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「んくっ……んく……ぷはっ! あ゛~~お風呂上りの牛乳うまっ!」 腰に手を当て、コップの牛乳を一気に飲み干す詩緒。 姉が美味そうに牛乳を飲んでる様を見て、自分も飲みたくなった美緒はぺたぺたと姉の側による。 「美緒もっ、美緒も牛乳飲みたい」 「あ、ごめん。もう無い」 詩緒は妹に、空になった牛乳パックを軽く振って見せた。 「えーーーッ!!? なんで全部飲むのッ!? 美緒も飲みたかった!! 飲みたかったのにッ!!!」 「残念でしたぁー、早い者勝ちでーす」 「もーーーッ! もぉーーーーー!!!」 そんなやり取りをしていると、お風呂に入っている母親から声がかかる。 「詩緒ーっ! ちょっと追加のビール持って来てーっ」 母親は既にほろ酔いなのか、上機嫌な声でそう言った。 それを聞いた詩緒はため息をつきながら冷蔵庫から缶ビールを取り出し、風呂場に向かう。 そこにはお湯に浸かりながらビールを飲みほしている母の姿。 「もぉーお母さん……お風呂入りながらビール飲むのやめてよ、倒れるよ?」 「倒れないっ! お母さん強いから倒れない!」 「はあ……」 詩緒は呆れながら缶ビールを渡す。 カシュッ! すぐさま蓋を開けぐびぐびと飲みだす母。 「んはぁーーッ!! 美味し!!! このために生きてるッ!!!」 「そんなにバカみたいに飲んでると早死にしちゃうよ?」 「な~に言ってんのよ、入浴しながらのお酒は健康に良いのよ? 寝つきも良くなるし。詩緒も大人になったらやってみなさい♡」 「やらない」 詩緒は母が飲み終わった空き缶を回収しリビングに戻る。 ……美緒の姿が無い。 「……? 美緒?」 辺りを見回すが見当たらない。 部屋にゴロゴロしに行ったのだろうと、詩緒はそう思いながら空き缶を捨て、キッチンを片付ける。 そのタイミングで美緒が戻ってくる。 手には枕を持っている。 美緒はソファに枕を乱暴に投げた。 「今日はお姉ちゃんと一緒に寝てあげないからッ!」 「はぁ?」 「美緒、今日ここで寝るからッ!」 そう言って詩緒はソファにダイブしてスマホを弄り始める。 「ずっと! ずぅ~~~っと一緒に寝てあげないから!」 「うるさいっ! なにキレてんのよ牛乳飲めなかったくらいで」 「ッん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛~~~!!!」 うつ伏せの状態でソファをばふばふと叩き始める美緒。 そのまま暫く暴れていたが、疲れたのか大人しくなった。 「はいはいわかりました、じゃあお風呂での決着つけるって話も無しね、勝負から逃げるのね、はいお疲れ」 「……!」 普段は同じベッドで寝ている姉妹。 喧嘩した時はよくベッドの上で決着をつけていた。 つまりは、そういう勝負。 「……ここでやる」 「駄目、リビングはお母さん起きて来るかもでしょ? やるなら部屋で」 「……」 「どうするの?」 ふくれっ面で黙り込む美緒だったが、枕を持ってソファから立ち上がる。 「……お姉ちゃんなんかに負けないから」 「あたしだって、あんたなんかに負けないわよ」 「……」 「……」 無言で睨み合う姉妹。 「……お母さんがお風呂から出たらちゃんと歯磨きしなさいよ、分かった?」 「分かってるもん、バカお姉ぇ……!」 美緒はどすどすと足音荒く部屋に戻っていった。 ***** 時刻は23時。 母は既に泥酔して眠っており、姉妹は部屋の電気を消してかろうじて相手の顔が分かる程度の暗闇の中にいた。 