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同じクラスの恵と付き合い始めてから半年ー、

恵との関係性が冷え切ってきたことを感じていた義之ー。


しかし、そんな義之は、クラスメイトの

岸川 修から、

”好き好き洗脳”なる、わけのわからないものを教わったー。


”好き好き洗脳”

それはー相手に”好き”の気持ちを植え付ける洗脳術ー。

その洗脳をすると、相手は洗脳者のことが好きになり、

文字通り”好き好き”の状態になってしまう…。


そんな、洗脳だー。


絶対にあるわけがないと思ったー。

両手で♡マークを作って、相手に向かって”好き好き”というー。

それだけで、洗脳できるはずなどないー、

と。


けれどー

案の定、恵から別れを切り出されてしまった

義之は、半分パニックになりながら、

好き好き洗脳を恵に対してかけてしまったー。


その結果ー


「義之~♡」


今ー

恵は、義之の隣にいるー


恵と手を繋ぎながら、

義之はニヤニヤしながら、思うー


”好き好き洗脳、凄すぎだろ”


好き好き洗脳をかけられた恵は、

すぐに「別れたい」というのを撤回してきたー。


そして、こうして今では、

”今まで以上に”好きを全開にしているー。


今までー

手を繋いだことすら、なかったのだからー。


「----なんでわたしのほうをじーっと見てるの~?」

恵が笑うー


「---えっ!?あ、いやっ?!」

義之は”変態”と言われると思って

慌てて誤魔化そうとするー。


しかし、恵の口から出てきた言葉はー

”今までの恵”とは違った。


「---大好きな義之に見つめられると…

 なんだか、恥ずかしいよぉ~」

顔を赤らめて恥ずかしそうにする恵。


”か、、かわいい…”

義之は思わずそう思ってしまうー


どこか儚げで大人しい雰囲気だった

恵のこんな姿を見たのは初めてだー。


義之はずっとー

ずっと、こんな”カップル”をやってみたかったのかもしれないー


「--♪~」

義之の腕にしがみつく恵ー


「お、おい!人がいる場所でそんな…!」

義之が顔を赤らめながらそう言うと、

恵は「だって、大好きなんだもん♡」と嬉しそうに言いながら

周囲の目も気にせず、義之にしがみつくー。


「-え…えぇぇ…!?」

義之は顔を真っ赤にしながら、アソコまで少し

勃起させながらドキドキしているー


なんだかー

恵が別人になったみたいだー。

今までは彼氏と彼女の関係とは言え、

どこか冷めたような、そんな距離感があった。


けど、今は違うー。

本当に、生まれ変わった気分だ。

まさか、まさか、こんな気分を味わうことができるなんて、

夢にも思わなかった。


”最高だ”

