【女→男小説】『M向け風俗くすぐりクラブ』【手袋、くすぐり快楽責め、射精直後責め】 (Pixiv Fanbox)
Content
※リクエスト作品
「ここか」
スマホの情報と看板を見比べる。
うん、間違いない。
某くすぐり好き向けの掲示板で話題になっていた店。
『くすぐりクラブ』
よくある風俗店のオプションでくすぐりを行うのではなく、あくまでくすぐりを楽しむための店。
受け手攻め手は好みで選ぶことができ、くすぐりに使うための道具や設備が充実している、くすぐり好きには堪らない店だ。
在籍している女達もサイトで見る限り良い感じだし、当人達もくすぐりが好きな連中が集まっているらしい。
少しお高めの料金設定だが、掲示板のレビューを見る限りは皆満足しているようだった。
『ヤバかった』というレビューが多かったため、そのヤバさがどんなものかが少し不安だが…
ただ、最近満足のいくくすぐりが全然できていなかったため、くすぐりに飢えていた俺は、この店の存在を知った瞬間行くことを決めのだ。
「よし」
意を決して扉を開くと、薄暗い部屋に受付のような台があり、そこに呼び鈴があったためそれを鳴らすと、30代前半ぐらいの男が出て来た。
「いらっしゃいませ。当店は初めてでしょうか」
「あ、はい」
「かしこまりました。では当店の説明からさせて頂きます」
男は料金表と、嬢の写真が映るタブレットを取り出し、俺の前へと置いた。
HPにも載っていたが、かなり強気の値段設定となっている。
「まず基本の料金がこちらとなります。プレイとしては、お客様はくすぐるのがお好きですか?それともくすぐられるのがお好きですか?」
「え、あの、くすぐられるのが好きです…」
改めて言われると少し照れるが、受付で変に照れて性癖を曝け出せなかったりすると、実際のプレイの時に満足できない結果になってしまう。
どうせここはくすぐり専門の風俗。
俺の言うことなんてスタッフも慣れているだろうし、気にした方が負けだ。
「かしこまりました。くすぐる側が得意な嬢はこちらになります」
ずらっと写真の並ぶタブレットを見せられる。
正直顔は全員悪くないし、顔よりも身体派の俺としては写真だけでは判断が難しかった。
「あ、あの。この店は嬢の人もくすぐりが好きな人が集まってるって聞いたんですけど、身長がある程度高くてスタイルが良い、くすぐりは責め側しか絶対にしない人っていますか?」
男は一瞬俺を見て驚いた顔をしたが、すぐにタブレットに目を戻して操作し始める。
「くすぐる側しかしない嬢ですね」
「はい」
俺にとってはとても大事な条件。
ぐり側ぐら側どっちも好きな人が嫌な訳ではないが、くすぐる側だけしかしない人の方が萌えると言うか燃える。
「それでしたら…『千香』がお勧めです」
タブレットに映されたのは、ロングの黒髪みツリ目のシュッとした美人で、全身の写真を見ると、俺好みの胸が大きくてスタイルが良さそうだった。
プロフを見ると、俺より2つ下で身長も170近くてかなり良い感じだ。
「良いですね。じゃあこの千香ちゃんでお願いします」
「かしこまりました。ただ、千香は徹底的に誰かを遠慮なくくすぐりたいからと言う理由だけで働いている、当店屈指のくすぐり好きのドS 嬢です。かなりキツいくすぐりになりますが、よろしいですか?」
受付の男の忠告を聞き、俺は千香ちゃんを指名する気持ちを更に硬くした。
そういう人にくすぐられて鳴かされたいという、俺の理想そのものの人物ではないか。
「大丈夫です。千香ちゃんでお願いします」
俺は迷わず同意した。
「かしこまりました。基本コースは90分で、途中で5分の休憩が入るコースとなります。その間嬢によってくすぐり責めを受けて頂きますが、それにオプションを付けることができます」
そう言ってタブレットの画面を別のページに進める。
一つ1000円~3000円程のオプションがズラッと並んでいた。
「色々あるんですね…」
『ガチガチ拘束』『目隠し』『嬢追加』など、色んなオプションがあり過ぎてどうして良いか分からない。
「全部で10個ありまして、もし4つ以上付けるなら、こちらの付け放題にした方がお得になります」
「付け放題…」
正直付け放題はお得だが高い…
けど、オプションを見る限り全部魅力的だし、どうせなら思い切り楽しみたいし…
色々悩んだ末、俺は付け放題のコースにすることにした。
後からやっとけばよかったと後悔するよりも、理想のプレイの為にお金に犠牲になって貰う方が心は豊かだ。
「じゃあ付け放題で…オプション全部って大丈夫ですか」
「っっ!?……全部ですと、想像を絶する程に辛いくすぐりになるかと思いますが、よろしいですか?」
一瞬凄い顔で俺を見て、いけないと自分を諫めるように言葉を続ける男。
せっかくの付け放題なのに、全部やる客っていないのか…?