ベッドの上で膝立ちになり向かい合う二人。 「謝るなら今のうちだよ……お姉ちゃん」 「あんたに謝る事なんてないわよ、バカじゃないの」 美緒はパジャマと下着を脱ぎ、裸になる。 詩緒も同じく脱いでおり、裸になっている。 「あまり大きい声出すんじゃないわよ、お母さん起こすかもしれないから」 「それはこっちのセリフだよ、雑魚お姉ちゃん……♡」 「雑魚はあんたでしょ、いっつも泣いて謝ってるくせに」 「……泣くまでイかせてやるッ」 「やれるものならやってみなさいよッ……」 「……」 「……」 姉妹が無言で睨み合う。 「……ふっ!」 「ッ……!?」 先に動いたのは美緒だった。 美緒は詩緒に飛び掛かり、頭を押さえつけ強引にキスをする。 「んっ……!♡ んんッ!♡」 「んちゅ……!♡ んむ……!♡」 美緒は詩緒の口の中に舌をねじ込む。 唾液を流し込み、口内を犯していく。 (相変わらずキスだけは上手いんだから……!) 詩緒も負けじと美緒の頭を逃げられないように掴み、激しく舌を絡ませる。 「っ……ふ……んッ……!♡ んっ……んっ……!♡」 「んっ……!♡ んっ……! んふっ……♡!」 お互いに相手を屈服させようと舌を動かし続ける。 二人の口から漏れる吐息に熱が籠り、白かった頬が徐々に紅潮していく。 「「んッ……んむぅッ……ッ……! ぷはっ!!」」 やがて息が苦しくなり口を離すと、二人の間に銀色の橋がかかり、切れる。 「「はぁーっ……! はぁーっ……」」 お互い肩で息をしながら睨み合う。 「「んッ!!!」」 そしてまた唇を重ねた。 そんなキスでは満足できないとばかりに、お互いの体を強く抱きしめあう。 美緒の豊満な胸が押しつぶされて形を歪める。 詩緒の胸も押し潰されて形を変える。 「「んはっ! あッ!! はぁッ……! はあ……!」」 お互いに舌を突き出しベロベロと舐り合う。 まるで相撲のように、胸を張り合って押し合う。 「んあ……はっ……! っお姉ちゃんのキスなんか……全然気持ち良くないんだからっ……!」 「はっ……はっ……! あんたのキスこそっ……全然感じないわよ……! このヘタクソ……!」 「ッ……! このっ!!!」 「キャッ!?」 美緒は詩緒をベッドに押し倒し、その上に覆いかぶさる。 じゅるるるッ!♡♡ ぢゅううううッッ!!♡♡♡ 「ん゛ん゛ん゛ッ!!? ん゛ん゛ーーーっ!!♡」 美緒は上から詩緒の唇を奪い、口内の唾液を吸い尽くす。 舌で口の中を舐め回しながら、吸った唾液を飲ませ、流し込んでいく。 「んっぶぅうううううっ!!!♡♡♡」 「っぷぁあっ……!!♡♡」 唇が離れると同時に、今度は首筋に吸い付く。 ちゅっ♡ちゅううぅぅっ♡♡ れろぉおおっっ♡♡♡♡ 首筋から鎖骨へかけて舌を這わせながら移動していく。 そのまま右手で乳房を掴み揉みほぐす。 ぐにぃいいいっ♡♡♡♡♡ ぐっにぃっ……♡♡♡ 「んぁあっ……!?♡ や、やめなさいよ……!♡」 「や~だ♡」 美緒はそのまま乳首を口に含み、舌先で転がすように舐め回す。 もう片方の乳首は指で摘まんでコリコリと弄くりまわす。 ぐにぐにと指の間で潰すように刺激を与え、時折爪を立ててカリッと引っ掻く。 その度に詩緒の体がビクンと跳ねる。 「あッ……!♡ はっ……! んん……♡♡」 詩緒の口から可愛らしい喘ぎ声が漏れる。 同時に両方の性感帯を同時に責められ、その快感に耐え切れず、腰が浮き上がる。 「ふふ……♡」 それを見た美緒はさらに責め立てるべく、乳首に歯を立てた。 