当に感じやすい乳首ですね。ではこうされるのはいかがですか?」

ミーナは若干呆れたような声で言うと、俺の乳輪部分を親指と中指で摘まみ、盛り上がった乳首を人差し指でほじるようにカリカリ掻き始める。

「んぁあああっ♡あぁっ、これ、ダメっ、おぉおおっ♡んんんっっ♡」

やっべぇ、これ気持ちぃっ♡手袋で乳首ほじられんの良すぎるっ♡

尖らされて感度の増した乳首を、スベスベの指で掻かれるのが気持ち良くて堪らなくて、俺はその快感を誤魔化すために思わずミーナの唇へと自らキスをした。

ミーナは俺の差し込んだ舌を受け入れながら、嬉しそうに目を細めながらネットリとした優しいキスを続けてくれる。

「ふんっ…ほら、おチンポももっと気持ち良くしますよ。そんなことしててちゃんと耐えられるんですか?」

リリエラは不機嫌そうな声で言うと、俺のチンポを根元から先端までをスルスルと擦り上げながら、その動きに合わせてもう片方の手で尻穴から玉までを撫で上げた。

「おふぉぉおおっ♡んんんっ♡あっ、気持ちぃっ、んんっ♡あぁぁああっ♡」

何これ気持ち良いっ♡下半身全部気持ち良くなっちゃってる♡

滑る白い手で尻からチンポの先までを一緒にシゴかれるように擦られ、尻と玉へのゾクゾクするような快感とチンポへの明確な快感が合わさり、強烈な快感となって俺を襲ってくた。

