<女体化>日替わり男女①~目覚め~ (Pixiv Fanbox)
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「----えええええええええええ!?!?」
高校生・川上 博也(かわかみ ひろや)は、
目が覚めると、女になっていた。
「--は??え???なに??なんで!?」
博也は戸惑う。
自分の口から出る声は、とても可愛らしい声ー
「----!!」
自分の身体を見下ろすと、そこには
昨日までなかったはずの膨らみがー…
「---んんっ!?!?」
博也は戸惑うー
何が起きているのかわからないー
恐る恐る、ズボンを下すとーー
男の象徴ともいえるそれが、、
そこには…いなかった-
「はっ!?!?え、、、マジ!?」
昨日の夜、寝るまでは何も異変はなかったー。
いったいこれは、どういうことなのか。
「そ、そうか!」
博也は叫んだ。
「これは、夢だ。間違いない。うん」
博也は布団に飛び込む。
そうだ。
夢だ。
朝、起きたら女になっていた、
なんてこと、あり得るはずがない。
「---」
博也は、布団に入る、
穏やかな寝息を立て始めるー。
zzzz
zzzz
そしてー
30分後、再び目を覚ました。
「-----」
胸は膨らんだまま。
「も、、戻ってねえええええええええ!」
博也は可愛い大声で叫んだー。
「--ど、、どうするんだよこれ?え?」
博也は慌てる。
部屋の手鏡で自分の姿を確認するー。
そこには、ジャージ姿の可愛らしい少女が写っているー。
「--か、、可愛い…これが…俺…」
顔を赤らめる博也。
「ってちがーう!どうすんだよ、これ…」
博也は唖然とする。
このまま学校に行くーーー
ことは絶対にできない。
いやー胸を隠して髪を今すぐ切れば大丈夫か?
博也はいつも短髪だったが
女体化したことによって髪も長くなっていたー
「く、、くそっ!」
髪の毛が触れるたびにちょっとドキドキしてしまう博也。
”今はドキドキしている場合じゃねーぞ!”と
自分に必死に言い聞かせて
自分を落ち着かせるー
「そもそも…
やばくね?」
博也は呟く。
この状況ー
家族から見れば”知らない女が家に勝手に入ってきている”と
思われてしまっても仕方がない。
自分の顔がそのまま女になったー…というよりかは
顔もそもそも別人だ。
いったいどうしてこんなことになってしまったのか
さっぱりわからないが、
このままではいろいろまずい。
部屋の中で頭をフル回転させる博也。
しかしー
「お兄ちゃん~!いつまで寝てるの~!」
部屋の扉が開くー
妹の加奈子(かなこ)が
部屋に入ってきてしまったー
「え…」
女体化した博也が加奈子のほうを見る。
「へ…?」
妹の加奈子が唖然としているー
そして、口を開いた
「あ…あの、、どちらさまですか?」
加奈子が首を傾げる。
「--え、、えっと…え」
博也は返事に困ってしまう。
加奈子の顔色が青ざめていく。
「--お、、、おかあさん!
し、知らない人が!」
慌てて走り去ろうとする加奈子。
「あ、、ちょ、ちょっと待って!」
博也が叫ぶと、
加奈子が足を止める。
「お、、俺だよ…博也だよ!
し、、信じられないと思うケド、、
その、、起きたら女になってて」
博也が必死に言う。
自分の口から可愛い声が出ている、という
事実だけでもドキドキが止まらない。
「---へ???
