Home Artists Posts Import Register

Content

転生したらゲームの中だったなんて小説は世の中に沢山あり、俺も好きで色々と読んできていた。

しかしまさか自分がそうなるなんて思わなかった。

しかもここは俺が生前やり込んでいたエロゲーの中だったのだ。

と言っても俺は主人公ではなく、ゲームのモブの一人である公爵家の嫡男ただった。

主人公でも無ければ、ヒロイン達と良いことのできる悪役ですらなく、ただただちょっと性格が悪いだけでストーリーに当たり障りのない役である。


転生させてくださった神様。俺のことが嫌いなんですか…?


前世では見ず知らずの子を助けるために車にはねられて死んだのだから、少しは楽しめるような転生先でも良いじゃないか。

できれば俺だって主人公に転生して、前世の攻略の知識を活かして可愛い攻略対象たちとエッチな展開を迎えたかった。


『異世界ハーレム』


通称『いせハー』は、平民である主人公が公爵家に来るところからストーリーは始まる。

天涯孤独である主人公は平民の学校でズバ抜けて優秀な頭をしており、それに目をつけた公爵家…つまり俺(リュカ)の親父が引き取ることにしたのだ。

そこから出会うヒロイン達の過去のトラウマや数々の問題を解決しながら恋愛をしていき、最後は選んだ一人と結ばれる…もしくはハーレムエンドを迎えることもできるテンプレのような物語だ。

俺が前世でこのゲームにハマった理由は3つある。

1つ目理由は攻略対象がめちゃくちゃ俺好みの子が多かったこと。

攻略対象者は全部で8人だが皆顔が良いのは当然として、髪型やスタイル、性格含めて俺の好みを突いてくるキャラが多かったのだ。

2つ目はエロシーンがかなり濃厚であること。

シナリオを重視したゲームだと言うのに、エロシーンは抜きゲーにも負けない程に描写やプレイが濃厚であり、かなりマニアックなプレイまで収録されていたのだ。

そして一番重要な3つ目の理由。

それは攻略対象者達の衣装だ。

普段の衣装が可愛いと思っても、エロシーンでは裸になってしまうエロゲーが多いなか、このゲームはエロシーンでもそのキャラ特有の衣装のままで、着衣プレイであることが多かったのだ。

手袋フェチである俺的にはこれがかなり重要な要素で、普段手袋を嵌めているキャラクターがいざエロシーンになると裸になっており、残念な気持ちになることが多かったが、このゲームでは手袋のキャラはエロスチルの中でも嵌めたままだったのだ。

シナリオゲーというだけあり純粋に物語も面白かったのだが、俺はこのゲームをやっていたのはオカズとしての役割が大きい。

特に攻略対象である双子メイドとのエロシーンでは何度抜いたか分からない程だ。

もし俺がこのゲームの主人公に転生していたら、迷わず双子ルートを突っ走ったことだろう。


「はぁ…」

鏡に映るモブである主人公の義兄の顔の自分を見て、上手くいかない現状に思わずため息が出た。

義兄であるリュカ自体は憎めないキャラだが、だからと言って自分がなりたいという訳ではない。

しかしふとその鏡の顔に違和感を感じた。


あれ、俺若くね?


生前の俺よりもリュカは若い設定だしそれ自体は問題無いのだが、そうじゃなくて俺の知っているリュカよりも大分顔が若いのだ。

確かゲームの始まりは主人公が18になった時なので、その義兄であるリュカは20だったはず。

それにしては鏡に映る俺の姿が若い気がしたのだ。

どう見ても10代にしか見えない。

俺は今の時間軸を確認するため、部屋の机に投げ出された新聞を広げた。

英和17年7月8日…

確か主人公を公爵家が引き取ったのは英和20年だったはずだから、つまり今は物語が始まる3年前と言うことになる。


あれ、これってもしかして主人公より先に落とせんじゃね…?


