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「ーーこういう意味のない足につけてる輪っかみたいなやつとか、

 紐みたいなやつ

 マジでゾクゾクするよなぁ~

 エロのためにつけてんのかな?」


男子高校生の土屋 尚樹(つちや なおき)が、

そんな風に呟きながら、スマホの中の、女性の写真を指さすー。


その写真の女性は、白と黒の上下の服装に、

黒いスカートから見える足の部分には、

”ガーターベルト”が見えているー。


さらに、その隣の写真に写る女性は、

足に輪っかのようなものを身に着けていて、

それを見て、先ほどから尚樹は興奮していたー。


「ー脚のー?またかよー」

尚樹の友人、恩田 栄治(おんだ えいじ)が、

尚樹が指さした写真を見つめると、栄治は苦笑いしたー。


いやー、正確に言えば見る前から、

尚樹が何のことを言っていたのかは、理解できていたのだがー。


「ーまたガーターベルトかよ お前好きすぎだろ」

栄治の冷めた反応に、「なんだよ?興奮しないのか?」と

尚樹がニヤニヤしながら言うー。


「ーいや、だって別にそういうもんじゃねぇだろ?

 ちゃんと役割があって、そういうものがあるんだし」

栄治の言葉に、

「ー見てるとマジで興奮するもんな」

と、尚樹はなおも笑ったー


「いやいやいやいや、ちげぇよ」

栄治は、半分あきれ顔でそう呟くと、

「でもエロくね?なんかこう…足にこういうのがついてるだけで

 うわぁ~…もわもわっ…ぞくぞくってさ」

と、尚樹は興奮した様子で呟くー。


「ーお前、マジで最近、変態すぎだろ…?」

栄治は”同じ男子としても理解できない”という表情で言うと、

スマホを手に、”ガーターベルト”と検索しながら

興奮している尚樹のほうを見つめるー


「ー中学の頃までのピュアなお前はどこいったんだー?」

引き気味にそう呟く栄治ー。


栄治と尚樹は、小学生時代からの同級生で、親友同士ー。

元々、尚樹は特別Hな感じではなく、

むしろ趣味に没頭するようなタイプの男子だったのだが、

高校に入学したころぐらいからだろうかー。

急にエロくなり、最近では下心丸出しトークばかり

してくるのだー。


「ーーいやぁ、だってさー、姉さんが

 ガーターベルトとか、こういう輪っかとか好きでさ、

 見てるうちに、こう、なんつーか、目覚めたっていうか?」


尚樹が”急にエロくなった弁明”をするー。

何でも、大学生になった姉が急におしゃれになって、

おしゃれな姉を見ているうちに、いつしか

”3度の飯よりガーターベルト”が好きになってしまったのだとかー。


そんな尚樹の”弁明”を聞いて

栄治は「お前の姉さんも、ヤバい弟がいて大変だなー」と、

苦笑いするー。


「ーーーなになに、何話してるの~?」


その時だったー

クラスメイトの大橋 遥花(おおはし はるか)が、

尚樹と栄治の近くにやってきて笑うー。


遥花は、小学生時代は別の学校だったものの、

中学時代からは同じ学校で、

この高校に進学した”数少ない仲間”であることから、

一緒に行動することが多い女子生徒だー。


「ーあ、大橋さん…、い、いやー、な、なんでもねぇよー」

遥花のことが好きな栄治は顔を真っ赤にしながら、

”こいつのせいで、俺まで大橋さんに変態だと思われたら

 最悪だぞー…?”と、

心の中で呟くー


「ーーへへへ…あ、そうだー大橋さんもさーこういうー」


そんな栄治の想いも知らずに、

スマホに表示したガーターベルトの写真を

平気で遥花に見せつけようとする尚樹ー


「ーうわうわうわうわ!やめろって!」

咄嗟に尚樹の口を塞いで、スマホを取り上げる栄治ー


「うわっ!お前、急に何をする!?」

尚樹はそんなことを言いながらじたばたしているー。


「ーーーーー」

遥花からすれば”意味不明”な尚樹と栄治のやり取りー。


「ーーな、な、何…?どうしたのー?」

笑いながらそう言う遥花に対して、

栄治はじたばたする尚樹の口を塞いだまま、

「あぁ、いや、何でもないから大橋さんは気にしないでいいぜー!」と、

苦笑いしながら叫ぶー。


「ーそ、そ、そうー?何だか二人とも、変なのー」

クスクス笑いながら、遥花が自分の座席の方に戻っていくのを見て

ようやく栄治は尚樹の口から手を離すと

「おい!女子にいきなりガーターベルトとか、そういう話をするな!

