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4年生の頃に憑依されてしまった畑中 裕美は、

それから10年が経過した今でも、

乗っ取られ続けていたー。


中学、高校、そして現在の大学ー。

彼女は今や、身も心も、人生も、全てを完全に

支配されて、意のままにされていたー。


そんな、”憑依されている女子大生”のある土曜日の1日ー。

午前中を欲望のままに過ごした彼女は、

午後も欲望のままに過ごそうとしていたー。


↓前回はこちら↓

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午後になったのを確認すると、

セーラー服姿に着替えて、鏡の前でくるくると回転ー

スカートをふわふわとさせたー。


「-”今の”わたしなら、女子高生のどこを触ったって

 合法だもんね♡」


裕美はそう言いながら、自分のスカートをめくったり、

下着を触ったりしてニヤニヤするー。


身に着けているのは裕美の高校時代の制服ー


高校時代には、よく、こんな言葉を口走りながら

自分自身の色々な場所を触って、お楽しみをしていたー。


裕美に憑依する前の彼が、そんなことをすれば

当然、刑務所直行コースだが、

今の彼は、いくらでも触ることができるー


「-だって、わたしの身体だもん♡

 わたしが、わたしのどこを触ったって自由でしょ?ふふっ♡」

裕美はそう微笑みながら、

制服の上から、触り心地の良い胸を、何度も何度も

揉み続けたー


「ふひっ…♡たまらない…♡」

高校を卒業して、女子大生になってしまった今、

”女子高生”ではなくなってしまったものの、

まだ、十分にその気分を味わうことができるー。


「---…でもなぁ~

 わたしが綺麗でいられる時間も無限じゃないんだよね…」


裕美は、たまに、そんな風に思うー

憑依でせっかく手に入れた”裕美”という人生も、

時が流れれば、どんどん、終わりに近づいていくー。


中学、高校、そして、大学ー。

裕美の全盛期が過ぎる時は刻一刻と近づいているのだー。


「---…ババアになったら、この身体どうしようー」

裕美はそんな風に呟くー。

だが、裕美に”自分のことを他人行儀に話している”