カリッ……! カミっ……♡♡ ガリっ……♡♡ 「アッ!? ッ……♡♡ 噛むな……バカぁ……ッ!」 「んふ……嬉しいでしょ? 妹に噛まれて悦ぶ変態だもんねぇ、お姉ちゃんは♡」 美緒は歯を立てたまま、口の中で先端部分をチロチロとくすぐるように舐める。 「ひぁっ……ッ!♡ だめッ……! それダメ……♡♡」 「ほうだよねぇ、ほえ好きあよねぇ♡♡」 カリカリッカリィッ~~♡♡♡ れろれろれろ♡♡ ちゅぱっ!♡♡ ちゅうぅ~~~っ!♡♡ 「やっ……!♡ やだッ!♡ やめてッ!♡ 美緒!♡♡ ああッ!!?♡」 詩緒は美緒の頭を掴んで引き剥がそうとするが、力が入らずただ添えるだけになってしまう。 美緒の舌の動きに合わせてビクビクと痙攣する体。 その様子を見てニヤニヤと笑う美緒だったが、次の瞬間にはその表情が驚きに変わる。 ぎゅむっ! と、突然乳首を強く抓られたのだ。 「んぁああぁあッ!!?」 突然の痛みに思わず声を上げ、責めていた乳首から口を離してしまう美緒。 詩緒の方を見ると、してやったりという表情でこちらを見ていた。 「いッ……たぁ~~~!! 乳首つねるなんて……お姉ちゃん、さいってぇ~~!!!」 「あんたが先に噛んだんでしょ!! このっ!!!」 「キャッ!?」 下になっていた詩緒が美緒を押し倒し、美緒をまんぐりがえしの体勢にする。 そして、美緒の股間に顔を近づけると、割れ目に思い切り吸い付く。 ぢゅうううぅぅうう~~~~っっっ!!!♡♡♡♡♡ ぢゅぞぞぞぞぉっ!!!♡♡♡ 「きゃあああぁぁあああ!!??♡♡♡」 「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ッ!!!!」 激しく吸い上げられ、美緒は悲鳴のような喘ぎ声を上げる。 しかし、詩緒は構わず続ける。 ぢゅうううっ!♡♡ぢゅるるるるっ!!♡♡ぢゅぱッッ♡♡♡♡♡ 「やめっ……!♡♡ んああぁッ!?!?♡♡ んひぃいっ!?!?♡♡♡ だめっ……!♡♡ イくっ……!♡♡♡」 「あはっ! あんたの方が変態じゃない!♡ お姉ちゃんにおまんこ舐められて感じてるとかさぁ!♡♡」 「ち、違うもん!♡♡ 感じてなんか……ああッ!♡♡」 詩緒はさらに追い打ちをかけるべく、クリトリスを口に含み、舌で転がし、押し潰す。 れろれろれろっ!!♡♡♡ ぢゅるるっ!♡♡ ぢゅうううっ!!♡♡♡ 「いやぁぁああっ!!♡♡♡ だめッ!!♡ だめえぇぇぇぇッ!!♡♡♡♡」 ぶしゅッ♡♡ ぷしゅ♡♡ ぷしゅしゅぅッッ!!♡♡♡♡ 美緒は盛大に潮を噴きながら絶頂した。 「んッ!? んぶッ……!! ごふっ!!!」 噴き出した潮が詩緒の口や鼻に入り込みむせ返る。 「はぁーッ……! はぁー……! はぁー……」 美緒はベッドの上でぐったりし、呼吸を整えている。 「んふぅ……んふっ……ふぅ……!」 詩緒も同じく荒い息遣いで、美緒を見下ろしている。 美緒をまんぐりがえしの体勢から解放すると、美緒の顔に近づく。 「ぶッッ!!!!!」 「ッ!!?? ぅあっ……!!?」 口の中に含んでいた潮を思い切り吹きかけた。 顔全体に降りかかる生暖かい液体の感触に驚く美緒、さらに続けて言う。 「……はぁ……はぁっ……あんたの負けよ……!」 「うっ……ふぐっ……! う゛う゛ぅ~~~ッ……!!!」 勝利宣言をする詩緒だが、それに対して美緒はまだ戦意がある様子。 「まだやる気なら容赦しないわよ……美緒……!」 そう言って美緒の股に、自らのおまんこを近づけていく。 ぐちゅっ……♡♡ 「「んッ……!♡♡」」 姉妹の性器が触れ合う。 