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アクアバレット競技で使われる新装備「ロングジャンプユニット」のSSです。 仕様上文章だけの投稿を後から絵つきにできないので(絵つきの場合絵がないと投稿できないのです) 再投稿になります。いいね頂けた方すみませんです。 ■ロングジャンプユニット搬入前日 チーム寮の中の大部屋。 4人の少女のくつろぎのたまり場になっている居心地の良い空間。 それぞれが持ち込んだ趣味のもので彩られている。 イスカ・クロエ・アイリ・ユズリハの4人が今後競技に組み込まれる新ユニットの資料を眺める。 イスカ「これがロングジャンプユニットかー」 クロエ「これどうやって装着するの?」 アイリ「うん、まずイッカクリスタルキーでフィールド認証させてから、いつものウォーターブレードと同じ要領で装着できるって」 ユズリハ「相当高い所までジャンプできるみたい・・・」 イスカ「どうせ装着するならカッコよく装着したーい!」 クロエ「賛成!」 アイリ「2人ともそういうの拘るよね〜」 ユズリハ「私は・・目立たないように着けて後方支援できたらいいかな・・・」 4人はロングジャンプユニットの資料を見ながらめいめいに競技の想像を膨らませる。 妖精の羽みたいに伸びた真っ白のユニットは、普段つけているちいさなジャンプユニットよりもかなり大きく、足そのものを覆うブーツのようなパーツもついていて、今までとは全く違う挙動を予感させた。 カッコいいもの好きのイスカとクロエの目はランランと輝き、 アイリとユズリハはその趣味的なカッコよさにちょっと押され気味。 私服の4人は緩やかな服をダブっと着て髪型をオフ仕様に変えてゴロゴロしている。 クッションに頭を埋めて、伊達メガネをかけてクッキーを口に咥えるクロエ。 ラフにダブついた上着を着て、脚を組んで爪先をクイクイと上下させて遊ばせる。 いつもはツインテのイスカも、ゆったりと髪をおろして三つ編みを作っている。 伊達メガネがブームなのか、イスカも伊達メガネをつけてポリポリとクッキーをかじっている。 だぼっとしたTシャツがテントのように張り出し、ホットパンツからすらりと伸びる白い脚がきれい。 髪型を変えるだけで、おとなしい読書少女のような雰囲気を作るイスカは別人に見えた。 ユズリハも伊達メガネ、眼鏡っ子の集会のようになっている。 髪型をいつもはクロエがするような二つ分け結びにして、全員分の紅茶をフルーツ入りの氷の入ったグラスに注ぐ。 新鮮なミントを乗せて出来上がり、フルーツたっぷりのフルーツパンチのようなユズリハ特製ティーだ。 何かとジャンクフードに行きがちなクロエやイスカと違って、アイリとユズリハは女の子的感覚が優れていて、健康的で美味しい飲み物や食べ物を探してくる感覚に長けている。 このクッキーもアイリが焼いたお手製だ。 ユズリハが焼いてきたパウントケーキもある。 ジャムやクリームも小皿にとってあって、めいめいに好きな味をトッピングできる。 甘いものだけじゃちょっと物足りない彼女たちのために、ツナやチキンソテー、ミートソースまでしっかりある。 クレープに甘いもの以外に何故かツナなんかのパワー系があるのと同じ理由だ。 甘いものとパワー系、どっちも気分でチョイスしたいのだ、育ち盛りは。 クロエとイスカはゲームやカラダを動かすアクティビティが好きなので、趣味がきれいに分かれていてアイリとユズリハも退屈しない。 ガンネレイスの報酬は契約するウェアメーカーとアクアバレットメーカー、競技で動員するお客さんのチケット代から賄われる。 アイリたちはウェアメーカー「AGO製糸」、アクアバレットメーカー「クスィ・ファイーダ」のサポートを受けている。 若くして大金を持ち、金銭感覚がマヒして破滅する者、才能に溺れて言動が常軌を逸っして人生を台無しにする者が競技初期には多数出たため、機構側が少女たちの将来性に配慮して毎月の額を決めて支給している。 そのため他の一般企業とさほど変わらないお給金。 寮費も食費も光熱費もしっかり取られる。 スポーツエリートだからと言って生活に浮世離れさせない、この方針が功を奏してガンネレイスはどこか庶民的で人気があった。 引退時や、どうしても必要な時にそれまでの積み立て分が支給される。 人間は不思議なもので、十分な貯金があると思うと、毎月の支給額が少なくてもやり繰りができる。 