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「ーーくそっ!捕まってたまるか!」

山中に逃げ込んだ男は、荒い息をしながら警察官から

逃亡を続けていたー。


凶悪犯・五十嵐 龍介(いがらし りゅうすけ)は、

人の命を奪い、さらには逃亡中に窃盗や事故など、

多数の罪を重ねている凶悪犯罪者だー。


気に入らないことがあれば、それだけで人を殺しー

欲しいものがあれば、買う方法ではなく盗む方法を考えー

非常に強い性欲を抑えようともせず、欲望のままに女を襲ったー。


しかし、そんな龍介の命運も尽きたー。


慎重かつ、狡猾な立ち回りで、これまで警察の追撃を

振り切っていた龍介だったが、

ついに警察の執念の捜査により、潜伏先を突き止められてしまい、

追い詰められていたー。


捕まるのは、時間の問題ー。

山中に逃亡しながらも、龍介自身にも、それは分かっていたー


逃げられるはずがないー。


とー。


「くそっ…」

”人生、その時楽しけりゃいい”

それが、龍介の生き方だったー。

小さいころから、ずっと、そうして生きて来たー。


「ーーくそっ!くそっ!くそっ!」

木々を抜けて、見晴らしの良い場所に出た龍介ー


背後から警察官の声がするー。

警察官は目前に迫っているー。


もう、逃げることは出来ないー。

龍介は咄嗟に隠し持っていた銃を手に、

警察を迎え撃とうとしたー。


だがー


「---ぁっ!?」

龍介は、足場の悪い地面にバランスを崩してー

ちょうど崖のようになっていた斜面から、滑り落ちるようにしてー

姿を消したー


自分の身体が、落下していくー

龍介は、自らの死を覚悟したー。


”まぁ、捕まるより、マシかー”

そんな風に思いながらー。


「--!?」

しかしー

身体のあらゆる場所を打ち付けながら、落下している

龍介の目に、少女の姿が飛び込んで来たー


そしてー

その直後、龍介の意識ははじけ飛んだー。


少女と激突したのかー

地面に激突したのかー

それは、分からないー

だが、かなり高い場所から転落してしまったー。


どのみち、死ぬことには変わりはないだろうー。


そんな風に考えながら、

龍介は、ふと首を傾げたー


”あれ?

 死んでも、人間って考え事、できるのか?”


とー。


「--おい!君!大丈夫か!?しっかりしろ!」

警察官の声が聞こえるー。


身体中が痛いー。

ぐったりとしたまま、龍介は、警察官たちに運ばれていくー


”こっちはダメだー

 即死だな”


”あの高さから落ちたんだ。当然だろう”


警察官たちの声が聞こえたー。


「----」

龍介はあまりの痛みに声を出すこともできず、

警察官に運ばれていくー。

山中だったからか、救急車の到着が難しいようで、

運び出すのに苦戦していた様子だったが、

やがてー

警察官が龍介に近づいてきて、優しく囁いたー


「もう大丈夫だからなー。君を今から病院に運ぶー」

とー。


龍介は、身体の痛みに耐えながら、

朦朧とした意識で頷いたー。


”へっ…追跡中の逃亡犯が、追跡中に転落死したら

 世間からバッシングを受けるかもしれねぇってか?

 随分優しいじゃねぇか”


心の中でそんな風に思う龍介は、

思わず、少しだけ笑ってしまったー


”に、してもーーー

 警察どもの話だと、あの女は死んだみたいだな…”


落下して、地面に落ちる直前に見た女ー。

たまたま龍介の落下地点に居合わせた女は

警官たちの会話から、死んだのだと思うー


”へへへ…ま、、今更、、どうでもいいか…

 これで、目覚めたときには……俺も逮捕ってわけだ…”


