Home Artists Posts Import Register

Content

彼女の晴菜の様子が

突然おかしくなったー。


突然の出来事に戸惑う彼氏・博人ー。


しかし、そうこうしているうちに、

彼女の晴菜は突然、家にまで押しかけて来て

”いつもとはまるで違う様子”を見せて来るー。


そしてー、博人は知る。


彼女に憑依しているのは”俺自身”であることをー。


★前回はこちら↓★

<憑依>俺を名乗る彼女①~異変~

「ーーーははは、そっか~  俺には兄弟いないから分からないけどー…  色々大変だなんだなぁ~」 彼女の坂森 晴菜(さかもり はるな)と、 一緒に、昼休みのひと時を過ごしながら そんな言葉を口にしていたのは、 晴菜の彼氏・松川 博人(まつかわ ひろと)ー。 博人は、晴菜の”妹”の話を聞きながら、 ”妹がいるっ...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「これで分かっただろー?

 今の晴菜は”俺自身”なんだよー」


そんな言葉と共に、妖艶なポーズを取る

バニーガール姿の晴菜ー。


「ーそ…そ、そんなー…俺は…俺は晴菜に憑依なんかー!」

博人は、そう叫ぶー。


晴菜に憑依なんか、しない、とー。


「ーいやいや、したんだよーー

 だって、”俺”はこうして晴菜の中にいて、

 晴菜の身体を自由に操ってるんだからー」


笑いながらそう呟く晴菜ー。


「そ、そ、そんな馬鹿なー…」

呆然とすることしかできない博人ー。


「ーへへへ… せっかくだからさー、

 色々な格好の晴菜を、存分に楽しもうぜー?」


ニヤッと笑う晴菜を見て、

博人は「そ、そんなこと…できるわけないだろ!」

と、否定の言葉を口にするー。


「ーーへへー、でも興奮してるんだろ?

 俺も、”俺”なんだから分かるぞー。


 それに、そのズボンは何だよ?」


晴菜はニヤニヤしながら、

パンパンに膨れ上がった博人のズボンを見つめながら笑うー。


「ーーぐ…こ…これはー…」

博人が戸惑いながら言うと、

「ーバニーガール姿の俺ーいいや、わたしを見て、興奮してるんでしょ?」と

晴菜はイヤらしい笑みを浮かべながら微笑むー。


その格好はもちろんー、

”いつもの晴菜”とのギャップが、博人を激しく興奮させてくるー。


しかしー、それでも博人は

「ー晴菜の意思はどうなる!」と、言葉を口にするー。


「ーーへへへ…大丈夫だって。

 今、こうして俺に憑依されている間、晴菜の意識はないんだー。

 

 お前だって俺なんだから分かるだろ?

 晴菜に嫌われるようなことはしないし、

 晴菜を傷つけるようなことはしないー。


 だから、事前にちゃんと調べたー。

 晴菜の身体に健康被害は出ないし、

 憑依されている間の記憶は、晴菜にはないー」


晴菜はそう言うと、

「だから、今ならわたしと遊び放題♡」と、

嬉しそうにバニーガール姿のまま、妖艶なポーズをしてみせるー。


「ふ…ふ…ふざけるな!

 いくら記憶がないとは言え、正気を取り戻したら

 晴菜が怖がるだろ!


 お前が”俺”なら、晴菜が怖がるようなことはしないはずだ!」


博人のそんな言葉に、晴菜はニヤニヤと笑みを浮かべるー


「もちろんー。さすがは”俺” よく分かってるなー」と、

そう言葉を口にしながらー。


バニーガール姿の晴菜は近くのイスに座ると、

網タイツに包まれた足を妖艶に組みながら

「こういうポーズ、好きだろ?」と笑うー。


「ーーー…ふ、ふざけるな!

 晴菜が怖がらないってどうして言い切れるんだ!?」


博人がそう言うと、

晴菜は自分の頭をトン、トンと指でつつくー。


「ーーー”乗っ取られていた間”の記憶は

 調整できるんだー。

 普通に家で過ごしていたように調整すればー

 晴菜は怖がらないー」


そこまで言うと、晴菜は得意気な表情で

ニヤッと笑うー。


「ーーー…そ、そういう問題じゃないだろ!

 確かに、それなら晴菜は怖がらないかもしれない…!

 けど、そんな、そんな酷いことー!」


博人がそこまで言うと、

晴菜は大きくため息をつきながら首を横に振ったー。


「ん~~~…”俺の一部”がこうして晴菜に憑依してることでー、

 毒気でも抜けちゃったのかな」


自虐的に笑う晴菜ー。


「ーーいいか、よく聞けー。

 今の”俺”には信じられないかもしれないー。

 けど、晴菜に憑依することは、俺自身が決めて

 こうして晴菜の身体を乗っ取ったんだー。


 それ以上でも、それ以下でもないー。

 決して晴菜を傷つけるつもりはないんだー。


 晴菜の人生を壊そうって言うんじゃないし、

 晴菜の身体で犯罪を犯すわけでもないしー、

 ただ、こうやってちょっとー、こういう格好してみたりとかー、

 ーーほら、1回ぐらい自分の彼女自身になってみたいだろ?」


晴菜がそう言いながら、自分のバニーガール姿を

嬉しそうに見つめるー。


「ーそ…それはー…それはそかもしれないけどー」

戸惑いながら、そんな言葉を口にした博人に対して

晴菜は「はははー分かって貰えてよかった」と頷くー。


「ー”俺が”晴菜を傷つけずに解放するってことは、

 ”俺”なら分かるよな?

