<憑依>退職男①~没バージョン~ (Pixiv Fanbox)
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先月連載した「退職男」の没バージョンデス!
途中まで書いたのですが、若干内容を変更したため、
没になってしまったものデス!
憑依に突入する前に没になっていて、誰にも需要は無さそうですが
文章を永遠の闇に葬るのももったいないので、
掲載していきます~!
※没バージョンなので、途中で終わります
※あまり長くないデス!
※本日の更新は別途用意しています!これはおまけデス。
★本編はこちら↓★
<憑依>退職男①~リストラされた男~
「ーーーこれは?」 中年の男性社員・三沢 義弥(みさわ よしや)は、 表情を歪めたー。 「ーー見ての通りです。説明はいらないと思いますが?」 年下の上司・芹沢 景治(せりざわ かげはる)が、 淡々と呟くー。 義弥は、俗に言う”窓際族”の男で、 出世コースからは外れて、欲もなく、ただ無難に仕事をこなしていた...
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「ーーー三沢(みさわ)、ここに、名前を書いてくれ」
上司の柿崎(かきざき)部長から呼び出された
中年のサラリーマン・三沢 忠治(みさわ ちゅうじ)は、
いきなりそう言われて、首を傾げたー。
「-----!!」
柿崎部長が机に置いた書類を見た忠治は思わず表情を歪めるー。
「え…?これはどういうことですか…?」
忠治の言葉に、柿崎部長は笑みを浮かべながら呟くー。
「我が社が、先月、猿渡(さるわたり)グループの傘下に
入ったことは君も知っているだろう?」
柿崎部長の言葉に、「それは…はい…」と答える忠治ー。
「--猿渡グループは早速、うちに
人件費の削減ー、つまり人員整理を要求してきてねー
…これ以上は、言わなくてもわかるだろう?」
柿崎部長は”退職願”と書かれた紙を忠治の方に近づけるー。
「------」
忠治は退職願を前に、表情を歪める。
確かに自分は決して優秀な社員などではない。
出世コースでもなければ、会社内で目立つような存在でもないー。
けれど、忠治は忠治なりに、必死にやってきたー。
新卒で入社して、15年以上ー
忠治は、この会社一筋でやってきたのだー。
それなのにー。
「--…リストラってやつですかー?」
忠治が柿崎部長を睨むー。
「…そう思ってもらっても構わないー
さぁ、君の名前を書くんだー」
忠治は、今までの頑張りをすべて否定されたような、
そんな気持ちになりながらー
言われるがままに、退職届に自分の名前を記入してしまったー。
彼は、30代後半にして、無職になってしまったー。
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※ここまでで没になりました
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コメント
リストラされるところまで書いて没になりました~笑
本編では、上司を別のキャラに変更して、
少し内容を調整しています~!