小説 ポニーガールの優しい罠 中編 (Pixiv Fanbox)
Published:
2022-03-04 09:00:00
Edited:
2022-03-04 09:05:52
Imported:
2022-05
Content
「ご苦労さま、いい感じに仕上げてくれているようね」
鉄棒のような器具に拘束された真琴の正面に置かれた椅子に座り、美麗が妖しく嗤った。
「朱莉の調教も順調。すっかり愛玩ポニーガールが板についてきたわ」
美麗が反抗心を煽るようにそう告げたのは、あえて真琴に聞かせるためだ。
胸と股間のベルトのしかけにより、真琴が歩かされるだけで性感を高めていることは百も承知。そのせいで蕩け始め、思考能力が落ちていることも、オンナの調教にかけては百戦錬磨の美麗にはわかっている。
だからこそ、肉体に官能の焔を残したまま、反抗心で精神を引き締めさせる。
愛玩用の一種ポニーガールなら、快感で酔わせ、快楽に溺れさせ、肉欲で堕とせばいい。
だが競技用の二種ポニーガールは、肉体に快楽の味を覚え込ませ虜にしたたうえで、凛としたまま堕とさなければならない。
二種ポニーガール調教における定番の策が功を奏し、真琴は瞳に力を取り戻して美麗を睨んだ。
「それでは、続けて頂戴」
真琴が反抗心を取り戻したことを確認して命じる。
するとメイドたちはうやうやしく一礼し、連携して動き始めた。
まず、乳房と媚肉に食い込むベルトが外された。
それからひとりのメイドが、真琴の背後から鉄棒のような器具の台に上がる。同時に別のメイドが、真琴の前にしゃがみ込む。
ぷっくり膨れて屹立した乳首と、火照り濡れそぼつ媚肉になにかが触れたのは、ほぼ同時だった。
「ふ、ひッ……!?」
ゾクリと妖しい感覚が駆け抜け、悲鳴じみた声をあげる。
「あふ……ンうッ!?」
なにが触れているのか確認しようとうつむくと、馬銜を噛まされた口から、ゴポリと涎が零れた。
メイドが垂れた涎を気に留めないのは、先ほどと同じ。
それは、ポニーガールとはそういうものだと思っているからか。
だとすれば彼女たちのなかで、真琴はすでに二種ポニーガールと認識されているということだ。
そのことに口惜しさを覚えつつも、自分の敏感なところに触れているものの正体を、真琴は知った。
乳首に触れていたのは、背後に立ったメイドの指。
踵のない超ハイヒールのポニーブーツのせいで、ふだんより20センチも高くなった真琴の身長は、脚を大きく開いたことで相殺されていた。それで背後のメイドが、楽に腕を回せているのだ。
そして媚肉に触れていたのは、しゃがみ込んだメイドが手にした筆。
吐き出された粘液をまぶしたそれが、割れめに沿って動いていた。
「ぃあ(いや)……」
しかし、メイドたちの玩弄を拒む術《すべ》はない。
「あぇああぃ(やめなさい)ッ!」
言葉にならない拒絶が、受け入れられるわけがない。
鉄棒に似た器具に拘束され、身動きできない真琴にできるのは、指と筆による玩弄を受け入れることのみ。
メイドたちによる愛撫は弱く単調。
そのため性感が急激に高まることはないが、歩行による革ベルトの刺激で下ごしらえされていた真琴の肉は、確実に昂ぶっていく。
「くッ……うっ、うっ」
馬銜を噛みしめて、ゾクリと襲いくる快感を押し殺そうとする。
「うっ、うっ……うッ」
押し殺しきれず、その身に受け止めてしまう。
「うッ、うっ、うッ」
少しずつ、呼吸が荒くなってくる。じわじわと、肉の火照りが強くなる。ゆっくりと、昂ぶらされていく。
乳首を指の腹で、緩く、弱く一定のリズムで撫でられる。
