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仲良しの双子姉妹ー、麻美と萌愛。


そんな二人に二人組の不良・誠司と隼吾が憑依したー。


キレやすい性格で、おしゃべりな誠司は、姉の麻美の身体をー、

計算高く、口数の少ない隼吾は、妹の萌愛の身体をそれぞれ支配したー。


麻美になった誠司は、”麻美は俺の女”と豪語しー、

麻美を徐々に自分好みに変えていき、

”元々の麻美”ではない、”俺色の麻美”として振る舞っていくー。


一方で、妹の萌愛に憑依した隼吾は

”萌愛の性格を受け継ぐような”状態で、

萌愛に成りきって日々を堪能しているー


それぞれ、異なる道を歩む二人ー。

その欲望の先に待つのはー…?


☆前回はこちら↓☆

<憑依>憑依姉妹②~欲望の日々~

仲良しの双子姉妹・麻美と萌愛ー。 しかし、二人は 憑依薬を手に入れたワル二人組の 誠司と隼吾に憑依されてしまうー。 憑依したあとに、”表向きは本人として振る舞うこと”も視野に入れて、 大人しい性格の麻美に、落ち着いた性格の隼吾がー、 明るい性格の萌愛に、短期でしゃべりな誠司がー それぞれ身体を奪ったー …は...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ざわめく教室ー


髪を茶色に染め、髪型もボブに変えー、

メイクも濃くなった麻美はー

”憑依される前の大人しい麻美”とは別人のようだったー


学校で非行を繰り返したり、授業をサボったりはしておらずー、

”麻美の記憶”をなぞりつつ、成績もそれなりを維持していたものの、

キレやすい誠司が、いつまでも我慢できるはずなどなかったー


クラスメイトにブチ切れてしまいー、

机を蹴り飛ばして立ち去った麻美が教室に戻ってくるとー

周囲の女子生徒たちは、麻美に対して

恐れのような視線を向けたー。


「ーー…~チッー…」

”せっかくJKたちと戯れることができるんだから、

 仲良くはしないとな”


麻美に憑依した誠司が、麻美を”俺色”に変えながらも

一応学校に来ているのはー

”可愛い女子生徒”がお目当てだったー。


あまり周囲を怖がらせるわけにはいかないー


「ご、ごっめ~ん!ちょっと、寝不足でーカッとなっちゃって」

麻美がそう言い放つと、周囲はそれでも少し

怖がっているのが滲み出ている様子で、苦笑いしたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーうん、またね~!」


友達の千穂を家に呼んでいた妹の萌愛は

笑いながら手を振るー。


千穂を見送ると、

玄関の扉を閉めて、萌愛はにこにこと微笑むー


”あ~……なんか、普通に女子高生してるの楽しい”

萌愛に憑依した隼吾は、

最初は明るい性格の萌愛の方に憑依する羽目に

なってしまったことをガッカリしていたものの、

今では”萌愛そのもの”として生活することが

病みつきになっていたー。


もちろんー、裏では一人でHなことをしたりして

お楽しみはしているがー

表面上、誠司とは違い”変える”つもりはないー


「ーってー、ヤニ吸ってんのかよー」

萌愛が、呆れ顔で呟くー。


姉・麻美の部屋に入ると、

誠司が麻美の身体で煙草を吸っていたのだー。


「ーーーも~!お姉ちゃん!まだダメな年齢でしょ!」

萌愛がそう言うと、

麻美は「ー俺が我慢できるわけねぇだろ?」と、美味しそうに

煙草の煙を吹かすー。


「すっかり悪いお姉ちゃんになっちゃってー」

萌愛は呆れ顔でそう言うと、

「お前こそ、すっかり萌愛ちゃんになりきっちゃってなぁ~」と、

苦笑いしながら麻美が皮肉を返したー


「はははー…まぁ、いいじゃないか

 それぞれ”好きに”できるんだからー」

萌愛がそう言うと、麻美は「まぁそうだな」と、笑みを浮かべるー


二人は、いつも仲良しの双子姉妹ー。

憑依される前も、そして憑依されたあともー…


一緒に買い物に出かけてー

一緒にお風呂に入ってー

一緒に部屋でお楽しみをしてー


”形”はまるで変わってしまったけれどー

”仲良し”であることには変わりないー


「ーっていうかさー…

 お姉ちゃんー…いや、誠司といるとさー

 前はただのワル仲間って感じだったけどー

 今は本当にお姉ちゃんーって感じがするっていうかー


 こう、言いにくいんだけど…」


妹の萌愛が、自分のツインテールを触りながら

顔を赤らめて言うー。


「ーーへ~!お前もだったのか!

