<女体化>俺を誘惑するな①~弟が美少女に!?~ (Pixiv Fanbox)
Content
男子大学生の津田 淳也(つだ じゅんや)は、
彼女いない歴=年齢だったー。
とは言え、同性の友達は多くー、
女子とも必要があれば普通に話をするタイプで
特にコミュニケーションが取れない、とか
孤立している、とか、そういう男子大学生ではないー。
ただ、昔から
女子を前にしても、特に態度が変わらず、
男子・女子をあまり意識していないような感じで、
エッチな話にも特に興味は示さないことから
”淳也は女子に興味がない”と、周囲の友人たちは
そんな風に思っていたー。
だがー
そんな淳也に”疑い”を抱く人間がいたー。
それがー
「---兄さんってさ~、彼女とか、本当にいないの?」
弟の優貴(ゆうき)だったー。
優貴は、現在高校2年生ー。
そんな優貴が兄の淳也に向かって、ニヤニヤしながら言うー。
「---ん?あぁ、いないよ。
まぁ、今はそれより大学の勉強に集中って感じだな」
淳也は苦笑いしながら言うー。
その言葉には”負け惜しみ”という感じは微塵もなく、
至って冷静な回答だったー。
「--ふ~~~ん」
弟の優貴は、兄の淳也とは”正反対”な性格ー
下心丸出しで、女子の前では、いいところを見せようとしたり、
エッチな動画をこっそり見たりもしているー
そんな優貴からすれば、兄の淳也が
”全く異性に興味が無さそう”と、いう状態は信じられなかったー
「--兄さんって、彼女いたことないよね?」
優貴が揶揄うようにして言うと、淳也は全く隠す様子も
恥ずかしがる様子も、妬むような様子もなく
「そうだな」と頷いたー。
「--ー勿体ないなぁ~!兄さん、イケメンだし、
優しいんだから、その気になればすぐ、モテると思うんだけどなぁ~」
優貴が言うと、淳也は「ははは」と笑いながら
「別に勿体なくはないだろ。その分別のことに時間を費やしてるんだしさ」
と、答えたー
兄・淳也の中に”恋愛”という要素が全く存在していないように思えるー。
「-でも、ってことは、兄さん、童貞なんだろ?」
弟の優貴は、既に彼女とヤッたことがあるー。
その彼女とはもう別れてしまったが、今はまた別の彼女がいるぐらいだー。
「--ははははっ!今時、童貞なんてたくさんいるさ」
淳也が笑うー。
本気でーー
全く彼女を欲しがる様子もなければ、
エッチなことに興味を示す様子も全くないー。
かと言って、同性が好きとか、そういう素振りもなく、
弟の優貴からすれば、兄・淳也は”宇宙人”とも言えるぐらい
未知の存在だったー。
「---兄さんって本当に全く下心ないのかなぁ…?」
部屋に戻った優貴は、戸惑いながらそう呟くー。
「--実は隠れエッチだったりしてな」
ニヤニヤしながら、優貴はそう呟いたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
「--な、、な、、な、、なんだこれええええええええええ!?!?」
優貴が叫ぶー。
その声は、とても可愛らしい声だったー。
「--!?」
弟・優貴の部屋の前を偶然歩いていた
兄の淳也も、その声を聞いて、部屋の外から
”どうしたんだ?”と声をかけるー。
”ってか今、誰の声だ?”
淳也はそんな風に思いながら戸惑っていると、
部屋の中からーーー
”女の子”が出て来たー。
「---え?」
淳也は思わず唖然としてしまうー。
部屋の中から出て来たのは、
弟・優貴のシャツとパンツを履いた美少女だったのだー。
「--だ、、誰?」
淳也が戸惑った様子で言うと、
その美少女は言ったー
「-お、、俺だよ、、兄さん…!」
とー。
「--は?」
淳也は思わず変な声を出したー
意味が分からないー
目の前にいる少女は、どう考えても優貴ではないー。
年齢的に弟の優貴と同じぐらいに見えるから、
優貴の彼女か何かだろうか。
そんな風に思っていると、
その少女は続けたー。
「--お、お、お、起きたら!起きたらこうなってたんだよ!