「あ、大丈夫です。一度で良いんで、くすぐりで地獄見てみたいんですよ」
「……かしこまりました。ではオプション全部で受付させて頂きます」
「はい」
先払いのため料金を支払い、受付を終わらせる。
「ではこちらの通路の突き当りにある5番のお部屋に入って頂いて、中に着替えがございますので、そちらに着替えてお待ちください」
■■■■■■■■■■■■■■■
部屋に入ると、よく海外のくすぐり動画で見るような拘束具が付いた分娩台のような椅子と、くすぐりに使うであろう様々な器具、そして病院で検査の時に履くような紙のパンツが置いてった。
俺はその部屋の器具達を見て、自分が今からされることへの期待でドキドキしながら服を脱ぎ、置いてあった紙のパンツへと着替えた。
荷物と脱いだ服を籠へと入れて準備が整った俺は、分娩台とは別にあった椅子へと座り、千香ちゃんが来るのを待つ。
今からここに拘束されて、嫌ってほどくすぐられちゃうんだ…
しかもドSで見た目が好みの千香ちゃんに。
それを想像しただけで思わずチンポが紙パンツを押し上げてしまった。
『トントン』
「はい」
ドアを叩く音がしたので返事をすると、部屋に一人の女が入ってきた。
「ども~。今からプレイの為の準備をさせて頂きますね~」
軽い調子で言うその女は千香ちゃんではなく、ただのスタッフらしい。
「ではこちらへどうぞ」
分娩台を指しながら言う女に従い、台へと上る。
女は慣れた手つきで俺の腕を万歳するように上げ、暴れても痛くないような柔らかい手錠で拘束する。
また、分娩台の形上、足を上げて広げる体勢になった状態で、足首も同じ枷で拘束された。
取り敢えずはこれでこの台から逃げることはできなくなった。
やべぇ…この逃げられない状態でくすぐられんの興奮すんな…
「お客様はオプションで『ガチガチ拘束』を申し込んでいるので、ここから更に拘束させてもらいますね~」
「あ、はい」
そう言えばそんなオプションもあったな。
女はそう言うと、手首だけでなく、肘の関節、頭、腰、太腿、膝をそれぞれ同じ枷で分娩台へと拘束する。
「え…」
そして足裏の方へ行ったかと思うと、足首に嵌るように凹んだ板を足首と台に取り付け、俺の足指一本一本を開かせてその板に拘束した。
「じゃあ手の平も拘束しますね」
そう言うと、同じような板を用意し、手の指までも一本一本拘束されてしまう。
「ま、まじか…」
さっきまでの拘束とは比べ物にならない程にギチギチに拘束され、身体どころか手足の指一本まで動かないようにされてしまった。
「目一杯暴れて見てもらって良いですか?」
言われた通り、身体を動かそうと身体に力を入れて暴れそうとする。
「む、無理です…」
「ありがとうございまーす」
本気で暴れたはずなのに、締め付けによる痛みはないものの、身体は本当に一切動かせなかった。
これじゃ台から逃げられないどころか、くすぐりに対して一切抵抗ができない上に、グッと手を握ったりすることでくすぐったさを紛らすこともできない。
今まで拘束はされたことはあったが、流石にこんなに一切動けない程の拘束は初めてだった。
これでくすぐられたらどうなっちゃうんだろう…
恐怖半分興奮半分で身体がゾクゾクした。
「じゃあ最後に『呼吸楽々オプション』のこれつけてっと」
口に何かシリコン製のマスクのようなものを被せられる。
「中がマウスピースみたいになってるんで、それ咥えて貰って良いですか?」
「はい」
口を開けたまま閉じれなくなるマウスピースを咥え、紐で頭の縛られて固定される。
「苦しくないですか?呼吸できます?」
「はひひょーふでふ」
大丈夫ですと言ったつもりが、口を開けたまま話しているせいで上手く言葉にならない。
鼻まで覆ったそのマスクから何か風を感じるようになった。
「これ酸素マスクなんで今酸素出てるんですけど、どうですかね?」
どうですかねと言われてもなんとも言えないが、確かに少し吸っただけで頭がスッキリするような気はする。
「まぁ大丈夫そうですね。くすぐられる時、その酸素マスクがあるかないかで大分息苦しさ違いますからねぇ。より長くくすぐりを楽しめますよ」
「ふぁあ」
その効果はやってみないと分からないが、昔入ったことのある酸素カプセルの中のような感覚はある。
これなら確かにいくらくすぐられて苦しくなっても、酸欠にはなりにくいかもしれない。
「よし、じゃあ私はこの辺で…ってそういえば千香ちゃん指名でしたよね?あの子かなりドSのくすぐり狂なんで頑張ってくださいね~。オプション全部込みでくすぐれるって聞いてすごく喜んでたんで」
それだけ言い残して女は出て行った。
受付でも言われたが、そんなに千香ちゃんと言うのはドSなのか…
新鮮な酸素でスッキリした頭で冷静に考える。
こんな身体が一切動かせない状態で、ドSと名高い千香ちゃんに、酸素があるせいで気も失いにくいままくすぐられ続けるってことだよな…
ピクッ
身体で唯一動かせる部分と言っても良いチンポが反応する。
圧倒的に不安と恐怖が強い状態なのに、何故かチンポは益々硬くなっていた。
女がいなくなってから少しして、今度はノックもせずにドアが開く音がした。
振り返ることができないため、誰かは分からないが、ゴツゴツとブーツで歩くような鈍い音がする。
そして入ってきた奴が俺の前へと現れた。