媚肉を湿った筆の穂が、媚肉の割れめに沿って単調に、機械的に上下する。
それは一見、稚拙な愛撫。だがメイドたちは、あえてそうしていた。
性感を一気に高め、頭まで蕩けさせないように。意識を明瞭に保たたせたまま、官能の焔でオンナの肉を炙るように。
時間をかけて、真琴の肉体に快楽の味を覚えさせていく。
「ウッ……ううッ」
じっくりと性の悦びを開発される焦燥感に、真琴が身をよじる。
そのわずかな動きに、メイドの指も筆もついてくる。
逃れようとしても叶わず、同じ強さで、リズムで、玩弄は続く。
「うっ、くッ、ぅう」
気持ちいい。でも、もどかしい。
実質的には奴隷の、ポニーガールに堕とすための調教。それに快楽責めが含まれることは、予想していた。
押し寄せる圧倒的な快感を受け止め、耐えねばならないと覚悟していた。
耐えきれず押し流されても、自分ならいったん醒めれば精神を立て直せると信じていた。
でも、これは想定外だ。
「ぃあ(いや)……」
言葉にならない声は、先ほどと同じ。
「あぇああぃ(やめなさい)ッ!」
だがその意味合いは、玩弄そのものへの拒絶から、弱く単調な玩弄への拒絶へと変質していた。
そして、このたびも受け入れてもらえない。
玩弄が止まることも、強さやペースが変わることもない。
言葉で官能を煽られたりもせず、ただ淡々と、緩く責め続けられる。
「うっ、うっ、ううッ」
それでも、わずかずつ性感は高まる。肉は昂ぶらされる。
「ううッ、ぅうぁうッ」
悦びの境地へと、ゆっくり押し上げられる。
やがて、その頂がかいま見えるようになってきた。
腰のあたりで固定された手を伸ばせば、届きそうなところまで昇ってきた。
「ン……う、ぁうぅうッ!」
しかし、たどり着けなかった。
「うッ、ん……ん?」
あと1歩というところで、メイドの指と筆は止まった。
みじめに拘束されたまま、ぶざまな絶頂を晒さずに済んだという安堵。そのなかに、残念な感じが少しだけ混じる。
「く……ふぅ、んふぅ……」
それでも馬銜を噛みしめ快楽を醒まし、呼吸を整えたところで、玩弄が再開された。
強さもリズムも変えず、指も筆も弱く単調に、乳首と媚肉を撫でられる。
「ン、ぅ、ぁあ(また)ぁ……」
始まった。
「ぉう(もう)……」
やめてほしい。やめてくれないなら、いっそ強く刺激してほしい。
「……ッ!」
ふと浮かんだ不埒な考えを口にしかけ、ハッとして首を振る。
乳首と媚肉を刺激されながらの歩行調教が1時間と少し。弱く単調な玩弄が始まってから、同じくらいの時間。
すでに2時間以上、緩い快感に炙られ続け、真琴の焦燥感は募るばかり。
そして彼女を煩悶とさせる、メイドたちの玩弄は終わる気配もない。
「ぁ、ぅう、うっ」
ゆっくりと、高められる。
「うっ、うぁ、ンぁ」
少しずつ、昂ぶらされる。
「ンっ、あっ、あッ」
じっくりと、追い上げられる。
「あッ……ぅあぁあッ」
しかし、たどり着けない。
快楽の頂が見え始めたところで、メイドたちは手を止める。
「あぁ……あぇ(なぜ)……」
中途半端なところで、手を止めるのか。
安堵のなかに混じる残念な感じが、さっきより大きくなった。
「ぉうぃえ(どうして)……」
性感がわずかに醒めたところで、玩弄を再開するのか。
わからない。圧倒的な快感で溺れさせることが快楽責めだと思っている真琴には、そうする理由がわからない。
わからないまま、三たび追い上げられる。
そして、あと少しというところで、引き戻される。
何度も、何度も。繰り返し、繰り返し。
メイドの手が止まったときの残念な感じは、もはや安堵を凌駕していた。
焦燥感は、渇望へと変わっていた。
(イキたい)