起きたら、俺が女に!」
可愛らしい声で叫びながら、その美少女は、
「うわあああ…やべぇ…胸…おっぱい!」と、ニヤニヤしながら
自分の胸を揉み始めるー。
「--ははははははは!初めまして 優貴の彼女かな?
俺は兄の淳也。よろしく」
”また面白い彼女さん連れて来たな~”
などと、笑いながら淳也は、優貴の部屋の中に足を踏み入れたー
「--優貴~~!」
弟の優貴の名前を呼ぶ淳也ー。
だがー
淳也は気づいていないー。
目の前にいる美少女こそが、弟・優貴が”女体化”してしまった
姿であるとー。
「--兄さん!お、俺なんだってば!」
美少女の姿になった優貴も、自分の部屋の方に戻ってきて叫ぶー
淳也は口をぽかんと開けたまま、
「--それ、本当に言ってる?」と苦笑いしたー。
「ほ、ホントだって!マジだって!」
可愛い声で叫ぶ優貴ー。
「---」
淳也は、そんな優貴の姿を見ながら、
”確かに、優貴のシャツとパンツ姿だしなー”と呟くー。
奇妙な格好の美少女を前にしても、
全く動じる様子を見せない淳也ー。
優貴は、”まだ兄さん、信じてくれてないみたいだ”と呟くとー
”兄弟の間でしか知らないであろうこと”を、
淳也に向かって話し始めたー。
すると、ようやく淳也は信じてくれたのか
「お前、ホントに優貴なのか?」と呟くー。
「だ、だから、最初からそうだって言ってるだろ?」
恥ずかしそうにする美少女姿の優貴を見て、
淳也はー
顔を赤らめたりすることもなく、
「急に女になっちゃうなんて……何かの病気か?
大丈夫か?」と、心配そうに、その身を案じたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・
女体化した原因は不明ー
確認してみたところ、容姿だけではなく、
身体も完全に”女”になっていたー
「--あぁぁぁ~~ここについてないって、なんかヤバイ感覚なんだけど!」
優貴が股間のあたりをズボンの上から触りながら言うと、
「だろうなぁ」と、淳也や呟いたー。
兄・淳也のおかげで、なんとか両親にも説明することができ、
こうして無事に夜を迎えているー。
だが、一向に優貴が元に戻る様子はなく、
優貴自身も、兄の淳也も困惑していたー。
「-ー本当に、何も思い当たることはないのか?」
淳也の言葉に、優貴は「--ないよ。昨日、特に特別なコトしてないし」と
可愛い声で呟くー
正直、女体化した優貴はとても可愛いー。
優貴自身、鏡で自分を見つめると顔を赤らめてしまうぐらいだし、
声も可愛いー。
だがーー
そんな”女体化した優貴”を前にしても、兄の淳也は
やっぱり普通で、相手に対する接し方が
”男女どちらが相手であろうとも”全く変わらないのはいつもの通りだったー。
”兄”として、弟・優貴の身を案じてくれてはいるがー
”女”の部分には、何も興味が無さそうな感じで、
優貴の胸を凝視したりすることもなければ、
身体に必要以上に触れて来ることもなかったー。
「明日、月曜だけどちょうど俺、大学休みだからさー、
明日、病院ついていってやるよ」
淳也が優しく言うー。
「--あ、でも、俺、学校がー」
優貴が可愛らしい声で言うー。
特に意識はしていないのだが、
美少女の顔で困り果てた顔を浮かべながら
言い放ったその言葉は、あざとい感じにも
なってしまっていたー。
だが、淳也は特にそれにも反応せず、
普通に話を進めたー。
「-まぁ高校はあるだろうけどー…
さすがにその姿じゃいけないだろ?
明日は休んで、病院に行ったほうがいいんじゃないか?
