【サンプル】『乙女ゲームの攻略対象に転生したから、双子執事は俺が貰います』【男の手袋、快楽責め、寸止め、射精直後責め、亀頭責め、潮吹き】 (Pixiv Fanbox)
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転生したらゲームの中だったなんて小説は世の中に沢山あり、俺も好きで色々と読んできていた。
しかしまさか自分がそうなるなんて思わなかった。
しかもここは俺が生前やり込んでいた、18禁の乙女ゲーの中だったのだ。
と言っても俺は主人公ではなく、まさかの攻略対象の一人である公爵家の嫡男になっていた。
ゲイである俺がなんで女主人公と恋に落ちる役に転生したのかは謎だが、どんなに主人公が可愛かったとしても俺は好きになることは決してないだろう。
転生させてくださった神様。俺のことが嫌いなんですか…?
前世では見ず知らずの子を助けるために車にはねられて死んだのだから、少しは楽しめるような転生先でも良いじゃないか。
できれば俺だって女主人公に転生して、前世の攻略の知識を活かしてイケメン攻略対象たちとエッチな展開を迎えたかった。
『夢帝国の揺れる華』
通称『夢華』は、平民である主人公が公爵家に来るところからストーリーは始まる。
天涯孤独である主人公は平民の学校でズバ抜けて優秀な頭をしており、それに目をつけた公爵家…つまり俺(リュカ)の親父が引き取ることにしたのだ。
そこから出会う男達の過去のトラウマや数々の問題を解決しながら恋愛をしていき、最後は選んだ一人と結ばれるというよくある物語だ。
俺が前世でこのゲームにハマった理由は3つある。
1つ目理由は攻略対象がめちゃくちゃ俺好みの男が多かったこと。
攻略対象者は全部で8人だが皆顔が良いのは当然として、髪型や体形、性格含めて俺の好みを突いてくるキャラが多かったのだ。
2つ目はエロシーンがかなり濃厚であること。
乙女ゲームだと言うのに、エロシーンは抜きゲーと呼ばれる男性向けのエロゲに負けない程に描写やプレイが濃厚であり、かなりマニアックなプレイまで収録されていたのだ。
そして一番重要な3つ目の理由。
それは攻略対象者達の衣装だ。
普段の衣装がかっこ良いと思っても、エロシーンでは裸になってしまう乙女ゲームが多いなか、このゲームはエロシーンでもそのキャラ特有の衣装のままで、着衣プレイであることが多かったのだ。
手袋フェチである俺的にはこれがかなり重要な要素で、普段手袋を嵌めているキャラクターがいざエロシーンになると裸になっており、残念な気持ちになることが多かったが、このゲームでは手袋のキャラはエロスチルの中でも嵌めたままだったのだ。
純粋に物語も面白かったのだが、俺はこのゲームをやっていたのはオカズとしての役割が大きい。
特に攻略対象である双子の執事とのエロシーンでは何度抜いたか分からない程だ。
もし俺がこのゲームの主人公に転生していたら、迷わず双子ルートを突っ走ったことだろう。
「はぁ…」
鏡に映る攻略対象である主人公の義兄の顔の自分を見て、上手くいかない現状に思わずため息が出た。
義兄であるリュカは俺も好きなキャラの一人だが、だからと言って自分がなりたいという訳ではない。
しかしふとその鏡の顔に違和感を感じた。
あれ、俺若くね?
生前の俺よりもリュカは若い設定だしそれ自体は問題無いのだが、そうじゃなくて俺の知っているリュカよりも大分顔が若いのだ。
確かゲームの始まりは主人公が16になった時なので、その義兄であるリュカは20だったはず。
それにしては鏡に映る俺の姿が幼過ぎた。
どう見ても10代にしか見えない。
俺は今の時間軸を確認するため、部屋の机に投げ出された新聞を広げた。
英和17年7月8日…
確か主人公を公爵家が引き取ったのは英和20年だったはずだから、つまり今は物語が始まる3年前と言うことになる。
あれ、これってもしかして主人公より先に落とせんじゃね…?
