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遠い遠い昔ー、

美女たちを襲い、欲望の限りを尽くした挙句、捕らえられて

魔術でその姿をトカゲに変えられてしまい、地中深くに封印された大罪人。


しかし、時は流れ、そのトカゲは、地上に解き放たれたー。


巡り巡って、何も知らない爬虫類好きの男子大学生・義孝に

飼われることになったトカゲは、義孝の妹・麻由美を見て、

”この女こそ俺様の新たな器にふさわしい”と、邪悪な笑みを浮かべるー。


そしてー…トカゲの計画はついに成功ー

麻由美を操り、自分をケースの中から解放させー、

麻由美を皮にしー、”支配”したー。


新しい器ー…

麻由美の身体を手に入れたトカゲの、欲望の日々が始まるー…


★前回はこちら↓★

<皮>とかげ②~器~

兄の義孝は爬虫類好きで、 トカゲをはじめとする様々な爬虫類を家の中で飼育し、 可愛がっていたー。 そんな兄・義孝の趣味を苦々しく思いながらも、 何だかんだで仲良くやっていた妹の麻由美ー。 しかし、兄が飼育するトカゲの中に、 大昔の重罪人が姿を変えられたトカゲが混じっていることを 麻由美もー、兄の義孝も知...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーえへへへへへー…