詩緒は貝合わせで決着を付けるつもりだ。 「美緒……どっちが上か分からせてあげる……!」 「もう負けないんだから……!」 二人は腰を振り始め、互いの秘所を擦り合わせる。 ずりゅんっ♡♡ ぬちゃっ♡♡ ぐちょっ♡♡♡ ぐちょぐちょっ♡♡♡ 「あんっ!♡♡ あっ!?♡♡ ぁん♡」 「ひゃうんっ!♡♡ あっ♡ あん!♡♡」 ぐっちょぐっちゃっ!♡♡ ぱんっぱんぱんぱんっ!♡♡♡ 二人の腰が激しくぶつかり合う度に、愛液が飛び散りシーツに大きな染みを作っていく。 二人とも快感に耐え切れず喘ぎ声を上げてしまう。 それでも必死に耐えようと歯を食い縛る。 「んっ……くぅっ!♡♡ こ、このぉ……ッ!♡♡♡ お姉ちゃんのまんこなんかに負けないんだからぁッ!!」 「くぅっ!♡ うぅっ!♡ あぅっ!♡♡ あたしが美緒のまんこなんかに負けるわけないでしょっ!!!」 ばちゅんばちゅん!!♡♡♡ ばちゅッばちゅッ♡♡ ぐちゅぐちゅぐちゅっ!!♡ 「「はぁッ! はぁ……♡! んっ♡♡ あ゛っ!♡♡ はぁッ♡!!」」 「……っ美緒、そろそろ限界なんじゃない? イキそうなのバレバレよ!?」 「ッ……お姉ちゃんこそ、さっきからずっと腰が震えてるけど、イキそうなんじゃないの?!」 激しい攻防が続く中、お互いに挑発し合い、相手を先にイカせるためにより一層激しく動く二人。 ((絶対イかせてやる……!)) そう思いながら一心不乱に腰を打ち付けあう。 もうどちらも余裕はなく、相手の顔を睨みつけながら快楽に耐えることしかできない。 そんな状態のまま数分が経過した頃だった。 「「ン゛ン゛ン゛ッッッ♡♡!!!??♡♡」」 ぶしゅぅぅっ!!! 不意に、二人が同時に絶頂を迎えた。 お互いの体に潮を吹きかけあい、その快感に体を震わせる。 「はぁー……はぁー……はぁー……♡♡♡」 「ふーっ……ふぅー……ふぅーっ……♡♡♡」 荒い呼吸を繰り返しながら睨み合う。 そして大きく息を吸い込み……。 「「そっちが先にイった!」」 と、叫んだ。 「「ッ~~~~!!!」」 お互いに目の色を怒りと屈辱の色に変え、取っ組み合う。 今度は先ほどまでのイかせあいとは違い、お互いが相手の髪の毛を掴み合い、引っ張り合いながらの喧嘩になる。 「このぉぉぉぉぉぉッッ!!!!!」 「なによおぉッッッッッ!!!!!!」 髪を引っ張り、頭を叩き、腹を蹴りあい……怒りに任せ相手を痛めつける。 両者一歩も引かない戦い。 だが、すぐに体力の限界を迎え、動きが鈍ってくる。 「「はー……はー……はー……はー……」」 息を切らし、髪の毛を引っ張り合ったまま動きが止まる。 そのまま数十秒の間、沈黙が流れる。 やがて、詩緒の方が口を開いた。 「はぁ……はぁ……ちょっと、美緒……いい加減、手ぇ離しなさいよ……」 「……はぁ……はぁ……お姉ちゃんが先に離してっ……」 「はあ……? あんたが先に離しなさいよ……!」 「お姉ちゃんが先ッ!!」 美緒が髪の毛を引っ張る力を強める。その痛みに詩緒の顔が歪む。 「いッ!? っ……わかった、わかったわよ! 離すから引っ張るの止めなさい!」 宣言通り詩緒が美緒の髪の毛を離すと、それを確認した美緒も髪の毛を引っ張っていた手を緩める。 二人は一旦距離を取る。 乱れた髪を手で整えつつ、再び向かい合う。 しかし、もはや気力だけで向かい合っているような状態でまともに戦えるはずもなく、互いにフラフラしている状態だ。 「……まだやる気?」 「……当たり前じゃん」 そう言いつつも、二人はもうほとんど動けない。