 俺まで変態扱いされるだろ!?」と、叫ぶー。


「ーえ~、でも大橋さんの美脚にガーターベルトとか

 こういうリングとか、マジで映えると思うんだけどー?」


尚樹はなおもそんな風に呟くと、

「ーーバカッ!大橋さんの足は見世物じゃねぇぞ!」と、

栄治はうんざりした様子で呟いたー


「ったく、俺まで”変なの”とか言われちゃったじゃないか」

少し不貞腐れた様子の栄治を見て、

尚樹は「へへへ…親友同士なんだから恥ずかしがるなよー」と、笑うー。


「ーい、一緒にすんなよ!

 確かにお前とは親友だけど、お前のエロさにはついていけねぇし、

 俺は健全だ!」


そう叫ぶと、栄治は、ふん!と顔を背けたー


「はははっ」

尚樹は、そんな栄治の態度を見て笑うと、

”でもー”と、遥花のほうを自分の座席から見つめながら

「ー大橋さんの足に、ガーターベルト…えへへ…」と、

小声で呟いて、思わず涎を垂らしそうになり、

慌てて口元を手で押さえていたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


帰宅した尚樹は、

ネットで”ガーターベルト”や”レッグリング”の写真ばかり

見つめていたー


「ーーあ~~~~…」

尚樹は、ニヤニヤしながら、

「素晴らしい足だなぁ…」と、呟くー


既に尚樹のズボンは、勃起してパンパンに膨れ上がっているー。


「ーー尚樹~!」


「ーー!」

ビクッとして振り返ると、いつの間にか

ノックもせずに部屋に入ってきた姉・凛香(りんか)の姿があったー


「ーう、うわっ!…姉さんー」

そんな風に呟くと、今日も姉の凛香は、

黒いスカートにガーターベルトという

尚樹を興奮させる格好で、部屋に入って来ていたー


「なになに~?またエッチなやつみてたの~?

 尚樹も好きだなぁ~♡」


凛香はそう言うと、尚樹は「ね…姉さんのせいだろ!」と、

凛香の足を見つめながら呟くー


「ーーふふふ…わたしはただ”おしゃれ”してるだけだけど?

 尚樹が勝手に興奮してるだけでしょ?」


凛香はそう言いながら、わざとらしく自分の太もものあたりを触って

小悪魔のような笑みを浮かべるー。


高校の時までは真面目だったのに、

大学に入ってからは、急におしゃれになって、

最近では弟の尚樹を誘惑して、揶揄ってー

そして、楽しんでいるような振る舞いばかりしているー。


夜になると、時折部屋から、甘い声が聞こえてくることもあるー。


何でも、好きな人が出来て”おしゃれに目覚めた”のだとかー。


まぁ、それはそれでいいー。

しかし、そんな”姉さん”の影響を確実に受けてしまった尚樹は、

今やガーターベルトで頭がいっぱいの状態だったー


「ーーー触りたい?」

凛香の言葉に、尚樹は顔を真っ赤にしながら

「も~~~!姉さんはサキュバスか何かか!?」と、叫ぶと、

「ーー普通に変態すぎだろ!」と、言葉を続けるー


凛香は「ーーでも、触りたいんでしょ?」と甘い声で囁くー。


尚樹は「はい」と、即答したー。


「ーーー素直でよろしい」

凛香はそう言うと、弟にガーターベルトと太ももを触らせると

「はいおわり~!」と、数秒で尚樹の手を振り払って笑ったー


「ーー悪魔だー…マジで小悪魔だー」

尚樹はそう言うと、凛香は「あまりエッチなことばかり考えてると、

周りからドン引きされちゃうよ~?」と、笑いながら

そのまま尚樹の部屋から立ち去って行こうとするー


「いや、ちょっと!俺の部屋に来た理由は!?」

尚樹が思わず叫ぶと、姉・凛香は

「ーーん~?可愛い弟を誘惑して揶揄おうと思って!」と、

意地わるそうに舌を出して、微笑んだー。


「ーーーー!!」

ドキッとした尚樹は、その日も、夜になるまで

ずっとガーターベルトやら太ももやら、

そんなことばかりを考えていたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


”太もも”という芸術に

彩を添える”ガーターベルト”


