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平和を謳歌していたアクア王国ー。


しかし、ある日、メイドのリリアが、

王国の姫・ルミナ姫が自室でオークに”皮”にされて

乗っ取られる場面を目撃してしまった…!


メイド仲間のメイを始め、周囲に相談したものの

”姫がオークに乗っ取られた”などという話を信じてくれる人間はおらず、

困り果てたリリアは、

「今朝、姫様がオークに皮にされるのを見ました」と

直接、ルミナ姫に言い放ってしまい…?


☆前回はこちら↓☆

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「---今朝…わたし…姫様がオークに…”着られる”のを見ましたー」

メイドのリリアがそう言い放つー。


リリアの言葉に、ルミナ姫はしばらく沈黙するー。

その時間は、何とも言えない無気味な時間だったー。


そして、ようやくルミナ姫は口を開いたー。


「俺…姫に…なったー」

とー。


ルミナ姫がいつも浮かべている穏やかな雰囲気が顔から消えー

無表情なルミナ姫が、リリアを見つめるー


「--あ、、あなたは、、いったい…?」

リリアは、震えながらルミナ姫の方を見つめるー。


恐怖で身体が動かないー


「--お前らの姫は……俺のもの……」

ルミナ姫が感情を感じさせない口調でそう、言い放つー


「---ひ、、姫様から出て行って!」

リリアは叫ぶー。


「--ーーぐふふふふ…この身体は…美しい……

 返すつもりなど… ない」


ルミナ姫が自分の顔をベタベタと触りながら

ニタァ…と、気持ち悪い笑みを浮かべるー。


ルミナ姫を乗っ取ったオークの目的ー。

メイドに過ぎないリリアにも、それは何となく想像することが出来たー。


”ルミナ姫のフリ”をして、王国を支配するー

あるいは、王国の転覆を目論んでいるー…

そんなところなのだろうー。


「--い、、今すぐ姫様から出ていかないと…

 このことを…騎士様にも、伝えますよ!」

リリアはそう叫んだー。


王宮騎士団の前では、オークごとき、あっという間に討伐されるー。

このオークも、そう言えば、怯えてルミナ姫から出ていくー

そう思ったのだー。


だがーー


ルミナ姫は口元を三日月型に歪めたー。


「--わたしが”乗っ取られている”-?」

クスッと笑うルミナ姫ー


「--そんなこと、誰が信じるのー?リリアー」

脅すような口調で言うルミナ姫ー


オークの口調から、ルミナ姫の口調にー。


「--わたしが拾ってあげた恩…忘れたのかしら?」

ルミナ姫が悪い笑みを浮かべながら、リリアの肩をポン、と叩くー。


「--ひ、、ひめ、、さま…?」

リリアは戸惑いながらも、すぐに首を横に振ると

「そ、そんなのに騙されると思わないで!」と、叫ぶー。


「--ぐふふふ…俺…姫の記憶も…読める…!

 だれも、、俺に…気づかない!」

ルミナ姫は、オークの口調に戻ると、勝ち誇った表情で

そう宣言したー。


「--そ、そんな…」

”姫を乗っ取ったオークが姫の記憶を読めるー”