義之はそう思ったー


そしてー

同時に、もっともっとラブラブになりたいー

と言う、”さらなる欲求”が溢れ出てきたー。



「----」

そんな様子を少し離れた場所から偶然見かけた親友・修は

笑みを浮かべたー


・・・・・・・・・・・・


「--好き好き洗脳、使ったみたいだね」

修が言う。


「ぶっ!!!!」


昼休みー。

教室でお茶を飲んでいた義之は、思わずお茶を吹き出したー


「--な、、な、、なんでそれを!?」

義之が顔を真っ赤にしながら言うと、

修は「だって、君の彼女の様子、明らかに変わっただろ?」

と、冷静に答えた。


「た、、た、確かにそうだけど…」

義之は顔を真っ赤にしながら、

ズボンが膨らんでいることに気づき、

恥ずかしそうにするー。


「---」

修は、義之が勃起しているのを見ると、

揶揄うような笑みを浮かべて

「そうかそうか、つまりきみはそんなやつなんだな」と

嬉しそうに呟いたー


「どこかで聞いたセリフを言うな!」

義之が突っ込みを入れると、修は

「まぁ~…好きになってもらえてよかったじゃないか」と

笑みを浮かべたー


「---ま、、まぁな…いいもの教えてくれてありがとうな」

義之が言うと、修は「どういたしまして」と、

クールに返事をしたー。


「あ、そういえばさ、聞きたいことがあるんだけど…」

義之が言うと、

修が義之のほうを見たー


「-お前、好き好き洗脳使ったことはあるの?」

義之が言うと、修は眼鏡をいじったー


そして、しばらく義之のほうを見つめ

沈黙すると、やがて笑みを浮かべたー


「--どうかな?」

とー。


「---…まぁ、でも、お前、女子にホント、

 興味なさそうだしなぁ~」

義之が言うと、修は「まぁな」と答えるー。


「僕は結婚なんて、リスクの高い行為はしないし、

 あらゆるリスクは避けるべきものだと考えているからね」

と、理屈っぽい説明をしたー。


「ま~、それは自由だからな」

義之がそう呟くと、

教室に戻ってきた恵が「ね~!義之~!いっしょにお昼食べよ~♡」と

甘えるようにして、近づいてきたー


・・・・・・・・・・・・・・・


義之は、充実した日々を送っていたー。

恵と話す機会は増えたし、

本当にラブラブな日々を送っているー


”好き好き洗脳”は

すごすぎるー!


義之の中で、そんな気持ちが膨らんでいくー。


そんなある日ー

恵の誕生日が近づいてきたー。


恵の誕生日が、ちょうど土曜日で学校は

休みだったことー、

そして、土曜日は、義之の両親が夜遅くまで

不在であることから、

義之の家で恵の誕生日をお祝いできないかー、と

義之は恵を誘ってみたー


しかしー


「あ…ごめん…日曜日は友達の依里香(よりか)ちゃんと

 一緒にお祝いする予定があってー」

恵が申し訳なさそうに呟いたー


「---え…」

義之は戸惑ったー


”好き好き洗脳”をかけてから、恵に

”断られる”のは、これが初めてだったからだー。


それと同時に

”激しい嫉妬”を感じたー


誕生日にー

彼氏である俺よりー、

友達の依里香ちゃんを選ぶのかー?

とー。


「----そ、、そ、、そっか」

義之はそう呟くー。


「ごめんね!でも義之のその気持ちはうれしい!」

恵が嬉しそうに言うー


足りないー


まだ、足りないー


”彼氏より親友を選ぶー”


まだ、”好き”はその程度なのかー?


義之は、自分でも気持ちの整理がつかないままー

咄嗟にー


両手で♡のカタチを作ったー


そして、叫ぶー


「好き好き!」

とー


「---」

恵が固まっているー


そして、笑うー


「ふふ、かわいい…!でも、何それ?」

とー。


前もそうだったー

”好き好き洗脳”は少し時間がたってから

効果が出るっぽいのだー。


義之は”2回目の好き好き洗脳”を

恵にかけてしまったー


”誕生日を一緒に過ごしたい”という

激しい嫉妬心からー。


・・・・・・・・・・・・・


翌日ー


「-義之~!やっぱ誕生日、義之の家に行きたい~♡」

抱き着いてくる恵ー


「おわっ!?急に抱き着くなんてー」

義之が言うと、

「ねぇ、いい?」と甘い声を出す恵ー


「でも、、でも、恵、依里香ちゃんと…?」

義之がわざとらしく言うと、

「義之のことで、わたし、頭がいっぱいなの!」と

嬉しそうに恵が言ったー。


「---ははは!わかった!」

ご機嫌な義之ー。


”2度目の好き好き洗脳”が聞いたー


この日からー

恵はさらに義之のことが大好きになったー

何でも義之を優先してくれるー

そんな子になったー。


そして、恵の誕生日がやってくるー


義之の家に入ると、

恵はずっと義之に密着して、

顔を赤らめて

好き好きでたまらない、という感情を

爆発させたー。

抱き着いてくる恵ー

キスをしてくる恵ー。

何もかもが、天国のようだったー。


やがて、誕生日のお祝いを終えてー

義之に嬉しそうにくっついてくる恵を見てー

義之は”下心”が出てきてしまったー


今ーー


いま、もしもー

もしも、恵をエッチなことに誘ったらー

恵はーー

どう反応するのだろうかー。


こんなべたべたくっつかれて

好き好きを全開にされると、

そんな気持ちがなかったのに、

湧き出てきてしまうー


恵と、あんなことやこんなことをしたいー

と、いう気持ちがー


「あ、、、あ、、あの、、あのさ…恵」

義之が言うと、恵は「なぁに~?」と

甘える声を出したー。


クールでどこか距離感のある恵は、

どこに行ってしまったのだろうー?