「今日あんたの相手をする千香よ。覚悟しときなさい」
「ふぁ…」
そう言った千香ちゃんは、レザーのロングブーツに短いレザーパンツ、レザーのコルセットにレザーグローブ、そしてレザーの帽子まで被り、全身レザーの姿だった。
ブーツのせいで余計身長が高く見え、コルセットから見える身体は胸がはち切れそうな程大きく、健康的に焼けた肌に鋭い目つきの整った顔で、そのレザーの服達がよく似合っていた。
やば…千香ちゃんめちゃくちゃ良いじゃん…
手にぴっちりと嵌った革の手袋の手をグっと組み、手に馴染ませるようにワキワキと動かしている。
今からその指でくすぐられると思うと、それがなんともいやらしく感じてしまった。
「オプション全付けなんて久しぶりよ。あぁ…楽しみ…嫌って程たっぷりくすぐってあげるからね」
唇を舐めてニヤっと笑い言う千香ちゃんは、心から今から俺をくすぐることを楽しみにしているようだ。
そのドSな姿の千香ちゃんに、くすぐられる前から興奮でどうにかなってしまいそうだった。
やばいやばいやばい…あんな美人な人に俺今からくすぐり漬けにされちゃう…!!しかもこんなガチガチの拘束で逃げらんない中徹底的にくすぐられちゃうなんて…
息が荒くなり、チンポが紙のパンツ越しにも丸分かりな程に勃起していた。
「あらあら、くすぐられる前からそんな興奮してて大丈夫?私にくすぐられてからもそんな喜べる余裕あると良いけど」
「ふぁ、ふぁい」
そう言ってニッと笑う千香ちゃんがあまりにも綺麗で、自然と返事をしていた。
まぁ酸素マスクのせいで上手く言葉にならなかったが…
「オプションを付けたんだから分かってると思うけど、あんたはこれからギブアップ無しで私からくすぐられ続けるの。普通のコースにある休憩もあんたは無しよ」
オプションを適当に見ていたため、そんなことになっているとは知らなかった。
けど心理的にも物理的にも知らなかったとは言えないな…
まぁ良いさ。
ギブアップなんて最初からするつもりなんかないし、休憩はくすぐられる時間が減ってしまうことを考えると無い方が都合が良い。
「じゃあまずは軽くね…」
そう言って千香ちゃんは俺のギチギチに拘束された足の方へと移動し、足裏をじっくりと観察し始めた。
「ふっ…ふぁっ…」
まじまじと見られ、その視線がなんだかくすぐったくて少し息が漏れる。
そしてそれは突然来た。
「ふぁっ!!ふはっ…ひゃはふぁははっ、ふぁはっ」
両足裏に片手ずつ指を立てるように触れ、ゆっくりと足裏全体をなぞるように手を動かしていく。
革の手袋のお陰で、指の爪を感じないため、スベスベの感触がとても強くてくすぐったい。
そしてその触れるか触れないかの絶妙なタッチがそのくすぐったさを引き立てていた。
「良い感度ね。楽しめそう」
そう言うと、今度はグッと力を入れて指を足裏に押し付け、その手袋の指先で上から下へと引っ掻いた。
「んふぉふぁははっ!!はひはふはははっ」
くすぐったさに笑い声が漏れ、身体が震える。
しかし本当なら足指をグニグニと動かしてくすぐったさに耐えるのだが、拘束のせいで指は一切動かすことができない。
「ふふっ、じゃあここはどう?」
俺が笑うのが嬉しいのが、上機嫌な声で言うと、今度はその開いて拘束された足指の間へと指を差し込んできた。
「んふぁっ、ふははっ、ひゃははははっ!」
足指の間の溝へ指を立て、ホジホジと指の股を指先で掻かれる。
ゾワゾワするようなくすぐったさが足元から襲い、俺から逃れようと足指を動かそうとするが、やはりピクリともせず、千香ちゃんに足指の股をほじられ続けるしかない。
「ふふひっ、はひははっ!ふぁははひっ」
この動かせないというのが思った以上にやっかいで、普段なら耐えられるようなくすぐりでも、抵抗できないせいでより一層くすぐったく感じてしまう。
「ここほじられるのが効くの?じゃあ後で全部の指の股をたっぷり掃除してあげないとねぇ」
革の手袋の指で指の股をグリグリと擦ると、今度はその手が徐々に上へと移動してくる。
絶妙なタッチで指は太腿をスルスルと撫でた。
「ふふぁっ…ふはははっ」
足裏とは違い、興奮で熱を持った身体には快感にもなりうるくすぐったさ。
「あらあら、感じてるの」
スッ、スッと太腿をその滑らかな革の感触が撫で上げ、その指先は更に上へと移動していく。
紙のパンツの中で勃起するチンポはスルーし、次にその指が移動したのは脇腹。
両脇腹を10本の革の指先を立てて円を描くように撫でくすぐられる。
「ふひっ!はははひゃっ、ふははっ」
くすぐったさに身体がビクビク動いてしまう。
しかし腰を捩ることすらもできない拘束をされている今、その指先からは逃げることなんてできない。
「あぁ…良いわね…脇腹も敏感なの…さぁ、あんたの弱点はどこかしらね」
ここで千香ちゃんが何をしているのかを理解した。
身体の下から上へと指をなぞらせているのは、俺のくすぐりに弱い部分を探そうとしていたのだ。
くすぐられるのが好きな俺にとって、弱点責めがいかにくすぐったく苦しいのかはよく理解している部分。
弱いところをくすぐって欲しいけど、くすぐられるのは辛い。弱点を責めて欲しいけどバレたくない。
一種の責め手と責められ側の勝負のようなものだ。
脇腹をクリクリと一通り撫でると、指はまた上へと進んでいく。
