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彼女の結奈まで、悪の組織・リベラティオ帝国の手に落ちてしまったー。


絶望的な状況の中、

二人に懸命に呼びかける尚政ー。


しかし、二人にその声は届かず、

幹部の一人である魔界賢者プルデンスと共に、戦闘員にされた二人は

姿を消してしまうー。


それでも、尚政は諦めなかったー。

尚政を始末するため、その場に残った

リベラティオ帝国の幹部の一人、モルスを撃破し、

翌日ー、大学に姿を現した”洗脳された結奈”と、対峙するー…


☆前回はこちら↓☆

<MC>今日からお前は戦闘員③~悪夢~

消えてしまった遥香の行方を探す、兄の尚政ー。 彼女の結奈の協力も得て、 数少ない情報を頼りに、遥香の身に起きたことに 少しずつ近づいていくー。 しかし、そんな動きを察知した悪の組織リベラティオ帝国は、 洗脳されて、戦闘員と化した遥香を連れ、 あえて、尚政の前に姿を現したー。 洗脳された遥香の姿に呆然とす...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「結奈ー!」

大学に姿を現した結奈の元に駆け付けた尚政ー。


”戦闘員姿”ではなく、いつもの服装を身に纏っている結奈ー。

だが、”正気”ではないー。


「ーーふふー、プルデンス様の言っていた通り、

 やっぱり現れたわねー」

いつもより、強気な表情、強気な口調の結奈を前に

尚政は戸惑いながらも

「ーー何をしてるんだよ…!結奈!」と、悔しそうに声を発するー


「なにって?リベラティオ帝国のために、

 教授に力を貸してもらおうと思って」

結奈が冷たい目で教授のほうを見つめると、

教授は身震いをしながら、目を逸らすー。


「ーーゆ、結奈…目を覚ませ!結奈は操られてるんだ!」

尚政が、”教授にも聞こえるように”あえて、そう叫ぶー。


信じてくれるかは分からないがー、

”結奈は正気ではない”ということを、教授にも分かってもらいたかったー。


「ーーーふんー。わたしは自分の意思で、

 リベラティオ帝国のために働いているのーー」

結奈は、そんな言葉を”言わされて”いるー。


尚政は、そんな結奈の姿に悔しさを感じながらー、

結奈のほうを見つめるー。


なんとか、なんとか元に戻す方法はないだろうかー。


がー…

そんな風に思っていると、突然、渦のようなものが複数出現してー、

その中から、”リベラティオ帝国戦闘員”が出現したー。


全身タイツに髑髏の仮面ー

悪趣味な連中だー。


「ーくっーーー」

尚政が周囲を見渡すー。


この中には”妹の遥香”もいるかもしれないー。


がー、タイツと仮面でその姿は確認できないしー、

全身タイツの上からは、体格で男女を判別するのがやっとー。


「ーさぁ、教授とその男を捕らえなさい」

結奈が悪女のように、そう言い放つー。


悲鳴を上げる教授ー。


”結奈ーーーー”