太ももとガーターベルトのコラボは、

もはや一種のアートであると言ってもいいー。


尚樹は、そんな風に考えていたー。


レッグリングといい、ガーターベルトといい、

足にどうして、あんなものをー

と、尚樹はニヤニヤしながら、目を覚ますー。


スマホの目覚ましを止めた尚樹はー

今日も朝っぱらからガーターベルトのことばかりを

頭の中で考えるー。


もちろん、身に着ける側には

”それなりの意図”があるー。

実用性な意味も、おしゃれとしての意味も、

ちゃんとした意味がそこにはあるー。


だが、男である尚樹からすれば

”実用性のある意味”など分かりっこないー。

調べることはできても、聞くことはできても、

やはり、自分でそういう格好をする機会がないから、

体感として実感することはできないー。


だからこそ、余計に興奮するー。


「ーーーー!?」

朝からガーターベルトまみれの尚樹が、

ふと、視線を自分の机の上の方に向けると、

そこには”見覚えのない容器”が置かれていたー。


「ーなんだこれ?」

尚樹は周囲を見渡しながらその容器に近付くと、

そこには”憑依薬”と、見たこともない筆跡で

書かれた紙が置かれていたー


さらに、その下には

”それを使えば、好きなやつの身体を奪うことができる”と、

書かれていて、色々な説明が添えられていたー


「な…なんだー…?」

尚樹は困惑してしまうー。


思わず、尚樹は隣の部屋をノックして

姉・凛香に会いに行くと、

「ーーね、姉さん、俺の部屋に何か置いた?」と

それとなく確認するー


「ーーは?」

家の中でも、とてもおしゃれな凛香が、

振り返ると、首を傾げながら尚樹のほうを見つめるー


「ーお、俺が寝てる間に、姉さん、何か置いた?」


”憑依薬”のことは口に出さずに、そう確認すると

凛香は苦笑いしながら

「ーえ?なに?ちょっと意味がわかんないけどー?どうしたの?」

と、呟くー


「ーーえ…ね、姉さんじゃないの?」

尚樹がそう言うと、凛香は「あ~!」と、声を上げながら

ポンと手を叩いたー


「ー適当なこと言って、実はお姉ちゃんの部屋に

 入りたかっただけなんでしょ?」

そう、言いながらー


「ち、ち、ち、ちげーし!」

尚樹が顔を真っ赤にしながら言うと、

凛香は笑いながら「ーー尚樹ってば、ほんと~にエッチだなぁ~」と、

ニヤニヤするー


「ち、ちげーし!っていうか、もし俺がエッチなら

 それは姉さんのせいだし!」


「ーーえ~?わたしが尚樹の性癖を狂わせてるの?ふふ♡」

ニヤニヤする凛香ー


「も、もういいよ!邪魔したな!」

尚樹はそう言うと、慌てて姉の部屋の扉を閉めて

自分の部屋に戻り、”憑依薬”と書かれた容器を見つめたー


”もし、これが本物ならー…”


ふと、そんな”妄想”が頭の中をよぎったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーーー恩田くんー

 今日、放課後、時間あるー?」


「ーーーえ?」


その日の放課後ー。

尚樹の親友・栄治は、遥花にそう声を掛けられていたー


「ーーえ…あ、…あ、、あぁ…あるけどー」

栄治がドキッとしながら言うー。


栄治は、遥花のことが好きだー。

その好きな遥花からそんなことを言われると

ドキドキせずにはいられないー


「ーーー…ふふ♡ よかったー。

 じゃあーー

 学校終わったら、”わたしの家”に来てくれるー?」


「ーーえっえぇっ!?」

いきなり好きな子の家に誘われて困惑する栄治ー


「ーーいやなの?」

甘えるような声を出す遥花に対して、

栄治は「い、いやじゃないよ!いやじゃない!ありがとう!ありがとう!」と

意味の分からない返事をしてしまうー。


笑いながら立ち去っていく遥花ー。


栄治は心の中でガッツポーズしながら、

思わず本当にガッツポーズしてしまいー、

周囲から変な目で見られつつも、

それが気にならないほど、舞い上がっていたー


”やったぜー!大橋さんに…えへ…マジかよ!”

栄治は、そんな風に思いながらも、

”今日は学校を欠席した”尚樹の机のほうを見つめたー


”な~んだよ…あいつがいれば自慢してやったのにー

 いつも風邪をひかないあいつが風邪なんてなぁ”


そんな風に思いながらも、栄治は

放課後に、”好きな女子から家に誘われた”ことで、

ニヤニヤが止まらず、ニヤニヤしたまま座席に着席したー。



「ーーーーーーへへ」

だがー

そんな栄治を誘った遥花が、”遥花とは思えない”不気味な笑みを

浮かべたことに栄治は気づかなかったー



②へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


”ガーターベルトやレッグリングが大好きな男子高校生”の

憑依モノですネ~★


①は導入の部分でしたが

既に”憑依”も起きていますネ~!☆

②以降の欲望の時間も、ぜひ楽しんで下さい~!☆!

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