なぜか定番の腋をスルーし、首へと革の手は触れた。
「うぅっ、んふぁっ…んんんっ」
首を上下に指先で撫でられ、ゾワゾワするようなくすぐったさが頭の先へと流れていく。
ほんとならすぐにでも首を振ってこのなんとも言えないくすぐったさを誤魔化したいところだが、頭までガッチリと拘束されている俺にはそれも不可能だった。
「首くすぐられるの嫌でしょ。その感覚から早く逃げたいわよねぇ」
俺の顔を楽しそうに覗き込みながら、首をスーっと撫で上げる。
「んふふぁっ、ふはっ、んぁあっ」
そしてその手は俺の耳へと移動していき、両耳をその革手袋の手で包み、耳の外側を撫でる。
「はふふぁっ…」
頭の毛の先までゾクゾクするような嫌だけど嫌じゃない独特のくすぐったさに、頭を振って抵抗する。
いや、しようとした。
しかしそれも拘束のせいで叶わず、千香ちゃんに耳を好きにさせるしかない。
耳の輪郭を撫で、指がゆっくりと穴へと入っていく。
「ふほぉぉっ、んふぁっ」
ズポズポと指がゆっくりと出入りし、その度にくすぐったさと気持ち良さが混ざったあの感覚が全身を襲う。
「どう?抵抗できないまま耳の中犯される感覚は」
正直舐めていた。
やられていることはそこまで大したことではないのに、この抵抗できず一方的に受け続けるしかないというのが、こんなにももどかしく辛いものだなんて。
ほんの少しでも身体が動かせたら感覚は全然違っていただろう。
今までだった拘束はされたことはあるのだから。
だがこの指一本すら動かせない状態で、ほんの僅かすらも抵抗ができない上での責めが、ここまで効くとは思わなかった。
「このまま耳を犯し続けたらどうなると思う?どんなにゾクゾクしても、どんなに止めて欲しくてもずっと耳を撫でられ続けられるの。一切抵抗できずにね。考えただけで面白そうでしょ」
「ふふぁっ、ふひっ、ははっふっ」
こんなのがずっと続くのは下手にくすぐられるよりも余程辛い。
そんな長い時間この中途半端な刺激を受け続けたらおかしくなりそうだ。
「まぁそれも良いけど、今日はもっと楽しいことしたいわよね」
ようやく耳から指が離れ、俺の胸の方へと下りていく。
恥ずかしいぐらい興奮でピンと勃った俺の乳首だ。
「女みたいな乳首ね。そんな私にくすぐられたかったの?」
その乳首を近くで観察するように見て言う。
「ふぁっ、ふぁいっ」
その色っぽい視線に、思わず俺は素直に返事をした。
「ははっ、良いじゃない。素直な子は好きよ。ほら」
その勃った乳首を指先でピンと弾く。
「んほぉうっ♡」
甘い快感に変な声が漏れた。
「勃起乳首は敏感なのね」
革の指先でコリコリと乳首を擦られ、その度にビクンビクンと身体が震える。
「んふぁっ♡おほぉっ♡ふぁぁっ♡」
気持ち良い…
手袋で爪が当たらない為余計に乳首への刺激が柔らかくなり、純粋に快感だけを感じることができる。
「まったく、感じちゃって…まぁあんたはオプションを申し込んでるからね。ここもあとで弄って狂わせてあげるわね」
「ふぁあ…」
指が乳首から離れてしまい、思わず残念そうな声が出てしまった。
離れた指はいよいよ俺の腋へと移動していく。
両腋を五本の指が上へ下へと動き、腋の溝を五本の指で優しく掻くようにほじられる。
「ふぁははっ、ふふっ、ははっ」
先ほどの乳首とは違い、くすぐったさしかない腋への責めに笑い声が漏れる。
くすぐったさに腋を閉じたくなるが、上げさせられた腕は関節ごとに拘束されているため微動だにしない。
「あら、敏感で良い腋じゃない…くすぐりがいがあるわ」
嬉しそうな声でそう言うと、腋毛と革手袋の指が擦れてシャカシャカと音を立てながら、先ほどよりも少し激しめにくすぐられた。
「ふふぁはははっ!ひゃひはははっ!!」
強くも弱くもない丁度良い力加減で腋をくすぐられ、くすぐったさに笑う声が大きくなる。
あぁ…俺今くすぐられちゃってる…くすぐったいのに逃げらんない…
俺はその絶望的な状況に興奮してしまっていた。
しかしくすぐりはほんの少しで終わってしまう。
「よし、あんたのことは分かったわ」
指を俺の身体から離した千香ちゃんは俺の目をまっすぐみて言った。
その目があまりに楽しそうで、そんなドSな千香ちゃんの姿にうっとりしてしまう。
「あんたは全身敏感ですごい逸材よ。気に入ったわ。そんな中でも弱点は足裏、特に指の下と、後は腋の下ってとこね」
正解だ。
弱点がバレて嬉しいような怖いような…
「ふふっ、私に弱点がバレて嬉しい?そうよね。くすぐられるのが好きなら弱点責めは嬉しいわよね。だけどすぐ後悔することになるわよ。入って来なさい!」
千香ちゃんがそう言うと、ドアが開いて二つの足音が聞こえ、その足音は俺の前へとやってくる。
入ってきたのは千香ちゃんと同じように革の衣装に身を包んだ女達だった。
違いと言えば、顔を覆面で隠していることぐらいで、スタイルが良く、手に嵌めた革の手袋がよく似合っている。
覆面を被ってるってのもS感があって少し良いな…
なんでこの二人が入って来たのかは謎だが、そんなことを呑気に考えていた。
「この子達はあんたがオプションで頼んだ二人よ。私の指示に従ってあんたをくすぐるわ」
そう言えばそんなオプションもあったな。
てことは、俺三人からくすぐられちゃうの!?