勿論主人公しか交流がない奴らは難しいが、俺でも交流が持てる王女や女騎士、メイドや令嬢達ならもしかしたらいけるのではないだろうか。

そう。俺が一番攻略したいメイドはなんと言っても俺の家のメイドなのだから。

攻略対象達が抱える闇や問題は、攻略した俺なら主人公の代わりに解消してやることは造作ない。

主人公には悪いが、双子のメイドは俺が俺が貰おう。

双子メイドは結構性癖が偏っているし、他の攻略対象なら好きにハーレムしてもらって良いから許せ主人公。


そうと決まれば…


今は朝の7時。

俺は改めてベッドへと戻り、今起きたていを装ってサイドテーブルに置かれたベルを鳴らした。

ほどなくしてドアがノックされ、部屋へと一人のメイドが入ってくる。

「リュカ様、お呼びでしょうか」

中へと入ってきたのは、現代で言うと高校生程の年齢に見えるメイドだった。

「……ミーナ」

そう。この女こそ攻略対象の一人である双子メイドの一人、ミーナだった。

今の俺の年齢が17だから、確か双子の年齢は1歳上の18歳のはず。

銀色の髪に薄い緑色の瞳、まだ未成熟ながらモデルのようにスタイルの良い美少女。

黒を基調としたメイド服を纏い、手には俺好みの手の甲に三本線のある真っ白な手袋をキチンと嵌めていた。


可愛い…!!


生でみたら思わずうっとりしてしまう程に顔面偏差値が高く、まだ見習いとは言え公爵家のメイドとして動きは洗練されている。

「んんっ…水を持ってきてくれ」

「かしこまりました」

そう頭を下げながら言うと、ミーナは静かにドアを閉めていなくなってしまう。

ミーナはこの屋敷のメイド長の一人娘であり、子であるミーナは15になった時から屋敷のメイド見習いとして俺についていた。

『一人娘』

俺はゲームを攻略しているからミーナが双子だと知っているが、本来なら今は彼女が双子だということは親であるメイド長と家令、そして本人達しか知らない。

雇い主である俺の両親すらもそれを知らないのだ。

それはこの国が双子を悪しきものとする風潮があり、双子で生まれば場合は必ず一人は殺さないといけないと決まっているからだ。

メイド長の子供が双子だと分かった時、俺の父は長年忠義を示してきたメイド長だというのに、片方を殺すように命じたのだ。

鬼畜親父が…

しかし双子が生まれる寸前に戦争で亡くなった旦那の忘れ形見である子供を殺すことはできず、メイド長は周りには一人は死んだと思わせておきながら、公爵家にある使用人向けの家の地下でその子を育てることにした。