肩で息をしながら睨み合っているだけだ。 「じゃあ……やっぱりアレで決めるしかないわね……」 「そうだね……もうアレしか方法がないね……」 二人はシックスナインの向きで横になり、互いのおまんこを舐め合う体勢に入る。 互いの性器に口をつけると、舌を動かし始める。 れろぉっ♡♡ れるぅううっ♡♡ ぢゅるるるっっ♡♡♡ ぴちゃっぴちゃっ♡♡ れろぉお~~っ♡♡♡♡ 「「ん゛~~っ♡♡ あ゛~~っ♡♡」」 双子の姉妹による本気のクンニ勝負が始まる。 舌が互いのクリトリスを刺激し合う度に体がビクビクと震える。 「「あっ♡ あん♡ んむ……♡ うんん♡ はぁ♡」」 責め方を熟知しているためか、どちらもなかなか決定打を与えられない状況が続くが、二人はその状況を楽しんでいるようにも見える。 (美緒より先に……) (お姉ちゃんより早く……) (イかせる……!) (イかせてやる……!) (イキなさい……!) (イってよ……!) (はやく……) (我慢しないで……) (この……!) (お姉ちゃんのくせに……!) (美緒のくせに……!) (っ……!) (だめ……) (もう……) (イく……) (イっちゃう……) ((気持ちいい……! もっと……!)) 二人の快感は最高潮に達していた。 だが、それでもなお、どちらも相手を先にイカせようと必死になる。 二人の体は汗だくで、顔は紅潮し、息は荒く、目は蕩けている。 それでも必死に相手の弱点を責め続ける。 「美緒……! みお……っ!!」 「お姉ちゃん……! おねえちゃんんッ……!!」 詩緒と美緒、二人は最後の一撃を放つため、今までで一番強く吸い付いた。 じゅぞぉぉおっっ!!!!!!♡♡♡♡♡ずちゅぅぅううっっ!!♡♡♡♡♡!!!!!! そしてついにその時が来た。 「「ッッッッッあ゛♡♡!!!♡♡♡♡!」」 ぷしゃぁぁああっっ!!♡♡ ぶしゅぅぅうううっ!!♡♡ ぶしゅぅっ!!♡♡ 二人同時に絶頂を迎えた。 ぶしゅぅっ!!♡ ぷしゅっ♡♡♡ ぷしッ♡ 二人の股間からは大量の潮が吹き出し、相手の顔を濡らす。 「「っ……♡♡♡♡」」 そして、そのまま力尽きたようにベッドに倒れ込む。 二人とも白目を向き、体を痙攣させながら絶頂の余韻に浸り、その意識を失った。 ~~~~~ そんな状態のまま数十分が経過した頃だった。 意識が戻ったのか、ゆっくりと起き上がる二人。 「「……」」 ベッドの上に座り込み、しばらく見つめ合う二人だったが、やがて同時に近づいていき、抱き合った。 ぎゅっ……。 無言で抱き締め合う。 それはお互いに健闘をたたえ合うような抱擁。 そして、どちらからでもなく唇を重ね合わせる。 ちゅっ……。 犯し合うような攻撃的なキスではない。軽いキスだった。 唇が離れると、二人はきちんとベッドに入りなおし、眠りにつくのだった。 ***** 翌朝。 「おねーちゃーん! くつしたーー!」 「お姉ちゃんは靴下じゃないっ」 「くつした!! お姉ちゃんくつしたッ!!!!」 「もうッ!!! 自分で履きなさい!! お姉ちゃん朝ごはん作ってるのっ!!!」 朝っぱらから騒がしい声が家中に響く。 詩緒と美緒はいつも通り喧嘩しながら学校に行く準備をしていた。いや、準備をしているのは主に姉の詩緒だが。 そんな二人のことを、母は二日酔いに苦しみながらも微笑んで見ていた。 「やっぱり仲良しじゃない♪」 そう呟く母の声は、騒ぎ立てる二人に届くことはなかった。

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