ワキワキと指を動かす三人に、思わず期待でチンポがビンビンになってしまった。
「そんなくすぐられたかったの。よしよし、今から死ぬ程くすぐってあげるわね。ちょっと、足用のあれ設置して」
そう二人に指示を出すと、二人は部屋にあった何かの機械を取り出し、俺の足裏の方へと持っていく。
歯ブラシ?それと髪をとかすブラシタイプの櫛だよな…?
何をするんだと思っていると、女達は俺の開かれた足指の股へとその歯ブラシを差し込んだ。
「んふぁひっ」
普通の歯ブラシよりもブラシ部分が少し柔らかく細いそれを、指の股一か所一か所にそれぞれ差し込まれ、その刺激がくすぐったかった。
計8本の歯ブラシが指の股に設置されてしまう。
そして髪用のブラシは俺の足裏全体にグっと押し付けて機械で固定された。
「ねぇ、そのブラシ達がいっせいに振動して動いたらどうなると思う?」
まさか…
そこで俺は理解した。
この機械はそのブラシ達を自動で動かす機械だろう。
こんな状態でその機械を動かされたら…
この後訪れるであろうそれにゾクゾクした。
「私はこいつの腋をやるわ。あなた達は両脇から太腿と脇腹をやって」
「「はい」」
千香ちゃんが指示を出すと、二人は言われた通り俺の両脇にくると、俺の内側の太腿と脇腹に片手ずつ触れる。
「んふぉっ」
まだ触れられただけだが、熱を帯びた身体はそれだけでくすぐったく感じてしまった。
そして千香ちゃんもまた、俺の両腋へと手を添えた。
あぁ、やばい、これはやばい。こんな一斉にくすぐられたら俺どうなっちゃうの!?
恐怖と期待と不安と興奮が入り交じる感情。
「よし、始めなさい」
その声を聞き、女の一人が機械のスイッチを入れた。
「んふぁははひははははひゃははははははははははひゃひはははっっ!!!」
一斉に歯ブラシが振動しながら前後に動き、溝から掻きだすようにゴシゴシと動き始め、足裏のブラシも上下にゴリゴリと掻くように動きながら振動する。
足裏からくる凄まじいくすぐったさに笑いが止まらない。
しかもそれだけではない。
二人の女もまた俺の内腿と脇腹をくすぐり始めたのだ。
「んひゃひははははーっっひぃぃははひゃひははっふふあぁはっ!!」
絶妙なタッチで内腿と撫でくすぐり、脇腹も五本の指を立ててこちょこちょとバラバラに動かしてくすぐる。
こ、こいつらくすぐんのうめぇ!!