流石にメイド長だけで育てることはできず、長年の仕事の相棒である家令の力を借り、見事に屋敷や世間を騙しながらここまで来たのだ。

まぁ本当はメイド長以外にも協力者はいるのだが…

そしてこの双子だが、実は日頃から入れ替わりをしている。

それは片方が浮世離れしないようにするための策で、見た目の同じ双子にしか使えないもの。

日によって双子は入れ替わり、その日学んだことや起きた出来事を地下でもう片方に共有し、双子は揃ってメイドとして成長をしていった。

そして主人公は、この家に来たときにその入れ替わりを見破ることになる。

双子との恋愛はそこから始まるのだ。

当のリュカだが、その事実を知るのは主人公がそれを見破った後のことだった。

そもそも使用人達に興味のないリュカは、双子の入れ替わりに全く気付いていない。

だからこそ見破った上で、双子が悪という考えを持っていない主人公に二人は興味を持ち始めるのだった。


「失礼します」

ドアがノックされ、水を持ったミーナが部屋へと入ってくる。

「どうぞ」

そしてそのまま水差しからコップへと水を灌ぐと、まだベッドにいる俺に向かって差し出してきた。

「ありがとう」

それを受け取って飲み干すと、よく冷えた水が喉を通過するのが気持ち良く感じた。

飲み切った俺は、改めてミーナの顔を見ながらなんでもないようなことのように自然とそれを口に出す。


「で、お前らはいつ俺の前に二人で来てくれるんだ?」


「え…?」

そう言うと、戸惑うような目で俺を見つめてくるミーナ。

恐らくその一言では俺がどこまで知っているかが分からず、どう答えて良いのか考えているのだろう。

「リュカ様、大変失礼ながら申し上げます。2人と言うのは私と母…メイド長のことでよろしいでしょうか」

「だから、ミーナ達のことだよ。昨日のお前と今日のお前は別人だろ。ずっと気になってたが、日によって入れ替わってんのか?」

「っっっ!!」

そこまで言ってやるとミーナは驚愕したように口を開け、何も言えずに固まっていた。

「安心しろ。国の事情は当然俺も分かっている。お前らは双子なんだろ?取り敢えずメイド長に言って、俺の前に二人揃った状態で来い」

「っっ、失礼します」

俺がそう言うと、焦ったようにミーナは部屋から出て行ってしまう。

恐らくメイド長である母親に相談に行くのだろう。


双子ルートはエンディングがいくつかある。

双子の片割れはリリエラと言う名前で見た目はミーナとほとんど同じだが、性格にはかなり違いがある。

簡単に言うとミーナは笑顔で敬語を崩さない腹黒で、リリエラは口の悪いツンデレ。

そんな二人とそれぞれ1対1で結ばれるENDがそれぞれあり、もう一つ双子と同時に結ばれるエンドがあった。

双子と同時に結ばれるエンドは、ゲームとしてはメリーバッドエンド…つまり本人達は幸せそうだが端からみたらバッドエンドに見えるエンドだ。

しかし俺はそれが性癖にドンピシャだったのだ。

だから今回俺が目指すのはそのエンド。

この双子エンドに入るには条件がいくつかある。

1つ目は双子の違いを正確に見極められるようになること。

2つ目は双子それぞれの闇を解消して執着されること。

そして3つ目は双子として公爵家で正式に働くことを許可されていないこと。

この3つが揃って初めて双子とのバッドへと行けるのだ。

バッドエンドの内容は主人公が双子に執着されて連れ去られて地下の部屋に監禁され、永遠に双子に飼われるエンド。

正直監禁されるのはちょっと怖い気もするが、性癖の歪んだ双子に代わる代わるプレイをされるシーンは、生前の俺のオカズナンバー1だった。

主人公と違って公爵家の嫡男である俺を監禁することはできないかもしれないが、二人からの執着を受けてプレイまではできるかもしれない。


そう考えた俺の行動は早かった。

まずは部屋に双子を連れて来たメイド長がすぐさま土下座をしたのを止めさせ、父親には言わないことを約束する。

そしてメイド長には部屋を出て行ってもらった上で二人を抱き寄せ、『お前らが二人とも生きていてくれて良かった。これからも二人で俺を支えてくれ』と双子であることを認めてやったのだ。