その言葉に、リリアは愕然としたー。


「--ねぇ、リリア…

 今のわたしなら、誰かに命じれば

 簡単にあなたの首をはねることもできるー。


 そのことを忘れないことね?」


脅すようなルミナ姫の口調ー。


「--ひ、、姫様!め、、目を覚ましてください!」

たまらずルミナ姫にしがみつくリリアー。


「--うるさい!小娘が!」

ルミナ姫は、リリアを虫けらのように振り払うとー

「--お前は…黙って…俺の世話、、するんだ!」と、

汚らしい笑みを浮かべながら、リリアの方を見つめたー。


・・・・・・・・・・・・・・


なすすべもなく、自分の部屋に戻ったリリアは、

一人、部屋で泣きじゃくっていたー。


「--姫様…」

自分を拾ってくれたルミナ姫が、オークに皮にされて

乗っ取られてしまったー。


なのに、無力な自分には何もできないー、と、

リリアは自分で自分の無力さを呪っていたー。


乗っ取られたルミナ姫の言う通りー

”姫様がオークに乗っ取られているんです!”などと、

ただのメイドに過ぎないリリアが言っても、

誰も信じないだろうー。


相手はルミナ姫の姿をしていてー

ルミナ姫の記憶も持っているのだからー


「--わたし…どうしたらー?」

涙を流すことしかできないリリアー。


やがてー

リリアは涙を流したままー

眠りについたー。


「-----」

寝付いたリリアの様子を見つめながら

同室のメイド・メイは静かに呟いたー


「---…あんたの言ってた話…

 本当だったんだねー

 疑ってごめんー」


とー。


メイは、乗っ取られたルミナ姫とリリアの会話を

偶然、廊下を通りがかった際に聞いていたのだー。


寝付いているリリアからは、当然、返事はないー。


メイは少しだけ微笑むと

「あとはあたしに任せておきな」と、

小声で呟いて、一人、夜の王宮の廊下を歩き始めたー


・・・・・・・・・・・・・・・・・


「---ベリアル海岸方面に、少数ですが魔物が現れました」

騎士団長の一人・ユリウスがそう報告すると、

ルミナ姫は「すぐに騎士団を派遣して、対処に当たってください」と、

”いつもの姫のように”指示を下すー


「はっー」

騎士団長のユリウスは頭を下げて

「すぐに出陣の準備を」と、自分の騎士団の副官に伝えたー。


「----------」

メイドのリリアはこっそりと、王宮の謁見の間で行われている

会話を見つめていたー。


”いつも通りの姫様の振る舞いー”

けれどーリリアは知っている。

ルミナ姫は、オークに乗っ取られているー。


”何が目的なの…?”

リリアは戸惑うー。

今のところ、”ルミナ姫”に表向き変わった様子はないー。


魔物たちのために、王国を壊そうとしているのかとも思ったがー

今のところはそういう行動もないしー

オークの目的が分からないー。


「---姫様!!!!」

その時だったー。


同室のメイド・メイの叫び声が聞こえるー。


王国の重鎮や騎士団たちが、メイの方を見るー。


ルミナ姫が「あら?どうかしたのですか?」とほほ笑むとー

メイドのメイは叫んだー。


「---姫様は、オークに皮にされて乗っ取られています!

 あたし、見たんです!」


とー。


どよめく王宮ー。


騎士団長たちも、騎士も、重鎮たちも、戸惑っているー。


リリアは固唾を飲んで、その様子を、物影から見つめたー。


「どういうことだ?」

「姫様が?」

「--いや、ありえないだろう?」

ざわめくアクア王国の重鎮たちー。


だがー


「はははっ、メイちゃん、だったっけ?

 急に何を言い出すんだ?」

軽口な騎士団長・レビンが笑いながら、メイの方に近づくー。


「--わたしが、オークに乗っ取られているー?

 どこでそんな話を聞いたのですか?」

ほほ笑むルミナ姫ー


「--あんた…!昨日、自分で言ってたでしょ!

 姫様から今すぐ出ていきなさい!」

昨日の会話を聞いていたメイが叫ぶー。


ルミナ姫はクスッと笑うー。


「-ーははははっ、メイちゃんー。

 落ち着けってー。


 その話、詳しく聞かせてくれるか?」


レビンがそう言うと、

メイは「レビン様…でも」と、反論しようとするー。


”ルミナ姫がオークに乗っ取られているのは間違いないー”

とー。


大臣や騎士たちのどよめきは止まらないー。


ルミナ姫を疑う者もいればー

メイを”無礼だ”と叫ぶ者もいるー

どうしていいか分からず、困惑する者もいるー。


どよめきが、止まらないー。

平和を謳歌し続けていたアクア王国の人間たちは

”ちょっとの混乱”でも狼狽えるようになってしまっていたー。


パン!パン!パン!パン!