いきなり”女になりました”も、きついと思うし」
淳也のその判断は、確かに妥当と言えたー。
仮に万が一、元に戻れないとしても
学校に事情を説明するのには、おそらく時間もかかるだろうー。
「--うん…わかった」
優貴は頷くー。
「ーーーははは!そんな不安そうな顔するなって!」
笑いながら言う淳也に対してー、
「---なぁ、兄さん」と、優貴は声をかけたー
「--俺が女の子になっても…その…
なんかこう、戸惑いとか、、ないの?」
とー。
「---戸惑い?あぁ、まぁ、それはあるさ。
だって、弟の身体に異常が起きたら、兄として
心配するのは当然じゃないか。
元に戻れるのかなぁ、とか
戻れなかった場合、学校どうするのかなぁ、とかさ」
淳也は笑いながら言ったー。
”本当にいい兄さん”だと思うー。
けど、同時に、優貴は”聞きたいのはそういうことじゃないんだ”とも
思ったー。
「そ、そうじゃなくて、そのー
俺が女の子になって、エッチな目で見たりとか、そういうー」
優貴が恥ずかしそうに言うと、
淳也は「ははは!」と笑ったー
「--優貴は優貴だろ。
どんな姿であったって、それは変わらないさ。
安心しろよ!な」
淳也はそれだけ言うと、
「-じゃ、明日、俺が病院ついていくからー!
あんま夜更かしするなよ!」と、
優貴の方を指さして、そのまま優貴の部屋から
立ち去って行こうとしたー
「--あ、でも」
立ち止まった淳也ー。
てっきり”ちょっとドキドキはするかもな”とでも、
言われるのかと思ったが、淳也が口にしたことは
全く関係ないことだったー
「一晩寝れば、また元に戻ってるかもしれないな!」
淳也の言葉に、優貴は「確かにそうだな…」と、笑ったー
「おやすみ」
そう言うと、立ち去っていく淳也ー。
「おやすみ、兄さんー」
そう言いながらー
優貴は、”兄さん、マジで賢者か何かだろ”と、
心の中で思ったー
”弟がこんなかわいい美少女”になったのに、
エッチな要素を、兄の淳也からは1パーセントたりとも
感じることが出来ないー。
イヤらしい視線も感じないしー
そういう発言も一切ないしー
変に触って来ることもないー
それでいて、別に恥ずかしそうにしている様子もなければ、
何か特別、態度を変えたりする様子もないー
”女”が嫌いなのかなー?とも一瞬思ったが、
それも違う気がするー。
女体化した優貴は、兄・淳也のことを考えながら、
そのまま眠りについたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日ー
兄の淳也に付き添われて病院に向かうー。
病院で、淳也が必死に先生に状況を説明しー
半信半疑ながらも、なんとか信じてもらい、
色々な検査を行ったー。
だが、結果は”原因不明”で、
元に戻る方法も分からない、とのことだったー。
「-そんな落ち込むなって」
淳也が言うと、優貴は「うん…」と言いながら
少しだけ涙をこぼしたー。
「--心配すんな。俺も全力でサポートするから」
そんな風に言う兄は、
どこまでも頼りがいのある存在だったー。
病院から帰宅した二人ー。
兄・淳也が母親に状況を説明したー。
そして、それぞれの部屋に戻る二人ー。
「----------ふ~~~~~~~~」
部屋に入ると、兄・淳也はため息をついたー。
そして、自分の額の冷や汗のような汗を
静かに拭きとるのだったー。
一方ー
弟の優貴はしばらく落ち込んでいたが、
やがてー
あることを思いついたー
「----待てよ」
元々ポジティブな思考で、お調子者な感じの優貴はー
それまで落ち込んでいたのが嘘かのように、
ニヤリと笑みを浮かべたー。
「----この姿で、兄さんを誘惑したらー
兄さんの知らない一面が見えたりするかも…」
そう呟いた優貴は、
ニヤニヤしながら
「--兄さんのエッチな一面が見てみたい…!」と、
一人、小さく笑い始めたー
”俺を誘惑するな!”
そんな声が、津田家に響き渡るのはー
時間の問題だったー。
②へ続く
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コメント
彼女いない歴=年齢のお兄さんを誘惑し始めるのは…
次回からデス~!
果たしてお兄ちゃんの反応は…!?
お読み下さりありがとうございました~☆!