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男子大学生の哲雄は、ある日、親友の幸徳に呼び出されて、

幸徳の家に向かうー。


だがー、そんな哲雄が幸徳の部屋で見たのは、

幸徳が実家で一緒に暮らしている妹・茜が”皮”にされた姿だったー。


皮にされた茜を見ながら、呆然とする哲雄。

しかし、驚くべきは、その先だったー。


「ーーーお前が妹になるんだよ!!!!!」


幸徳に、幸徳の妹・茜の皮を着ることを強要された挙句

「お兄ちゃんと呼べ!」と言われた哲雄の運命は…!?


★前回はこちら↓★

<皮>無理やり妹にされた俺①~お前が妹~

「ーーーお前が妹になるんだよ!!!!!」 「ーーー…!」 親友の言葉に、唖然とした表情を浮かべる男子大学生ー あまりの衝撃的な出来事に ついつい言われるがままに”妹の皮”を身に着けた彼は、 女子高生になったー。 女子高生の身体を着て、その身体を支配した彼ー。 しかし、彼が、女としての身体や、 その声ー、色々...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーー”おまえ”じゃないッ!お兄ちゃんだ!!!!」

茜の皮を着た哲雄に向かってそう言い放つ幸徳ー


「おい…マジで落ち着けー…お前、どうしちゃったんだよー」

茜の姿のまま、哲雄がそう言い放つと、

幸徳は「お兄ちゃんだ!!!!!!」と、再び大声で言い放ったー


「ーーー…おい…幸徳ー…!

 マジでやばいってこれー」

茜が呟くー。


「ーー……ー」

幸徳は、茜のほうを見つめながら、

親友である哲雄も見たことのないような、

険しい表情を浮かべるー。


「ーーこ、これ、人殺しと同じだろ…? 

 妹を皮にするとか、正気じゃない!

 俺も一緒に茜ちゃんに謝ってやるから、

 も、元に戻すんだ!」


茜が必死にそう言うと、

幸徳は「ーうるさい!俺はもう決めたんだ!」と叫ぶー。


「ー俺を裏切った茜なんて、茜じゃない!

 俺はお前を茜にして、本物の茜を復活させるんだ!」


幸徳が茜に向かって指を指しながら、そう宣言するー


「ーーお、お前…!言ってることがマジでメチャクチャだぞ!」

茜が思わず叫ぶー。


”く、くそっ…どうしちゃったんだ幸徳ー…!

 いつものお前らしくないー!

 妹に彼氏ができたショックでおかしくなっちまったのかー!?”


茜を着た状態のまま、哲雄は困惑しながら

そう考えるー。


”これじゃ、茜ちゃんの身体は生きてるのかもしれないけど、

 茜ちゃん本人は殺されたのと同じようなもんじゃないかー…”


確かに、哲雄が茜を着ていれば、

周囲の人間は”茜の性格が変わった”とか、そういう疑問は

抱くだろうけれど、”茜は生きている”と、認識するはずだー。


だが、哲雄がどんなに”茜”として生きたとしても、

”茜本人”からしてみれば、

自分の身体を勝手に支配されて、何もできないまま他人に

使われ続けるー。


茜本人の意識が”今もある”のだとしてもー

意識自体も失っているのだとしてもー

どのみち、”茜本人からすれば、死んでいるのに等しい状態”だー。


「ーーー…ふ、ふざけんな!

 幸徳、ちょっと頭冷やせ!」


そう言いながら茜は、自分の後頭部を触り始めるー。


”茜の皮”を哲雄が脱ごうとしているのだー。


「ーーーー待てよ」

幸徳は茜に対して冷たい声で言い放つー。


「ーー待たねぇよ!お前のやってることは明らかにおかしい!」

茜の後頭部をめくり、そのまま顔の部分だけ外に出た状態の

哲雄は、幸徳のほうを見つめるー。


「ーー今すぐ茜ちゃんを元に戻せって!

 なぁ、俺の言ってること、わかるよな!?」


哲雄が茜の上半身から、下半身にかけても脱ごうとするー。


「ーあぁ、分かるよー。

 こんなこと、犯罪だって言いたいんだろ?」

幸徳の言葉に、哲雄は「そうだよ!このままじゃお前、マジでー」と、

言いかけると、幸徳がその続きを止めたー。


「ーーーーーお前が、茜を着続けていれば、

 誰も、俺が茜を皮にしたなんて気づかないー。

 お前は”可愛い茜”として、生きることができて、

 俺も、茜を可愛がりながら生きることができるー


 俺も、お前も、何も損はしないー」


幸徳が真顔で言うと、

哲雄は、茜の皮を足の部分以外は脱いだ状態で叫んだー


「ーーお前…ふざけんなよ!

 損をしないのはお前だけだろうが!


 何で俺が、茜ちゃんとして生きなくちゃいけないんだ!?

 俺が茜ちゃんを着たままじゃ、俺が俺の人生を

 送ることができないだろうが!?