そ、そんなわけないでしょ」
加奈子が言う。
「--ほ、本当なんだ!信じてくれ!頼む!」
博也が男言葉で叫ぶ。
加奈子は”怪しいものを見る目”で
博也を見ているー
当たり前だ。
女体化した博也は、加奈子からすれば
”見知らぬ女”でしかないー
「あ、、え~えっと、
ほら、あいりちゃんのみるく、
妹と僕の熱々な一夜
僕とかえでちゃんの濃厚接触ー」
博也がHなゲームのタイトルを次々と口にしていくー
「-----」
加奈子が博也のほうを見ているー
博也はーー
ちょっとHなゲームに最近はまっているー
高校3年生で一応18歳だから、
ギリセーフだと、博也はHなゲーム三昧の日々を送っていたー
「----…ほんとだ。お兄ちゃんだ」
加奈子が呟いた。
「そうそう。俺だよ。博也だよ…
って、おぉぉぉい!」
信じてもらえたのは嬉しかったが
エロゲーのタイトルを3つ言っただけで
あっさり信じる妹に
”俺、そんなにエロゲー野郎だと思われてるのか!”と
少し不満を感じた。
「-ーも~!そんなタイトルをニヤニヤしながら言える人なんて
お兄ちゃんぐらいしか、わたしの知り合いにはいないもん!」
妹の加奈子が笑う。
「はぁ…そうっすか」
不貞腐れて変な口調でしゃべる博也。
「---で…なんで女装してんの?」
加奈子が言う。
「じょ、女装じゃねー!」
博也は叫んだ。
”朝、起きたら女になってたんだよ!”と
もう一度説明するー。
「---え~~~?」
加奈子が突然、博也の胸を触るー
「ひぅっ!?」
変な声が出てしまう博也。
「ちょっと、変な声出さないで」
加奈子がそう言いながら髪を引っ張る。
「あいててててててて!」
博也が悲鳴を上げる。
「---う~ん」
加奈子が博也から離れると
少し考えたあとに呟いた。
「--ウィッグでも、入れてるわけでも
ないんだね~…
って…ええええええええええええ!?
本当に女の子になっちゃったの!?」
加奈子が叫ぶ。
「だから最初からそう言ってるだろうが!」
博也が言うと、
加奈子は博也を博也の部屋の中に押し込んだ。
「--これは事件ね」
加奈子がニヤニヤしながら言う。
「おい!なんで楽しそうなんだ!」
博也が突っ込むー
「う~ん、平凡な日常の中に突如起きたハプニング!
わくわくするじゃない」
加奈子がにこにこしながら言う。
そして、続けたー
「-まぁ、まじめな話、お父さんとお母さんが
びっくりしちやいそうだから、まずわたしが
二人に説明してくるよ~!
お兄ちゃんはここで待っててネ」
それだけ言うと、加奈子は部屋から
出て行ったー
「くっそ~!
どうすればいいんだよ~」
髪の毛をかきながら博也は
女体化してしまった自分の身体を見つめた。
「ジャージ姿ってのも可愛くないな…
着替えるか」
自分の洋服を見つめる博也。
「--って、男っぽいのしかねぇ。
ま…当たり前っちゃ当たり前だけどさ…」
そうブツブツ呟きながら
博也は時計を見つめた。
そろそろ学校に行く準備をしないと
いけないのだが、このまま女子として
学校に行くわけにはいかないー
いったい、どうすればーー?
・・・・・・・・・・・・・・
妹の加奈子は1階に降りると
仕事に向かう準備をしていた父親と母親に
声をかけた。
「ねぇねぇ、お兄ちゃんが女の子になっちゃったみたいなんだけど」
加奈子の言葉に、
母親と父親は唖然としたー
加奈子は丁寧に説明していく。
お兄ちゃんが女装しているわけではなく、本当に女体化していること、
見た目は全然違うけど、あれは確実にお兄ちゃんであることー。
「---…なんで、博也ってわかったの?」
母親が不思議そうに首を傾げる。
「あ~それはね…
お兄ちゃんの好きなゲームの名前言ってたし、
間違いないよ
あいりちゃんのみるく、
妹と僕の熱々な一夜
僕とかえでちゃんの濃厚接触ー とか言ってたかな。」
「---」
母親と父親がぽかーんと口を開いている。
博也のHな趣味を両親は知らなかった。
そうとは知らずに加奈子は笑いながら、
「じゃあ、お兄ちゃんを呼んでくるね♪」と、
兄を呼びに行くー
加奈子に呼ばれた博也は
女体化した姿のまま両親の前に姿を見せる。
「---……」
母親の冷たい視線を感じるー
”え?”
