<皮>姫の中に潜む魔物②~欲~ (Pixiv Fanbox)
Content
平和を謳歌していたアクア王国ー。
しかし、ある日、メイドのリリアが、
王国の姫・ルミナ姫が自室でオークに”皮”にされて
乗っ取られる場面を目撃してしまった…!
メイド仲間のメイを始め、周囲に相談したものの
”姫がオークに乗っ取られた”などという話を信じてくれる人間はおらず、
困り果てたリリアは、
「今朝、姫様がオークに皮にされるのを見ました」と
直接、ルミナ姫に言い放ってしまい…?
☆前回はこちら↓☆
fanbox post: creator/29593080/post/2471296
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「---今朝…わたし…姫様がオークに…”着られる”のを見ましたー」
メイドのリリアがそう言い放つー。
リリアの言葉に、ルミナ姫はしばらく沈黙するー。
その時間は、何とも言えない無気味な時間だったー。
そして、ようやくルミナ姫は口を開いたー。
「俺…姫に…なったー」
とー。
ルミナ姫がいつも浮かべている穏やかな雰囲気が顔から消えー
無表情なルミナ姫が、リリアを見つめるー
「--あ、、あなたは、、いったい…?」
リリアは、震えながらルミナ姫の方を見つめるー。
恐怖で身体が動かないー
「--お前らの姫は……俺のもの……」
ルミナ姫が感情を感じさせない口調でそう、言い放つー
「---ひ、、姫様から出て行って!」
リリアは叫ぶー。
「--ーーぐふふふふ…この身体は…美しい……
返すつもりなど… ない」
ルミナ姫が自分の顔をベタベタと触りながら
ニタァ…と、気持ち悪い笑みを浮かべるー。
ルミナ姫を乗っ取ったオークの目的ー。
メイドに過ぎないリリアにも、それは何となく想像することが出来たー。
”ルミナ姫のフリ”をして、王国を支配するー
あるいは、王国の転覆を目論んでいるー…
そんなところなのだろうー。
「--い、、今すぐ姫様から出ていかないと…
このことを…騎士様にも、伝えますよ!」
リリアはそう叫んだー。
王宮騎士団の前では、オークごとき、あっという間に討伐されるー。
このオークも、そう言えば、怯えてルミナ姫から出ていくー
そう思ったのだー。
だがーー
ルミナ姫は口元を三日月型に歪めたー。
「--わたしが”乗っ取られている”-?」
クスッと笑うルミナ姫ー
「--そんなこと、誰が信じるのー?リリアー」
脅すような口調で言うルミナ姫ー
オークの口調から、ルミナ姫の口調にー。
「--わたしが拾ってあげた恩…忘れたのかしら?」
ルミナ姫が悪い笑みを浮かべながら、リリアの肩をポン、と叩くー。
「--ひ、、ひめ、、さま…?」
リリアは戸惑いながらも、すぐに首を横に振ると
「そ、そんなのに騙されると思わないで!」と、叫ぶー。
「--ぐふふふ…俺…姫の記憶も…読める…!