 それに、茜ちゃんはどうなるんだよ!

 俺とお前は良かったとしても、茜ちゃんは

 理不尽に急に皮にされて、今日ここで、人生終わったも

 同然の状態になるんだぞ!?」


哲雄の言葉に、幸徳は「俺を裏切って、彼氏を作った茜なんて、

茜じゃない。茜は、いなくなったんだー」と、真顔で返事をするー


「お前!!おかしいぞ!いい加減にしろよ!?

 親友のお前に、こんなことしてほしくねぇんだよ!

 分かってくれよ!なぁ!!」


哲雄が叫ぶー。


しかし、その言葉は幸徳には通じなかったー。


「ーお前には、茜になって、まずは彼氏と別れてもらうー」


あくまでも”茜の皮”を着せようとする幸徳ー


「ふざけんなー

 こんなことやってられるか!」

茜の皮を脱いで、部屋から飛び出そうとする哲雄ー


「どこへ行くー?」

幸徳が、哲雄のほうを見つめながらそう呟くー。


「決まってるー。1階にいるお前の母親に、

 このことを言いに行くんだー。」


ピリピリとした空気が、幸徳の部屋の中に伝わるー。


「ーーー…俺も、お前も、もう退くことはできないー」

幸徳はそう言うと、

哲雄は「ふざけるなー…!俺がお前を止める!」と、叫び返すー。


するとー、

突然、幸徳はいつものように「ははは…」と笑ったー


「ーお前なら、茜の皮を着て、

 喜んで女子高生になってくれると思ったんだけどなー…

 別に何も”ずっと茜のフリをしてろ”ってわけじゃないー

 茜の部屋に一人の時は、どんなエロイことだってしてもいいし、

 学校でも、彼氏さえ作らなければ好きにしてもいいー。

 茜の身体でコスプレしようが、エロイことしようが、

 実況しようが、好きにしていいんだー。


 哲雄ー

 いつもエロイ話したり、可愛い子見てニヤニヤしたり

 してたじゃねぇかー。


 茜の皮を着てくれよ。頼むよー」


幸徳の言葉にー

哲雄は「ーーそれとこれとは別だ!」と、即答したー。


友達同士でHな話をしていたからと言って、

どうしてそれが、”お前なら茜の皮を着てくれる”になるのかー


「ーHな話をお前とするだけなら、別に誰も傷つかねぇけど、

 これは、茜ちゃんが傷ついてるだろうが!」


床に転がったままの茜の皮を指さして叫ぶ哲雄ー。


「ーーー茜は…もういないッ!

 彼氏を作った時点で、茜は死んだんだ!」


「ーバカ野郎!頭のおかしい兄貴になるんじゃねぇ!」


言い合う二人ー。


「ーーー…そうかー。よく分かったよー。

 60:40でお前が茜の皮を着てくれると思ってたけど、

 お前は「40」のほうを選んだんだなー」


幸徳のそんな言葉に、哲雄は部屋から出ようとしたー


だがー


「ーー俺は”覚悟”してるー。

 もう、戻れないー。」


それだけ言うと、幸徳は声のトーンを低くして続けたー


「ーお前がこの部屋から出るならー」

そう言いながら、茜の皮を乱暴に掴む幸徳ー


「ー俺が茜になるー。」


「ーなんだって?」

哲雄は表情を歪めたー


「俺が茜になって、お前に襲われたって泣きながら助けを求めに

 言ってやるー

 お前に乱暴されたって言いながら、なー」


幸徳はにやりと笑みを浮かべるー


「ー女子高生とお前、どっちの言葉を、世間は信じるかなぁ?」

幸徳の言葉に、哲雄は「お前…」と、険しい表情を浮かべることしか

できないー


「そんでもってー」

幸徳はさらに続けるー


「ーお前の家族も、大学のやつらも、無差別に手当たり次第

 ”皮”にしてやるー

 茜の姿でヤれば、俺が捕まったとしても、それまでに

 何人、何十人、いや、何百人が”皮”になっちまうだろうさー!


 お前が、俺の提案を拒むことで、

 何百人も犠牲になるんだー

 へへっー どうする哲雄?ほら、どうするんだ!?」


幸徳は悪魔に魂を売ってしまったー。

そんな風に思ったー


「ーー…いつも楽しくバカやってたお前はー

 どこに行っちまったんだよー…」

哲雄が悲しそうに言うー。


幸徳は「俺は”無敵のお兄ちゃん”になったんだー」と呟くー


「ーもう失うものは何もねぇー

 俺は命を懸けて、行動を起こしたんだー。」


「ーーーーーー…」


哲雄は、しばらく幸徳のほうを睨みつけていたが、

やがてー

部屋の入口から離れて、茜の皮を再び掴んだー


”ここで拒めばー”