尚政は、強いショックを受けたー。

”その男”と、他人のように結奈に言われたことに、

強いショックをー。


そうこうしているうちに、尚政は渦に引きずりこまれて、

そのまま意識を失ったー


・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーう…」

尚政が目を覚ますと、そこは禍々しい光が飛び交う、

不気味な空間だったー。


「ーーーーー…目覚めましたー」

ふと、声が聞こえるー。


尚政がその声のした方向を見つめると、

そこには、全身タイツーー…”戦闘員”の格好をした彼女・結奈の姿があったー。


大学での任務が終わり、また”戦闘員”の姿に戻った結奈は、

虚ろな操り人形のような状態に戻っているー。


「ーークククー お目覚めかなー?」

その声に、尚政は、その姿を視界に入れる前から、

相手が誰なのかを理解したー。


目の前で結奈を洗脳したあの憎き賢者ー

魔界賢者・プルデンスー。


「ーーーく……ここは?」

尚政が苦しそうに言うと、

「ここは、我がリベラティオ帝国の本拠地ー。」と、

魔界賢者プルデンスが笑みを浮かべたー。


家に置いておいたプルデンスの錫杖も取り戻されたのか、

既にプルデンスの手には錫杖が握られているー。


「ーくそっ…! 遥香…!結奈ー!」

プルデンスの左右に、戦闘員のタイツ姿の

結奈と遥香の姿を確認すると、必死に二人に呼びかけるー。


だが、二人はまるで反応を示さず、

虚ろな目で正面を見続けているー。


「ー無駄だー。彼女たちは身も心もリベラティオ帝国に

 捧げた戦闘員ー。

 死ぬまで、我らのための働くのだー」


プルデンスがそう言うと、尚政は怒りの形相で叫んだー


「ふざけんなこの野郎!二人を元に戻せ!」

とー。


「ーーー」

プルデンスは笑みを浮かべるー


「ーープルデンス様に対して、失礼な男だー」

妹の遥香がロボットのような口調でそう呟くー。


「ーー無礼者めー」

彼女の結奈も、そう言葉を口にするー


「ーーくそっ… くそっ… ふざけんな… ふざけんなよ…!」

尚政が目に涙を浮かべるー


妹の遥香と、彼女の結奈が、こんな目に遭ってしまっているー。


二人は助けを求めているはずなのにー、

”敵”として立ちはだからされているー。


そんな状況に、心底腹が立ち、悔しさを溢れさせるー。


「ーーーまぁ、そう怒るなー。

 ーお前をここに連れて来たのは”取引”をするためだ」

プルデンスがそう言うと、

尚政は「取引?」と、表情を歪めるー。


「ーそう。取引だー。説明してやれー」

プルデンスは、遥香にそう言い放つと、

遥香が”取引”の内容を説明し始めるー。


自分で説明しても良かったのだが

”洗脳された妹”に説明させた方が、より尚政にショックを与えられると、

プルデンスはそう判断したのだー。


「ーーーお前が”戦闘員”になるのであればー、

 わたしか、そっちの女、どっちか一人を戦闘員から、解放してやるー」

遥香が、そんな言葉を口にするー


「お…俺が”戦闘員”にー…?」

尚政は表情を歪めるー。


「ーーーそう。あなたが”戦闘員”になれば、

 わたしか、妹の遥香ちゃん、そのどっちかを戦闘員から解放

 することができるー」

横にいた結奈がニヤリと、ぎこちない笑みを浮かべるー。


プルデンスが、結奈の記憶を元に、結奈にそう喋らせているー。


「ーーー…どちらを救うか、じっくり考えて、選ぶことね」

見下すような口調の結奈ー。


”彼女の結奈か、妹の遥香を解放する代わりに、

 尚政に戦闘員になれ”ー


それが、魔界賢者プルデンスの持ち掛けて来た取引ー。


「ーーそ…そんなー」

尚政がプルデンスの方を見つめると、

プルデンスはニヤリと笑うー。


「別に、断って貰っても構わんぞー?

 その時は、この二人はこれからもずっと”リベラティオ帝国のために”

 命を捧げるだけだー」


プルデンスが、満足そうに身も心も戦闘員になった

遥香と結奈を見つめるー


「ーはいー。わたしたちは、リベラティオ帝国のために忠誠を尽くしますー」

結奈と遥香がそんな言葉を同時に口にするー。

いや、言わされているー。


「ーーーー」

尚政は歯ぎしりをしながら、周囲の状況を見渡すー。


正直なところ、”いつ殺されても”おかしくない状況ー。

それは、尚政だけではなく洗脳されている遥香と結奈にも言えることだー。


そして、二人を助け出す方法は分からず、

魔界賢者プルデンスと戦って勝てるかどうかも分からないー。

昨日、やつらの幹部を一人葬ることができたのも、奇跡だと

思っておいた方が良いー。


「ーーー”ひとり”では取引に応じられないー。

 ”ふたり”だー。

 遥香と結奈、どっちも解放しろ」


尚政は、臆せずプルデンスにそんな言葉を口にするー。


「ーーダメよー」

結奈が冷たい口調で答えるー。


「ーー…”取引”は、あなたが戦闘員になるのと引き換えに

 わたしか、遥香、どちらかを解放するー

 それ以外には、ない」


結奈のそんな言葉に、尚政は「ふ…ふざけんな!」と

プルデンスに向かって叫ぶー。


「プルデンス様は真面目よー。

 さぁ、取引に応じるかどうか、10秒以内に決めなさい」

結奈の言葉に、尚政は震えるー。


たった10秒しか考える時間が与えられないー


”くそっー どうするー…”


「ーーーそれまでに返答がない場合、

 わたしたちは、永遠に戦闘員としてリベラティオ帝国のために

 働くことになるー」


遥香はそう言うと、髑髏の仮面を身に着けて

完全に”戦闘員”姿になったー。


結奈も仮面を身に着けて”己の個性”を全て失った姿で

不気味に立ち尽くすー。


「ーーさぁ、選びなさいー」

遥香と結奈が、同時にそう言い放つー。


そして、二人は無感情な声で、”10” ”9”と、

カウントを始めたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ー教授は研究室へと移動させましたー」

幹部の一人、幹部の中では唯一の女性である”魔界天使”デアは、

指導者である大神官アエテルヌムにそう報告をしていたー。


「そうか。ご苦労」

アエテルヌムのそんな返事を聞きながら、デアは少し戸惑った様子で

言葉を口にするー。


「ーーーモルスの”穴埋め”はいかがいたしましょうー?」


幹部の一人である”モルス”が死亡したー。

後任の幹部を一人、選定しなければならないー。


しかし、そんなデアの不安に、

アエテルヌムは「案ずるなー「ー後任の幹部は”間もなく”決まるー」

と、言い放ったー。


「ーー間もなく?それはどういう意味でしょうか?

