今年一年ありがとうございました! (Pixiv Fanbox)
Published:
2018-12-06 21:10:23
Edited:
2020-10-20 20:57:26
Imported:
2023-07
Content
ちょっと早いんですが、今年5月から始まったファンボックス、
最初から見てくださっている方、1度でも支援くださった方、新しく見てくださっている方、皆さんありがとうございました!
おかげさまで月あたりの支援額が確実に上がっており、とても助かっております。
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ファンボックスはパトロンシステムですが、自分の場合、目標額を設定して募るキックスターター的な使い方ではなく、1プランのみ・390円で、web上で見る事のできる、ジャンル的には今絶滅に瀕しているSFサイバーコミックスのようなものを目指して活動しています。
高額プランを用意しないのは、月ごとの収益落差を意識するあまり、自分がファンボックスにかかりきりになるのを防止する意味合いもあります。
以前も書きましたが、この活動は私にとっても、支援してくださる方にとっても短距離走ではなく長いマラソンのような事なので、継続支援はありがたいのですが、負担になり過ぎない程度にお願いします。
懐に余裕のある時、コーヒー1杯呑む感覚でまた見に来て頂けると有り難いです。
経済的に極力負担にならない1プラン390円をこの先も変えずに行こうと思います。
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この稼業にそれなりの希望を持ってやってきては居たんですが、金銭的な事、年齢的な事、そして業界の体質など色々あって、26で飛び込んだものの、35歳の今この先どうしたらいいのか、絵の技術ではなく、具体的に生きていく上で問題になる稼ぎや生活面で非常に悩んでいました。
自分で言うのもおこがましいですが、それなりに大きな会社、多分業界的には1番大きな所とずっとやってきていますが、やはり自分に著作権があるものを作らないと、金銭的には相当厳しいのが現実です。
なぜなら、年功序列ではないので基本ベースアップ無し(20代の頃と同じ金額)、プロであろうがアマであろうが変わらない企業ごとに定める一律一件あたりの金額、キャラクターが生み出す利益のロイヤリティ0。
そして平然と価格のボーダーを下げていく兼業の人たちの存在・・・
同人と商業の感覚がごっちゃになってしまい、正直仕事としてはもうほぼ成り立っていません。
20代は商業で仕事が出来た華やかさに浮かれる事もできますが、30を過ぎると、冷静に今後の事や生活を考えて、それでもこの稼業を続けるにはどうしていかないと行けないのか、しっかり考えないとどうしようもなくなって行きます。
夢を見れる年齢的なリミットは確実に存在して、その持ち時間は一言で自分の持つ経済力に尽きます。
自身に特になんの身体的ハンデもなく、家賃が浮くという理由で健康な親の家に住める人などはご飯の心配、住む所を追われる心配がないので、正直どんな稼ぎでも続けられるんですが、それでもかなりの金額を稼げる腕がないと、自分が病気になった時、またアテにしていた親が病気・もしくは要介護になった時、親元離れてやってる人たちが若くから経験していたのと初めて同じ状況に陥り、精神的な準備も生活基盤も出来ていないのでその時精神的・経済的に相当な地獄となるでしょう。
年齢によっては、あまりの辛さに冗談抜きで死を選択しないといけない状況にもなりえます。
それがこの業種の30~40代の背中合わせの現実です。
30を過ぎると体の色々な所が少しづつ不調をきたします。
お金は病気の備えのためにも歳に応じて必要になるんですが、この業界の金銭感覚は、働き手はずっと若いカラダのまま酷使出来る事が前提なので、動けなくなったら即切り捨てられます。
この悩みはこれから先もずっと付きまとうんですが、
少なくてもこの先自分に著作権がつくオリジナルという、将来自分を助けてくれるかもしれない実がなる果樹園を、今年具体的に実際に作り始められたのは非常に大きかったです。
アクアバレット、アーネリス、武装jk(仮)という3本の苗木と、他にも出てくるかもしれない苗木が面白く、大きくなってくれるように地道に描いていこうと思います。
なんか暗い話になってしまいましたが、来年も着実に行こうと思いますので、楽しみにして頂けますと幸いです(´∀`)9