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異世界から出現した次元王バルス率いる魔物によって、

王国の平和は失われたー。


しかし、王家代々伝わる光の継承者でもある女王・メリッサは

自ら仲間と共に次元王バルスを倒す旅に出たー。


次元王バルスを倒すカギとなる”5つのエネルギーストーン”を集めた

メリッサ姫たちー。

だがー、そこに次元王バルスが現れ、

メリッサは”洗脳”されてしまうー。


一瞬にして全ての希望は打ち砕かれー

王国の平和を誰よりも願っていたメリッサ姫はー、

次元王バルスの言いなりになり、無様な姿を仲間たちの前で晒したー…


☆前回はこちら★↓

<MC>主人公なのに洗脳されちゃった①~姫~

この世界では、突如として次元を引き裂いて出現した 魔物の軍勢と戦いが続いていたー 自らを”次元王”と名乗るバルス率いる軍勢は、 平和だったはずの王国を猛烈な勢いで侵略していたー 王国に所属する騎士団も立派に戦ったー だがー 王国騎士団の精鋭部隊は、たった一夜にして 次元王バルスが自ら率いる軍勢に、壊滅させ...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


服を脱ぎ捨てたメリッサ姫がー

ギャルのような口調で”王国なんてどうでも良くなっちゃった~”と

叫び、セクシーポーズを取っているー。


絶望的な光景ー。


メリッサの親友でもあり、護衛でもあるサーシャは「ひ、、姫様…」と

心底悲しそうな表情で、メリッサのほうを見つめるー。


いつも寡黙でクールな仮面の傭兵・カイは、いつの間にか姿を消したままー。


そして、幼馴染であり、騎士であるマックスは

瀕死の状態で、苦しそうに地面に手をついていたー。


「ーーー人間とは、愚かよなー。

 先ほどまで、王国の平和を憂いていた姫がー

 裸で我が前に立っているー」


次元王バルスが笑みを浮かべるー。


「ーこっちを向け」

次元王バルスはそう言い放つと、メリッサ姫は「はい…」と

虚ろな目に戻って呟くー。


「ーー我が前で、その立派な胸を存分に揉むがいいー」

次元王バルスは、”姫”をいたぶるかのように、そう呟くー


メリッサ姫が、何の躊躇もなく、次元王バルスの前で

両胸を揉み始めるー。


「ーーククク…喜べ。我が前で揉む姿を疲労できていることを、喜べー」

次元王バルスがそう命じると、

メリッサ姫は笑みを浮かべながら「はい…♡」と、興奮した様子で

答えたー


メリッサ姫が気持ちよさそうに、全ての服を脱ぎ捨てた状態で、

両胸を揉んでいるー。


次元王バルスは「ーこれが貴様らの姫の姿だー」と、

勝ち誇った表情で笑みを浮かべるー。


”見せしめー”

自分に逆らった姫を完全に支配し、

痴態を晒させているー。


次元王バルスにとって、これほど愉快な光景はなかったー。


「ーーやめろ…!メリッサ…!やめろ!」

先ほど洗脳されたままのメリッサに刺されて負傷しているマックスが

必死に叫ぶー

その目からは涙がこぼれているー。


幼馴染としてもー

姫に仕える身としてもー

次元王バルスにエネルギーストーンが渡ってしまった現状を考えてもー


”絶望”しかなかったー。

自分自身の身体も、メリッサに刺されて、既に言うことを効かない状況ー。


「ーーーくそっ!くそっ!くそっ!」

マックスは歯ぎしりをしながら泣き叫ぶー。


「ーーー…姫様…」

気の強いサーシャは、あまりのショックに身動きが取れないー。

そんな状況に見えるー。


「ーーーククク…お前の”臣下”たちに見せてやれー

 生まれ変わった新しい自分をー」


次元王バルスがそう言うと、胸を揉みながら、

マックスとサーシャのほうを見るメリッサ姫ー


「みて…これが、あたらしいわたし…♡」

メリッサ姫は笑いながら、二人に胸を揉む姿を見せつけたー。


興奮しているのかー

身体からは、イヤらしい液体を垂れ流しているー。


「ーーく…く…ふ、、、ふざけるなあああああああ!」

マックスが血を噴き出しながら、立ち上がるー。


そして、次元王バルスの方に怒りの形相で走っていくー。

既に、マックスの身体は限界を超えていたー。


それでもー

ここで退くわけにはいかないー。


笑みを浮かべる次元王バルスー

マックスの前に、操られたメリッサ姫が立ちはだかるー


メリッサ姫が両手を広げて、次元王バルスを守るようにして

立ちはだかっているのだー。


「--なんでだ…?メリッサ…どいてくれ!」

マックスが涙を流しながら叫ぶー。


「ーー言ってやれー」

次元王バルスが微笑むー。


「ーなんでって?」

メリッサ姫が、バルスの意のままに、言葉を口にするー


「ーあんたみたいな”ゴミ”より、

 ご主人様のほうが、何万倍も大事だからに決まってるじゃないー」

メリッサ姫の冷徹な言葉に、操られていると分かっていても、

マックスは心を抉られるようなー

そんな思いを抱くー。


分かっているー

分かってはいるー。


それでもー

メリッサ姫の”姿”と”声”でそんなことを言われるとー

どうしても、心に響いてしまうー。


「ーーーどいてくれ…!