 いいじゃんー

 女の子同士なんだからぁ…♡」


トカゲに支配されてしまった麻由美は、

早速、親友の加奈子(かなこ)を空き教室に

呼び出して欲望を満たしていたー


背後から加奈子の胸を触って

ニヤニヤする麻由美ー


「ま…麻由美…ど、どうしちゃったの…?」

困惑する加奈子ー。


麻由美を皮にして、内側に入り込み、

麻由美を支配したトカゲは、久しぶりの人間の身体に興奮しー

そして、快感を感じていたー


しかもーその手に入れた”器”が、

古の時代から、美女を襲い、欲望の限りを尽くしていた彼にとってはー

最高の器だったのだから、尚更だー


「ーへへへへ…わたしの身体も、興奮してるよぉ…♡」

麻由美が、今まで聞いたこともないような声でそう言うと、

加奈子を引っ張って、その背中を黒板に叩きつけると

強引にキスをしたー


「んふぅぅぅ…たまんなァァァァい♡」

麻由美は飢え切った獣のような表情で、加奈子にキスを繰り返すと、

目に涙を浮かべながら「やめてよ!」と叫ぶ加奈子を無視して、

さらに激しいキスをし始めるー


「ーほらぁ…舌を絡めさせようよーー

 その方がークククーもっとエッチだからー」


麻由美がそれだけ言うと、

加奈子は「もうやめて!」と叫んで、麻由美を突き飛ばしたー


「ーーあぅっ」

教壇に腰を打ち付けて、声を上げる麻由美ー


泣きながら逃亡していく加奈子を見て、

麻由美はにやりと笑みを浮かべるもー

今の衝撃で、後頭部のあたりが少し捲れそうになったことに気付きー

「いけないいけないー」と、笑みを浮かべながら

後頭部のあたりを触るー。


トカゲにされてしまった古の大罪人も、”人を皮にする術”を

使うのは今回が初めてだったためー

”皮”故の弱点に気付くー


「あんま、衝撃を与えると脱げそうになっちまうことがあるみたいだな」

頭のあたりを何度も何度も触りながら”調整”していくー


麻由美を皮にして、その中に入り込んだトカゲはー

麻由美の脳のあたりに巣くい、麻由美の肉体を完全に支配しているー。


しかしー

麻由美の頭のあたりにトカゲがいるためー

もしも”皮”がめくれた場合、

”麻由美の頭からトカゲが生えて来た”みたいな

恐怖の光景を周囲に晒すことになってしまうー。


そんなことになればせっかく手に入れたこの”器”も

台無しになってしまうー。


「ーあんま、強い衝撃を与えすぎないようにしないとなー」

麻由美はそう呟くとー、

「あ~~それにしても…加奈子ちゃんー

 ククククーほんと、可愛いんだからー」と、不気味な

笑みを浮かべながら廊下に向かって歩き出したー。



麻由美を支配したトカゲは、麻由美を支配した直後、

彼女の記憶も読み取っているー。

そのため、”その気になれば”麻由美として振る舞うことも

十分に可能だー。


しかし、彼はそれをするつもりはないー。


体育の授業前の着替えの時間ー

着替える女子たちを指をしゃぶりながら

ゾクゾクした様子で見つめているー


そんな麻由美の視線に気づき、複数の女子生徒が

困惑の表情を浮かべるー


「ーあぁ…やばいよー

 女のアソコー…すっげぇゾクゾクする」


アソコのあたりを着替えたジャージの上から触りながら

「ー触り心地が俺が人間だったころとは全然ちげぇ…!」と

嬉しそうに笑うと、

そのまま体育の授業に向かったー


「ーーーは…はぅ…♡ ぅぅぅ…♡」


女子の揺れる髪ー

女子の揺れる胸ー

汗をかいた女子ー

ジャージ越しに見える身体のラインー


「ーーぐへへへへへへ…♡」

あまりにも興奮してしまった麻由美は、親指以外の指を

口にツッコミながら、不気味な笑みを浮かべると

「ーーもう我慢できねぇ」と、そのまま体育の授業を放棄して、

トイレに向かって歩いていくー。


己の欲望を満たすためにー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーー」


「ーーーーー」


数日後ー

兄の義孝と、両親が困惑の表情を浮かべているー。


麻由美の雰囲気が数日前からガラリと変わりー、

みるみるおしゃれになり、髪型も、服装の雰囲気も変わったー


特に服装はー男を誘惑するようなー

そんな服装が多くなったー


ーー今の麻由美の場合

”自分自身”を誘惑しているような状態だが、

まさか”トカゲ”に麻由美が支配されているなどとは夢にも思わない

家族は、兄の義孝もはじめ、その理由を理解していないー。


「ーーねぇねぇ、お兄ちゃんの大学にエロイ子ーー

 じゃない…可愛い女はいる?」


麻由美が、少しおかしな口調でそう質問すると、

義孝は少し戸惑いながら「ま…まぁー…いるんじゃないかな」と、

積極的に話を聞いてくる麻由美に困惑するー


「ーへへっ…じゃあ、そのうち紹介してもらおっかな」

麻由美は汚らしい笑みを浮かべながらそう言うと、

「あぁ、そういえばーお兄ちゃんさぁ、

 ”彼女”いないよねー?」と、読み取った麻由美の記憶を

利用しながら、そう呟くー


「ん?あぁ…前も言ったけどー、

 この先も多分彼女は作らないと思うけど」


義孝がそれだけ言うと、

「そっかぁ~」と、麻由美はニヤリと笑みを浮かべたー。


”妹の身体で兄とヤッちまうのもゾクゾクしそうだなー

 こいつーたぶん…ーーこの時代でいうー童貞ってやつだろうしー

 こんなエロイ妹に誘惑されたら一撃だろ”


麻由美を支配したトカゲは、

兄ととんでもないことをさせようとしながら笑みを浮かべるー。


「ーーーーじゃあーお兄ちゃんー

 今度わたしが”女の身体”味合わせてあげよっかー」


小声で耳打ちする麻由美ー


「ーーっ!?えっ!?!?!?」

驚いて声を上げる義孝ー


「ふふふー ごちそうさまぁ♡」

麻由美はクスクス笑いながら自分の部屋へと戻っていくとー

自分の後頭部を引っ張りながらー笑みを浮かべるー


「”新しい器”は、最高だぜー」

”皮”にしているせいか、後頭部を思いっきり引っ張ると、

麻由美の身体がゴムのように伸びたりするしー、

先日のように、強い衝撃を与えると”脱げそう”になってしまうこともあるー。


がー、日常生活を送る上では特に支障はないー。


「ーーーへへへへ…この身体でエロいことをいっぱい楽しんでー

 俺様自身もエロイなんてー

 たまんねぇぜ!ははっ!」


麻由美はそう笑うとー

学校で、”次に狙うクラスメイト”のことを考えー、

さらには兄の大学の”可愛い子”を紹介してもらいー、

ついでに兄とエッチすることも考えながら

これからの”欲望の日々”を浮かべー

ご機嫌そうに「最高だぜ」と、静かに呟いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーお兄ちゃんー

 明日、時間、ある?」


数日後ー

麻由美が兄・義孝の部屋に入り、

ちらりと”自分がいた”空ケースを見つめるー


”こいつは、トカゲだった俺様のことを良く世話してくれたからなー

 ご褒美をやるぜ”


そう心の中で呟きながら、義孝から”明日は特に予定はないけど”という

返事を聞くと、

「そっかー じゃあーーーわたしとエッチなこと、しようよー」

と、麻由美がイヤらしい笑みを浮かべながら呟いたー


「な…っ!? え……ま、麻由美ー お前最近なんかー…変だぞー?」

義孝がそう戸惑いながらも顔を真っ赤にするー


麻由美はそんな義孝の反応を見つめながら嬉しそうに

「”ご褒美”だから遠慮しないでー」と、静かに囁いたー


「ご褒美…?」

戸惑う義孝ー


「ーーふふ、気にしないでー」

麻由美はそれだけ言うと、義孝の返事も聞かずに部屋の外に出たー


そろそろ、高校に行かなくてはいけないー。


そしてーーー

今日はーーーーーー


「ーー梨絵(りえ)ちゃん~~!