騎士団長のレビンが

何度か手を叩き「あ~~、皆さん、ちょい静かに!」と、叫ぶー


「混乱しちゃダメでしょうが。

 俺がこの子から、ちゃ~んと、話を聞きますから、

 判断はそのあとで。


 ルミナ姫、それでよろしいですね?」


レビンの言葉に、ルミナ姫は静かに頷くー。


レビンが、ルミナ姫を見張り、メイからもちゃんと話を聞くー。

ルミナ姫がオークに乗っ取られていた場合はただちに拘束しー、

メイの身も守るー。

メイの話が間違いだった場合は、メイを落ち着かせるー…


レビンは、そう集まった人間たちに説明すると

王宮の混乱は落ち着き、平穏を取り戻したー。


”レビン様は、軽い感じだけど、頼りになるなぁ”


リリアはそう思いながらー

”姫様が皮にされたことを、レビン様が信じてくれれば、

 姫様をきっと助けられるよねー”

と、心の中で呟いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


夜ー


「----」

リリアがメイドとしての仕事を終えて、

廊下を歩いていると、

背後から足音がしたー。


「---?」

リリアが振り返るー。


しかし、背後には誰もいないー。


ホッとして、正面を向くとー

リリアの目の前に、

ルミナ姫がいたー


「---ひっ!?!?」

驚いてしまうリリアー


リリアはそのまま、ルミナ姫の部屋に連れ込まれるー。


「---な、、な、、なにをするの!?」

部屋に引きずりこまれたリリアが叫ぶとー

ルミナ姫は、にっこりと笑みを浮かべたー


そしてー

ルミナ姫の”皮”がぱっくりと割れてー

中から醜悪なオークが姿を現すー


「ひっ………」

リリアは、ガクガク震えながら、

そのオークを見つめるー。


「---人間」

オークがリリアを鋭い目つきで見つめながら、呟くー。


騎士たちがここにいれば、こんなオークごとき、すぐに討伐できるだろうー。

しかし、リリアは戦闘能力を持たないメイドー。

どうすることも出来ないー。


オークが、リリアの腕を乱暴に掴むー。

そして、メイド服を無理やり引きちぎると、

オークは下品な笑みを浮かべながら

リリアの下着を撫でまわすー。


「や、、やめて…!いやっ!」

悲鳴を上げるリリアー。


オークはリリアの下着を無理やりもぎ取ると、

そのまま口を開いて、リリアの胸をしゃぶりはじめたー


オークに胸をしゃぶられてもがくリリアー


「あっ…やめて…やめてぇ…!」

泣き叫ぶリリアの身体を、容赦なく弄んでいくオーク。


オークは「人間……気持ちイイ…」と、下品な笑みを浮かべているー。


知能の低い低級なオーク、という感じの

野蛮な行為を続けるオークー


やがて、リリアが滅茶苦茶に弄ばれたタイミングで、

オークは再びルミナ姫の皮を着たー。


「--ふふふふふ」

満足そうに涎を垂らすルミナ姫ー


乱暴され尽くしたあとに、待つ運命はーー


リリアは、泣きながら

”このままじゃ殺される”と、思ったー。


しかしー

ルミナ姫は”新しいメイド服”をリリアの前に置くと

「-ご苦労様。今日はもう下がりなさい」とだけ、ほほ笑んだー。


「--!?」

散々乱暴されて、泣きじゃくっていたリリアは、

困惑しながらも、着替えると、逃げかえるようにして、

ルミナ姫の部屋から飛び出したー。


部屋に戻ったリリアは、ベッドの上で、泣くことしかできなかったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


