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今回はちょっと枚数の多いカットをとりあげてみようかと。

1話カット68、盗まれた春を追って冥界を訪れた魔理沙が、白玉楼の階段の上で待ち受けていた妖夢と戦闘になるシーンで、妖夢が楼観剣で斬りつけるカットです。

こういうアクションのカットは原画枚数が多くなります。

まずはるなむーさんによる修正。



本当はもう少し枚数があるのですが、部分的に修正しているだけなので抜粋で。

実は1話の前半は、るなむーさんが多忙だったために北村さん(毎回原画をやってくれてる方、最近は「きたさん」というペンネームに変更されてます、)が作監、るなむーさんが総作監という体制で作ってます。

作業の流れとしては、原画担当がラフ画作成→作監北村さんが修正→作監るなむーさんがさらに修正→原画担当が原画として清書→作監北村さんが修正、というかんじです。

大変ですね。


次はこれらを清書した原画です。

原画担当はMONACAさん。




勢いの表現で、妖夢の剣がおもしろい描き方になってますね。

CGだとモーションブラーに相当する表現ですが、アニメ用語だと「オバケ」と呼ばれることが多いみたいです。

本来存在しないものが描かれるので「お化け」らしいです。

後ろで半霊も動いてますがこれはあんまり需要がないと思うので原画1枚だけ。

実際にはこの後部分的に北村さんの作監修正が載っている画もあるわけですが、印象としてはそんなに変わらないと思います。

(髪のなびきぐあいとか微妙な表情とかが修正されてます)


完成した映像ではこうなってます




勢いの表現として、撮影段階で画面の上下に流れるようなエフェクトが入ってますね。

剣の軌跡も光輝くような処理になってます。

かっこいい妖夢のアクションカットでした。


ではまた次回をお楽しみに。





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