<女体化>男子校に通う女子高生①~朝の異変~ (Pixiv Fanbox)
Content
男子高校生・杉原 七雄(すぎはら ななお)は、
男子校に通っていたー。
明るく、話しやすい性格で、成績もそこそこー
先生からも、友達からも頼りにされるような存在だったー。
しかし、そんな彼がー
「---っ!?!?!?!?!?!?」
ある日、目を覚まして、自分の身体の異変に気付いたー
「--ないっーーーーーーーー!?!?!?!?」
七雄は大声で叫ぶー
「ない!?!?」
七雄は、自分の股間のあたりを触りながら、
そう叫んでいたー。
「--ど、どうなってるんだぁああああああああ!?」
男子高校生とは思えないような、可愛い声でー。
・・・・・・・・・・・・・
「---って言うと…
昨日、寝るまでは普通だったのに、朝起きたら
女子になっていた、、と?」
父親の功(いさお)が言うー。
功は、土日が仕事で、平日に2日間の休みがある職場のため、
今日はちょうど休みで、自宅にいる日だったー。
「--まぁ…そんな感じ…」
胸のふくらみを気にしながら、七雄が言うと、
母親の丸江(まるえ)が、戸惑った表情を浮かべながら、
七雄の方を見たー。
七雄はー
”朝、起きたら女になっていた”のだー。
何故そんな風になってしまったのかは分からないー
だが、髪は伸びー、
胸は膨らみー
代わりに男の象徴である、アレはなくなったー
元々、中性的な感じの顔立ちだった七雄は、
ベースとなる顔自体はそのままだが、
肌の感じが女子のような感じになり、
身体も女体化したことで、
”美少女”のような感じになってしまっていたー。
「---本当に、七雄なんだよな?」
父の功が戸惑いながら言うー。
「--当たり前だろ!?俺の部屋で知らない女子高生が
寝てるわけないだろ!?」
女になった七雄が可愛い声で叫ぶと、
父親の功と母親の丸江は戸惑いながら、お互いの顔を見合わせたー。
顔自体は、七雄を女子にしたバージョン…
みたいな顔だったため、
両親に何とか”俺が七雄だ!”と信じてもらうことはできたー
それは不幸中の幸いだったかもしれないー
けれどー
どうして、こんなことにー。
「ってか、学校どうしよう?!」
長くなった髪をいじりながら言う七雄。
七雄が通っているのは”男子校”だー。
女体化してしまっただけでもまずいのに、
男子校となれば、さらにまずいー。
その言葉を聞いた父親は「確かにそうだな…」と考え込むー。
母の丸江は「病院に行った方がいいんじゃないの?」と不安そうだー。
確かに、”朝、起きたらいきなり女になっていた”というのは
かなりおかしなことだ。
母・丸江が言う通り、病気である可能性もあるかもしれないし、
当然の不安だったー。
「---とりあえず、学校に連絡してみるか」
父の功がそう呟きながらスマホを手にするー。
七雄の父親と、七雄が通う男子校の校長は”高校時代の同級生”だー。
父・功が連絡をすれば、なんとかなるかもしれないー。
七雄が入学するまでは、七雄の父である功も
そのことを知らなかったのだが、七雄が学校から
持ち帰ったプリントを見て「あいつ、校長になってたのか!」と
父・功が叫び、それからは父と校長は度々プライベートで会うようになっていたー
そんな父が、校長に電話で事情を説明してくれているー
「---ねぇ、本当に病院行かなくていいの?」
母親の丸江が言うー。
七雄は自分の髪や手を触りながら
「女になっちゃったって以外は、特に調子悪いところとか
ないんだよなぁ~」と呟くー
「--でも、普通、急に性別変わったりしないでしょ?」
母親の丸江がなおも心配そうに言うー。
「---まぁ…そうなんだけど…」
自分の声にも違和感を感じながら、七雄がそう返事をすると、
父親の功が「あいつには話しておいた。そういうことなら
登校していいってさ」と、スマホを机に置きながら
校長先生との話がついたと、七雄に言い放ったー
「-え!?いいの!?」
七雄が言うと、
「--休み続けるわけにはいかないだろ?