でも、そうと口にできるほど、真琴の理性は失われない。
はしたない言葉を口にできるほどには、頭は蕩けない。
「なかなか、絶頂に達しないわね」
そこで、美麗が口を開いた。
「これだけ責めて絶頂しないなんて……ふつうの愛撫ではイカない子なのかもしれないわ」
違う。絶頂の経験はある。朱莉なら、そのことを知っている。
ただイク寸前で、メイドが手を止めるだけだ。
「もしかすると、責める場所を変えたらイクかもしれないわ……朱莉と同じように」
朱莉と同じように。つまり愛しい彼女は、真琴がまだ触れられていない場所を責められて、絶頂させられているのか。
美麗の真意に気づけない真琴は、そう考えさせられる。
ともあれ、真琴はすでに乳首と媚肉に玩弄を受けている。あと、女の子を責める場所といえば――。
想定外の場所に、なにかが触れた。
そこは、肛門。
ふつうの女の子は排泄にしか使わない場所に、台から下りてしゃがみ込んだ背後のメイドが、指を這わせていた。
「ぃあ(いや)……あぇああぃ(やめなさい)ッ!」
乳首と媚肉のときと違い、それは嫌悪感から生まれた言葉だった。
「ぁふぁ!?」
あげた声が艶めいていたのは、そこが気持ちよかったからではなかった。
それは、肛門責めに移行した背後のメイドに代わり、両横に立ったふたりのメイドが、左右別々に乳首の愛撫を始めたからである。
同時に、媚肉の筆の動きが、妖艶さを増したせいでもある。
だが、肛門に触れられる嫌悪感に囚われた真琴は、そのことに気づけなかった。
気づけないまま、それまで手加減していたかのように――実際、手加減していたのだが――乳首と媚肉をいやらしく責められる。
同じような手つきで、肛門にも玩弄を受ける。
「うふふ……急に艶っぽくなったわ。やっぱり、肛門で感じる変態女だったのね」
「ひぁう(違う)ッ」
しかし、声は言葉にならず、伝わらない。
乳首と媚肉への愛撫が艶かしくなっていることに気づけず、そうと言いきる自信がないから、繰り返しは否定できない。
そのあいだにも、乳首と媚肉に生まれる快感は、どんどん大きくなっていく。
それに呼応するように、肛門にも妖しい感覚が生まれ始める。
窄まりの周りを円を描くように、襞を撫でられる。
その指がヌルヌルしているのは、筆と同じように真琴の蜜がまぶされているのか。それとも、ローションのような潤滑剤が使われているのか。
わからないまま、肛門でも快感を得るようになっていく。
(そういえば……)
美麗はこんなことを言っていた。
『もしかすると、責める場所を変えたらイクかもしれないわ……朱莉と同じように』
『やっぱり、肛門で感じる変態女だったのね』
つまり、朱莉も肛門を責められて絶頂させられたのか。彼女も、肛門で感じる変態女だったのか。
今こうして、乳首と媚肉だけ愛撫されていたときより、はるかに速いペースで高まっている自分と同じように。
そんなふうに考えてしまったのは、真琴の頭が快楽で蕩けかけていたからだ。
それほど大きい悦びが、真琴を包もうとしていたせいだ。
そもそも、人の肛門周辺には性感帯がある。個人差はあれど、誰しも肛門で快感を覚える。
だが、真琴はそうと理解していなかった。肛門で快感を得る人が存在するとは知っていても、特別な人の特殊な性向だと思い込んでいた。
だからこそ美麗の言葉に乗せられ、自分も朱莉も、肛門で感じる変態だと信じさせられた。
そして、そうと思わされることは、肛門性感を受け入れることにもつながる。
(私は、変態女だから……)
仕方ないと諦めて、肛門の快感を甘受する。
ローションまみれの指を、肛門に挿入されても。
「あッ、ひぁ……」