くすぐりの上手い下手は歴然と差が出るもので、くすぐったいけど少し痛みが混じったり、そうじゃないくすぐりをしてくる奴もいる。
そんな中この二人は擦れの痛みを全く感じさせない、プロのくすぐりとも言えるくすぐったさ以外は全て取り除かれたようなくすぐり方だった。
「ひゃひはははははふひははははっひゃふぁふぁはははっっ!!」
ブラシ達による恐ろしい程のくすぐったさと、女達による上手すぎるくすぐりで、一気に俺はくすぐりの地獄へと落とされた。
ゴシゴシと機械は笑い狂う俺など気にするわけもなく動き、指の股を擦り、無慈悲に足裏を櫛は掻き続ける。
どんなにくすぐったくても指一本動かせない俺は、ただ足裏を突き出してブラシ達によるくすぐりの応酬を受けるしかない。
そして内腿や脇腹を撫でる女達の革の手袋の手も、まるで機械のように俺のくすぐったいところを、そのスベスベな指先で撫で、くすぐりに慣れないように僅かに場所を変えながらくすぐり続けた。
「あひゃはひはははははっ!!ふぁふはひははははははっ!!」
「どう?この子達もなかなかやるでしょ。だけど忘れないで。あんたの弱点がまだあるでしょ」
千香ちゃんは笑い続ける俺を見て、腋に触れた指先を僅かに動かす。
ただでさえくすぐったい今の状態に、更に腋という俺の弱点を責めようとしているのだ。
なんとかそのくすぐりから逃げたくても、動くことのできない俺はただただ笑い続けることしかできない。
「今から腋の溝ほじって、思いっきりこちょこちょしてやったらあんたはどうなるんでしょうね」
ゾッとするような冷たい笑みを浮かべると、ついに千香ちゃんは腋に触れた指を動かし始めた。
「おぉぉぉおおっ!!!!あひははははははははっひゃひはははっふはははっっ!!」
片方の腋は溝を優しくほじられ、もう片方の腋は指を立ててこちょこちょと動され、そのあまりのくすぐったさに叫んでしまう。
全身を襲う絶望的なまでのくすぐったさ。
くすぐったくてくすぐったくて仕方ないのに、逃げることができずただただ笑い続けることしかできない。
「どう?くすぐったい?くすぐったいわよね?ふふふっ」
笑い続ける俺を見て嬉しそうに言う千香ちゃん。
それは演技ではなく、心からくすぐると言う行為を楽しんでいるようだった。
興奮気味に顔を歪ませて笑う千香ちゃんを見てそれを確信した。
「あひゃひあははははっはひーっっははははひゃひははっっ!!」
千香ちゃんもまたくすぐるのが抜群に上手かった。
腋をほじる指も、くすぐる指も、手袋を嵌めているのも相まってゴツゴツした邪魔な感覚はなく、絶妙なタッチでのくすぐりのせいで肌が擦れ過ぎないため、くすぐったさが強いのに長時間の責めに適したくすぐりをしている。
「ほら、あんたはこれに弱いんでしょ?」
「んひょほほははははっひはははははひゃぁーーーっ!!」
両腋の指を立てられ、溝をガシガシを掻くようにくすぐられ、そのあまりのくすぐったさに悶える。
少しくすぐっただけで俺の弱点を当て、更に効果的な責め方まで分かってしまうのは流石だ。
しかしそれは同時に俺を更に苦しめると言うこと。
あまりにもくすぐったい腋への責めに、俺の身体は悲鳴を上げていた。
そしてここであることに気付く。
こんなに全身をくすぐられ、笑い続けているというのに、息苦しさが少なかったのだ。
最初は分からなかったが、ここで酸素ボンベの効果を知った。
いくらくすぐられ笑っても、くすぐりの苦しさはあるが酸素不足の苦しさは少ない。
まさにくすぐりを長時間楽しむにはうってつけの物だったのだ。
「あぁ…良いわよ。あんたの弱い部分徹底的にくすぐって、くすぐり殺してあげるからねぇ」
「あひゃひはははふははへはひゃふはははははははははっっ!!」
計30本の手袋の指と、10個のブラシによるくすぐり地獄は休むことなく続く。
あんなにくすぐられたいと思っていた俺なのに、本気で俺を殺すつもりなんじゃないかと思う程に激しいくすぐりに、俺は少しずつ後悔し始めた。
この全く身動きが取れない状態でのくすぐりがこんなに辛いものだと思わなかったのだ。
人はくすぐられる時、自然と身体を捩ったり手足の指を動かして刺激を逃げさせるのだが、それができない今、無情なまでのくすぐりを全力で受け続けるしかない。
「くすぐられたくて仕方なかったんでしょ?ほら、こちょこちょこちょこちょ」
「あひひゃはははふははははははははっっ!!!」
こちょこちょと言う単語を耳元で囁かれ、その吐息が耳に掛かり、単語のいやらしさも相まって全身の感度が更に上がった気がした。
「こちょこちょって言われるとなんだか頭の中までくすぐられてる気になるでしょ?ほら、こちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
「あ"あ"ぁ"ひゃひはああはははははひはははっ!!」
千香ちゃんの言う通り、頭の内側をモゾモゾされるような感覚に陥り、全身のくすぐりと合わさって暴れたい衝動に駆られる。
しかし実際は動くことはできない。
まさに地獄。
俺が見たかったくすぐり地獄だ。
しかし俺の想像よりも何倍も辛いくすぐりの地獄に、俺はもう止めて欲しいと思い始めていた。
しかし地獄の悪魔達はそんな甘いことを許してくれるわけもなく、更なる地獄を俺へ与えようと口を開く。
「ここでオプションのローションを追加してあげる」
千香ちゃんがそう言うと、女の一人が俺から離れ、何やら大きなボトルを持ってきた。
そして一気にその中身を俺の身体にぶち撒けたのだ。
「んひゃぁぁぁっひははははははひゃふははははっっ!!」
ヌルヌルとするそれは、温められたローションだった。
そのローションは足裏にも掛かり、ブラシ達の滑りが良くなり、更に足裏へのくすぐったさを増加させた。
身体に掛けられたローションを器用に掬いながら手袋に塗り込み、そのヌルヌルになった手袋の指で更にくすぐりを続ける女達。
「あひゃひははははははははははーーっっ!!!!んはふぁははははひゃひははははははははっっ!!」
あんなにくすぐったかったというのに、さっきまでのがまるでお遊びだったかのような異常なまでのくすぐったさに笑い悶える。
もう止めてくれ!!