そんな風に思いながら、龍介は、激しい痛みを覚えて、

そのまま眠りについたー。


・・・・・・・・・・・・・・・


「-----」

龍介が目を覚ますー。


病院の天井が目に入るー。

ここは、あの世ではないー

病院だー。


つまり、自分は助かったことになるー。


痛む身体を抑えながら、身体を起こす龍介ー。


「---いってててててて…」

痛みに耐えながら、身体を起こしたところでー


「---ん?」

と、龍介は声を上げたー。


自分の声が、おかしいー。

崖から転落した後遺症だろうかー。


「---あ、、あ、、、あ…」

喉を調節しようと声を出す龍介ー。


だがー

自分の口から出て来るのは、まるで”女”のような声ー。


「--どういうことだ!?」

女の声で叫んだ龍介は、さらに違和感に気づいたー


「--な、、なんだこの手はー?」

自分の手ではないー

綺麗な色白の手ー。


自分のごつごつした手とは、真逆のーー


「--!?!?!?あ????」

そしてー

更なる異変に気付くー


「-何で俺におっぱいがあるんだ!?」

大声で叫ぶ龍介ー

しかも、その声は可愛らしい声だったー。


何が起きているのか分からずー

鏡を見つめると、そこにはーーー

大人しそうな雰囲気の可愛らしい少女の姿があったー。


「--!?!??!?!?!?!?!?」

龍介は困惑するー。


長めの綺麗な黒髪ー

大人しそうで、守ってあげたくなるような可愛さのある顔ー。

その割にスタイルは良くて、胸もほどほどにあるー。


そんな、少女の姿が、鏡にー


「--この女…俺が崖から落ちた時に下にいたーー」


「--若菜(わかな)!」

病室に見知らぬ中年の女性が入って来るー


「あ?」

龍介が振り返ると、


目に涙を浮かべた中年女性が有無を言わさず、

龍介に抱き着いたー


”うおっ!?”

そう思いながらも、どさくさに紛れて、その中年女性の

胸を触る龍介ー。


だが、中年女性は、感動のあまりそのことに気づいていないのか、

「若菜…本当によかった…」と、泣きながら抱き着いたー。


”誰だお前?”と言いそうになったがー

龍介は少し考えてから「--う…うん」とだけ呟くと、

「---……な、なにがあったん……何があったの?」と

大人しそうに呟いたー。


その言葉、その中年女性は事情を説明してくれたー。


どうやら、この”身体”は、若菜という名前で、

この中年女性は、若菜の母親らしいー。


若菜は、昨日の昼ごろに、家から突然姿を消し、

龍介が警察から逃亡しながら逃げ込んだ山に一人、

やってきていたようだー。


そこで、龍介が崖から転落ー

偶然、下にいた、この若菜に龍介が衝突してーー


病院に運ばれた、とのことだったー。


「----そ、そうなんだー」

若菜は少しだけニヤリと笑みを浮かべながら呟くー。


「--若菜…本当に、、本当に無事でよかった」

母親が嬉しそうに言うと、母親は「先生に若菜が目覚めたこと、

伝えて来るね」と、そのまま病室から立ち去って行ったー。


一人病室に残された若菜は笑みを浮かべるー。


「--マジかー…

 俺…崖下にいた女になっちまったのか…!」

若菜は、大人しそうな顔に不釣り合いな凶悪な笑みを浮かべるー


「くくく…マジか…!たまんねぇぜ…!くくく」

両胸を揉み始める若菜ー。

顔を赤らめながら、若菜とは思えないような凶悪な表情を浮かべて

笑いだすー。


「--はははははは!ざまあみろ!俺はここにいるぞ!

 くくくく…ははははははははははははっ!」

若菜の笑い声が、病室の中に響き渡ったー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


”上から降って来た凶悪犯”の直撃により、

頭部をはじめ、数か所に怪我をしていた若菜は

しばらく入院することになったー。


「-----」

ニュースを見つめる若菜ー。


「--ふん。俺は死んだのか」

若菜はそう呟くー。


テレビでは”五十嵐 龍介”の死亡を伝えているー。

つまり、龍介は、あの時、崖から転落して死亡してしまったことになるー。


「--クク…落ちた先にこの女がいたおかげで

 俺はこの女に憑依したってわけか」

若菜は、クスッと笑うと、

「--この姿なら、今までよりもっと、好き放題できそうだぜ」

と、呟いたー


鏡を見つめるー

”穏やかで優しそうな少女”だー。

母親によれば、高校2年生らしいー。


自分自身の身体をどうしようが勝手だー

先程から、身体中を触り続けている若菜ー


「-わたしが、、わたしの身体を触っても、

 犯罪じゃないもんね…♡ うふふふふ♡」

若菜の顔が歪むー。

狂気に、歪むー。


穏やかで優しそうな少女の身体に、

欲望のままに生きる凶悪犯ー


クリームパンと書かれているのに、

中身がカレーになってしまったかのような、

ミスマッチな組み合わせー。


”ーー本当に、安心しましたー”