幸徳は本当に、哲雄の家族や大学の同級生ー。

色々な人々を犠牲にすると思ったー


この場で幸徳を殴り倒すこともできるー。

茜の皮を守りながら、なんとか幸徳を制圧することは

できるかもしれないー。


だが、それをすれば今度は

幸徳はきっと”哲雄”を犯人扱いして、

幸徳をボコボコにした哲雄は警察に連れていかれることになるー。


そして、哲雄が身動きできなくなったら、

幸徳は”無差別に皮にする”だろうー。


”くそっ…くそっ…”

大切な人たちを守るためにはー

親友の凶行をこれ以上拡大させないためにはー


”着る”しか、選択肢はなかったー。


「ーーーお兄ちゃんと呼ぶんだ」

幸徳が言うー


茜は、怒りで震えながら幸徳を見つめるとー


「ーーお兄ちゃんと呼ぶんだッ!」と、幸徳が叫ぶー。


「ーーお…お…お…」

歯ぎしりをしながら、茜が口を開くー


やがてー

茜は、「お兄ちゃんー」と、静かにそう呟いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ーー違う!茜はそんな座り方はしない!」

「ー違う!もっと自然に振る舞え!」

「ーーおい!女の子が女の子としてトイレできなくてどうする!」


幸徳の鬼のような”教育”に、茜は表情を歪めるー。


「ーー(くそっ…幸徳のやつ、完全にイカれてやがるー)」

こんなやつじゃなかったのに、と思いながらも、

表面上はやむを得ず従い、茜になりきろうとする哲雄ー。


もちろん、心の底から屈服したわけではないし、

茜として生きていくつもりもないー。


既に、茜になってから3日が経過してー、

”哲雄が行方不明になった”と言われ始めるのも時間の問題だー。


大学には、幸徳の目を盗んで何とか欠席の連絡をしているし、

家を3日留守にしているぐらいでは、特に直ちに支障はないが、

このままでは、

哲雄は、哲雄としての人生を送れなくなってしまうー。


「ーーは~~~茜…お前がいないと俺はだめなんだー」

幸徳は、自分の部屋に連れ込んだ茜を、自分の上に

座らせて、その頭を優しく優しく何度も撫で続けるー。


「ーー茜がいない世界なんて、俺には考えられないー」


そう囁きながら、茜の頭を撫でる幸徳ー。


ゾゾゾッ、と背筋に悪寒が走ったー。


哲雄自身が気持ち悪いと感じているのもあるかもしれないー。

だが、”茜の身体”が無意識のうちに反応したような、

そんな感じもするー。


普段、仲良しに見えた幸徳と茜だったが、

もしかしたら茜も、こんな感情を、元々抱いていたのかもしれないー。


「ーー茜…お兄ちゃんとチューしよう」

幸徳が笑みを浮かべながら、そう呟いたー


あまりに気持ち悪くなって、我慢していた茜は、

たまらず幸徳を突き飛ばしたー


「ーお前…!い、いい加減にしろよ!いつも茜ちゃんに

 こんなことー」


「ーーー今は”自由時間”じゃねぇぞー」

突き飛ばされた幸徳が、鬼のような形相でそう呟くー。


「ーー今のお前は”茜”だー。

 茜がしないような行動をしたら、全部滅茶苦茶にするぞー?」


幸徳の目は正気を失っているー


困惑しながら茜は「ーお、落ち着けって!」と叫ぶー


「ーー”お兄ちゃん”だッ!」

幸徳はそう言うと、机の上の本を、茜に向かって投げつけるー。


なんとかそれを避けた茜は

「お…お…お兄ちゃん…」と、震えながら呟くー


あまりの異様さに、茜を着ている哲雄も、

もはや幸徳に対して”恐怖”しか、感じなかったー


「ーーーー……」

放心状態で、幸徳にキスをされる茜ー。


けれどー

”心”は折れていないー。


”ー人を皮にすることができる注射器”を

幸徳は持っていたー。


だったらー

”元に戻せる手段”も、当然用意しているはずだー。

一方通行とは思えないー。


仮に、万が一、幸徳は”ソレ”を持っていないかったとしても、

幸徳がこの前、哲雄に見せて来た

”人を皮にする注射器”を発見できればー、

形成は逆転できるはずだー。


「ーーー……」

茜にキスをしながら、幸徳は茜の胸も揉み始めるー。


”こいつは、茜ちゃんに彼氏が出来ておかしくなっちまったー”


胸を揉まれながら茜の皮を着た哲雄は思うー。


”とにかく、親友の俺にできることは、お前を止めることだー”


最悪の場合ー…

哲雄は”幸徳を皮にして、処分すること”も考えていたー。


そうすることでしか、

自分の大事な人たちのことを守れなないのであればー…


「ーーうっ…♡」

やがて、身体をいじられて感じて来てしまった茜は、

難しいことも考えることができなくなってー

”お兄ちゃん”に身を委ねることしかできなくなってしまったー


”絶対にー”

お前を、止めてやるー。


喘ぎながらー

茜を着た哲雄は、それだけを考え続けていたー。



③へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


狂ったお兄ちゃんになってしまった親友を

止めることはできるのでしょうか~?

続きはまた次回デス~!

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