 ちょっとぐらいいいじゃん~~ えへへへ♡」


クラスで2番目に目をつけた女子・梨絵を昼休みに襲う麻由美ー。

周囲から”変”だと思われようとお構いなしー

古の大罪人であるトカゲにされた男にとってー

麻由美の評判がどうなろうと、知ったことではないのだー。


トカゲはー

”己の欲望を満たすこと”しか考えていないー


家でー

”ある程度麻由美として振る舞っている”のもー


”妹”を演じることで興奮するからやっているだけー


「ーーへへへー いいおっぱいしてんじゃんー…

 見せて見ろよ」


麻由美がニヤニヤしながら、梨絵の服を無理やり

脱がせようとするー。


「ーいい加減にしてよ!!!」

普段は大人しい性格の梨絵が、麻由美の乱暴な行為に

パニックになって麻由美を突き飛ばしー

そして、空き教室から逃げ出すー


「お~いおいおい!待てって」

ニヤニヤしながら麻由美がそのあとを追うー。


だがー

あまりに急いでいたため、廊下で盛大に転倒した麻由美はー

「いてっ!」と大声を上げたー。


すぐに立ち上がって梨絵を追いかけようとする麻由美ー


がー

その時だったー


悲鳴が上がるー


「ーーえっ…?」

麻由美が驚いて、周囲を見渡すとー

周囲を歩いていた生徒たちが、麻由美のほうを指差して

悲鳴を上げていたー


「ーーーんっ…?」

麻由美が慌てて頭を触るとー


さっき転倒した際に”麻由美の皮”が脱げたのだろうかー

頭の部分だけぺろんと剥けるような形になってー

麻由美の首から、トカゲの上半分が飛び出しているという

奇妙な状況になってしまっていたー。


「ーー…ぁ… ぁ…」

麻由美の口元あたりまで”皮”が脱げているために

声があまり出せないー


そうこうしているうちにー


「きゃあああああああああああああ!」

「うあああああああああ!!!」

「と、トカゲの化け物~~~~!!!!!」


”口元あたりまで麻由美ー”

”その上はトカゲの上半身”

という完全に”化け物”と呼ばれても仕方がない状態に

なってしまったトカゲはー

慌てて麻由美の”皮”を再び着ようと、乱暴に

”脱げてしまった部分”を掴んだー


しかしーーー


「ーーあっ!?!?」

あまりに慌て過ぎたためか、麻由美の”皮”ー

頭の上半分の部分が破れてしまうー


鼻から上の麻由美の”皮”を手に持ちながら

「やべぇー破っちまっ たー」と、

ぎこちない口の動きで呟く、口から下しかない麻由美ー


「ーーチッーーーいい器だったのによ!!!」

麻由美はそう叫ぶとー

悲鳴のあげる校舎を駆け巡りー

そのまま姿を消したー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーーー麻由美ー」


それから数日ー

”麻由美”は姿を消したー


兄の義孝は、部屋のトカゲやヤモリー、

爬虫類たちを見つめながら呆然とした表情を浮かべるー。


両親も、”突然姿を消して”消息を絶った麻由美のことを

心配しているー


思えばここ最近ー麻由美の様子がおかしかったー。


特にー

麻由美が失踪する当日の朝ー

麻由美は、義孝を誘惑したー。


「ーーあれはーーー…本当に”麻由美”だったのかー?」


そう呟く義孝ー。


その日の夕方ー

麻由美の高校から連絡が入り、

校舎内で発見されたという”麻由美の皮の切れ端”ーー

乱暴に引っ張ったせいで、破れてしまった

鼻から上の部分の”皮”を、渡されたものの、

義孝も、両親もそれが意味するものを全く理解できないままー

ついに、麻由美のことを見つけることはできなかったー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「はぁ~~~♡ げへへへへー たまん ね ぇなー」


口から下だけ麻由美ー

その上はトカゲの上半身という奇妙なー

まるで”頭だけトカゲが生えているような状態”の麻由美が

森の中で胸を揉みながら笑っていたー


「ーまさか、あんなに簡単に”千切れ”ちまうとはなー


 次の”器”を見つけたら気をつけない と なー」


麻由美だった身体がそう呟くと、ニヤニヤと笑うー。


幸いー

口から下は残っているから、喋ることはできるし、

麻由美の身体でエッチなこともできるー


だがー


「ーーやっぱ、全部揃ってないとー、

 ゾクゾクできねぇよなー」


麻由美は、動かしにくそうに口を動かすと、

そのままよろよろと立ち上がるー。


森の中で生活して、すっかり汚れた麻由美の身体を見つめると

「頭がない状態じゃ、普通に生活もできねぇしー」と、呟きながら

鼻から上がない麻由美の口がニヤリと笑みを浮かべるー


「ーまた新しい”器”を調達するとするかー」


とー。


その後ー

古の大罪人が変身させられた”トカゲ”が、

どこに行ったのかは誰も知らないー。


だがー…

トカゲはきっと、今も”誰かを器にしている”に違いないー。


そして、その誰かはー

あなたの身近にいるのかもしれないー。



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


とかげの最終回でした~!☆


イメージ画像(最初の画像)のとかげは可愛い気がしますが、

こんな、人を乗っ取るとかげがいたら怖いですネ~笑


…ちなみに私は写真や動画で見る分にはかわいいかわいい言ってますケド、

実際に見ると「ひーっ!?」となるタイプデス笑

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