デアが問うー。


アエテルヌムは、少しだけ笑うとー、

「すぐに分かるー”お前が幹部になった時”と同じだー」

と、それだけ言葉を口にしたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーー”2”ー」

洗脳された遥香と結奈が、髑髏の仮面をつけた状態ー

完全な戦闘員姿でカウントを続けるー


「ーわ、わかったー!」

尚政はそう叫ぶと、魔界賢者プルデンスの方を見つめるー。


「ーー俺が戦闘員になれば、本当に一人は解放するんだなー?」

尚政が、プルデンスを睨みながらそう言い放つと、

「ーもちろんだ」と、プルデンスは笑みを浮かべたー。


「ーーーー…」

魔界賢者プルデンスが、本当のことを言っている保証はないー。


しかしー…もう、これしか方法がないー。


尚政は悔しそうに二人を見つめるー。


「ーでは、選ぶが良いー。

 どっちの女を、”戦闘員”と言う名の呪縛から解放するのかー」


「ーーーー」

尚政は、結奈と遥香を見つめるー。

と、言っても全身タイツに髑髏の仮面ー。

二人の顔は、もはや見えないー。


”くそっー…選べるわけ…”

尚政は心の中でそう叫ぶー。


妹の遥香と、彼女の結奈に順位を付けろと言われたら、

正直、順位などつけられるはずもないー。

どっちも、尚政にとっては大切な存在だからだー。


しかしー…


「ーー決めなければ、二人とも始末するー」

魔界賢者プルデンスがそう言い放つと、

結奈と遥香の二人が、近くに用意されたナイフを手にするとー、

髑髏の仮面を外しー、無表情のまま、自分の首筋に

ナイフを突きつけるー。


「ー10秒以内に、どちらを戦闘員から解放するのか選べー。

 どちらかを選べば、選んだほうは戦闘員卒業ー。

 お前が選ばなかった方も、戦闘員として働き続けるー…

 …そう、命までは奪わないー。


 だが、10秒以内に選ばなければー」


プルデンスがそこまで言いかけると、

尚政は叫んだー


「結奈だ!」

とー。


「ー!?」

思いのほか、あっという間に返事が返って来たことに

驚くプルデンスー。


「ーー助けるのは、結奈だー!」

尚政がそう言い放つと、プルデンスは”よかろう”と、

そう言葉を口にしたー


”ーーーー”