気持ち良さにミーナから唇を離して喘ぎ、そしてまた気持ち良くてキスをする。

それがいやらしくて興奮してどうしようもない程気持ち良くて、先程寸止めされたチンポは再び射精を迎えようとしていた。

「んぁぁああああっ♡んん"んっ、イ、イクっ、んんっ♡イクぅぅうううっ♡」

そして快感が高まり射精をしようと身を硬くした瞬間。

「ダメですよ。我慢してくださいと言ったはずですが?」

「残念。射精はさせてあげな…させませんよ」

再び2人は寸止めをしてきたのだ。

「んぐぁぁ"あああ"ああっっっ」

射精しそうでできなかった辛さに、思わず唸るような声が出てしまう。

無理っ、射精したいっ、このまま気持ち良くイきたいっ。

「くっ…ミーナっ、リリエラっ、頼む。もう無理っ、イきたいっ、頼むから…」

「いけませんリュカ様。これはリュカ様のためですので」

「ミーナの言う通りです。私達も好きでリュカ様に辛い思いをさせている訳ではないんですよ」

2人はもっともらしく言うが、恐らく2人は俺を焦らして楽しんでいる。

その証拠に目の前のミーナは俺がイきたいと懇願した時に、興奮で股間をモゾモゾと動かしていた。

それはリリエラも同じだろう。

そんな2人に懇願しても無駄なのは分かっているが、それでも射精したい俺は2人に頼むしかなかった。

「なぁ頼む…最後までしてくれっ。2人共お願いだ」

涙で潤ませながらミーナを見て頼むが、ミーナは同情を見せるどころか、欲情を目に顕にして言う。

「そんな姿を見せられては、もっと可愛がってあげたくなってしまいますよ」

「気持ち良いことならいっぱいしてあげますから。ほら」

そして再び2人の手が、射精の波を逃した俺の身体へと触れてきた。

「あっ、嫌っ、んぁぁあああっ♡」

あぁっ、また2人に気持ち良くされちゃうっ♡

チンポと乳首に触れる2人の白手袋の手。

ピッチリと手に嵌まっているおかげで、ナイロンのような滑る素材越しに手の弾力を感じさせながら、乳首を摘ままれチンポの竿部分を握られた。

そしてそのままクリクリシコシコと動かされて気持ち良くされてしまう。

「ふふっ、ちゃんと気持ち良いのを我慢しなくてはいけませんよ。ほら、顔を上げてください」

「あぁぁあああっ♡んんっ、んんんんっ♡んはぁっ、ダメっ、あぁぁっ♡」

快感に耐えるため俯き喘いでいるとミーナから顔を上げるよう言われ、反射的に上げるとそのままミーナの唇が俺の唇へと合わさった。

興奮ですぐに射精してしまいそうになるため、今度はキスはしないようにしていたのにミーナからされ、舌を差し込まれると気持ち良くてそれを受け入れてしまう。

「んんふぁっ♡んちゅっ♡んはぁぁあっ♡」

ミーナの舌で犯されんの興奮するっ♡あぁ、口ん中舐め回されながら手袋で乳首シコシコされんの気持ちぃっ♡

「はぁ…リュカ様。そんなことじゃまたすぐイきそうになってしまいますよ」

そんな俺を見てため息をつきながら俺のチンポを大きくシゴき、もう片方の手でチンポの先端を指先でこちょこちょしてきた。

「んんん"っ♡あふぁっ♡んんんはぁっ♡」

あっ、ダメっ、乳首の先をサラサラの指でくすぐられんのヤバいっ♡気持ち良ぃっ♡

既にイきかけていたチンポを何度も擦られ、先端まで一緒に刺激されると快感が強く、すぐさまチンポは射精の体勢を取ってしまう。

「んんっ♡んぁあっ♡もっ、無理ぃっ♡んんんぁあっ♡」

チンポも乳首も気持ち良ぃっ♡あぁ、ヤバい、もうイっちゃうっ♡

2人の息のあった快楽責めに、寸止めを繰り返された俺のチンポは既に限界を迎えそうになっていた。

2人の手はそんな中俺のチンポコスコスとシゴきながらくすぐり、乳首を指先でコリコリと擦り上げる。

「んんんっ♡んふぁっ♡ちゅっ、あっ、イ、イクっ!!イクイクイクーー♡!!」

「何度言ったら分かるんですか?我慢をしてくださいと申し上げたはずですが」

「リュカ様は快感に弱すぎますね」

そして案の定2人の手は俺の射精寸前で止まってしまった。

「あぁぁぉぁあ"あ"っ!!!もう無理無理無理!!い、イきたいっ!!イきたい!!」

俺は寸前で止められてしまう辛さに、自分でチンポをシゴこうと手をチンポの方へと伸ばす。

「いけません!!公爵家の嫡男が人前で自慰をするなんて…絶対に許されません」

しかしミーナの手に掴まれ、俺の手はチンポに届く前に止められてしまった。

「あぁっ!!頼む、頼むから!!ミーナ、リリエラ!!イかせてくれ!!」

「いけません。そのような情けない姿を私達に見せないでください…」

「それなら少しやり方を変えましょう。ミーナ、交代よ」

俺の懇願を一蹴し、演技の入った悲しそうな声でミーナが言うと、リリエラが何やら提案をしてくる。

「私はずっとこのままでも良いですよ?」

「うるさい!黙って交代しなさい。あれやるわよ」

「はいはい、分かってますよ」

そんなやり取りの後、2人は場所を交代し始めた。

今度は前にリリエラが来て、後ろにミーナが位置取ったのだ。

「リュカ様…」

久しぶりに見るリリエラは俺と目が合うと、熱っぽい目で見つめながら俺の名前を呼んできた。

ミーナと同じ顔だが、リリエラは髪を分けて目が少しつり目気味のため、少しヤンチャな雰囲気のある顔。

