Home Artists Posts Import Register

Content

■うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する! AV男優しみけんさんの本。 最近色々見てて思うんですけど、その業界で残っている人は(政治的な力を除いて、本人の実力だけで)皆長くやれる方法を模索・体得している場合が多い。 最初にそれを感じたのがイチロー選手の本を読んだ時で、 ・既存のトレーニング機器では望む筋肉がつかない上に、筋肉が大きくなるばかりで可動域が狭まるので、自分の望むカラダの筋肉をつけられるトレーニング機器を特注する。 ・バット・グラブ・シューズの材質・形状・手入れに物凄くこだわる。 バット形状は工場にあった先人のモデルをベースにイチロー選手好みのバランスに変更している。 アメリカに行った時に材質を換えた(日本と気候が違うため) ・グラブは最初から柔らかく・でもしっかりしていて、毎日のオイル塗りでも柔らかくなりすぎないものを指定の職人さんが作り、さらにそこから使えるものを厳選する。 ・シューズは形がちょっとでも変わってフィーリングが変わると次のに換える ・日本と海外ではボールのミートの位置が違うので、感覚を定着させるまで普段何百回と素振りする(この辺はウメハラさんのレバー捌きと共通しますし、絵描きも描いて脳と目を一致させる点では同じです) 正直野球選手は身体能力とセンスだけで乗り切ってるものだと勝手に思っていたので、道具に関して「弘法筆を選ばず」だと勝手に思っていたのですが、イチロー選手の「弘法 最高パフォーマンス追求するために筆を厳選す」というプロの一面を見て痺れた事がありました。 技量を磨けばどれ使ってもそこそこやれちゃう「弘法筆を選ばず(道具に左右されない)」の言葉の意味だと思うんですけど、高いパフォーマンス発揮し続ける人は、道具も自分の事もちゃんと見ながらやって、自分に必要なことをしてるんだなと。 しみけんさんはAV男優として活躍されているので、説得力がまず凄いんですが、食生活や運動によって科学的な面から精力を維持する事を書かれているので、男としても勉強になります(自分はその能力使う機会ほぼないんですけど!) SEXの話と何の関係が?と思われるかもですけど、絵を描くのと性についての欲望・機能維持は密接な関係があると思うのです。 ある程度異性への高い欲求の状態を維持してないとグッとくる女体やシーンを描けない。 絵描きは特に意識しないと運動する機会ないし、じっとしていればカラダがどんどん衰えます。 衰えると気力も減退する。 元々があまり精神的に強くない場合気力減退するとどうなるか。 描かなくなります。 描かなくなると技術が落ちてキャラクターも魅力がなくなってくる。 そこに老いによる身体の不調と精力低下が合わさると性欲もなくなって関心が他に移っていく、もしくはもう自分で描かなくてよくなってしまい、描くのが苦痛になって筆を置いてしまう。 多分こういう事が複合的に起こって、傍からでも分かる状態が「枯れた」と言われる状態なのでしょう。 それは36歳になるともう自分の事のように意識します。 絵描きには他にも老眼だったり、業界の金銭的な体質による継続不可能問題だったり、親の介護問題だったり、人生生きていく上で色んな事が重なりますから、筆を折る理由が本人の枯れた状態だけとは言えません。 それほどこの業界、賃金がおかしく生きていくのが難しい。 絵を捨てても、他に食って生きる手段を得るのが最優先です。 絵がすべてじゃないし、絵を捨てることが悪いことじゃない。 ただ自分で決めた道なのに、不摂生や努力不足で続けられなくなるなら、それは取り組み方が違うと思う。 ただただ勃起してるだけでは絵は描けませんが、勃起力が減退すると間違いなく良くない事ばかりなのは自明の理です。 絵は幻想を描くので、自分の身に気持ちいいことが1つも無い鞭打ち100叩きなワケです。 脳でそのシーンを見てても、AVと違いカラダは体感できないから気持ちよくない。じっと座ってるだけ。 加齢と共にこの虚しさを理性で制御する戦いも難易度を増します。 もう修行ですな。 その上で、繰り返し見て「いいな」と思えるものが残せれば価値があるというのが絵だと思う。 絵は歴史と見た人の頭に残るのです(ちょっと大きく出た!) この本は精力維持のスペシャリストの方が普段実行されている食生活や筋トレなどが具体的に書いてあり、必ずこうしろ!というものではなく、「持続可能な日々のちょっとした努力」がメインなのでオススメです。 精力の維持=キャラの鮮度の維持と言っても多分過言ではないでしょう。 食欲が無いとご飯が美味しく感じないのと同じです。 自分はそこ行くと精力は普通で、SEXシーンそんなにバリバリ描けないのも自覚しているので、水着とかの女の子のカラダのラインでグッとくる状態を維持し続けたい。 とりあえず、ゲームをする時の姿勢をうんこ座りにするだけでも絵が上手くなる!(描き続けられる!)と言えるようになりたいです(^ω^)9 ちなみに自分が最近食べているMCTオイルもしみけんさんのこの本の影響です☆ ■「勝ち続ける意志力」 プロゲーマーの梅原さんの本。最近読みました。 内容はゲームの攻略法ではなく・仕事術というのも適当な表現ではなく、1個人として物事に取り組む姿勢について書かれており、すごく共感できました。 何を軸にして、どう日々を過ごすのか? そんなシンプルで究極的な、ある種武道の修行のような問いかけと内容ですが、絵を描いたり、本当に通用する力を得るには長い時間を要する事をしている人には「俺だけじゃなかった。俺もやらなきゃ」と背中を押される心強さがあります。 イチローさんが野球、羽生さんが将棋、梅原さんは格ゲーだったというように、男として物事を追求する姿勢と、それゆえ人よりも孤独な時間が長く、自分と向かい合って乗り越えた壁の多さに裏付けされた文章は、SNSや他人の評価で挫折してしまう人が圧倒的に多い今の世の中において、1つの事を長く続けていく上で教科書に書いてない・誰も教えてくれない本当に通用する生の実践的な考え方として、とても大事だと思いました。 未読でしたら一読をオススメします。 最近ではEスポーツが取り上げられるようになりましたが、日本でプロゲーマーという業界が出来る前からゲームをされていて、紆余曲折の先にプロになった方なので、人間味がある所も良かったです。

Files

Comments

No comments found for this post.