中身はお前なんだし、男であることには変わりないから、
とりあえずそのまま学校に通う、ってことでいいらしいぞ」
と、父親の功は答えたー。
”身体は女”だが、中身は七雄だー。
確かに、問題はないかもーー
いや、あるかもーー
そんな風に思いながらも、七雄は学校に行く準備をするー。
制服に着替える七雄ー。
「ーーって、いつもの制服でいいのか?」
七雄が着替え始めながら言うと、
父の功は「まぁ、その制服しかないだろうし、
今はズボンとスカート選べるところもある時代だし、
問題ないだろ」と答えたー
「そうだな」
七雄もそう呟きながら、服を脱いで、着替えるー。
「----」
「-----」
七雄が顔を真っ赤にするー
「どうした?」
父・功が言うと、七雄は真っ赤な顔のまま功を見たー
「滅茶苦茶はずかしいんだけど!?
なんか、女子の裸見てるみたいで!!」
と、七雄が叫んだー
「はははっお前も思春期の男子って感じだな!
別に他人の身体を見てるわけじゃないんだし、
いいじゃないか
笑う功ー。
「--妙に冷静だな 父さんは」
と、苦笑いしながら、さらに服を着替えながらー
胸が晒されて、ドキッとしてしまうー
「---……」
「------」
「--どうした?」
父・功が再び表情を歪めながら質問するー
七雄は、少しだけ躊躇ってたから、父親の方を見たー
「これ、どうしよう?」
自分の膨らんだ胸を指さすー。
「---」
父の功も、少しだけ戸惑ったような表情を浮かべるー
「---どうしようって?」
功が、目をそらしながら言うー。
さすがに、息子が女体化した姿とは言え、
高校生の胸を直視するのは、なんだか違和感を
感じたのだろうー。
「---ほら、、その…ノーブラ?でいいのかな?って」
七雄が言うと、
功は「おまえ、、ブラなんて持ってないだろ?大丈夫だよ 見えやしない」と
目をそらしながら答えたー。
「まぁ、確かにブラなんて持ってないけどさ」
七雄は首を傾げながらそのまま制服を着て、身支度を整え終えたー。
「--まぁ、ほら、あれだ」
功が言うー。
「いざとなったら、母さんのやつ、借りればいいさ」
と、父・功の言葉に、
母・丸江は「えぇっ!?」と、叫ぶー。
「---ま、、ま、、まぁ…必要そうなら買ってくるよ。
今の身体のままなら、買っても問題ないだろうし」
七雄はそう言うと「じゃ~……学校、行ってくる」と、
母・丸江、父・功の方を見ながら呟いたー
「ホントに、病医行かなくていいの!?」
丸江が戸惑いながら言うと、
父・功は「--朝起きたら女になってました!って
病院に行ったらどうなると思う?」と丸江に対して言うー
丸江は「それは、先生が…見てくれて色々と…」
と、戸惑いながら答えるー
父・功はその返事に対し、
「あぁ。見てくれるだろうさ。精神科でな!」と、答えたー。
”朝、起きたら男から女になってました”
そんな病気は、この世に存在しないー
そんな現象も、聞いたことがないー
だが、七雄は実際にそうなっているー
しかしー
その状況で病院に行ったらどうだろうか。
きっと”頭がおかしいやつだ”と判断されて
精神科だの心療内科に案内されるに決まっているー
父・功はそう考えていたー
「--ま、、まぁ…一晩寝れば治るかもだし、
とにかく学校に行くよ」
七雄がそう言うと、功と丸江は頷いたー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
学校に向かう七雄ー。
”ってか、クラスのやつらにどう説明すればいいんだ?”