そんな俺好みの顔で名前を呼ばれると、キュンとして顔が熱くなった。

「リリエラ」

「…分かってるよミーナ。リュカ様、女性と性交渉する時にはこちらの潤滑油を使って、相手の蜜穴をほぐしてあげる必要がございます」

そう言ってリリエラが取り出したのは、瓶に入った半透明の液体。

恐らくそれは潤滑油…現代で言うローションのようなものだろう。

「この液をたっぷり使ってほぐした後にリュカ様の性器を挿入するんですが、その時の穴はトロトロの気持ち良い穴になってるはずです」

「そのような中に挿入しても、すぐにリュカ様は射精することは許されません。女性側が絶頂を迎えた際に、リュカ様も射精が許されるのです」

なんで男側がそんなに奉仕しなくてはいけないのかと甚だ疑問だが、これも恐らく俺を苛めるための嘘だろう。

「なのでリュカ様、これからリュカ様はこちらが許可をするまで、自分で射精を限界まで耐えてください」

「今度は途中で手を止めることはいたしません。ここでご自身の快楽への限界を知るのです。まぁ…射精をしましたらお仕置きをしますが」

「お仕…置き…」

その言葉だけでチンポは喜ぶようにヒクつき、その言葉のいやらしさにドキドキしてしまう。

「えぇ、お仕置きです。ですのでリュカ様、これからは更に快感が強くなりますので、心して耐えてください」

ミーナのそう言う声が聞こえると、後ろから瓶の蓋をポンと開ける音がした。

そして同じようにリリエラも目の前でビンを開けて、その中身をたっぷりと嵌めている手袋へと垂らしたのだ。

グチュグチュといやらしい音を立てながら両手を絡ませ、その嵌めている手袋全体にローションを広げていく。

後ろからも同じ音がするため、ミーナも同じように手袋をローションまみれにしているはずだ。

「ふふっ、トロトロの手袋おマンコが出来上がりましたよ。これからリュカ様の性器を、これでたっぷりと気持ち良くして差し上げます」

「今まで以上に気持ち良くなってしまうかと思いますが、ちゃんと我慢してくださいね」

「あぁっ、そんなん無理っ、無理だからっ」

「そんな怯えないでください。ただ快感を我慢するだけですよ」

「そうですよ。すっごく気持ち良いのに耐えるだけなんですから。ではいきますよ」

2人の笑みを含んだ声が聞こえると同時に、ヌルヌルの手袋の手が俺の身体に触れた。

「んぁぁぁああ"ああ"ああ"っっ♡」

ミーナの手がチンポを両手でオナホのように包み込み、リリエラの手が両方の胸の上で広げて置かれる。

ローションが手の温度で温められており、想像以上にヌルヌルになっていた手袋は、散々寸止めをされて敏感になった身体に、触れただけで容赦なく快感を与えてきた。

「ではもっと気持ち良くしていきます」

「我慢してくださいね」

そしてその2人の手が動き始めた。

「んはぁぁああああっ♡おぉぉおおおおおっ♡」

リリエラの手が胸の全体を平で撫でながら両乳首を擦った後、指を乳首の先端で止めてコリコリとそのヌルつく指先で弾く。

そしてミーナの手は、ヌプヌプといやらしい水音を立てながら、そのヌルヌルの手袋をチンポに吸い付かせて上下にシゴき始めた。

「あぁぁぁあああっ♡おふぉおおおおっ♡」

乳首ヌルヌルでさっきより気持ちぃいっ♡チンポ気持ち良すぎて蕩けるっ♡

「凄く気持ち良いでしょうけど、射精してはいけませんよ」

「リュカ様、顔をお上げください」

ローションまみれの2人の手袋の手で与えられる恐ろしい程の快感に悶える中、リリエラに言われて顔を上げる。

目の前にあるのは発情したようなリリエラの余裕のない顔。

それが見えた瞬間リリエラに唇を奪われ、そのまま口内へと舌が無理やり入り込み蹂躙された。

「んんんん"んん"ん"んんーーっ♡」

リリエラからの激しいキスに脳が興奮し、身体の感度が更に上がったのを感じる。

そんな中2人の手は容赦なく俺の乳首とチンポを襲った。

両方の乳首をヌルヌルの白い指先でこちょこちょくすぐられ、チンポはカリ首の溝を擦り上げながらズポズポと搾られていく。

「ここの溝をほじられると気持ち良いですよね。耐えてください」

「んはぁぁあああああっ♡」

あぁっ、カリ首気持ち良いぃいっ♡気持ち良くてバカんなるっ♡

「んっ、ほら、乳首こうされるのが好きでしょ?ちゅっ、こうやってこちょこちょって」

「おふぉぉおおおおっ♡」

チューされながら乳首こちょこちょやばいっ♡乳首でイきそうんなるっ♡

そんな容赦なく責められ、散々焦らされた俺の身体で我慢できるはずもなく、チンポの根元から精液が上がってくるのを感じた。

「んんっ、んふぉおおおっ♡い、イクっ、イっちゃうぅっ♡んんん"っ」

「いけません。我慢してください」

「んっ、リュカ様、耐えてください」

そう言う2人の手は今回は止まらない。

それどころか言葉では制止するが、手は俺をイかせようと動きを早めてきたのだ。

乳首はキュッと摘ままれながらクリクリと撫でられ、チンポはヌルヌルの手袋で根元から先端までグチュグチュにシゴかれながら、先端をキュッと何度も搾られる。

「んんっ、あぁぁあああああっ♡無理ぃいいっ♡んちゅっ、イグイグイグーーっ♡」

もっ、無理っ♡出ちゃうっ、出ちゃうっ、もう無理っ、無理っ、あぁっ、気持ちぃっ♡死んじゃうっ♡無理っ、イクっ、イクイクイクイクっ!!