最も辛いのは蓄えが無い事だ。 買いたいものが買えないのも辛いが、借金に追われる生活、貯蓄がないという精神的な圧迫感ほど辛いものはない。 「まぁ、贅沢しなければ大丈夫かな・・・ あ、タンポポ咲いてらぁ」という、分をわきまえてなんとなく縁側でお尻をポリポリしながらハナクソほじくってタンポポの花を眺める状態・・・それが人生では幸せな事ではなかろうか・・・ うぅ・・・ というオッサン的な思考はおいておいて、ガンネレイスの少女たちは普段のハードな練習から解放されたオフを好きなものを食べつつ、新しく追加されるカテゴリーにあれこれ想像を膨らませていた。 女の子の匂いが充満する空間。 むさ苦しい男たちが集まる四畳半のダラダラゲーム会とちがい、少女たちのだらしなさは身綺麗にした上でのラフさであり、これが彼女たちにとってオフを飾るファッションなのだ。 ホットパンツから覗く白いフトモモ、その隙間からちらりと見える下着まで、どこまでも清潔で、それぞれが愛用するボディーソープの甘い匂いで満たされている♡ そんな少女たちも、頭を使うとお腹が減る。 ユズリハ「さ、用意できたわよ〜 召し上がれ♡」 ユズリハは母性全開にしてテーブルに広げられた美味しいフードを前にニコニコする。 女の子は男よりも「将来」という概念が強い。 男の未来・将来感は自分勝手な狭い視野でキラキラした成功を夢想する。 成功すればそれまでのすべてが報われる、何でも手に入る。それまでは我慢するという思考。 望めばいつでもこの瞬間が再現できると思ってしまう。 基本的に自分勝手なのだ。 男は前に勇しく進むように見えて、灯台下暗しな上に周囲が見えていない。 遠くに来てはじめてもうあの時が戻らない事を知り、自分の周囲には何も残っていないのを知る。 女の子はいつか自分が母になるのを本能的に察知している。 今この瞬間がずっと続かない事、それぞれに都合が出来る事、簡単にもう集まれなくなるというのを若いうちに察する子が多い。 だからこうして瞬間瞬間を華やかせ大事にするのかもしれない。 変化を予感しているからこそ1度きりを大事にできるのだ。 クロエ「ユズもアイリも将来いいお母さんになるよ」 イスカ「うんうん、はー・・・めっちゃスパイシーで良い匂い!これタンドリーチキン?」 アイリ「アハハ!イスカはカワイイ肉食獣って感じだよね」 イスカ「エヘヘ、このカラダ、燃費悪くてさぁ・・・私も困ってるんだよねー」 クロエ「アンタは実り過ぎなのよ、・・・贅沢だわ」 クロエが舌打ちして、イスカがニヤニヤクロエを横目で見る。 ユズリハ「まぁまぁ、ゆっくり食べましょ♡」 育ち盛りのイスカはチキンに手をつけて、サラダを載せ、薄くスライスしたパンケーキの上に盛る。 ちょっとミートソースをタラリ。 クロエはそれを横目に見て、同じセッティングをする。 負けてらんない。少なくてもこの子よりも栄養取らないと・・・ 胸が出ずにお腹や首元に肉が来て、寸胴の埴輪のようになった自分をちょっと想像するも、 (う、動いて燃やせばいいのよ、動けば!) と妄想を吹き飛ばす。 胸が出る事を信じて。クロエは決めたら進む子なのだ。 ユズリハ「あ、2人とも待って」 ユズリハはポンと手を叩くと、どこからともなくチーズの原木と専用のギロチン台のようなオーブンと長ーいチーズナイフを取り出す。 イスカ「うわぁユズリハさん・・・それは凶悪です・・・」 クロエ「うあ・・・ダメよユズリハ、それは狂う・・・」 アイリ「しゅ、しゅごいぃ・・」 ユズリハ「うふふ、近いうちにみんなでチーズフォンデュパーティしようと思って用意してたの♡」 ユズリハは巨大な専用のオーブンをさも軽そうに置くと、丸太のようなチーズの原木を半分に切ったラクレットチーズをセットして焼き始める。 辺りに広がる濃厚で豊潤な香り♡ イスカ「うわぁ・・・スパイシーなタンドリーチキンとミートの旨味と、チーズのまろやかなコクのまろみが丸ごとやってくる・・・鼻からあじわいスープすすってるみたいだよぉ・・・」 クロエ「ユズ・・ダメよ・・そんなの私たちの年齢で知るにはまだ早過ぎる・・・あぁ・・・いい匂い・・・脳が溶ける・・・」 アイリも無言でスライスしたパンケーキにサラダを載せて、タンドリーとミートソースの肉汁をセッティングし、じゅるっ と垂れ落ちそうになるヨダレを拭う。 