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1月もご支援ありがとうございましたm(_ _)m あっという間の1ヶ月でした。



先日久しぶりに浅草に仕事の関係で行ってきました。

今でも玩具仕事してるんですけど、4年前は玩具デザインの会社に居たので、浅草周辺は毎日歩いていたんですが、この4年の間ほとんど行かなくなってしまい、久しぶりに歩くとオリンピック需要なのか、そこかしこで店が潰れて新しくなり、もう自分の知ってた頃の浅草じゃないんだなと寂しくなりました。。。



バンダイ本社には必ず主力商品のディスプレイがあるのですが、今は丁度「ヒーリングっど プリキュア」になっていて、自分が案図で携わったのもあったのでペタリ。

ヒーリングっど、バンダイ本社の大きなラミネートの絵すごく可愛くていいなと思いました。

こちらのスイングの案図担当しております。


https://gashapon.jp/precure/

自分はずっとガシャポンSDやってたので、プリキュアは過去に何回かやってました。



最初にやったのがこのパッケージイラストの案図。

画像はすいません、手持ちのじゃなくて記録で残してくださってる所から拝借してます。


パッケージ商品は担当外だったんですが、当時隣の部署からヘルプで頼まれて描いてました。

当時はラフだけ描いて、あとはデザイナーさんにおまかせでした。


フレッシュプリキュアのパッケージキャラ案図は、丁度自分が休んだ時に急遽修正が入ってしまい、先輩のイラストレーターさんに対応してもらって、いまだにパッケージ見る度に迷惑かけてしまったなぁと思い出します。


奏ちゃんの顔は今の自分の絵に近いかなと思います。

今から10年前ですね。



ちなみに前作のトゥインクルのこちらの商品は、妹のばく https://twitter.com/st_roll がSD案図担当してました。

当時妹がめちゃくちゃに忙しくて、代打で自分がやる事になったのが今回のヒーリングっどプリキュアスィング。


なんかこう書くと身内で回してるみたいに誤解されそうですけど、妹も実力で仕事勝ち取って今は自分よりもたくさん仕事やってるので、我ながら自慢の妹です( ^ω^ )>←兄バカ


自分がツィッターで商品のRTするのは、大体自分たち兄妹どちらかが案図で携わったもの。

お互いの仕事の確認はガシャポン売り場という不思議な兄妹です。





恥の掻き捨てで載せると、戦国無双inナンジャタウンのSD案図も担当してました。


これは情けないんですけど、キャラ衣装が細かすぎて自分一人では締め切りに間に合わず、

ラフは全部描いて、それを元に線画を先輩に半分くらいお願いして、頂いた線画と顔のバランスを調整して、キャラの着色一部のみやって、他着色はチーム内にお願いして、最終的な調整は自分という、色々迷惑かけてしまった苦い思い出があります。

この頃はもう辞める前で、相当精神的にも参っていたので踏ん張れなかった。


自分の絵は目と鼻の位置があんまり年数で変化しない気がします。

結構絵の雰囲気コロコロ変えちゃう人居るし、新鮮味を求めたい気持ちも分かるんですけど、今の時代、流行のウケの良い絵柄への一極化という新しい危険なミームの時代になって行ってる感じがするので、パッと見で「この人だ」と思ってもらえるような特徴とバランスは大事にしていきたいなと思ってます。


みんな技量つけると忘れちゃうんですけど、20代の頃のとんがってた頃の感性で描いた絵って確かに後から見るとバランス悪いんですけど、キャラの顔とか最高に可愛いと思って描いてるはずなので、安易に変えちゃ自分の良さが消えてしまって危険なんです。


変化するなって事じゃなくて、絵はバランスの綱渡りなので、みんなが「絵柄」と思い込んでる「キャラの顔」にばかり新鮮味を求めて安易に変えちゃうと、結局自分のバランスの「持ち味」が分かんなくなっちゃう。

そもそも誰かの絵を参考にするっていうのは、今の世の中的には普通な感じですけど、パクっちゃってる美観なのでやっぱりオリジナルと比較すると印象が弱い。


ピカソが「天才は盗む」って言う言葉残してますけど、盗みっていうのは盗んだことがバレたら犯罪なので、巧みに気づかれないようにやらないといけないんですけど、この言葉を真に受けてるのか、まんまパクる人が今凄く多いので危険な感じがします。

そもそも天才じゃないとこの言葉は当てはまらないので、普通の人が単に盗人になっているという悲劇・・・


これと似たような所で、「神は細部に宿る」という言葉を鵜呑みにして、細かい所ばかりやたら作り込むタイプも危ない印象。

「木を見て森を見ず」という言葉があるように、全体のフォルムが大事なので、フォルムがヘチョイといくら細部をこねくってもちっともよく見えないから神は宿らない。

個人的な体感としては、全体のフォルムの調和を煮詰めると、おのずと細部まで手が入る印象。

「神」っていうのがそもそも抽象的なんですけど、自分はロダンの「芸術には独創はいらない、生命がいる」っていう言葉の、「生命」がそれなんじゃないかなって思ってます。

生き生きしてて、今にも動き出しそうな自然な感じというか・・・血の通ってる感じというか・・


宮崎駿監督が、人間は怒ったりすると本当に髪の毛がブワッと動くんだと動画を作る時に細かく髪の毛に表情つけてらっしゃいましたが、「キャラクターがちゃんと魅力的に見れる造形・表情になった上で、演出としてより自然さをだすために細部に手を入れている」状態なので、正しくはこういう解釈なんじゃないかなと思います。


多くの人が曲解して「細部に手を入れさえすれば神が宿る」と、短絡的に捉えてる印象がちょっとあります。

まずは細部よりも魅力的な表情やキャラクターのフォルム。これは誤魔化しが効かないので描くのがとにかく難しい。


1からのオリジナルなんて存在しないんですけど、自分の中に誰かのお手本要素を組み込むにはそれなりに強い影響度からの守・破・離の段階が必要なので、パッとすぐ反映できるものじゃないと自分の体感では思います。


上手い人の絵を見て取り入れるのはもちろん大事なんですけど、過去の自分の絵っていうのはヒントとかバランスの答えが実は出ていたりする。


何せ数年前とは言え、今と変わらない自分が同じとんがった感覚で描いてるワケなんで、ある意味では最高に良いと思って出した結果であり、1つは必ず今でも通じるクリティカルヒットな要素があるものなんですね。


絵を描く人は、周囲に良い絵を探しながら、たまに自分の過去絵を真剣に見るのも良い効果があるような気がします。

他者の良い絵は自分の斬れ味を維持する砥石、過去絵は自分の行きたい方向性の確認というか・・・


とは書いたものの、今はネットの数字が正義である面も強いので、こういう考え方もどこまで必要なのか難しい所ですね。


ただ世の中がどうあれ、少なくても自分はこういう考え方で自分の体得した良さを失わないようにゆるやかに変化して行きたいなと考えてます。



話変わるんですけど、やっとこ免許センターいけまして、免許証に普通自動二輪がつきました!

これでバイクの試乗ができます。

とりあえずGROMが試乗できるので、近々乗ってこようと思います。


発表されたレブル250S 激シブですね♡

スタイルを問わないこのルックスと配色凄くカッコいい。


なんか年間台数9000台目標だとか。レブル日本中にかなり居るんですね。


色々脱線しましたけど、2月も頑張って進めていきます( ^ω^ )9

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