テレビでは、龍介の件が続けて報じられているー。


”あいつ、いつも訳の分からないやつでー…

 そうですね、急に切れたりして、正直、みんな迷惑してました”


同級生を名乗る男が取材に応じているー


「--チッ」

若菜は舌打ちをして、鋭い目つきで、テレビに映る”同級生”を睨んだー


「--ふん。俺が死んだと思って調子こいてやがるー。」

若菜は笑みを浮かべるー。


「--退院したら、ぶっ殺してやる」

若菜が絶対に口にしないような言葉を呟くと、

若菜はニヤァ…と笑みを浮かべたー。


入院生活は、最高だったー


”合法的”に女子トイレに入っては興奮する若菜ー


母親や父親の前では”良い子の娘”を演じてやってー

たまにやってくる友達と思われる子にも”話”を合わせてやるー


「--お姉さん、可愛いじゃん」

看護師のお姉さんに、若菜が笑いながら言うー


「え~?本当に~?若菜ちゃんも可愛いよ」

ギャルっぽい看護師が嬉しそうに笑うー


(バカなやつ)

心の中で笑う若菜ー


”俺が言えばセクハラとか騒ぎ出すんだろうに、

 この女の身体で言えばこの通りかー

 やりやすいぜ”


「--あ、ねぇねぇお姉さん!わたしが退院したら、

 わたしとデートしませんか?」

若菜が笑いながら言うー


「え?若菜ちゃんと!?

 またまた~冗談を~」

看護師が、全く本気にしてない様子で笑うのを見て、

若菜は立ち上がって看護師に壁ドンをしたー


「-わたしは、本気ですよ?

 お姉さん、可愛いから♡」

甘い声を出す若菜ー。


「--わ、、わ、、若菜ちゃん!?」

ドキドキした様子のギャル風看護師を見て、

若菜はクスッと笑うと、

「な~んて テヘッ♡」と、笑いながらベッドの上へと戻っていくー。


「--だ、、だよね~!」

冗談だと知り、ギャル風看護師も笑うー。


少し雑談したあとに看護師が立ち去っていくのを見て

若菜は笑みを浮かべたー


「ば~か、俺はお・と・こ だよ」

とー。


若菜という少女にそう言葉を口にさせるだけでも興奮するー。

そんな風に思いながら、若菜はズボンの上から、自分のアソコを

触り始めたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・


やがてー

退院の日がやってきたー。


若菜は、笑みを浮かべながら

家へと帰宅するー。


「--へへへ…」

病院じゃできなかったがー

今日は家ー


「--夜に早速オナるか」

若菜にそう言わせると、若菜が持っている中で一番

可愛らしいミニスカートを履いて、鏡の前で

何度も何度もその姿を見つめたー


この身体であれば、なんでもできるー。


凶悪な笑みを浮かべた若菜は、スマホを起動して、


”五十嵐龍介容疑者死亡”のニュースを見つめるー


「-俺は死んでねぇよ」

若菜の声で、そう呟くー。


「----俺は、金森 若菜として生まれ変わったんだー

 くっくくくく


 いいやー?

 今の俺は五十嵐 若菜か?


 ははははっ!」


嬉しそうに笑みを浮かべる若菜ー


「わたしは若菜ー

 わたしは若菜ー

 わたしは若菜ー」


興奮した様子で立ち上がると、若菜は、

自分の身体をイヤらしい手つきで触りながら

自分の名前を連呼し始めたー


若菜本人が”わたしは若菜”と言っても、何も興奮はしないだろうー


だが、

今は違うー


興奮、するー


「わたしは若菜」と呟くだけでーー

激しくーーー


若菜は、顔を真っ赤にしながら、

色っぽい息を吐きー

身体をイヤらしく触り続けるー。


”最高だー”


まだ、エッチもしてないのにー!


そんな風に思いながら、

夜の訪れを待つ若菜ー


だがーー


「------…」

夜になると、若菜は寝込んでいたー


”くそっ…なんでこんな時に熱が出るんだ…”


若菜の身体でオナろう、と思っていたのに

熱が出てそれどころではなくなってしまったー。


若菜はため息をつきながらも、

”まぁ、これからこの身体をずっと使うんだし、焦る必要はねぇな”


と、笑みを浮かべたー。



②へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


ドキドキ要素多めの憑依のお話デス~!

病弱な少女に憑依してしまった凶悪犯の

欲望の日々をぜひお楽しみくださいネ~!


今日もお読み下さりありがとうございました!!

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