勿論主人公しか交流がない奴らは難しいが、俺でも交流が持てる王子や騎士団長、執事や宰相ならもしかしたらいけるのではないだろうか。
そう。俺が一番攻略したい執事はなんと言っても俺の家の執事なのだから。
ありがたいことにこの世界は昨今の事情からLGBTに配慮されているゲームの世界のため、男同士の恋愛は普通のものとして描かれている。
勿論攻略対象達は主人公と結ばれるのだからノンケだろうが、男の俺が相手に好意を持ったとしても嫌悪はされない可能性は高い。
攻略対象達が抱える闇や問題は、攻略した俺なら主人公の代わりに解消してやることは造作ない。
主人公には悪いが、双子の執事は俺が俺が貰おう。
他の攻略対象は好きにしてもらって良いから許せ主人公。
そうと決まれば…
今は朝の7時。
俺は改めてベッドへと戻り、今起きたていを装ってサイドテーブルに置かれたベルを鳴らした。
ほどなくしてドアがノックされ、部屋へと一人の執事が入ってくる。
「リュカ様、お呼びでしょうか」
中へと入ってきたのは、現代で言うと高校生程の年齢に見える男の執事だった。
「……セベク」
そう。この男こそ攻略対象の一人である双子執事の一人、セベクだった。
今の俺の年齢が17だから、確か双子の年齢は1歳上の18歳のはず。
銀色の髪に薄い緑色の瞳、まだ未成熟ながらモデルのようにスタイルの良いイケメン。
黒を基調とした燕尾服を纏い、手には俺好みの手の甲に三本線のある真っ白な手袋をキチンと嵌めていた。
かっこ良い…!!
生でみたら思わずうっとりしてしまう程に顔面偏差値が高く、まだ見習いとは言え公爵家の執事として動きは洗練されている。
「んんっ…水を持ってきてくれ」
「かしこまりました」
そう頭を下げながら言うと、セベクは静かにドアを閉めていなくなってしまう。
セベクはこの屋敷の執事長の一人息子であり、子であるセベクは15になった時から屋敷の執事見習いとして俺についていた。
『一人息子』
俺はゲームを攻略しているからセベクが双子だと知っているが、本来なら今は彼が双子だということは親である執事長とメイド長、そして本人達しか知らない。
雇い主である俺の両親すらもそれを知らないのだ。
それはこの国が双子を悪しきものとする風潮があり、双子で生まれば場合は必ず一人は殺さないといけないと決まっているからだ。
執事長の子供が双子だと分かった時、俺の父は長年忠義を示してきた執事長だというのに、片方を殺すように命じたのだ。
鬼畜親父が…
しかし双子を生んだことで亡くなった奥さんの忘れ形見である子供を殺すことはできず、執事長は周りには一人は死んだと思わせておきながら、公爵家にある使用人向けの家の地下でその子を育てることにした。
流石に執事長だけで育てることはできず、長年の仕事の相棒であるメイド長の力を借り、見事に屋敷や世間を騙しながらここまで来たのだ。
まぁ本当はメイド長以外にも協力者はいるのだが…
そしてこの双子だが、実は日頃から入れ替わりをしている。
それは片方が浮世離れしないようにするための策で、見た目の同じ双子にしか使えないもの。
日によって双子は入れ替わり、その日学んだことや起きた出来事を地下でもう片方に共有し、双子は揃って執事として成長をしていった。
そして主人公は、この家に来たときにその入れ替わりを見破ることになる。
双子との恋愛はそこから始まるのだ。
当のリュカだが、その事実を知るのは主人公がそれを見破った後のことだった。
そもそも使用人達に興味のないリュカは、双子の入れ替わりに全く気付いていない。
だからこそ見破った上で、双子が悪という考えを持っていない主人公に二人は興味を持ち始めるのだった。
「失礼します」
ドアがノックされ、水を持ったセベクが部屋へと入ってくる。
「どうぞ」
そしてそのまま水差しからコップへと水を灌ぐと、まだベッドにいる俺に向かって差し出してきた。
「ありがとう」
それを受け取って飲み干すと、よく冷えた水が喉を通過するのが気持ち良く感じた。
飲み切った俺は、改めてセベクの顔を見ながらなんでもないようなことのように自然とそれを口に出す。