二人はこれまで双子であることを負い目に感じながら生活をしてきた。

双子ではなくただの姉妹だったら、自分さえいなければ、そうお互いに感じながら生きてきた二人は、初めて主人公に双子としての存在を認められ、そこから執着が始まるのだ。

だから今回俺はそれを奪った。

今まで苦しんだであろうことを言葉に出して慰めてやり、二人が生まれてきたことを祝福してやったのだ。

そしてこれからは公爵家の嫡男として二人をなんとか屋敷に認めさせてみせると言ったところで、二人は涙を流しながら感謝の言葉を述べていた。

これで第一段階はクリアだ。

次に双子の闇を解消してやる必要がある。

まずは姉であるミーナの方。

ミーナはいつも笑顔で余裕があり、優秀で完璧なメイドだった。

しかしそんな笑顔は、全て自分の感情とは無縁のもの。

ミーナはこの双子を隠しながら生活していく上で、自分の感情を枯らしてしまっていたのだ。

それは感情表現が豊かな主人公に恋をすることで、徐々に感情を取り戻していくのだが、それも俺が代わりに担うことにした。

メイドがミーナの時は不自然でない程度にスキンシップを図り、やり過ぎな程に自分の感情を思い切りぶつけ続けたのだ。

それが功を奏したのか、1年程経った頃には俺に対してだけは自然な笑顔を見せるようになり、そしてミーナからも俺に対してスキンシップを図るようになってきたのだ。

これでミーナは完了した。

そして次にリリエラだ。

妹であるリリエラは、ミーナと見た目は同じだが中身は全く異なっていた。

同一人物を演じているため、人前では笑顔で余裕のある雰囲気を纏っているが、姉のように上手くこなせないことが多く、日々姉に劣等感を募らせていた。

だから俺は、リリエラがメイドを行っている時は、ミーナとは違うリリエラの良さを言葉にして伝えてやった。

そして俺と二人の時だけはミーナを演じず、リリエラのまま接することを許したのだ。

敬語が苦手でミーナよりも少し荒っぽいリリエラだが、ミーナよりも人の感情の動きに敏感だった。

だから不器用なりに俺のために動いてくれるので、それを都度都度褒め、リリエラと言う人物を認めてやったのだ。

その甲斐あって、ミーナと同じく1年経つ頃には劣等感はなくなったようで、二人きりの時はミーナよりも自分の方が俺の役に立つと俺にアピールまでするようになってきていた。