 だから、安心して今日は、”いつもと違う晴菜”をー」


得意気に、晴菜が両手を広げながらそう言うと、

博人は晴菜を睨みつけながら言葉を口にしたー。


「ーーでも、やっぱりこんなの間違ってるー!」

とー。


「ーーえ」

呆然とする晴菜ー


「ー確かに晴菜は傷つかないかもしれないー。

 ”普通に暮らしてた”記憶に書き換えられるならー

 晴菜はいつも通り普通に過ごすと思うー」


博人のそんな言葉に、晴菜は「だったらいいじゃないか」と笑うー。


しかし、それでも博人は首を横に振ったー。


「晴菜の身体を勝手に乗っ取って、好き放題するなんてー…

 そんな酷いことー、

 いくら晴菜本人が傷つかないとしても、絶対間違ってる!」


博人はハッキリと、そう言い放ったー


「ーーなんだよー…」

ため息をつく晴菜ー。


「ーーどうなってるんだー?”俺”なら、

 喜んで一緒に遊ぶはずなのにー」


晴菜は戸惑いながらも、博人のほうを見つめるー。


「ーーー俺の”一部分”がこうして晴菜の方に憑依している影響かー?」

晴菜はそう呟きながら、

”記憶が一部抜け落ちる副作用があるのならー、

 俺の…そう、こういう黒い部分が”俺の身体に残ったほうの俺”から

 抜け落ちても、おかしくはないー…か”

と、一人で納得するー。


「ーーーーまぁ、落ち着けよー。”俺”ー

 今の”俺”は、こうして、晴菜の方に憑依している俺と、

 俺の身体に残った方の”俺”に、こうして分割されてる状態だー。


 だから、そうー

 俺が戻れば、お前も”せっかく晴菜に憑依したんだから遊んでおけば良かった”

 って必ず後悔するー。


 ”俺”が言うんだから間違いないー」


バニーガール姿の晴菜がニヤニヤしながらそう言うと、

博人は「ーーだったらー」と、言葉を口にして、晴菜のほうを見つめるー。


「ーそんな”俺”はいらないー」


そう、言葉を口にしながら、真っすぐと晴菜を見つめるー


「ーーなんだと?」

晴菜が険しい表情を浮かべるー


「ー悪い”俺”なんて、いらないー!」

そう叫ぶ博人ー。


きっと、”晴菜”に憑依しようと決めたのは自分自身なのだろうー。

”今の自分”からは信じられないけれどー

”俺が”自分で考えたことなのだろうと、博人は、

強い罪悪感を覚えながら、晴菜を見つめるー。


「ーーーー…お前を今すぐ、晴菜の身体から追い出してやるー!」

博人は、そう宣言すると、先ほど”憑依された晴菜”に言われて取り出した

憑依薬の容器と説明書が置いてある机の所に向かうー。


「ーなにをするつもりだ!」

バニーガール姿の晴菜が声を荒げるー。


「ー俺も憑依薬を飲んで、晴菜に憑依するー」

博人のそんな言葉に、晴菜は表情を歪めるー。


この憑依薬は一口飲むことで自分の一部を、

二口飲むか、自分の一部か抜けた状態でもう一度飲むことで自分の全てを相手に

憑依させることができるー。


”俺”は恐らく”自分の身体に残った俺”と遊ぶために、

一口だけ飲んで、晴菜に憑依したのだろうー。


博人はそう思いながら、晴菜のほうを見つめるー。


「ー俺が晴菜に憑依して、お前と一つになったあとに、

 晴菜をちゃんとした格好にして、すぐに自分の身体に戻るー」


博人がそう言い放つと、晴菜は険しい表情で博人を見つめるー。


”晴菜に憑依した俺の一部”の暴挙を止めるには、

一度晴菜に憑依して”俺の一部”を取り込みー、

そして、晴菜の身体から抜け出す方法が一番早く、確実だと博人は考えたのだー。


「ーおい…待てよ!せっかくバニーガーーーー…」

晴菜がそこまで言いかけると同時に、

博人は残っていた憑依薬を口に含むーー


「ーーー晴菜ー」

博人は憑依薬を飲み終えると、それだけ呟いて

その場に倒れ込むー


「おい!待て!せっかく俺同士で楽しもうとしたのに!」

バニーガール姿の晴菜は青ざめながら憑依薬の容器のほうを見つめるー。


憑依薬の容器は空っぽー。

最初に博人が憑依薬を使った時と、そして、今ー…

その2回で憑依薬は尽きてしまったー。


これでー”俺”が一つになって、晴菜の身体から

抜け出してしまったらー、

せっかくバイトで貯めたお金を使って憑依薬を買ったのに、

晴菜の身体を楽しむことができないー。


「おい!待て!落ち着け!