「で、お前らはいつ俺の前に二人で来てくれるんだ?」
「え…?」
そう言うと、戸惑うような目で俺を見つめてくるセベク。
恐らくその一言では俺がどこまで知っているかが分からず、どう答えて良いのか考えているのだろう。
「リュカ様、大変失礼ながら申し上げます。2人と言うのは私と父…執事長のことでよろしいでしょうか」
「だから、セベク達のことだよ。昨日のお前と今日のお前は別人だろ。ずっと気になってたが、日によって入れ替わってんのか?」
「っっっ!!」
そこまで言ってやるとセベクは驚愕したように口を開け、何も言えずに固まっていた。
「安心しろ。国の事情は当然俺も分かっている。お前らは双子なんだろ?取り敢えず執事長に言って、俺の前に二人揃った状態で来い」
「っっ、失礼します」
俺がそう言うと、焦ったようにセベクは部屋から出て行ってしまう。
恐らく執事長である父親に相談に行くのだろう。
双子ルートはエンディングがいくつかある。
双子の片割れはシルバーと言う名前で見た目はセベクとほとんど同じだが、性格にはかなり違いがある。
簡単に言うとセベクは笑顔で敬語を崩さない腹黒で、シルバーは口の悪いツンデレ。
そんな二人とそれぞれ1対1で結ばれるENDがそれぞれあり、もう一つ双子と同時に結ばれるエンドがあった。
双子と同時に結ばれるエンドは、ゲームとしてはメリーバッドエンド…つまり本人達は幸せそうだが端からみたらバッドエンドに見えるエンドだ。
しかし俺はそれが性癖にドンピシャだったのだ。
だから今回俺が目指すのはそのエンド。
この双子エンドに入るには条件がいくつかある。
1つ目は双子の違いを正確に見極められるようになること。
2つ目は双子それぞれの闇を解消して執着されること。
そして3つ目は双子として公爵家で正式に働くことを許可されていないこと。
この3つが揃って初めて双子とのバッドへと行けるのだ。
バッドエンドの内容は主人公が双子に執着されて連れ去られて地下の部屋に監禁され、永遠に双子に飼われるエンド。
正直監禁されるのはちょっと怖い気もするが、性癖の歪んだ双子に代わる代わるプレイをされるシーンは、生前の俺のオカズナンバー1だった。
主人公と違って公爵家の嫡男である俺を監禁することはできないかもしれないが、二人からの執着を受けてプレイまではできるかもしれない。
そう考えた俺の行動は早かった。
まずは部屋に双子を連れて来た執事長がすぐさま土下座をしたのを止めさせ、父親には言わないことを約束する。
そして執事長には部屋を出て行ってもらった上で二人を抱き寄せ、『お前らが二人とも生きていてくれて良かった。これからも二人で俺を支えてくれ』と双子であることを認めてやったのだ。
二人はこれまで双子であることを負い目に感じながら生活をしてきた。
双子ではなくただの兄弟だったら、自分さえいなければ、そうお互いに感じながら生きてきた二人は、初めて主人公に双子としての存在を認められ、そこから執着が始まるのだ。
だから今回俺はそれを奪った。
今まで苦しんだであろうことを言葉に出して慰めてやり、二人が生まれてきたことを祝福してやったのだ。
そしてこれからは公爵家の嫡男として二人をなんとか屋敷に認めさせてみせると言ったところで、二人は涙を流しながら感謝の言葉を述べていた。
これで第一段階はクリアだ。
次に双子の闇を解消してやる必要がある。
まずは兄であるセベクの方。
セベクはいつも笑顔で余裕があり、優秀で完璧な執事だった。
しかしそんな笑顔は、全て自分の感情とは無縁のもの。
セベクはこの双子を隠しながら生活していく上で、自分の感情を枯らしてしまっていたのだ。
それは感情表現が豊かな主人公に恋をすることで、徐々に感情を取り戻していくのだが、それも俺が代わりに担うことにした。
執事がセベクの時は不自然でない程度にスキンシップを図り、やり過ぎな程に自分の感情を思い切りぶつけ続けたのだ。