 メリッサ!お前を正気に戻すために…!どいてくれ!」

叫ぶマックスー


「ー正気ぃぃ~~~~?

 わたしは正気で、ご主人様の前で服を脱いで

 胸を揉んでるのー。

 ふふふふ…」


メリッサが再びマックスの前で胸を触りだすー。


「ーーーククク」

次元王バルスがメリッサの背後で笑みを浮かべるー


「ーー実に愚かだー

 自分たちを物語のような勇者様ご一行だとでも

 思っていたのかね?

 どんな苦難があろうとも、それを乗り越えてー

 次元王バルスを倒しー

 この世には、平和が戻りましたー


 めでたし、めでたしー…


 なんていう風になると、本気でそう思っていたのかね?


 だとしたら大した終わらいだー。

 笑いが止まらないー


 ぐ…ぐふ…ぐはははははははははっ!」


愉快そうに笑う次元王バルスー


「ぐはははははははははっ!」

メリッサ姫も一緒になって下品な笑い声をあげるー


「ーーう…うああああああああああああああ!」

マックスがメリッサ姫を突き飛ばして、次元王バルスを

攻撃しようするー


しかしー


「ーー”次元障壁ー”」

次元王バルスの前に、目には見えないバリアが展開されー

マックスの攻撃は、次元王バルスには届かなかったー


「ーーくそっ!!くそっ…!」

マックスが叫ぶー。


「ー”光の継承者”であるお姫様がいなければー

 貴様らハエ如きにー何もできはしまいー」

次元王バルスが笑うー


「ーーそして、そのお姫様がー

 我がしもべとなった今ー

 貴様らにはどうすることもできないのだよー」


次元王バルスはそう叫ぶと”次元槍”と呼ばれる自らの

得意武器を手に、マックスを何度も何度も攻撃していくー


「ーそ、それ以上はさせない!」

放心状態だったサーシャが、刀と弓が一体化した、

サーシャお得意の武器を手にするー。


「ーーやめなさいー」


だがー

メリッサ姫が不敵な笑みを浮かべながらサーシャの前に立ちはだかるー。


裸で不気味な笑みを浮かべるメリッサー。


「ーさぁ、一緒に見ましょう。

 マックスが死ぬザマをー」


メリッサ姫が冷たい声で呟くー


「ひ…姫様!目を覚ましてください!姫様!」

必死に呼びかけるサーシャー。


しかしー

親友でもあり、メリッサが心から信頼する護衛でもあるサーシャの言葉すらー

今のメリッサには届かないー。


メリッサが、サーシャに突然、キスをするー。


「ーーんふふふふ…女同士、楽しむのもいいじゃない?」

メリッサが狂ったような口調で言うー

サーシャは「や…やめてください!」と拒もうとするー。


これもー

次元王バルスに命令されているのだろうかー。


メリッサがサーシャに抱き着き、再び強引にキスをすると、

舌を絡めながらサーシャの胸を揉み始めるー。


そうしている間にー

マックスは、次元王バルスの攻撃を何度も何度も受けて、

ボロボロになって倒れていたー。


「ーーーあっ…♡ ん…♡」

サーシャがメリッサから攻められて苦しそうにしながらも、

気持ちよさそうな声を出しているー。


「ーーくふふふふ…サーシャっていい声で鳴くのね?」

メリッサはそう言うと、サーシャから離れて

次元王バルスの方に向かっていくー


ボロボロになったマックスを見つめるメリッサー。

それでもー

メリッサの表情には笑みしか浮かんでいなかったー


”洗脳”の恐ろしさを

マックスも、サーシャも嫌でも実感せざるを得なかったー。


「ーー幼馴染にトドメを刺せ。

 お前のその胸で、傷口を抉ってやれー」


次元王バルスがそう囁くと、メリッサ姫は「はい」と

嬉しそうに呟きながら、

仰向けに倒れているマックスの上に乗り、

マックスの傷口に自分の胸を押し付けたー


「ぐあああああああああああっ!」

マックスが悲鳴を上げるー


「ーうふふふ♡ マックス~

 わたしの胸で押し殺してあげるー」


メリッサはそう言うと、

悪女のように笑いながら、マックスの身体中の傷口に

胸を押し付け始めるー。


出血していくマックスー

血で汚れた胸を嬉しそうに抱えながら、

メリッサは「死ね!死ね!死ね!」と叫ぶー


次元王バルスは、悦に浸りながらその様子を見つめたー


唖然としながら涙を流しているサーシャ。


それを見て、次元王バルスは、サーシャの方に歩み寄るー。