 俺の頭がおかしくなっちまったんじゃないかと思って

 ずっと黙ってたんだけどー

 実は俺も、お前のこと、だんだんと

 本当の妹のように見るようになっちまってるぜ?」


姉の麻美が笑いながら言うー。


「ーーなんだ、お前もかー」

萌愛はそう言うとー

少し考えるような表情を浮かべるー。


「ー中身は、俺とお前なのになー」

萌愛がそう言うと、

麻美は、萌愛を突然抱きしめながら笑うー。


「ー中身は俺たちでも、身体が”お姉ちゃん”と”妹”だからー 

 それに影響されてるんじゃね?」


ぎゅっと萌愛を抱きしめてから、麻美は萌愛にキスをするとー

ニヤニヤしながら


「そう考えると、エロくてたまんねぇよなー

 この女ー」


と、嬉しそうに自分を指さしたー。


「ーー~~は~~~

 お姉ちゃんは、まだ”この女”なんだねー


 わたしはもう、完全に”わたし”として認識してるのにー」


萌愛が言うと、麻美は「へへー、俺は”俺の女”って感覚だからなー」と、

麻美自身の身体をつんつんとつつきながら笑みを浮かべたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それからもー

二人は”まるで真逆の高校生活”を送ったー


姉の麻美に憑依した、切れやすく、おしゃべりな誠司は、

高校で次第に素行不良な点が目立ち始めー

元の”大人しくて、優しくて、真面目なー”

そんな、麻美のイメージは簡単に崩れ去ったー。


誠司は、自分の身体でありながら、麻美のことを

”俺の女”と思っていて、あくまで自分と麻美は

別人であると切り分けた考え方を続けていたー


そんな麻美が”俺好み”になっていくことに快感を感じてー


一方でー、憑依される前と後の”ギャップ”故か、

麻美に好意を寄せる人間もいたー。


だが、告白されるたびに麻美は、相手を振っていたー


「ー麻美は”俺の女”だからー」

そう、邪悪な笑みを浮かべながらー


”ー麻美は誰にも渡さないぜー

 俺の麻美だー”