台詞を呟かせただけで、興奮してしまいながらー


また憑依薬を探して、この身体を捨てるのもいいー。

とも、考えるー。


だが、一つだけ、誤算もあったー。

前のように”簡単に捨てる”ということが、できないのだー。


裕美に憑依した男は、自分自身の人生に全く未練などなかったー。

何も楽しくなかったし、ただ、生きていただけー

自分自身が嫌いだったし、何も思い入れがなかったー。

だから、自分の身体を捨てるという選択を何の躊躇もなく、したー。


けれど、今回は違うー。

今は、自分が好きだー。

自分の姿も、自分の人生もー、大好きだ。

とても満足しているー。

自分の人生に満足してしまった裕美はー

いや、裕美に憑依している男は、

前のように”自分の身体”をまるでごみ箱に捨てるかのように

捨てることは、簡単にはできない心境になっていたー。


「ま、その時はその時考えりゃいいか」

裕美はそう呟いたー


この先、どうなろうとも、今は女子大生なのだー

今は、今を楽しめばいいー。


「--ふふふ…さ~て…」

裕美は、セーラー服姿のまま、隠すようにして部屋に

置いてあるエロゲーを取り出すと、

それを起動して、ゲームを始めたー。


「ふふふふ…♡ ふふふふふふふっ♡」

顔を真っ赤にしながらエロゲーに夢中になる裕美ー。


エロゲーはエロゲーでも、

裕美の身体でプレイするエロゲーは格別だー。

元々の自分の身体でプレイしていた時とは、まるで違うー。


身体の底から、ゾクゾクするー。

こんなに可愛い”わたし”が、こんなゲームをプレイして

ゾクゾクしていると考えるだけで、さらに興奮してしまうし、

”プレイさせている”と考えると、なおさらヤバいー。


そしてーー


「--あっ♡ だめ、、わたし、、あっ♡」

エロゲーのキャラの台詞を音読する裕美ー。


裕美の声で音読していると、もう、たまらないー。

女の身体でプレイするエロゲーは、

裕美の身体に憑依している男にとっては、最高のご褒美だったー。

しかも、今、裕美は、セーラー服を着ているー。


「--このシチュ、たまんないなぁ♡」

裕美はイヤらしい顔つきでそう呟くと、

エロゲーのシチュエーションを”自分の身体”で

”実演”し始めたー。


嬉しそうに喘ぐ裕美ー。


「-はぁ…♡ はぁ…♡」

やがて、乱れ切った裕美は

荒い息をしながら「実演できるこの身体、さいこう…♡」と

嬉しそうに笑みを浮かべたー。


・・・・・・・・・・・・・・・


制服から、バニーガールの姿に着替えた裕美は、

部屋の掃除をしていたー。


”奪った身体での休日”で、今日は予定が無い日ー、

と、言えども、ずっとエッチなことをしているわけにはいかないー


”使い捨て”の憑依ならそれでも良いのだが、

今、自分は裕美なのだから、ちゃんと生活もしなくてはいけないー


「お掃除お掃除~♡」

憑依する前は、そもそも掃除など、ほとんどしなかったのだが、

今は女子大生として、部屋もちゃんと綺麗にしているー。


コスプレをして、部屋を掃除しているだけでも、

とても興奮するし、時々胸を触ったり、甘い声を出したりするだけで

頑張ることができるー。


自分の声で、自分自身を応援して、自分で勝手に興奮して

結果、掃除を頑張ることもできるー


やはり、この身体は最高だー。


裕美はそんな風に思いながら、掃除を終えると、

お風呂やトイレの掃除も済ませてー

晩御飯を作り始めたー。


裕美を乗っ取ってから、”料理”も覚えたー。

”料理が出来る自分”に酔いしれているー。

この綺麗な手から料理を作り出して食べるー

それだけで、ゾクゾクできるー。


そんな、邪な理由から、

結果的に、裕美に憑依する前は

コンビニで弁当を買ったり、カップ麺を買ったりするだけだった男が、

料理を覚えたのだったー。


「…ふへへ…彼女の手料理…♡」

裕美は満足そうに微笑むー。


”可愛い彼女が作った手料理を食べてみたい”