「洗脳」に抵抗できるなどとは思っていないー。

自分も、あと少しで、リベラティオ帝国とやらに忠誠を誓う存在に…

戦闘員になってしまうのだろうー。


けれどー、それでも、結奈だけでも助かるならー


「ーーー…遥香、ごめんなー」

尚政は、無表情の遥香のほうを見つめながら言うー。


”何故”彼女の結奈を選んだのかー。

その理由はーー

”巻き込んでしまったから”ーー


最初に狙われたのは、遥香だー。

そして、結奈は、その遥香を探すために、

尚政に協力してくれてー、その結果、こんな目に遭ってしまったー。


兄妹の問題に、巻き込んでしまったー。


だからー、結奈を選んだー。

どっちかが大事で、どっちかが大事じゃないー、ということではない。


選ぶしか、なかったのだー。


「ーーーー」

結奈が髑髏の仮面を外し、全身タイツを脱ぐと、

そのまま、プルデンスが保管していた、結奈が元々着ていた服が

差し出されるー。


結奈は無表情のまま、それに着替えると、

プルデンスは笑みを浮かべながら、尚政を見つめるー。


「ーーではー、約束通り、彼女は解放しようー」

そう言い放つと、プルデンスの錫杖から、青い光が放たれて、

結奈の目が輝きを取り戻すー


「ーーー!?え… な、尚政ー!?」

驚いた様子の結奈ー。


「ーよ、よかったー…」

尚政は、安堵の表情を浮かべるー。


「ーーーど、どういうことー…?こ、ここはー?」

戸惑う結奈に対して、尚政が状況を説明しようとするー。


がー、プルデンスは言い放ったー。


「ーその男は、お前の代わりに”戦闘員”になる道を選んだのだー

 我が、リベラティオ帝国のなー」


プルデンスの言葉に驚く結奈ー。


「ーーーごめんーーーこうするしか、助ける方法が、なかったー

 巻き込んで、本当にごめんー」


尚政はそこまで言うと、

プルデンスを睨みつけたー。


「ー俺を戦闘員にしたあと、結奈をまた戦闘員にしたりしないだろうなー?」

尚政がそう確認するー


「しない。約束するー。

 まぁ、お前は信じないとは思うがー、

 絶対にしないー。」


「ーーーーー」

疑いの目を向けながらも、これ以上、どうすることもできないー。


そして、まだ洗脳されたままの遥香のほうを見つめると、

尚政は目に涙を浮かべたー。


「ー時間だー。彼女の代わりに、お前が戦闘員になるのだー」

赤い光が、プルデンスの錫杖から放たれてー、

尚政が震えるー。


頭の中が、急にごちゃ混ぜになっていくー


「な、尚政!」

泣き叫ぶ結奈ー


「ゆ…結奈ーー…!」

尚政は、涙を流しながら、結奈の方に手を伸ばすーーー


がーー、その手は結奈に届くことなくー

「リベラティオ帝国のために…」と、尚政は呟いたー。


「ーーそんな…」

ガクッと膝を折る結奈ー。


尚政が、全身タイツを身に着け、髑髏の仮面をつけると、

そのまま、妹の遥香の横に歩いていきー、

”戦闘員”と化したー。


そんな光景を見ていた結奈は、膝をついたまま、

泣きじゃくっていたー。


そしてーーー


「ーお前は”戦闘員”から解放されたー。

 そこの男のおかげだ。感謝するんだなー」


プルデンスはそう言うと、笑みを浮かべながら

言葉を付け足したー


「ーーーお前は、今日から”我が帝国の幹部”だー」


とー。


「ーーーえ… な、何を言ってるのー?」

目に涙を浮かべたまま戸惑う結奈ー。


そんな彼女を無視してー、

プルデンスは、結奈に”赤い”髑髏の仮面を無理やりはめ込むと、

結奈はその場で苦しみの悲鳴を上げ始めたー


”戦闘員から解放する”とは言ったー。

その約束は守っているー。

だがー、代わりに死んだモルスの代わりに”幹部”になってもらうー。


しばらくの間、結奈の悲鳴が上がるー。


結奈の身体に、不気味な模様が浮かび上がりー、

身体が少しずつ、変化していくーーー


そしてーーー

赤い髑髏の仮面が外れるとー、

目を赤く光らせーー

唇を真っ赤に染めた結奈が笑みを浮かべたー


「ーーうふふふふふふふ…♡

 あたし、幹部になっちゃったぁ~♡」


確かに結奈の声ー。

だが、小悪魔っぽい口調で話す結奈は、まるで別人ー


身体には謎の文様が浮かびあがりー、

背中には悪魔のような羽ー。

ハートのマークのペンダントのようなものをぶら下げた結奈はー

クスクスッと笑みを浮かべるー。


「ーークククー

 大神官様特製の”幹部の仮面”ー」

赤い髑髏の仮面を見つめながら、プルデンスはそう呟くー。


大神官アエテルヌムの魔力による、強力な洗脳と強化ー。

それにより、リベラティオ帝国は”人間”を洗脳して幹部にしているー。


モルスも、プルデンスも、デアも、かつては人間だったー。


そして、今、新しく幹部となったー、結奈もー。


「ーーーふふふふー

 あたし、今日から人間た~っくさんやっつけるから、

 期待しててねー」


”小悪魔系”の女幹部になってしまった結奈は、

もう、元の自分のことなど、完全に忘れて、

邪悪な笑みを浮かべるのだったー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それから、数日後ー


「ーあんたたちは、今日からあたしの下僕!いいわね?」

すっかり女小悪魔になってしまった結奈は

そう言い放つと、”結奈の部隊”に配属された戦闘員たちが

一斉に「すべてはリベラティオ帝国のために!」と、そう叫んだー


その戦闘員の中にはー、

結奈にとって”大事な人”だった、彼氏の尚政もいるー。


しかし、戦闘員になった尚政も、幹部になってしまった結奈も、

もうー、相手に対する特別な感情など、そこにはないー。


「ーーうふふふふふふふふーー♡」

悪女の笑みを浮かべる結奈ー。

無表情でそんな結奈に忠誠を誓う尚政ー。


もう、二人の関係が元に戻ることは、ないー。

永遠にー。



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


バッドエンドな結末に…!


ハッピーエンド案も頭の中にありましたが、

一般人が、簡単に悪の組織を壊滅させられるはずが…☆

と、いうことでバッドエンドにしました~!☆


どのお話も、最後までハッピーエンドになるのか

バッドエンドになるのか分からない緊張感(?)も

楽しんでくださいネ~笑


お読み下さりありがとうございました~!

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