麻美は自分の手を見つめながら静かにそう笑みを浮かべー

何人もの男を振ったー


やがて麻美は退学になってしまいー、

両親との関係も悪化していくー。



一方、明るい性格の妹・萌愛に憑依した

隼吾は、当初は”俺とは全然違う性格だしー”と、

萌愛として振る舞うことに気乗りしていなかったが、

今では”わたしが萌愛”という考えで、

萌愛として振る舞い続けているー


3年生になった時には、”元々、萌愛が好きだった男子”から

告白されたことで”付き合ってみるのも悪くない”と、

”萌愛ライフ”を、堪能しているー


学校では表向き”萌愛”としての振る舞いを崩さず、

容姿も基本的にそのままー

と、姉の麻美とは全く違う方向へと進んだー


「ーーーえ?お姉ちゃん、出てくの?」

高校卒業間近ー、

姉の麻美が”出ていく”と言いだしたことで、

萌愛は少し驚いた表情を浮かべるー


「ーへへ…親とも仲悪くなっちまったしー

 あとはこの身体で好き放題するさー」


麻美がそう笑いながら言うとー、

「そっかー…ざんねん」と、萌愛が少し残念そうに言うー


「ーーへへー…大丈夫大丈夫ー」

麻美はそう言うと、萌愛のほうをまっすぐ見つめて

優しく微笑むー


「萌愛は、わたしの大事な妹であることには変わりないからー

 いつでも、遊びに来てー。」


そう言うと、引っ越し先の住所を教える麻美ー。

萌愛はそれを受け取ると、

「ーーわかった、お姉ちゃんー」と、微笑みながらも、

「結局お前には、そういう方が似合ってるのかもなー」と、

呆れ顔で笑ったー


「へへーまぁなー

 でも、今度はこのエロい身体があるからー

 前よりいい生活ができそうだぜー」


麻美は自分の胸を触りながら笑みを浮かべると、

萌愛は少し微笑んでからー


「ーーも~!変態お姉ちゃんだなぁ~」

と、ニヤニヤしながら笑ったー


「ーじゃ、そういうわけだからー

 萌愛は、大学頑張りなよー」


それだけ言うと、麻美は萌愛にキスをして、

しばらく抱きしめると、

「あ~、まずは何をしよっかなぁ~」と、

笑いながら荷物を手に、家の外へと出て行ったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


妹の萌愛は大学生になったー


大学生になってからも、萌愛は実家暮らしー


髪型をツインテールからストレートに変えると、

鏡を見つめて笑みを浮かべたー


「”憑依される前”のお姉ちゃんみたいじゃんー

 双子ってホント、似てるなぁ~」


萌愛に憑依している隼吾としてはツインテールのままでも

良かったのだが、大学生になるー、ということもあって、

髪型を変えたー。


ツインテールは、時々楽しむぐらいにしようと思うー


「それにしても、お姉ちゃんー

 髪を切っちゃうなんて勿体なかったなぁ~

 こんなに綺麗なのにー」


サラサラした髪を触りながら笑みを浮かべる萌愛ー。


確かに”長い髪”は面倒臭いー

それは隼吾にも分かるー


けれど、それでもこの綺麗な髪を見ると、達成感とゾクゾクを感じるー


「ま、短いほうが好きな子もいるしー

 お姉ちゃんはお姉ちゃん、かー」


萌愛はそう呟くと、「おはよ~!」と1階に降りると、

両親に元気よく挨拶をするー


両親は、姉の麻美のことを嫌っているー

あれだけ悪さをしていれば、まぁ、仕方がないー


それでもー、萌愛が”お姉ちゃんの悪口は言わないで”と、

両親に言っているためー、

萌愛の目の前では、あまり麻美の話題は出なくなったー


中身もー

住む場所も変わったけれどー、

今も仲良しであることには変わりないー。


この前の休みの日には、姉・麻美の家を訪れて

二人でずっとイチャイチャしていたしー

ゾクゾクを十分に堪能したー。


双子の身体で、コスプレショーをするのは本当に盛り上がったー。


二人の歩む道は違ってもー

これからもきっとー


「ーーーー!」

その日ー、大学での1日を終えて

帰宅中だった萌愛の前に、見覚えのある男が姿を現したー


「ーーーよぉ、元気してたか?」


その男はー

誠司と隼吾の面倒を見てくれていた男ー

誠司と隼吾の二人に、憑依薬を提供した男ー


裏社会組織・銀狼の幹部の一人、金城 竜一だったー


「か、金城さんー!」

萌愛とは不釣り合いな男の登場に、

萌愛は少し周囲を気にしながら、

「ーこっちに戻って来てたんですか?」と、

言葉を口にしたー


「あぁ、つい数日前になー」

竜一はそう言うと、

「ーー実はお前と誠司に、また手伝ってもらいたいことがあるんだー」

と、萌愛に対して言い放ったー。


「ーーーえ…」

萌愛は表情を歪めるー


「どうした?」

竜一が少し笑いながら言うと、

萌愛は「あ、いやー…あのー…わたしー…あ、いや、俺はー

見ての通り、今は普通の大学生として暮らしてるのでー」と、

竜一からの”頼み”を断ろうとしたー


「ーーあ~~~はははー…なるほどなー

 すっかりその身体に馴染んだってわけかー」


竜一はそれだけ言うと、萌愛の方に近付いてきて

笑みを浮かべるー。


そしてー

突然、萌愛の胸を触りながら、脅すような口調で言い始めたー。


「ー俺のー”金城さん”のお願い、断るようなこと

 しねぇよな?隼吾ー?あ?」


竜一の言葉に、急に胸を揉まれて変な声を出してしまうと、

「可愛い声を出すじゃねぇか」と、竜一は笑みを浮かべるー。


「ーーー俺が世話してやったの、忘れたのかー?