そんな夢も、裕美の身体なら叶えることができるー。


「-わたしが作った料理は、

 可愛い女の子が作った料理だもんね♡」

裕美はそう呟くと、自分で作った料理を食べながら興奮して、

自分のバニーガール姿を見て、食べながらまた興奮してーを、

繰り返したー。


入浴して、自分の美貌に酔いしれる裕美ー。


長い髪を洗うのは、

正直なところ、面倒臭いー


時々、今でも裕美に憑依する前の、自分の短髪を

思い出すこともあるー。


けれどー。

”髪”は大事だー。


髪を伸ばしていれば、色々な楽しみ方があるー。


いや、むしろー

裕美に憑依している男にとっては、

こうして長い黒髪を洗うのも、快感だったー


”自分が女を乗っ取っている”と強く実感することができるからだー。


湯船に入った裕美は、のんびりしながら

ふと、自分が、裕美に憑依する前に好きだったアニメの曲を

鼻歌で歌っていることに気づいたー。


「--そろそろカラオケも行きたいなぁ~」

裕美は、そう呟きながら微笑むー。


裕美になる前は、カラオケなんていかなかったー。

自分の声も嫌いだったし、

何か歌えばすぐに「キモイ」と言われるだけだったー


でも、今は違うー

”かわいい”と言われるー

それだけで、ゾクゾクして興奮してしまうー。


「--”生まれて来る身体”って大事だよね」

お風呂から出た裕美は、そんな風に思いながら、

再びスマホを確認して、友達からの連絡に返信していくー。


裕美に憑依したことで、

友達も、たくさんできたー。

裕美に憑依したことで、自分に自信を持てるようになったー。

裕美に憑依したことで、人生がとても楽しいと感じるようになったー。


裕美に憑依してから既に10年ー。


男は、環境・心境ともに大きく変わったー

自分の身体では、一生味わうことのなかった人生だろうー。


そんな変化を男は味わうことが出来たー。


「---」

夜遅くになると、裕美は、ネットを見つめながら、

”将来のこと”を考えるー。


裕美として生きるため、

裕美の人生がまるで自分のものかのように、

考えている男は、こうした部分も、ちゃんとしっかりと考えていたー

ずっとエッチなことをしているわけにもいかないのだー。


「--憑依する前は、メイドカフェとか風俗とかAV女優とか

 するつもりだったけど…

 どうしよっかなぁ…」

裕美に憑依する前は、乗っ取った身体が社会人になったら

そういった場所で働くつもりだったー。

”女”を武器に金を荒稼ぎしようと思っていたー。


だが、裕美として10年過ごした今は、心境が大きく変わっていたー。


裕美の身体が、自分の身体として、

大事になっていたのだー。


「----お母さんとお父さんもショック受けるかもだし…」

裕美は、頬杖をつきながら、進路を真剣に考えるー。


「--う~ん…」

就職について考えながらー

時計を見つめると、「寝る前のエッチをして、寝ようかな」とほほ笑んでー、

夜の営みを楽しむかのような刺激的な服に着替えると、

そのまま、”彼女とのエッチ”の気分で、

一人二役を楽しみはじめるー


「わたしが、たっぷり気持ちよくしてあげる」

裕美が鏡の前で微笑むー


「-ーーえ、、え、、裕美、、俺なんかで本当にいいの?」

裕美が低い声でそう呟くー


「-ふふふ、わたしは、弥助くんの女よ♡」

”弥助”とは、裕美に憑依した男の名だー。


”元の自分風の彼氏役”と

”裕美としての彼女役”


一人二役を裕美の身体で楽しみながら

エッチなことをするー。


裕美に憑依した男の、一人二役エッチが

今日も、裕美の部屋で繰り広げられたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


楽しい土曜日を終えて、裕美は寝静まったー。


「----」

時折、”夢”を見るー


落ち着いた雰囲気の優しそうな眼鏡をかけた女性の夢だー


髪型もー

雰囲気もー

服装もー

何もかもが違うが、

夢で見るその女は、”裕美”だったー。


そんな”何もかも違う裕美”が、

時々夢の中で”憑依された裕美”に話しかけて来るー。


話す内容は、雑談ばかりー。


だがー

いつも、夢の内容は、強烈に覚えているー。



翌朝ー

目を覚ました裕美は

「またあの夢…」と静かに呟いたー


夢の意味は分からないー


けれど、裕美は、

”もしも憑依されていなかった場合のわたし”が

夢に出てきているのだと、解釈していたー


まるで、違う雰囲気の”夢の中の裕美”


本当は、ああなるはずだった裕美を

10年乗っ取り、まるで”別の女”に仕上げたー。


「--ふふふ…ふふふふふふふ」


罪悪感など、ないー


むしろー

最高だー。


自分好みの裕美に育てたのだからー。


「畑中裕美は、俺が育てたー」

鏡の前でそう呟くと、クスッと笑ってからー


「-ーこの身体、ぜ~ったい返さない」

と、嬉しそうに微笑んで、

”日曜日”を始めるのだったー。


今日は友達とショッピングー。

”ごく普通の女子大生”としての1日が、

幕を開けたー



おわり


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コメント


”憑依されている子”の休日の日常を

描くお話でした~!


特に何も起こらず…な、お話はあまりないので

たまには…!ということで考えたお話でした!!


お読み下さりありがとうございました~!

(Fanbox)


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