甘い吐息を漏らしただけで、拒絶の声はあげなかった。
「あぅ、あっあっ」
挿入された指を抽送されても、妖しい快感に喘いだだけだった。
左右の乳首、媚肉、肛門、感じるところを4人がかりで愛撫され、真琴は一直線に高められる。
「あっ、あぅ、ぁあッ!」
馬銜を噛まされた口から涎を噴き出し、熱く火照る媚肉から蜜を吐き出して。
「ぁひッ、ぅあぁあッ!」
一気呵成に昇り詰め、性の高み、悦びの世界へと――。
しかし、届かなかった。
あと1歩、いや半歩というところで、メイドたちの愛撫は止まった。
「ぁあ……うぉんあ(そんな)……」
期待してしまっただけに、このたびは残念な感じが100%。
「ぁあぁ……」
くるおしく身をよじり、拘束の革紐をギシッと鳴かせたとき、美麗が妖しく輝く目を細めて口を開いた。
「イキたい?」
「うぇ(えっ)……」
「イキたいなら、メイドたちに命じてイカせてあげる……これを使ってね」
そう言って美麗が見せたのは、拳ひとつぶんの取手の先に、それより少し太いゴム球を連ねたような器具だった。
「アナルディルド……肛門で感じる変態女を悦ばせることに特化した淫具よ。これを挿入《い》れてと懇願できたら、イカせてあげるわ」
そう言って、美麗がその淫具を、傍に控えていたメイドに手わたした。
美麗お付きのメイドが、拘束された真琴に歩み寄る。凶悪なフォルムのそれを真琴に見せつけてから、背後の調教係メイドに託す。
ねちゃねちゃという音は、アナルディルドにローションをまぶしているのか。
その作業を終えてから、淫具が肛門にあてがわれた。
同時に、乳首と媚肉への愛撫が再開される。
元の単調な玩弄に戻り、ゆっくりと、少しずつ真琴を昂ぶらせる。
肛門への愛撫がなくなったところで、他の部位への刺激も弱める。それにより真琴に、肛門を愛撫されていないから、高まりが遅いのだと思い込ませる。
肛門が一番感じるのだと信じさせるための、きわめて巧妙な策略だった。
その策に乗せられ、真琴の唇がひくひくと動く。
『挿入《い》れて』
絶頂へと一気に追い上げる大きな快感が欲しくて、馬銜を噛まされた口で、はしたないおねだりをしそうになる。
だが、すんでのところで踏みとどまった。
「ぅうぅう……」
くるおしくうめき、弱々しく首を横に振る。
挿入を拒絶するしぐさ。それに応え、アナルディルドは軽く押し当てられたまま動かない。乳首と媚肉への刺激は、弱く単調なまま続く。
そして、絶頂の1歩手前で止まる。
それが、幾度となく繰り返される。
もう何回、性の頂をかいま見せられたかわからない。
どれほどの時間、絶頂寸前で足踏みさせられているのだろう。
女主人《ドミナ》たる美麗の指示とはいえ、メイドたちの体力精神力は、感嘆に値するものである。
それ以上に、複数人による責めに耐え続ける真琴の忍耐力は、驚嘆すべきものである。
とはいえ、人の忍耐力には限界がある。
人であるゆえの限界が、真琴にも訪れようとしていた。
数十回めの絶頂直前寸止めが行なわれたときである。
「ぉう(もう)……ぉう(もう)……」
馬銜を噛まされた真琴の口から、涎とともに切羽詰まってうめき声が漏れた。
「あぅ、あぅう……」
涎の糸を胸に引きながら、くるおしげに吐息を漏らし、馬銜の金属棒を一度ギュッと噛みしめ。
「うぃえぇ(いれて)……」
囁くようにつぶやいたあと。
「うぃええ……あぁうぃうぉお(アナルディルド)を、うぃええ(いれて)ッ!」
これまで耐えに耐えたものが、堰を切って溢れたように叫んだ。
その声もまた、不明瞭なものだった。
しかし本能の求めが吐き出させた声は、彼女の言わんとすることを、この場の全員に理解させた。