それが功を奏したのか、1年程経った頃には俺に対してだけは自然な笑顔を見せるようになり、そしてセベクからも俺に対してスキンシップを図るようになってきたのだ。
これでセベクは完了した。
そして次にシルバーだ。
弟であるシルバーは、セベクと見た目は同じだが中身は全く異なっていた。
同一人物を演じているため、人前では笑顔で余裕のある雰囲気を纏っているが、兄のように上手くこなせないことが多く、日々兄に劣等感を募らせていた。
だから俺は、シルバーが執事を行っている時は、セベクとは違うシルバーの良さを言葉にして伝えてやった。
そして俺と二人の時だけはセベクを演じず、シルバーのまま接することを許したのだ。
敬語が苦手でセベクよりも少し荒っぽいシルバーだが、セベクよりも人の感情の動きに敏感だった。
だから不器用なりに俺のために動いてくれるので、それを都度都度褒め、シルバーと言う人物を認めてやったのだ。
その甲斐あって、セベクと同じく1年経つ頃には劣等感はなくなったようで、二人きりの時はセベクよりも自分の方が俺の役に立つと俺にアピールまでするようになってきていた。
これで第二段階はクリア。
そして三つ目の、公爵家で双子として働かせないという条件。
これは簡単で、本当ならすぐにでも双子を俺の父親に認めさせる手筈はできているのだが、それを敢えてしないだけで良かった。
そしてここで2人のルートに入れているか確認ができるイベントがある。
夜伽相手の選択だ。
この世界の貴族は18になる時に夜の教育が施されるのだが、好感度が高ければその相手にこの双子を選択することができるのだ。
本来は主人公のためのイベントであり、俺はゲーム登場時は既に20だったため既に夜伽は終えていたと思われるが、今の俺は18のため、今から夜伽教育が行われるはず。
それに夜伽自体は性の知識を与えるのが目的のため、俺が相手だったとしても男女どちらが相手でも問題はない。
もしゲームのシステムが俺にも適用されるのなら、18歳になる誕生月の翌月、執事長より俺に打診があるはずだ。
俺の考えていた通り、執事長は誕生月の翌月に夜伽相手を選ぶように言ってきた。
しかも俺の思惑通り、セベクとシルバーはそれぞれ自分が執事担当の日に、自分を夜伽の相手に指名をして欲しいと言ってきたのだ。
勝利を確信した俺は、どちらかを選ぶことはできないと答え、できることなら二人にお願いをしたいと伝えた。
本来なら『どちらかを選ぶことはできない』の選択肢を選べば、自然と二人が相手をすることになるのだが、ここは念を入れて二人が良いと敢えて伝えた。
これでバッドエンドが確定したはず。
そしてその夜、二人は夜伽のために俺の部屋を訪れてきたのだ。
「本日リュカ様の夜伽を担当しますセベクです」
「同じくシルバーです。よろしくお願いします」
二人がやけに真面目に挨拶をするのがなんだか面白く、俺は思わず吹き出してしまった。
「ははっ、よろしく頼むよ。こう言ったことは初めてで、何が正解かも分からないからな。2人が相手なら安心できるよ」
「お任せください」
「まぁ俺らに任せろ…お任せください」
早速敬語が取れたシルバーだが、セベクに睨まれすぐに敬語に直した。
この夜伽だが、実は双子によるある作戦が実行されている裏のあるものだった。
双子はこの夜伽で俺にまともな性戯を教えるつもりは毛頭ない。
ゲームでは主人公相手に自分達に依存をするように、主人公が性の知識がないのをいいことに二人は協力して性癖を歪ませにくるのだ。
だから俺は敢えて『何が正解か分からない』と性の知識がないことを予め伝えた。
まぁ俺は前世の知識があるからそんな訳ないのだが、ここは双子に合わせてプレイを楽しみたい。
二人の行うプレイは既に分かっているし、それが俺の性癖なのだから。
「ではこちらへ」
セベクとシルバーは先に俺用のキングサイズのベッドへと横になり、俺が来るのを待っている。
二人ともあくまで性を教える相手としてベッドに上がっているため、勿論燕尾服を着たままであり、手にはピッチリと白い手袋を嵌めたままだ。