そう叫ぼうとしても口に含んだマウスピースとくすぐりによって阻まれてしまう。
「ローションと革手袋は相性が良いのよ。ヌルヌルの手袋で更にくすぐったくしてあげるからねぇ」
千香ちゃんは手にたっぷりローションを塗り込み、再び腋へと触れ、ガシガシと腋全体を指をバラバラに動かしながら掻きくすぐり始めた。
「おひょはははひはははははっふふはははははははぁぁぁははははっっっ!!!!!」
ローションが無ければ少し痛みがあったかもしれないそれも、摩擦をほとんど感じないローションと革手袋と言う最強の組み合わせのお陰で、ただただ猛烈にくすぐったいだけのものへと変わった。
なんであの時こんなオプションを頼んでしまったのだろう。
沸々と浮かんでいた『後悔』という文字がはっきりと頭に浮かんだ。
「ほら、たっぷり笑いなさい。こちょこちょこちょこちょ~」
グチュグチュといやらしい音を立てながら手袋の指達は細かく俺をくすぐり続ける。
そして足指の股をほじり続けるブラシ達も一向に止む気配はない。
「あひゃひははははふははははははははははははっっ!!!」
助けて!!もう止めてくれ!!死ぬ!!
そう伝えたいのに口から出るのは笑い声だけ。
太腿を撫でていた手が徐々に上へと移動し、足の付け根の部分を擦り始める。
指が玉に少し触れ、それもまたくすぐったかった。
こんな絶望的なまでにくすぐったい責めだと言うのに、俺のチンポは何故か悲しい程に勃起していた。
「くすぐられてるのに勃起してるなんて、あんたも余裕があるじゃない」
「あひひゃはははははひあははふふははははっっ!!」
この時だけは自分の性癖を恨んだ。
確かに勃起している俺はこのくすぐりを目一杯楽しんでいるように見えるだろう。
だけど実際はあまりのくすぐったさにもう止めて欲しいと願っていた。
そんな俺を見て千香ちゃんは更に手の指を激しくこちょこちょと動かし、女達もそれに合わせるように脇腹と太腿を移動しながら速度を上げて指を動かしくすぐり始める。
「ひゃひははははははははーーっっ!!ははひははひゃひははははははっっ!!」
「はははっ!良いわよ!もっと笑いなさい!!」
たった10秒が物凄く長く感じる程にこのくすぐり責めは辛かった。
いっそもう気を失った方が楽ではと思ったが、酸素ボンベが酸欠になるのを許してくれない。
「このままイキ地獄オプションのあれを付けてあげなさい!」
千香ちゃんから更に不吉な単語が飛び出したが、そんなことを気にする余裕などない。
一人女が離れたが、それでも猛烈なくすぐったさは何も変わらなかった。
「あひゃひはははふあははははははははっっ!!」
そのくすぐったさに笑い続けていると、離れた女が何か別の機械を押してくる。
太いチューブの付いたそれは、なんだか不気味な見た目をしていた。
そのチューブを持つと、俺の勃起したチンポをその中へと挿入していく。
「あひゃひははっ!おぉぉっ♡あひゃひはははふははははっっ!!」
チューブの中は温かくヌルつき、ボコボコと柔らかい凹凸がチンポに吸い付くように張り付き、思わぬ快感に笑い声に喘ぎが混じった。
なんだこれ…オナホか!?
「まさかイキ地獄まで申し込む奴がいるとはねぇ…楽しみなさい」
そう言った瞬間、チューブがブルブルと震え始め、中の凹凸がウネウネと動き始めた。
「あひあぁぁぁぁっっ♡♡ひゃひはははははふあははあっ!おぉぉっ♡」
ズプズプと音を立てながら吸い震えるチューブは、その勃起したチンポを快感へと導いたのだ。
「ほら、もっと良くしてあげる」
そう千香ちゃんが言うと、腋にあった手を俺の乳首へと移動させ、その膨らんだ乳首を器用に5本の指でこちょこちょとくすぐり始めたのだ。
「あひぃいぃぃっ♡ひゃひはははははははははっっ!!あぁぁあああっ♡」
ヌルヌルの手袋の指先で乳首をくすぐられ、くすぐったさと快感が同時に身体を襲う。
勿論その間も脇腹と太腿は女二人にくすぐられ、足は機械によって激しく擦りくすぐられている。
チューブの動きは俺のチンポに吸い付き離れず、強烈な快感を与えてきた。
快感とくすぐったさが合わさった狂いそうになるこの責めは、イキ地獄という言葉に恥じないものだ。
「くすぐられながら乳首もコリコリくすぐられて、チンポグチュグチュにされるのは最高でしょ?ほら、イっても良いのよ」
こんなにくすぐったくて仕方ないというのに、チンポへの責めと千香ちゃんの乳首くすぐりによって俺はイきかけていた。
あぁっ、やばいっ、くすぐったいのに気持ち良ぃっ、くすぐられながらイっちゃうっ♡
「あひゃひはははははっ!!おぉぉっ♡おぉぉぉぉおおっ♡ははひははあひゃひははははっ!!!」
こんなに快感とくすぐったさに襲われているのに、俺の身体は一切動くことができず、ただただ享受することしか許されない。