そんな風に思いながらも、学校はどんどん近づいてくるー
比較的友達の多いタイプの七雄ー
いつも明るく振舞っているためー
今日も”朝、起きたら女になってたんだよ ははは”
ぐらいで済むかもしれないー
それでもー
やはり、心配になってしまうー
「ーーー」
「-----」
「------」
学校に到着した七雄ー
どうしても、周囲からの”視線”を感じるー
七雄が通っているのは男子校だー。
事務員や教職員に女性はいるが、
生徒は全員”男”だー。
だから、物珍しいのだろうー
長い髪にー
女子らしい肌や手ー
そしてイヤでもわかってしまう胸ー。
いつもの制服を着ているとは言え、
男子だと主張するのは、ちょっと無理があったー
それに、声も完全に女子の声だー。
「--あの子、なんだろ?」
「女子…だよな?」
「ってかあれ七雄じゃね?女装?」
周囲の生徒のヒソヒソ声が聞こえるー
七雄はドキドキしながら、教室に入ろうとすると、
背後から担任の先生に声を掛けられたー。
「-わっ!?急に後ろから話しかけないで下さいよ」
七雄が可愛い声で言うと、担任の先生は
「驚いたな…校長から聞いてたけど、ホントに女子になってるとは」と、
戸惑いの表情を見せながらも、笑みを浮かべたー
「ま、あれだ、お前ならなんとかなるだろ。
今、一緒に説明するから、教室に入ろう」
担任の先生の言葉に、七雄は頷くと、
”まるで転入生の紹介みたいだな”と思いながら、
担任の先生と共に、教室の前に扉を開けて、
そのまま教室の中へと入ったー
ざわめく教室ー
「え?なに?」
「女子!?」
「転入生!?」
「あれ?七雄!?」
色々な声が聞こえるー
担任の先生が咳払いをすると、
少し戸惑った様子で
「え~~~~…杉原は、今日の朝、起きたら女子になっていてーー…
ちょっと…今のところ原因が分からないみたいだからーー
う~~ん」
と、言葉を発したー。
少し言葉を止めた挙句に
「まぁ、身体は女子になってるけど、杉原は杉原だから、
みんな、普通に接してやってほしい」
と、強引に説明をまとめたー。
クラスメイトたちがざわめくー。
七雄はそんなクラスメイトたちを見て、
「みんな、ほら、俺は俺だから!気にすんな!」といつもの調子で
笑いながら言い放ったー
だがーー
「うぉぉぉぉ 声が可愛すぎるだろ?」
「やべぇ~!!」
「卑猥な言葉言わせてぇ!」
色々な声が上がったー
「---ははは、やめろって」
七雄は笑いながら自分の座席に座ったー
「--え?マジ?」
隣の座席の男子、野宮 照也(のみや てるや)が
興味津々に七雄の胸の方を見つめるー
「--それ?何か入れてるんじゃなくて?」
照也の言葉に、七雄は「いや、マジで胸だよ」と
呟きながら、平然と自分の胸を触ったー
「---ほら、触ってみ?本物だろ?」
七雄が言うと、照也は顔を真っ赤にしながら、七雄の方を見たー
「-っおいおい、そんな顔すんなよ!
別に女子の触るわけじゃないんだから!」
七雄が言うと、照也は「そ、そうだな」と、七雄の胸を触ったー
「ま、、マジで本物っぽい…」
照也の言葉に、周囲の男子が「俺にも触らせてくれ!」などと言いだすー
七雄は「ったく、お前らってやつは」と呆れ顔で笑いながらも、
”一応”はクラスメイトたちに受け入れられたことを安堵していたー
だがー
図らずも”男子校唯一の女子高生”となってしまった
七雄の学校生活は”そう簡単なもの”ではなかったー
七雄は、まだ知らないー。
やがて、色々な”壁”に直面していくことをー。
②へ続く
・・・・・・・・・・・・・・
コメント
ある日、突然女体化してしまった
男子校に通う男子高校生…!
今のところ、なんとなく上手くやっていけそうな感じですネ…☆
続きは、また次回デス!