部屋に来る前にメイドによって身体を清められていた俺は、下着も何も身に着けていない状態でガウンを羽織っていただけのため、それを脱いでベッドへと上った。
「少し恥ずかしいな…」
俺よりも身長の高い二人の間に開けられた空間。
そこへ裸でいくのはあまりにいやらし過ぎて、待ちに待った瞬間だというのに照れてしまう。
「大丈夫ですよ。リュカ様は私達に身を任せてくださるだけで良いので」
「そうだ。俺らに任せろ…ください」
セベクの優し気な笑顔と、変な敬語を使うシルバーの無邪気な顔を見て安心した俺は、二人の間に挟まれるように仰向けになった。
すると両脇から二人が俺に密着するように距離を詰めてくる。
「リュカ様…」
セベクに呼ばれて振り向くと、思った以上に近くにセベクの顔があって驚いた。
そしてそのままセベクに顎を掴まれ、サラリとした手袋の指の感触が触れてドキっとした瞬間に整った顔が近づいてきてキスをされる。
「んんっ…」
唇を何度か啄むように重ねられ、次に長く押し当てられたと思ったら舌で俺の唇を開けようとしてきた。
口を小さく開けるとそこから舌が入り込み、そのまま俺の舌を絡み取りながら丁寧に口内を犯される。
「んちゅっ…んっ…はっ…」
ねっとりといやらしいキスのせいで息が荒くなり、気持ち良くて頭がフワフワしてきた。
キスってこんなに気持ち良いのか…
前世では人並以上に性の知識はあったが、実際にそういった行為を誰かとしたことの無かった俺は、そんな舌の絡む大人のキスに夢中になってしまう。
「んっ…ちゅるっ…」
「んんっ…リュカ様は可愛いですね」
少し唇を離し、俺の目を見て優しく笑って言うセベクにドキドキしてしまい、思わず目を反らしてしまった。
そして再びセベクの唇が合わさろうとした時。
「おい、次は俺の番だろ。ったく最初は俺からが良かったのに」
そう言って今度はシルバーに顎を掴まれて逆の方向を向かされてしまう。
そして目の前にはセベクと同じく整った顔をしたシルバーの顔が見えた。
セベクが前髪を下ろしているのに対し、今日のシルバーは前髪をアップにしておでこを出している。
それがとても似合っていていつもよりも男らしく感じた。
「んんんっ…」
そして再び合わさる唇。
セベクとは違って、シルバーのキスは荒々しかった。
最初から舌で口をこじ開けられ、無理やり舌を絡み取られると、そのまま口内を激しく犯された。
「んっ、じゅぷっ、んちゅっ」
先程までの丁寧なキスとは違い、息もできない程の情熱的なキス。
それぞれの性格を表すようなキスに、俺の身体は既に熱を持ち始めていた。
「んんっ、リュカっ、ちゅっ、リュカっ」
「んっ、はぁっ、じゅぷっ、んんんっ」
俺の名前を呼びながら、何度も何度も唇を合わせて舌を絡ませるシルバー。
その激しいキスの連続に必死に答えていく。
「こらこら、お前が夢中になってどうする。これはリュカ様の夜伽教育だぞ」
「んんっ…ちっ、分かってるよ」
「はぁっ…はぁっ…」
再びセベクに顎を掴まれて離され、ようやくシルバーのキスから解放され、俺は上がった息を整えようと深い呼吸を繰り返す。
やばい…二人共めっちゃ俺のこと好きじゃん…!!
現実世界では見たことの無い圧倒的なイケメンの双子に代わる代わるキスをされ、俺は既に舞い上がっていた。
これからこの二人とエロいことをする……考えただけで鼻血が出そうだ。
「ではリュカ様、力を抜いてそのまま仰向けに寝ていてください」
セベクが甘い笑顔を浮かべて俺に言うと、優しく俺の頭を枕へと置いた。
すると2人はグッと距離を詰めて、両隣から顔を耳へと近づけてくる。
「これからリュカ様の身体に触れさせて頂きます」
「ちゃんと良くしてや…差し上げますので、安心して身を任せてください」
耳元で聞こえる二人の良い声。
セベクのずっしりとした男の色気のある声と、シルバーのハスキーさの混じる低い声で囁かれると、ゾクゾクしてそれだけで身体が震えてしまう。
そんな中、2人の手が俺の身体へと触れた。
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全文約21300文字