博也は、女体化したことで冷たい視線を
向けられているのかと勘違いしながら呟く。
「朝、起きたらこんなになってて…」
その言葉を聞いて、母親と父親が
顔を合わせるー。
そして、父が口を開いた。
「--博也、とりあえず今日は学校を休め。」
「---え」
博也が唖然としている。
だが、父は
”いきなり女になりました”なんて言っても
誰も信じてくれないし、急に知らない子が登校してきても
変な目で見られるだけだろう、と説明するー
確かに、この姿のままじゃ、いろいろまずい気はする。
「--わかった」
博也は頷く。
「…急に女の子になっちゃうなんて…
病院で見てもらったほうが…?」
母が言う。
「--確かにな…
でも、保険証とかどうする…?
…とりあえず、
明日まで様子を見よう」
父が言う。
仕事に向かわないといけない時間ということもあり
慌ててる様子だ。
「--博也、明日までそのままでもいいか?
知り合いに開業医がいるから
今日のうちに見てもらえないか相談しておくからさ」
その言葉に、博也は頷いたー
とりあえず学校を休むことになった博也。
「---う…やべ!」
部屋でのんびりしていたが、急にトイレに行きたくなった博也は
トイレに駆け込んでー
いつもの癖で便座カバーを上げて
そのまま放尿をーー
「うっ…おおおおおおお!?!?!?!?」
無残にも汚れてしまうトイレー
「---……あ…俺…男じゃないんだったーー」
ギリギリまで我慢していたため、
そんなことを考える余裕もなくーー
博也はトイレを汚してしまったー。
「とほほ…」
トイレを掃除する博也ー
部屋でおとなしく過ごしていると
あっという間に時間は過ぎて
妹の加奈子や父も帰宅するー
そして、お風呂の時間ー
「--って…無理無理無理!」
博也は首を振る。
「なんで~!?お風呂入らないと汚いよ~?」
加奈子が言う。
「ち、、ちがっ!女子の裸なんて見たら
俺、、やべえって!」
博也が言う。
「---…自分の身体なんだから、慣れるしかないでしょ?」
加奈子が言う。
「そーいう問題じゃねぇ~!
お、、俺は風呂に入らないからな!」
そう叫んで、博也は部屋に戻ったー
自分の身体にドキドキしながらも、
不安や、ドキドキから何もする気にならずー
結局Hなことはせずに、1日を終えたー
布団に入る博也ー。
そしてーーー
「---------!」
翌朝ー
博康は”男”に戻っていた。
「うおおおおおおおおおおおおおお!やったぜ!」
大声で叫ぶ博也。
博也は自分の股間のあたりを触りながら
「おかえり!俺の息子!」と嬉しそうに叫んだ。
「---!?」
廊下ですれ違った加奈子が驚く。
「--あれぇ!?お兄ちゃん、男に戻れたの!?」
驚く加奈子。
「あぁ!」
博也は”昨日のはいったい何だったんだ”と首を傾げながらも
両親にも「戻れた~!」と報告する。
いつも通り学校に向かう博也。
学校では
”昨日、どうして休んだよ?”なんて友人から言われたが
適当に”熱があったから”と誤魔化したー。
学校が終わるー
あの女体化はいったい何だったのだろう。
1日限りの、奇跡だったのかもしれない。
どうせ戻れるなら、エッチなことを少しは
楽しめばよかったかもしれないー
だがー
それでも、元に戻れたことは嬉しいー
「--は~!やっぱ男の身体が一番だぜ!」
博也は帰宅すると、嬉しそうにそう叫ぶー
そして、1日を終えて博也は
穏やかに寝息を立て始めたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
「--------!?」
起きた博也が身体を見ると、
そこには膨らみがあったー。
「なんででえええええええええええええ!?!?!?」
再び女体化しているのに気づいた博也は、
唖然として、叫ぶことしかできなかったー
”1日ごとに性別が変わるー”
博也は、男⇒女⇒男⇒女…と、
交互に繰り返すようになってしまっていたー
②へ続く
・・・・・・・・・・・・
コメント
4月最初の小説は、女体化モノになりました~!
エイプリルフールも考えていたのですが
やめました(笑)
今月も頑張ります~☆