だれも、、俺に…気づかない!」
ルミナ姫は、オークの口調に戻ると、勝ち誇った表情で
そう宣言したー。
「--そ、そんな…」
”姫を乗っ取ったオークが姫の記憶を読めるー”
その言葉に、リリアは愕然としたー。
「--ねぇ、リリア…
今のわたしなら、誰かに命じれば
簡単にあなたの首をはねることもできるー。
そのことを忘れないことね?」
脅すようなルミナ姫の口調ー。
「--ひ、、姫様!め、、目を覚ましてください!」
たまらずルミナ姫にしがみつくリリアー。
「--うるさい!小娘が!」
ルミナ姫は、リリアを虫けらのように振り払うとー
「--お前は…黙って…俺の世話、、するんだ!」と、
汚らしい笑みを浮かべながら、リリアの方を見つめたー。
・・・・・・・・・・・・・・
なすすべもなく、自分の部屋に戻ったリリアは、
一人、部屋で泣きじゃくっていたー。
「--姫様…」
自分を拾ってくれたルミナ姫が、オークに皮にされて
乗っ取られてしまったー。
なのに、無力な自分には何もできないー、と、
リリアは自分で自分の無力さを呪っていたー。
乗っ取られたルミナ姫の言う通りー
”姫様がオークに乗っ取られているんです!”などと、
ただのメイドに過ぎないリリアが言っても、
誰も信じないだろうー。
相手はルミナ姫の姿をしていてー
ルミナ姫の記憶も持っているのだからー
「--わたし…どうしたらー?」
涙を流すことしかできないリリアー。
やがてー
リリアは涙を流したままー
眠りについたー。
「-----」
寝付いたリリアの様子を見つめながら
同室のメイド・メイは静かに呟いたー
「---…あんたの言ってた話…
本当だったんだねー
疑ってごめんー」
とー。
メイは、乗っ取られたルミナ姫とリリアの会話を
偶然、廊下を通りがかった際に聞いていたのだー。
寝付いているリリアからは、当然、返事はないー。
メイは少しだけ微笑むと
「あとはあたしに任せておきな」と、
小声で呟いて、一人、夜の王宮の廊下を歩き始めたー
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「---ベリアル海岸方面に、少数ですが魔物が現れました」
騎士団長の一人・ユリウスがそう報告すると、
ルミナ姫は「すぐに騎士団を派遣して、対処に当たってください」と、
”いつもの姫のように”指示を下すー
「はっー」
騎士団長のユリウスは頭を下げて
「すぐに出陣の準備を」と、自分の騎士団の副官に伝えたー。
「----------」
メイドのリリアはこっそりと、王宮の謁見の間で行われている
会話を見つめていたー。
”いつも通りの姫様の振る舞いー”
けれどーリリアは知っている。
ルミナ姫は、オークに乗っ取られているー。
”何が目的なの…?”
リリアは戸惑うー。
今のところ、”ルミナ姫”に表向き変わった様子はないー。
魔物たちのために、王国を壊そうとしているのかとも思ったがー
今のところはそういう行動もないしー
オークの目的が分からないー。
「---姫様!!!!」
その時だったー。
同室のメイド・メイの叫び声が聞こえるー。
王国の重鎮や騎士団たちが、メイの方を見るー。
ルミナ姫が「あら?どうかしたのですか?」とほほ笑むとー
メイドのメイは叫んだー。
「---姫様は、オークに皮にされて乗っ取られています!
あたし、見たんです!」
とー。
どよめく王宮ー。
騎士団長たちも、騎士も、重鎮たちも、戸惑っているー。
リリアは固唾を飲んで、その様子を、物影から見つめたー。
「どういうことだ?」
「姫様が?」
「--いや、ありえないだろう?」
ざわめくアクア王国の重鎮たちー。
だがー
「はははっ、メイちゃん、だったっけ?
急に何を言い出すんだ?」
軽口な騎士団長・レビンが笑いながら、メイの方に近づくー。
「--わたしが、オークに乗っ取られているー?
どこでそんな話を聞いたのですか?」
ほほ笑むルミナ姫ー
「--あんた…!昨日、自分で言ってたでしょ!
姫様から今すぐ出ていきなさい!」
昨日の会話を聞いていたメイが叫ぶー。
ルミナ姫はクスッと笑うー。
「-ーははははっ、メイちゃんー。
落ち着けってー。
その話、詳しく聞かせてくれるか?」
レビンがそう言うと、
メイは「レビン様…でも」と、反論しようとするー。
”ルミナ姫がオークに乗っ取られているのは間違いないー”
とー。
大臣や騎士たちのどよめきは止まらないー。
ルミナ姫を疑う者もいればー
メイを”無礼だ”と叫ぶ者もいるー
どうしていいか分からず、困惑する者もいるー。
どよめきが、止まらないー。
平和を謳歌し続けていたアクア王国の人間たちは
”ちょっとの混乱”でも狼狽えるようになってしまっていたー。
パン!パン!パン!パン!