 10万近い金を払ったんだぞ!

 落ち着け!どうせ憑依されている間の記憶は残らないんだ!


 晴菜にこんな格好をさせた事実は消えないんだし、落ち着け!」


晴菜に憑依している”博人の半分”が、そう叫ぶー。


しかしー

それでも”博人の身体に残った方の博人の半分”は、

霊体のまま表情を歪めたー。


”晴菜を守るためなら、10万なんて、どうってことない金だー!”


そう、思いながらー。


どうして、同じ”博人”なのに考えに差が出たのだろうかー。


最初は信じることができなかったけれどー、

今、晴菜に憑依して、晴菜の身体で勝手に

”バニーガール”の格好をしている男も、

やはり”俺”なのだと思うー。


これだけ状況が揃っていればー、

そのことだけは、認めなければならないー。


しかしー、その考えには大きな”差”が出ているー。


恐らくはーーー

自分の半分が晴菜に憑依した時にー、

博人の中に眠る”欲望”のようなものー、

”悪い心”は、晴菜に憑依した方の博人の方にー、

そして、自分の良心のようなものが、

こっちー…つまり、自分の身体に残ったのではないかー。


博人は、そう考えたー。


明確な答えは分からないー。

だがー、そんな”答え”よりもー、

博人にとって大事なのはー、

”憑依された晴菜”を救うことー。


それができればー、

何だっていいー。


霊体になっていた博人は、そう思いながら

”晴菜”めがけて、霊体の状態で”突進”していくー。


晴菜に憑依したら、すぐに”いつもの晴菜”の服装に着替えてー、

そして、晴菜を解放しようー。


博人は、そんな風に思いながら

”自分”に憑依された晴菜に”憑依”したー。


これで、分離していた博人の心は一つになるー。


「ーーうっ…」

ビクンと震えるバニーガール姿の晴菜ー。


”自分の身体に残っていた半分”もいなくなり、

抜け殻になった博人の身体は、その場に倒れ込むー


「ーーーーー」

晴菜は、自分の手を嬉しそうに見つめると、

思わず「すごいー」と、呟くー。


”さっきまで”晴菜に憑依していた自分の半分を通じて、

憑依の快感や、晴菜の身体の感覚も

流れ込んでくるー。


それ故か、新鮮味のような感覚は薄れてはいたけれどー、

それでもやっぱり、女の身体は凄いー、と思わずにはいられなかったー。


しかも、晴菜がバニーガールの格好をしているー。


「ーーーえへへ…えへへへへへー」

邪悪な笑みを浮かべる晴菜ー


晴菜は、バニーガールの服の上から胸の膨らみを見つめると、

それを揉み始めるー。


「ーーえへ… く、くひひっ… ひひひひひひっ…

 すげぇ気持ちイイー」

邪悪な笑みを浮かべながら、やがて夢中になって両胸を

揉み始める晴菜ー。


その表情は、完全に欲情していてー、

先程まで”晴菜を解放しろ!”と叫んでいた博人のものとは思えないー。


「ーーふへへ…たまんねぇ…

 こんな格好で、晴菜がー…えへへへへへっ♡」

狂ったように笑う晴菜ー。


「ーー記憶は残らないんだし、晴菜を傷つけるわけじゃないんだー

 へへ…へへへへへへっ♡」

晴菜の手は止まらないー。


そのまま欲望に身を委ねる晴菜ー。



”博人”には誤算があったー


元々、博人自身が”憑依薬を使って晴菜に憑依する”ということを

企てたのだー。


だからー、晴菜の身体に憑依している”自分”と、

博人の身体の方に残った博人が、一つになればー

”こうなる”のだー。


たまたまー、魂が半分に分かれた時に、

博人の欲望の部分が、晴菜に憑依した側にー、

そして、博人の良心の部分が、博人の身体に残った側にー、

偏ってはいたものの、

最初は”一つだった博人”が、晴菜に憑依することを決めたのだー。


”晴菜の身体に博人の魂が全部揃えば”

こうして、晴菜の身体を弄ぶことは、当然だったのだー。


「ーえへへへへっ…

 えへへへへへへへへぇ♡」


あまりの気持ち良さにバニーガール姿のまま

下品な笑みを浮かべる晴菜ー。


晴菜の欲望の時間は、この日の遅い時間まで、

たっぷりと続くことになってしまうのだったー。



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


今日は私の都合上、いつもとは違う時間に掲載しました~!★

明日は朝10時頃に投稿予定で、

それ以降はいつも通りデス~!

(※更新時間がいつもと違うだけで、毎日更新は変わらないので

 安心してくださいネ~!)


お読み下さりありがとうございました~~!

Files

Comments

No comments found for this post.