これで第二段階はクリア。

そして三つ目の、公爵家で双子として働かせないという条件。

これは簡単で、本当ならすぐにでも双子を俺の父親に認めさせる手筈はできているのだが、それを敢えてしないだけで良かった。


そしてここで2人のルートに入れているか確認ができるイベントがある。

夜伽相手の選択だ。

この世界の貴族は18になる時に夜の教育が施されるのだが、好感度が高ければその相手にこの双子を選択することができるのだ。

本来は主人公のためのイベントであり、俺はゲーム登場時は既に20だったため既に夜伽は終えていたと思われるが、今の俺は18のため、今から夜伽教育が行われるはず。

もしゲームのシステムが俺にも適用されるのなら、18歳になる誕生月の翌月、メイド長より俺に打診があるはずだ。


俺の考えていた通り、メイド長は誕生月の翌月に夜伽相手を選ぶように言ってきた。

しかも俺の思惑通り、ミーナとリリエラはそれぞれ自分がメイド担当の日に、自分を夜伽の相手に指名をして欲しいと言ってきたのだ。

勝利を確信した俺は、どちらかを選ぶことはできないと答え、できることなら二人にお願いをしたいと伝えた。

本来なら『どちらかを選ぶことはできない』の選択肢を選べば、自然と二人が相手をすることになるのだが、ここは念を入れて二人が良いと敢えて伝えた。

これでバッドエンドが確定したはず。


そしてその夜、二人は夜伽のために俺の部屋を訪れてきたのだ。


「本日リュカ様の夜伽を担当しますミーナです」

「同じくリリエラです。よろしくお願いします」

二人がやけに真面目に挨拶をするのがなんだか面白く、俺は思わず吹き出してしまった。

「ははっ、よろしく頼むよ。こう言ったことは初めてで、何が正解かも分からないからな。2人が相手なら安心できるよ」

「お任せください」

「まぁ私達に任せなさ…お任せください」

早速敬語が取れたリリエラだが、ミーナに睨まれすぐに敬語に直した。

この夜伽だが、実は双子によるある作戦が実行されている裏のあるものだった。

双子はこの夜伽で俺にまともな性戯を教えるつもりは毛頭ない。

ゲームでは主人公相手に自分達に依存をするように、主人公が性の知識がないのをいいことに二人は協力して性癖を歪ませにくるのだ。

だから俺は敢えて『何が正解か分からない』と性の知識がないことを予め伝えた。

まぁ俺は前世の知識があるからそんな訳ないのだが、ここは双子に合わせてプレイを楽しみたい。

二人の行うプレイは既に分かっているし、それが俺の性癖なのだから。


「ではこちらへ」

ミーナとリリエラは先に俺用のキングサイズのベッドへと横になり、俺が来るのを待っている。

二人ともあくまで性を教える相手としてベッドに上がっているため、勿論メイド服を着たままであり、手にはピッチリと白い手袋を嵌めたままだ。

部屋に来る前に他のメイドによって身体を清められていた俺は、下着も何も身に着けていない状態でガウンを羽織っていただけのため、それを脱いでベッドへと上った。

「少し恥ずかしいな…」

俺とは違い、ばっちりと着衣のままの二人の間に開けられた空間。

そこへ裸でいくのはあまりにいやらし過ぎて、待ちに待った瞬間だというのに照れてしまう。

「大丈夫ですよ。リュカ様は私達に身を任せてくださるだけで良いので」

「そうだ。私達に任せな…ください」

ミーナの優し気な笑顔と、変な敬語を使うリリエラの無邪気な顔を見て安心した俺は、二人の間に挟まれるように仰向けになった。

すると両脇から二人が俺に密着するように距離を詰めてくる。

「リュカ様…」

ミーナに呼ばれて振り向くと、思った以上に近くにミーナの顔があって驚いた。

そしてそのままミーナに顎を掴まれ、サラリとした手袋の指の感触が触れてドキっとした瞬間に整った顔が近づいてきてキスをされる。

「んんっ…」

唇を何度か啄むように重ねられ、次に長く押し当てられたと思ったら舌で俺の唇を開けようとしてきた。

口を小さく開けるとそこから舌が入り込み、そのまま俺の舌を絡み取りながら丁寧に口内を犯される。

「んちゅっ…んっ…はっ…」

ねっとりといやらしいキスのせいで息が荒くなり、気持ち良くて頭がフワフワしてきた。


キスってこんなに気持ち良いのか…


前世では人並以上に性の知識はあったが、実際にそういった行為を誰かとしたことの無かった俺は、そんな舌の絡む大人のキスに夢中になってしまう。

「んっ…ちゅるっ…」

「んんっ…リュカ様は可愛いですね」

少し唇を離し、俺の目を見て優しく笑って言うミーナにドキドキしてしまい、思わず目を反らしてしまった。

そして再びミーナの唇が合わさろうとした時。

「ちょっと、次は私の番でしょ。まったく、最初は私からが良かったのに」

そう言って今度はリリエラに顎を掴まれて逆の方向を向かされてしまう。

そして目の前にはミーナと同じく整った顔をしたリリエラの顔が見えた。

ミーナが前髪を下ろしているのに対し、今日のリリエラは前髪を分けておでこを出している。

それがとても似合っていていつもよりも可愛らしく感じた。

「んんんっ…」

そして再び合わさる唇。

ミーナとは違って、リリエラのキスは少し荒々しかった。

最初から舌で口をこじ開けられ、無理やり舌を絡み取られると、そのまま口内を激しく犯された。

「んっ、じゅぷっ、んちゅっ」

先程までの丁寧なキスとは違い、息もできない程の情熱的なキス。

それぞれの性格を表すようなキスに、俺の身体は既に熱を持ち始めていた。

「んんっ、リュカっ、ちゅっ、リュカっ」

「んっ、はぁっ、じゅぷっ、んんんっ」

俺の名前を呼びながら、何度も何度も唇を合わせて舌を絡ませるリリエラ。

その激しいキスの連続に必死に答えていく。

「こらこら、あなたが夢中になってどうするの。これはリュカ様の夜伽教育なのよ」

「んんっ…ふんっ、分かってるよ」

「はぁっ…はぁっ…」

再びミーナに顎を掴まれて離され、ようやくリリエラのキスから解放され、俺は上がった息を整えようと深い呼吸を繰り返す。


やばい…二人共めっちゃ俺のこと好きじゃん…!!


現実世界では見たことの無い圧倒的美人双子に代わる代わるキスをされ、俺は既に舞い上がっていた。

これからこの二人とエロいことをする……考えただけで鼻血が出そうだ。

「ではリュカ様、力を抜いてそのまま仰向けに寝ていてください」

ミーナが甘い笑顔を浮かべて俺に言うと、優しく俺の頭を枕へと置いた。

すると2人はグッと距離を詰めて、両隣から顔を耳へと近づけてくる。

「これからリュカ様の身体に触れさせて頂きます」

「ちゃんと良くしてあげ…差し上げますので、安心して身を任せてください」

耳元で聞こえる二人の良い声。

ミーナの柔らかく穏やかでしっとりとした色気のある声と、リリエラの張りが強くて甘めの高い声で囁かれると、ゾクゾクしてそれだけで身体が震えてしまう。

そんな中、2人の手が俺の身体へと触れた。





続きは3月20日に他プランでも公開予定

現在タバコプランにて先行公開中

全文約21200文字

Files

Comments

No comments found for this post.