騎士団長のレビンが
何度か手を叩き「あ~~、皆さん、ちょい静かに!」と、叫ぶー
「混乱しちゃダメでしょうが。
俺がこの子から、ちゃ~んと、話を聞きますから、
判断はそのあとで。
ルミナ姫、それでよろしいですね?」
レビンの言葉に、ルミナ姫は静かに頷くー。
レビンが、ルミナ姫を見張り、メイからもちゃんと話を聞くー。
ルミナ姫がオークに乗っ取られていた場合はただちに拘束しー、
メイの身も守るー。
メイの話が間違いだった場合は、メイを落ち着かせるー…
レビンは、そう集まった人間たちに説明すると
王宮の混乱は落ち着き、平穏を取り戻したー。
”レビン様は、軽い感じだけど、頼りになるなぁ”
リリアはそう思いながらー
”姫様が皮にされたことを、レビン様が信じてくれれば、
姫様をきっと助けられるよねー”
と、心の中で呟いたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ー
「----」
リリアがメイドとしての仕事を終えて、
廊下を歩いていると、
背後から足音がしたー。
「---?」
リリアが振り返るー。
しかし、背後には誰もいないー。
ホッとして、正面を向くとー
リリアの目の前に、
ルミナ姫がいたー
「---ひっ!?!?」
驚いてしまうリリアー
リリアはそのまま、ルミナ姫の部屋に連れ込まれるー。
「---な、、な、、なにをするの!?」
部屋に引きずりこまれたリリアが叫ぶとー
ルミナ姫は、にっこりと笑みを浮かべたー
そしてー
ルミナ姫の”皮”がぱっくりと割れてー
中から醜悪なオークが姿を現すー
「ひっ………」
リリアは、ガクガク震えながら、
そのオークを見つめるー。
「---人間」
オークがリリアを鋭い目つきで見つめながら、呟くー。
騎士たちがここにいれば、こんなオークごとき、すぐに討伐できるだろうー。
しかし、リリアは戦闘能力を持たないメイドー。
どうすることも出来ないー。
オークが、リリアの腕を乱暴に掴むー。
そして、メイド服を無理やり引きちぎると、
オークは下品な笑みを浮かべながら
リリアの下着を撫でまわすー。
「や、、やめて…!いやっ!」
悲鳴を上げるリリアー。
オークはリリアの下着を無理やりもぎ取ると、
そのまま口を開いて、リリアの胸をしゃぶりはじめたー
オークに胸をしゃぶられてもがくリリアー
「あっ…やめて…やめてぇ…!」
泣き叫ぶリリアの身体を、容赦なく弄んでいくオーク。
オークは「人間……気持ちイイ…」と、下品な笑みを浮かべているー。
知能の低い低級なオーク、という感じの
野蛮な行為を続けるオークー
やがて、リリアが滅茶苦茶に弄ばれたタイミングで、
オークは再びルミナ姫の皮を着たー。
「--ふふふふふ」
満足そうに涎を垂らすルミナ姫ー
乱暴され尽くしたあとに、待つ運命はーー
リリアは、泣きながら
”このままじゃ殺される”と、思ったー。
しかしー
ルミナ姫は”新しいメイド服”をリリアの前に置くと
「-ご苦労様。今日はもう下がりなさい」とだけ、ほほ笑んだー。
「--!?」
散々乱暴されて、泣きじゃくっていたリリアは、
困惑しながらも、着替えると、逃げかえるようにして、
ルミナ姫の部屋から飛び出したー。
部屋に戻ったリリアは、ベッドの上で、泣くことしかできなかったー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌日もー
その翌日もー
リリアは、ルミナ姫に呼び出されたー
「---ぐふ…ぐふふふふ…ぐふふふふふふ」
下品な笑みを浮かべたルミナ姫が、
リリアを脱がせて、胸をしゃぶっているー。
ルミナ姫に胸をしゃぶられて、気持ちよくなってしまっているリリアはー