じっと押し当てられていたアナルディルドが、窄まりをこじ開ける。
ひとつめの球が、真琴の体内にズルリと飲み込まれる。
直後、ゾクリと快感が駆け抜けた。
「ぃ、あ……あぁあッ!」
連なる球と球のあいだに括約筋がスポンと嵌り、快感が大きくなった。
同時に乳首と媚肉の愛撫が再開され、そこでも快感が生まれる。
それぞれの快感がひとつになり、圧倒的な快楽になる。
「あっあっ……あぁああッ!」
真琴がひときわ高く喘ぐのは、ディルドの球が肛門を通過するとき。
美麗の言葉で認識させられ、メイドの指で開発された肛門性感が、今まさに開花していた。
「ひ、あっ……あぅああッ!」
忍耐力の限界を超えた真琴が、本能のおもむくままに悦びを叫ぶ。
「あぁああッ! はひぁああッ!」
そして、すべての球が、肛門に飲み込まれたときである。
「おイキなさい」
美麗の声が聞こえた気がした刹那、メイドがアナルディルドをひと息に引き抜いた。
ズリュリュリュ……。
ひとつひとつ、ゆっくり押し込まれたディルドの球が、一気に肛門を通過する。
押し込まれるたびやってきた快感が、まとめて襲いくる。
それが、真琴を一瞬で跳ばした。
「はッ、ひッ……ッ!」
膝からガクンと力が抜ける。
肩のハーネスと革紐がギシッと鳴きながらも、真琴の身体を支える。
「ひッ、ア……ッ!」
ブルリと身体が震える。そうしようと意識せず、ハーネスに吊られた身体がこわばる。
「ア……はひァあああッ!」
馬銜の隙間から涎を噴き出しながら、あられもない嬌声をあげて――。
「ヒッ、グ……ヒグ(イク)ぅうううッ!」
声高らかに悦びを叫び、真琴は性の高みにたどり着いた。
ジュボ、ジュブ……。
「ぅう、うぅうぅ……」
一辺倒が15メートルほどの広大な部屋に、隠微な水音と女のうめき声だけが響く。
粘着質な水音は、執拗にアナルディルドを抽送される、真琴のアナルがたてる音である。
低いうめき声は、馬銜を噛まされた真琴の口から漏れ続けている。
その口からは絶えず涎が溢れ続け、噴き出した汗で濡れ光る肌の上を球となって落ち、股間から台の上に滴る。
滴ったあと、下半身から垂れた体液と一緒になり、台の上に水溜りを作っている。
絶頂を迎えたあとも、真琴はアナルディルドで肛門を責め続けられた。
開花したばかりの肛門性感で、繰り返し何度も絶頂させられた。
完全に蕩けきった頭は惚けてしまい、なにも考えられない。なにかを考えようと思うことすらできない。
「そろそろ、頃合いね」
そう告げた美麗がメイドのひとりを呼び寄せたことも、うやうやしく跪いたメイドに最後のポニーガール装具――尻尾つきアナルプラグを手わたしたことにも、真琴は気づけない。
尻尾つきアナルプラグが、ディルドを抽送するメイドの手にわたる。
ディルドが引き抜かれ、代わりにプラグがあてがわれる。
すっかり肛門に馴染んだ淫具よりひと回り太いプラグが挿入されても、真琴は低くうめくだけ。
ポニーガール装具に合わせた毛色の尻尾を90度回し、肛門内に挿入された部分を拡張してプラグを抜けなくされても、まったく反応を示さない。
股間ベルトの途中に設えられていた丸い蓋が外され、現われた金属製リングに尻尾を通されて、プラグの土台を押さえて固定るように締め込まれても無反応のまま。
そうしてポニーガールの設えが完全に整えられてから、美麗が椅子から立ち上がった。
「厩舎に運んでおきなさい。明日……いえ時間的には、もう今日と言うべきね。ともあれ、朝になって目を覚ましたら、二種ポニーガールの調教を施して頂戴」
後編は3/11(金)掲載予定です。