翌日もー

その翌日もー


リリアは、ルミナ姫に呼び出されたー


「---ぐふ…ぐふふふふ…ぐふふふふふふ」

下品な笑みを浮かべたルミナ姫が、

リリアを脱がせて、胸をしゃぶっているー。


ルミナ姫に胸をしゃぶられて、気持ちよくなってしまっているリリアはー

快感を感じながら涙を流していたー。


このオークはいったい何がしたいのか、

全く理解できないー


そう思いながら、ルミナ姫に強引にキスをされて、

舌を絡められてしまうリリアー。


姫とメイドが、激しくキスをしている状況ー。


けれどー

誰も、助けには来ないー。


やがてー

ルミナ姫は、リリアの服を引きちぎり、

自分も裸になると、欲望に満ちた笑い声をあげながら、

リリアの胸に、自分の胸を押し付けたー


・・・・・・・・・・・・・・・・


”逃れたくても、逃れられないー”


どうすることも出来ない、連日のルミナ姫からの

エッチな行為に、リリアは疲れ切っていたー。


しかもーー

同室のメイド・メイが先日から、姿を見かけないー。


「--あ、、あの!」

そのことを不安に思ったリリアは、

偶然通りがかった騎士団長のフォボスに声を掛けるー


「--何かね?」

フォボスが振り返るー。


リリアは「あの……先日の…メイちゃんのことなのですが…」

と、言うと、騎士団長のフォボスは表情を歪めたー。


騎士や大臣の中にはメイドの名前など、いちいち把握していない

人間も多いー。

このフォボスもそうなのだろうー。


リリアは”先日、広間で姫様が乗っ取られていると指摘したー”と、

説明するとフォボスはすぐに「あの小娘がどうかしたのかね?」と、

立派な髭をいじりながら呟くー。


「--あの日から、姿が見えないので、どうされたのかな…、と」

と、心配そうに呟くー。


「--そのうち帰ってくるであろう。

 余計なことは気にせず、メイドとしての役割を果たしたまえ」


フォボスはそれだけ言うと、リリアの話に耳も貸さずに

立ち去って行ったー。


”ルミナ姫を乗っ取ったオークの目的”

”同室のメイド・メイの行方”

分からないことが増えていくー


メイドの立場では、ルミナ姫をどうすることもできずー

焦りだけが募っていくー。


リリアは、”わたしだけじゃ、もう無理ー”

と、騎士団長の誰かに相談することを決意するー。


王国の騎士団長は4人ー


今、会話したフォボスは、階級意識が高く

他人を見下しているし、相談相手にはふさわしくないー


残る3人は、レビン、ユリウス、アテナの3人ー。

レビンは、この前の軽口の騎士団長ー

ユリウスは真面目な好青年ー

アテナは唯一の女性だが、気難しい一面があるー。


このうちの、レビンには、この前、メイが

姫のことを伝えているー。


そうなるとー

レビンに改めて助けを求めるより、

他の騎士団長を頼り、味方を増やしたほうがいいー。


「---ユリウス様なら、信じてくれるかもー」


”ルミナ姫がオークに皮にされた”

その話を信じてくれる可能性がありー、

メイドの話に耳を傾けてくれる可能性があり、

真面目に対応してくれる可能性が一番高いのは、

騎士団長の中ではユリウスだと、リリアは判断したー。


「---なんとか、しなくちゃー」

リリアは、騎士団長ユリウスを探して、王宮内を走り始めたー


・・・・・・・・・・・・・・・


「--うぉぉぉぉぉ… 俺… 俺… イク」

オークに乗っ取られたルミナ姫が、身体をビクンビクンさせながら叫ぶー。


ルミナ姫の身体でイッたオークは、満足そうに

下品な笑みを浮かべているー。


それを見ていた男ー

ルミナ姫をイカせた男は、笑みを浮かべながらー

「---これからも言う通りにしてれば、お前はもっといい思いが出来るぞー」と、

静かに呟いたー。



③へ続く


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コメント


オークに支配された姫を救うことはできるのでしょうか~?

続きはまた次回デス!


今日もお読み下さり、ありがとうございました!!!

(Fanbox)


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