キャラクター設定・フランドール (Pixiv Fanbox)
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ネットで公開した17話の本編と、18話含む全話BOXの予告編、もうごらんいただけたでしょうか。
その影響みたいですが支援者の方も急増していて、ありがたいことです。
あらためて自己紹介しますが、このFANBOXで記事を書いてるのは、満福神社で制作とか脚本とか編集とか色々やっているトミー朕です。(ツイッターもやってます)
こんな状況ですのでいつまで続けられるかは不安定なんですが、とりあえずリクエストいただいた通り、紅魔館キャラ設定シリーズの最後、フランの設定画を公開しますね。
もちろんキャラクターデザイン兼作画監督のるなむーさんによるもの。
るなむーさんの設定の段階で、おとなしいというか無表情系のキャラとして描かれてるのがわかりますね。
(幻想万華鏡でフランがどういうキャラか脚本で決まったのは2~4話紅夢異変の章からです)
「かんたん設定」と書かれてますね。
本来フランは最初のOP(色は)の時にちゃんと設定画が作られた最初の7人には入っていなくて、やっぱりもっとキャラを出そうとラフで設定画が作られたのです。
パチュリーや美鈴と同じ枠ですね。
その後1話春雪異変の章でもちょい役だからいいかとこの設定画でそのまま作業して、
2話からの紅霧異変の章では主役級なんですが、もうこれでいいかとなってそのままですね。
設定画として必要なことはちゃんと描かれてあるということかと思います。
頭身とパーツがちゃんとしていれば、顔の表情とかはるなむーさん自身が作画監督作業できっちり修正するので問題なかったということなんだろうなと。
背中の羽根のクリスタル状のパーツは、色の並びも含めてきちんと描いてありますね。
原作絵で持っている謎の杖みたいなのは、結局本編では使いませんでした。
こういう小道具で、お話には使うところがないやつはのなかなか難しいんですよね。
にとりの蒲の穂もそうでした。
永琳の弓矢はちゃんと使えてよかったなと。
これが色彩設計。
かんたん設定に色を塗っています。
影付けをしてないのでちょっと印象が違うかも。
字が残っていて、もともとの設定画が2010年の7月23日に作られた設定だということがわかりますね。
あれから13年ですよ。
最初のOPでのフランの描かれ方を見てみましょうか。
蕨抜六監督のコンテに従って描かれてます。
無表情系から、
邪悪っぽいというか狂気キャラ的な表情に変わります。
悪魔の妹、という二つ名にふさわしいかんじですね。
このへんをつきつめて、紅夢異変の章のフランの描き方に到達したというかんじです。
単なる狂気キャラではなく、そうなる背景事情があって、それに対して向き合い乗り越えようとする、そういうのが描けたんじゃないかと思います。
では次回もお楽しみに。