チンポにいくら力を入れてももう無駄だった。

2人のいやらしい白い手によって快楽を与えられ続けた身体は、もうとっくに限界だったのだ。

「んんんん"っ♡イグぅぅうううううううっ♡おぉぉぉおおおお"おお"おお"おおっっ♡!!!」

絶叫と共に俺のチンポからは精液が吹き出した。

ようやくできた射精で、狂いそうな程の強烈な快感の大波が襲ってくる。

「んぁぁあ"あああ"ああ"あああ"っっ♡!!」

ビュルビュルと快感と共にミーナの手袋の中に吐き出される精液。

その度に快楽で身体が大きく震え、開け放たれたままの口はリリエラの舌に好き勝手に犯された。

今まで得たことのない快感の連続に、目からは気付かない内に涙が流れていた。

「あぁ、イってしまわれましたね…ではお仕置きに移らせて頂きます」

漸く快感の大波が去りそうになった時、ミーナのそんな無慈悲な声が聞こえた。

そして再び射精したばかりの俺のチンポを、ミーナの手袋の手がシゴき始めたのだ。

「えっ、あっ、嘘っ、む、無理っ、無理無理無理無理!!!あ"ぁぁぁぁ"ああああああああああっっ!!!」

しかもただシゴくだけでなく、ミーナはカリ首の溝で指で輪を作って嵌め、そのまま亀頭を手の平で覆って亀頭だけをシゴいていた。

敏感なカリ首の溝をヌルヌルの指の輪で擦り上げられ、亀頭をクチュクチュと搾られる。

「んがぁぁあああ"あああ"あっっ!!!ぐずぐっだぃいいいいっ!!あ"ぁぁああ"ああ"あっ!!やめでぇぇえええっ!!!」

「私はお仕置きだと言いましたよね。女性を満足させられるような、強い亀頭にこのまま育てましょう」

「あ"ぁぁああ"ああ"あっ!!無理ぃいい"いいい"い!!!」

射精直後のチンポは敏感過ぎて、あまりの刺激の強さに足がガクガク震え、四つん這いになる力が無くなった俺は、刺激に耐えるために目の前のリリエラに力強く抱きついた。

リリエラの身体がビクっと震えた気がするが、そんなことを気にする余裕なんてない。

「リュカ様…」

するとリリエラは耳元で優しく俺の名前を呼ぶと、そのまま再び俺の乳首を摘まんできた。

「んひぃいいいいっ♡んぁぁあ"ああ"あ"ああっ♡」

一瞬乳首への快感でチンポへの刺激が飛んだが、すぐに猛烈なくすぐったさに襲われてしまう。

「リュカ様、下半身の力をなるべく抜いて、私の弄ってる乳首の快感とキスに意識を向けてください」

リリエラはそれだけ言うと、抱き付く俺の方へと顔を向けた。

俺は少しでもこのくすぐったさを誤魔化すために、リリエラの唇へと自分の唇を合わせると、むさぼるような激しいキスをした。

リリエラは俺の舌を受け止め、リリエラの舌と絡めながら、ヌルつく手袋の白い指で俺の乳首を優しく撫でる。

「んんんん"ん"んっ♡じゅぷっ、んんんんんんんんっっっ!!!」

それでも続くミーナの射精直後の亀頭責めの強すぎる刺激。

先程リリエラに言われた通り、俺はなんとか下半身の力を抜いて、リリエラの弄る乳首へと意識を集中させた。

すると、猛烈なくすぐったさがチンポを襲う中、乳首を撫でるリリエラの丁寧な刺激の快感もジワジワと感じるようになってくる。

「んん"んんんん"んっ!!!んはぁっ、んんっ♡」

「んんっ、リュカっ様、ちゅっ、好きっ、んんっ、好きですっ」

キスの合間に、リリエラが熱い声で俺への思いを告げてきた。


その時だ。


「んん"んん"んん"んん"んっっっ!?!?」


カチッとスイッチが変わったかのように、あんなに強すぎてくすぐったかった亀頭への刺激が、一気に快感へと変わったのだ。

「んん"んん"んんん"んんんっっっ♡んはぁっ♡なっ、これっ、あぁぁああああああああっっ♡」

きっ、気持ちぃいっ♡何これっ、亀頭気持ちぃいっ♡あぁっ、狂うっ♡快感でぶっ壊れるっ♡

ただチンポをシゴくような快感ではなく、身体の奥から無理やり引き出されるような、狂いそうなまでの快感。

「気持ち良くなれて偉い偉い」

快感を得始めた俺に気付いたのか、リリエラは俺から唇を離して優しげに微笑み、俺の乳首をシコシコとシゴいた。

「んぁぁあ"ああ"あっ♡気持ち"ぃい"いっ♡ダメっ、無理っ、気持ち"ぃいっ♡お"ぉ"おおおっ♡」

強烈な快感を得るようになってしまった亀頭に、更に乳首への快感が加わり、俺はリリエラに抱き付きながらその快感を受け続ける。