くすぐったくて気持ち良い地獄。
「ほら、イかせてあげる」
千香ちゃんは俺の乳首をくすぐるのではなく、そのヌルヌルの指先で摘まみ、シコシコと上下に擦り始めた。
「んほぉぉぉおおっ♡ひゃひはははははっ!!いふぅぅぅううっ♡あひひゃははははっ!!」
それで一気に射精感に火が付き、チンポから熱い液が上ってくるのを感じた。
あぁぁぁっ♡イクっ、イっちゃうっ♡
「ほらっ、くすぐられながらイきなさい!!」
乳首をギュッと摘ままれた瞬間、俺のチンポから液が噴出した。
「お"お"ぉ"ぉ"ぉ"おっっ!!♡♡ひゃひはははははははははっ♡♡あぁぁぁぁぁぁあああああああああっっ♡♡!!!」
くすぐられながらの射精はおかしくなる程気持ち良く、頭の中が爆発して真っ白になったようだった。
ジュポッジュポッと音を立ててチューブが俺の精液を吸い込んでいく。
「おぉぉぉっ♡ひひゃははひははははっ!おぉぉおおおっっ♡」
「イきながらくすぐられると死ぬほどくすぐったいでしょ!ほらっ」
イって敏感になった身体にくすぐりはあまりにも辛い責めだった。
「あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あぁぁあっっ!!んひひはははひゃははひはっ!!おぉぉぉおおおおっっ!!!」
イったばかりだと言うのにチューブは俺のチンポを震わせ吸い続け、ブラシは俺の足裏を掻くのを止めず、女達は俺をくすぐりる手を弱めてくれない。
「イき地獄オプションはこっからが本番よ」
千香ちゃんまでも乳首への責めを止め、腋へのくすぐりを再開する。
敏感になり過ぎた身体をこれでもかと言う程くすぐられ、イッたばかりのチンポをジュプジュプを責められた。
あまりのキツさに逃げたくて仕方ないのに、指先一つ動かすことができない。
「あぁぁああああああああっっ!!!あひゃひはははっふははははっっ!!あ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"っっ!!!」
もうやめでぇぇええええええええっっ!!!
頭がおかしくなりそうな程のくすぐったさに涙が溢れてくる。
「泣く程良いの?よしよし、もっと興奮させてあげるわね」
俺の腋をほじっていた手を離し、どこからか真っ黒な眼鏡を取り出し俺に掛ける。
一見サングラスのように真っ黒なそれは、レンズが真っ黒に塗りつぶされたものだった。
視界が真っ暗になり、何も見えなくなる。
「んほぉぉぉおおおおっ!!おぉぉぉぉおおおっ!!あはひはははひゃっひはははははっっ!!」
「これが最後のオプションの目隠しよ。見えない中くすぐられると死ぬほどくすぐったいでしょ?」
視覚を奪われたことで、身体の感覚が鋭敏になっ気がした。
クチュクチュと音を立てながら俺の身体をくすぐる三人が、今度は手を移動させ、今までくすぐっていなかった場所までくすぐり始める。
首、腹、尻の穴の近く、今までくすぐっていた腋や脇腹、太腿も含めていろんなところに革の手袋の感触がした。
目が見えず身体が動かない今、どんなにくすぐったくてもどんなに辛くても、どこをくすぐられるかビクビクしながらただそれを受け続けるしかない。
「あひゃひあははははははっっ!!あぁぁぁぁっ!!おぉぉぉおおひひゃははひはははっっ!!」
ただただ早くこのくすぐりが終わってくれることを祈った。
どうしてあの時オプション全付けなんてしてしまったんだろう。
後悔しか今は無かった。
「はふへへぇ~!!!はめへぇ~!!あひゃひははははっひはははっっ!!」
助けて、止めてと叫ぶも上手く言葉にならない。
「あぁ…すごい興奮してきちゃった…ねぇ、くすぐったいでしょ?イきたくなったらいくらでもイって良いのよ?その間もずっとくすぐり続けてあげるから」
興奮で息を荒くした千香ちゃんの声が聞こえる。
相手をくすぐるのが大好きなドSな千香ちゃん。
あの時はあんなに魅力的に感じたのに、今ではそのドSさが辛かった。
「ひぁひゃひはははははははっっ!!おぉぉぉぉっ♡おぉぉぉおおおおおおっっ♡」
「あははっ!くすぐってぶっ壊してあげるわ。ほらっ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ」
くすぐられて辛いのに、チンポへの刺激で再び射精の兆候がした。
「あひゃひははははは!!おぉぉっ♡おぉぉぉおおおっっ♡」
ヌチョヌチョとチューブに吸われ二度目の射精をした時、ピピッと短い電子音が鳴った。
「あら、30分経過したのね。あとたっぷり1時間、くすぐりイかせ続けてあげるわね」
全身をくすぐり襲うての動きが更に激しくなる。
俺はただ泣き笑いながら、調子に乗っていた過去の自分を呪った。
地獄が終わるまであと1時間。
END