周囲に立ち込める香ばしい焼きチーズの香り。 ユズリハ「最初に食べるのは・・・どなた?」 3人は視線を交わし、一瞬の火花を散らせて流れるようにジャンケンをする。 ほかほかチーズはイスカ・アイリ・クロエの順。 全員が頬を赤らめて、専用のアイロンのような焼き台を外された、クレームブリュレのような美味しそうな焼き目が表面につく、ぷくぷくと熱で気泡を含むとろけるチーズ表面を眺める。 あつあつチーズの甘いプリンのような薄黄色の凶悪なトロみ。 ユズリハはチーズの原木を傾けると、端っこからナイフを入れて、表面の焼き目が乗った濃厚なあつあつとろけるチーズを、たっぷりとイスカのタンドリーチキンケーキの上に注ぎ込むようにチーズ原木からこそぎ落とす。 チーズ原木表面の真新しく瑞々しいチーズケーキのような黄色い切り口に可能性を感じるクロエとアイリ。 「ん、んあぁぁぁあぁ♡」 イスカはお皿の上に展開する凶悪な化学反応、もはや一種のアダルト映像のような、官能的なチーズと肉汁ミートがぐちゃとろに混じり合うポルノのような光景に声にならない喘ぎのような悦びの声をあげる。 脳が・・・脳が・・・悦んでるぅ♡ ユズリハはナイフにねっとりとこびりついたチーズの残りを器用に、ぬちゅぅ・・・ねれちゅぅ・・・♡と、垂れ落ちたチーズに柔らかく押し広げるようにふんわりと整える。 イスカの目の前のお皿に肉の宴が展開する。 肉汁が乱れ絡み合う様子は18禁映像だ。 クロエ「なんて凶悪なの・・・こんなイケナイ食べ物が日常に潜んでいるなんて・・・どこから探してきたのユズリハ・・人を狂わせる怖い子っ・・!」 アイリ「カロリーの暴力・・・視覚も聴覚も嗅覚も逃げばないよぅ・・・!乱暴だめぇ・・・!」 ユズリハ「ほらイスカ・・・?チーズが・・冷めちゃう・・♡」 イスカ「ハッ・・ハッ・・♡いい?たべていい?もうダメ・・!たべる!ゆるして!」 イスカがユズリハの囁きに焚きつけられて、我慢できずにあつあつチーズにナイフを入れてタンドリーチキンとミートソースの溢れる肉汁、人を野生に帰す香りにメロメロになりながらはふはふ♡とむしゃぶりつく♡ アイリ「イスカ・・・いい食べっぷり・・・♡」 イスカ「あの子・・・あんなに良い顔して・・・汗が煌めいてる・・」 もちゃもちゃと頬を冬眠前のリスみたいに膨らませて味わうイスカを見て、クロエとアイリが唾を飲み込む。 ユズリハ「はぁい・・次はアイリ・・♡」 アイリ「あっ♡ あっ♡ あぅぅ♡」 アイリは自分のタンドリーミートソースチキンケーキのお皿に注ぎ込まれていく熱いとろとろねっとり濃厚チーズに悦びの声を上げる。 アイリ「ごめんクロエェ・・・私もう・・・」 クロエ「良いわよ・・・肉に狂いなさい・・・」 アイリ「ありがとおぉ♡ あぅぅうぅ♡ はむぅ♡」 イスカと共にお皿に喰らいついて野生に還るアイリ。 おにく♡おにくしゅきぃ♡ ユズリハ「さ、クロエ・・・あなたの器を出して・・・♡」 クロエ「ユズ・・・いいよ・・・たっぷり・・ちょうだい・・・♡」 ユズリハはたっぷりねっとりクロエの欲しがりな肉の器を満たすように、濃厚なチーズを注ぎ込んでいく♡ クロエ「あっ♡ あぅぅ♡」 変な声でる♡ 人間は美味しいものが重なりまくると変な声出る♡ 舌に溢れる唾液は脳汁の分泌物♡ 喉を十分に溢れる唾液で湿らせて、食道を欲しがりのおつゆでしっぽりと濡らして、ぐちゅとろのぺこぺこ胃液がお肉ほしいぃ♡ほしいよぉ♡ってゆってる♡ ぐにゅ♡ くちゅぅ♡って、ユズリハが2人の少女を悦楽に誘ってきた分かってる手つきで、ナイフについたチーズの残りも全部全部塗りつけるようにおしつける♡ 天使のような笑みでエッグい量の悦楽チーズ注ぎ込み♡ もうらめぇ・・・狂う・・・くるぅぅ・・・♡ はむぅぅ♡ 3人の少女がお肉を貪るさまにユズリハは悦楽の笑みを浮かべる ユズリハ「(こんなに悦んでもらえるなんて・・・ちょっと高かったけど用意しておいてよかった♡)」 ちなみにユズリハは生ハムの原木も購入していた♡ (アイリの持ってきてくれたメロンに生ハムメロン、夕方だしましょ・・♡) ぺろりとユズリハが小悪魔に舌舐めずりする♡ 少女たちの溢れる健康的な食欲、果実と肉の宴の楽しいオフは、新装備の期待と想像の話に華を咲かせ過ぎていった。

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