と、一瞬思いながらも、

義之は「あの……あの、、、」と、

言葉を詰まらせるー


エッチしたいー

なんて、言ったら、嫌われてしまうだろうかー。

ドキドキが止まらない。


義之にとって、恵が初めての彼女だー。

付き合い初めてから半年以上ー。

そういうことは一度もなかった。

恵は、大人しくて距離感のある感じだし、

義之もそういう気分になったことはなかったー


でも、今は違うー

ここまでラブラブオーラを全開にされると、

どうしても、思春期の義之の中に、

そういう感情が、芽生えてきてしまうー。


「---え、、エッチなこと…」

義之が顔を真っ赤にしながら言うー


恵も、顔を真っ赤にするー


「え…えぇ!?!?

 い、、、いいけど、、、でも…」

恥ずかしさとうれしさを見せる恵ー


恵の”理性”が、拒んでいるのだろうかー。

「しよー!」とは言ってこなかったー


「あ、、いや、、あの…!」

義之は、恵の反応を見て、

”あ、やっぱダメだ”と、とっさに首を振るー。


恵が「う、、、き、急に、エッチなことなんて言うから…その」と、

恥ずかしそうにしているー。


義之はー

自分が気づいたときにはー

恥ずかしさのあまりー

パニックになって、

両手で♡を作っていたー


「好き好き!」

叫ぶ義之ー


だが、すぐに効果は出ないー


エッチに誘った気まずい空気が消えないー


「好き好き!」


「好き好き!」


「好き好き!」


パニックになった義之が、4回目、5回目、6回目の

好き好き洗脳を掛けるー。


「--あぁぁぁっ♡ 義之ぃ!」

恵が突然、義之を押し倒したー。


はー、はー、言いながら

恵は、飢えた雌の顔つきになって、仰向けの義之の上に乗るー


そして、はぁはぁ言いながら服を脱ぎ始める恵ー


「め、、恵!?」

義之は驚くー


好き好き洗脳の力ー


恵の中の好きが爆発して、

服を乱暴に脱ぎ捨てると、

義之に激しいキスをし始めたー


「わたし、、わたし、、義之が好きで好きでたまらないよぉ~♡♡」

恵が叫ぶー


今までに聞いたことのないような口調ー


恵が、好きの感情に支配されて

おかしくなっているー


「--義之 よしゆき よしゆきぃぃ♡」

義之のズボンを無理やり脱がせようとする恵ー


”うああああっ!?こ、、これがフェラってやつかぁぁ!?”

義之は、何をされているのかわからないままー

あまりの興奮とゾクゾクにー

恵の口の中に、白い液体を盛大に放ってしまったー


幸せの絶頂ー

そんな表情を浮かべる恵ー


やがて、恵は、義之のみるくぅ~、と言いながら

義之が出したものを、ゾクゾクした表情で

舐め始めたー


「--義之~!わたしを抱いて!抱いて!抱いてぇ!」

迫って来る恵ー。


義之は、あまりの豹変に戸惑うことしかできなかったー。


やがてー

”濃密な数時間”が終わり、

ようやく恵は服を着て、幸せそうな表情いっぱいで、

家から去って行ったー


”そういえばさ…”

義之は、まだ興奮冷めやらぬ中、修にLINEを送ったー


”好き好き洗脳の効果っていつまで続くの?”

とー。


さすがにやりすぎた気がするー。

そんな風に思う義之ー。


”ここまで好き好きが強すぎるのはーきつい”

最初の1回だけで良かったかもしれないー

そんな風に、賢者タイムを味わいながら、思うのだったー。


返事が来るー


”--永遠に続くから、気をつけろよ”

とー。


「え…」

義之は”好き好き”になってしまった恵のことを思い出すー。



闇のような日々は、

すぐそこにまで、近づいていたー


③へ続く


・・・・・・・・・・・


コメント


次回が最終回デス!

最終回は31日を予定しています!


今日もありがとうございました~!!




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