 何なら、お前をそういう店に売り飛ばして玩具にしてやっても

 いいんだぜ?」


竜一がそう言いながら、萌愛の顔を睨むようにして見つめるー


「ーなぁに、これからも前のように時々”仕事”を楽しみたいだけさー

 それさえしてくれれば、別に何も望まねぇ

 女子大生ライフを楽しんでもらったって構わないんだー。


 な?悪い話じゃねぇだろ?」


竜一のそんな言葉に震える萌愛ー。


萌愛はようやく頷くと、竜一は「ーへへ…分かってくれりゃいいんだよ」と、

笑みを浮かべたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一方ー、姉の麻美は、

大学に行かず、一人暮らしを始めて

好き放題を繰り返していたー


「は~~♡今日もエロかったぁ~♡」

夜の街で知り合った男と、今日も存分に欲望の時間を

楽しんだ麻美は満足そうに微笑むー。


「しっかしー、この女の身体を使うだけで

 いくらでも儲けられるしー、

 へへへー最高だなこの身体はー」


麻美はそう言いながら、笑みを浮かべるー


今はー麻美の身体を利用して金を稼ぎながら

男遊びをしたりー

バイト先のメイドカフェの女の子とイチャイチャしたりする

日々を繰り返しているー


「ーへへへ…まさかあの子も

 ”中身”が俺みたいに凶悪な奴だとは夢にも思ってないんだろうなー」


麻美は、ニヤニヤしながら夜の街に出かけるためー

再び歩き出したー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーー…金城さんー お断りしますー」

萌愛が頭を下げるー。


「ーーあ?」

アジトに案内された萌愛は、

竜一から頼まれた仕事を断っていたー


「ーー友達を騙すことなんて、俺にはできません」

萌愛がそう言って、頭を下げながら立ち去ろうとするー。


竜一は、萌愛に憑依した隼吾に

”竜一の所属する裏社会組織・銀狼が手掛ける悪質な会員制サービスに

 大学の奴らを誘う様に”お願いしたー


だが、萌愛はそれを拒んだのだー


「ーーーー…おい…待ちやがれ」

竜一が怒りの形相で立ち上がるー


「ーそんな小娘に憑依してー

 すっかり毒気を抜かれちまったようだな?隼吾ー」


竜一の敵意を剥き出しにした言葉に、萌愛は


「俺はー…この数年間、この身体で生きてー…

 もう、変わったんですー

 

 金城さんには本当にお世話になりましたー

 でも、もう、俺に構わないでくださいー」


と、申し訳なさそうに言うー。


しかし、竜一はそれを許さなかったー


「ーこのまま帰れると思うなよー」

竜一のそんな言葉に、萌愛は表情を歪めるー


だがー、

萌愛に憑依している隼吾は”喧嘩”も強かったー


竜一に勝つことはできないとしても、

他の雑魚を突破して逃げることぐらいはーーー


そう思いながら、竜一の部下を殴り飛ばす萌愛ー


しかしーーー


「ーなんだぁ?その可愛いパンチはー?」


「ーー!?」

萌愛が驚きの表情を浮かべて、自分の綺麗な手を見つめるー


”しまったー!”と、隼吾は思うー


萌愛に憑依してから一度も喧嘩などしたことがないー

だから、”自分の身体”の感覚のままだったー


しかし、萌愛の身体は隼吾と比べるとはるかに華奢でー、

喧嘩では、勝負にならないー


あっという間に竜一の部下たちに押し倒されてしまった萌愛は

悲鳴を上げるー。


「ーーーへへへへー

 そんな可愛い身体じゃー、俺たちには勝てないぜ」


竜一はそう言うと、

「ーーー”恩人”である俺に逆らうたぁー

 ”お仕置き”が必要だなー」と、笑みを浮かべながらー

”憑依薬”を取り出したー


「ーー!?」

萌愛が表情を歪めると、

竜一は笑みを浮かべるー


「ー”改良型”だー

 俺が”お前ごと”その身体を乗っ取ってー

 その女の身体ー、有効活用してやるよー


竜一のその言葉に、萌愛は震えながら

竜一のほうを見つめたー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


数日後ー


”お姉ちゃん!久しぶりに会いたいなー”


姉の麻美の元に、萌愛からそんなメッセージが届くー


「へへー

 可愛い妹からのお願いじゃー、断れないなー」


麻美はそんな風に呟くと”明日とかどうかな?”と

返信を送ったー。



”ーー明日とかどうかなー?”


その返信を受け取った萌愛はー

足を組みながら、悪女のような格好で、不気味な笑みを浮かべたー



④へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


大学生になった姉妹に試練が…!?

次回が最終回デス~!


今日もお読み下さりありがとうございました~!

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