「はぁ、リリエラは甘いですね。まぁ良いでしょう。リュカ様、このまま亀頭イきしましょうか」

気持ち良すぎてガクガク震える太股の後ろから、ミーナの呆れるような声が聞こえた。

そして亀頭をギュッと亀頭を掴み直すと、そのまま牛の乳を搾るようにグチュグチュと擦られる。

「お"ぉぉお"おお"おおっ♡気持ぢぃ"い"いいいい"いっ♡あぁぁああっ、ごわれるぅ"う"ううっ♡」

「よしよし、気持ち良いね。そのまま気持ち良いのに身を任せてて」

2人から与えられる快感に狂う俺に、リリエラが耳元で優しく囁いた。

するとチンポの奥から、精液とは違うものが上ってくるような、理解のできない感覚がこみ上げてきた。

「んぁぁ"ああ"あああ"あっっ♡なんがっ、出るぅうう"う"っ♡お"ぉおぉ"おおお"おっ♡」

「リュカ様、そのまま出してください。怖がらなくて大丈夫ですよ」

するとミーナも俺へ優しくそう言うと、亀頭を搾りながらもう片方の手で玉をサワサワとくすぐるように撫でてくる。

「あひぃぁああああああああっ♡ダメっ、それダメっ、んふぉぉおおおおおっ♡」

玉こちょこちょダメぇっ♡チンポなんか出るっ♡気持ちぃの出るっ♡

亀頭に合わせて玉まで刺激されたことで、その上ってきていた液体が一気にスピードを上げた。

「リュカ様、亀頭イきしてください」

「リュカ、そのまま出しちゃって」

2人の声が聞こえ、リリエラに再びキスをされながら乳首をキュッと強く摘ままれ、ミーナに玉を撫でられながら亀頭をグチュリと搾られた瞬間。


「ん"んん"んん"んんん"んん"んんんん"んんーーーっっ♡♡!!」


頭が真っ白になるような先程の射精よりも強い快感と共に、水に近い液体がチンポから吹き出したのだ。

強すぎる快感のあまり身体はビクビクと大きく揺れ、意識がぶっ飛びそうになる。

「んん"ん"んんんんーーっっ♡!!んはぁぁああ"ああ"っ♡!!」

長く長く続く快感。

ミーナの手で掬いきれない程の潮はベッドへと大量に溢れていたが、快感のあまりそのままリリエラに身体を預けながらベッドへと倒れた。

シーツがグショグショになことなど今はどうでも良い。


あぁ…最高だ…


二人からの責めは、俺が画面越しに想像していたよりも何倍もエロくていやらしくて気持ち良かった。

身体は疲れ切っていたが、こんなことが実現するなんて子供を庇った甲斐があったと思うほどに俺を満たしていた。

「大丈夫ですかリュカ様」

「後の片づけは私達に任せてゆっくり休んでて」

俺を気遣う二人の優しい声が聞こえ、俺はそのまま意識を手離した。



■■■■■■■■■■



暫くして目を覚ますと、身体もベッドも綺麗にされた上で、俺はベッドへと寝かされていた。

「お身体のお加減はいかがですか」

「大丈夫…ですか」

そんな俺をミーナはいつもの笑みで、そしてリリエラは心配そうな顔で声を掛けてくる。

「あぁ、大丈夫だ。気持ち良過ぎて気を失ったんだな…」

そう言いながらゆっくりと身体を起こす。


本当に気持ち良かった…


辛いこともあったが、あれを味わったらもう戻れない程に、2人の責めは俺を虜にしていた。

既に俺に執着しているように思えたが、絶対に2人を手離したくない俺は、最後に二人に楔を刺すことにした。

「ミーナ、リリエラ」

「「はい」」

「二人にこんなに気持ち良くされたら、俺は他の女で満足できるのか不安だよ」

俺がそう言うと、ミーナとリリエラの身体がピクリと動いた。

「そうなったら、ちゃんと責任取れよお前ら」

あくまで冗談っぽく言ったが、これは二人に俺を自分達のものにできるかもしれないと思わせ、俺に更に執着させるための罠。

この先ずっと俺だけを愛するようにするため、これからも二人に沢山隙を見せ、甘やかしてやろう。

大丈夫。俺はこのゲームを何度もプレイしている。

これから主人公が現れようと二人に訪れる試練は俺が全て解決し、二人を主人公なんかに渡しはしない。

「ミーナ、リリエラ、苦労を掛けるが今後も俺の夜伽の相手を頼むぞ。この教育は信頼しているお前ら以外には任せられないからな」

俺が意識して作った純粋そうな笑顔のまま二人の目をそれぞれ見て言うと、二人は何かを含むような満面の笑みで答えた。


「「勿論です」」



END


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