快感を感じながら涙を流していたー。
このオークはいったい何がしたいのか、
全く理解できないー
そう思いながら、ルミナ姫に強引にキスをされて、
舌を絡められてしまうリリアー。
姫とメイドが、激しくキスをしている状況ー。
けれどー
誰も、助けには来ないー。
やがてー
ルミナ姫は、リリアの服を引きちぎり、
自分も裸になると、欲望に満ちた笑い声をあげながら、
リリアの胸に、自分の胸を押し付けたー
・・・・・・・・・・・・・・・・
”逃れたくても、逃れられないー”
どうすることも出来ない、連日のルミナ姫からの
エッチな行為に、リリアは疲れ切っていたー。
しかもーー
同室のメイド・メイが先日から、姿を見かけないー。
「--あ、、あの!」
そのことを不安に思ったリリアは、
偶然通りがかった騎士団長のフォボスに声を掛けるー
「--何かね?」
フォボスが振り返るー。
リリアは「あの……先日の…メイちゃんのことなのですが…」
と、言うと、騎士団長のフォボスは表情を歪めたー。
騎士や大臣の中にはメイドの名前など、いちいち把握していない
人間も多いー。
このフォボスもそうなのだろうー。
リリアは”先日、広間で姫様が乗っ取られていると指摘したー”と、
説明するとフォボスはすぐに「あの小娘がどうかしたのかね?」と、
立派な髭をいじりながら呟くー。
「--あの日から、姿が見えないので、どうされたのかな…、と」
と、心配そうに呟くー。
「--そのうち帰ってくるであろう。
余計なことは気にせず、メイドとしての役割を果たしたまえ」
フォボスはそれだけ言うと、リリアの話に耳も貸さずに
立ち去って行ったー。
”ルミナ姫を乗っ取ったオークの目的”
”同室のメイド・メイの行方”
分からないことが増えていくー
メイドの立場では、ルミナ姫をどうすることもできずー
焦りだけが募っていくー。
リリアは、”わたしだけじゃ、もう無理ー”
と、騎士団長の誰かに相談することを決意するー。
王国の騎士団長は4人ー
今、会話したフォボスは、階級意識が高く
他人を見下しているし、相談相手にはふさわしくないー
残る3人は、レビン、ユリウス、アテナの3人ー。
レビンは、この前の軽口の騎士団長ー
ユリウスは真面目な好青年ー
アテナは唯一の女性だが、気難しい一面があるー。
このうちの、レビンには、この前、メイが
姫のことを伝えているー。
そうなるとー
レビンに改めて助けを求めるより、
他の騎士団長を頼り、味方を増やしたほうがいいー。
「---ユリウス様なら、信じてくれるかもー」
”ルミナ姫がオークに皮にされた”
その話を信じてくれる可能性がありー、
メイドの話に耳を傾けてくれる可能性があり、
真面目に対応してくれる可能性が一番高いのは、
騎士団長の中ではユリウスだと、リリアは判断したー。
「---なんとか、しなくちゃー」
リリアは、騎士団長ユリウスを探して、王宮内を走り始めたー
・・・・・・・・・・・・・・・
「--うぉぉぉぉぉ… 俺… 俺… イク」
オークに乗っ取られたルミナ姫が、身体をビクンビクンさせながら叫ぶー。
ルミナ姫の身体でイッたオークは、満足そうに
下品な笑みを浮かべているー。
それを見ていた男ー
ルミナ姫をイカせた男は、笑みを浮かべながらー
「---これからも言う通りにしてれば、お前はもっといい思いが出来るぞー」と、
静かに呟いたー。
③へ続く
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コメント
オークに支配された姫を救うことはできるのでしょうか~?
続きはまた次回デス!
今日もお読み下さり、ありがとうございました!!!