「ーー憧れでもあった姫の無様な姿を見て、絶望したか?」

次元王バルスが問うー


サーシャは泣き崩れていて、もはや戦意を喪失していたー。


次元王バルスがにやりと笑みを浮かべるー。


「ーー耐えられないか?ククク…そうだろう?

 人間とは実に愚かよな」


次元王バルスはそう呟くと、

メリッサ姫の胸に押し殺されて動かなくなった

マックスのほうを見つめるー。


「ーーークククー…ご苦労だったなメリッサー。

 次はお前の手でお前が守りたかった王国を壊すのだー」


次元王バルスが命じるとメリッサは嬉しそうに「はいー」とほほ笑むー。


「ーククク…いいのか?あれだけ平和を願っていた貴様が、

 自らの手で王国を壊そうとしているー。

 いいのか?貴様は我に洗脳されているのだぞ?」


”わざと”洗脳されている事実を伝えるー。

しかし、洗脳されているメリッサは嬉しそうに「ご主人様に

お仕え出来て…幸せですぅ…♡」と、微笑むー。


「ーーぐははははははははは!正気に戻りたいとは思わないのか?

 我の操り人形のままでいいのか?」


次元王バルスは愉快そうに笑うー


「ーーはい…わたしはずっと、ご主人様の操り人形です…♡

 ぐ、、ぐ、、ぐはははははははははっ!」


愉快そうに笑いだすメリッサ姫ー


次元王バルスは、そのままメリッサと共に立ち去っていくー


残されたサーシャは、絶望の表情のままー

失意のどん底に突き落とされー

その場で自ら命を絶ってしまったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

メリッサ姫が洗脳された直後ー

逃亡した仮面の傭兵・カイは、仮面を外して

荒い息を吐いていたー


普段は寡黙で、クールを装っている彼はー

チキンだったー。


仮面をしているのも、人と目を合わせて話すことが

できないからだー。


仮面をしている自分は、強くなったようにー

そんな風に思えたー。


だが、全然、自分は強くなどなかったー。

単なるチキンだったー。


あまりの恐怖に、仮面の傭兵カイは、逃亡先で

失禁してー

それ以降、表舞台に姿を現すことはなかったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


数日後ー


「ーーー姫様がお戻りになられたぞ!」

「おぉ!次元王バルスの討伐に成功なされたのだ!」

「ーー姫様のお戻りだ!平和が戻ってきたぞ!」


王国の城下町が、歓喜に包まれていたー。


メリッサ姫が帰還するー、という

情報が入ったからだー。


仲間を引き連れて次元王討伐に向かったメリッサが

帰還するということは、即ち”勝利”を意味しているー。

人々は誰もが、そう思ったー。


しかしー

人々は表情を歪めたー。


漆黒のドレスに身を包みー

妖艶なメイクを施したメリッサ姫がー

次元王バルスの腕に抱き着きながら

甘い声を出してー

一緒に入ってきたからだー。


堂々と城下町を歩き、メリッサ姫を従える次元王バルスー。


どよめく民衆ー

王宮の兵士や、臣下もどよめいているー。


次元王バルスはそのままメリッサ姫を従えたままー

玉座の前にやってくるとー

メリッサ姫がいつも座っていた玉座に、

堂々と腰を掛けたー。


「ーーーひ、、姫様…!?これは…!?」

宰相の男が叫ぶー


「ーーこの人は、わたしのご主人様よー」

漆黒のドレスに身を包んだメリッサ姫が微笑むー


「ーみんな聞きなさいー。

 今日からわたしたちは、次元王バルス様にお仕えするのー」


そう宣言するメリッサー


そしてー

次元王バルスとメリッサ姫の目が同時に赤く光りー

二人は、同じ言葉を口にしたー


「ー我に逆らう愚か者どもはー

 一人残らず、皆殺しにしてくれるー」


メリッサとバルスの、冷たい声が、

その場に集まった全ての人間を”絶望”の淵に突き落としたー。



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


RPGゲームの主人公兼ヒロイン的な立ち位置の

キャラが洗脳されて、崩壊してしまう…を

テーマにしたお話でした~!


お読みくださりありがとうございました!!

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