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「---な、、、なにしてるんだ!」


放課後ー

文哉は信じられない光景を目にした。


彼女の穂乃香の様子がおかしいー

そう、心配した文哉は、放課後の穂乃香の後を

秘かに尾行していたー


”ストーカーみたいだな…まるで”と

自虐的に思いながらも、

穂乃香が、龍一郎ら不良三人組に何か

脅されるのではないかと心配だったのだー。


「--おう、お出ましか」

不良生徒・龍一郎が笑うー


「---穂乃香に…何をしてるんだ!」

文哉が怒りの形相で叫んだー


穂乃香が、煙草を口に咥えていたー


激しい怒りに震える文哉ー


龍一郎の仲間の

眼鏡をかけた不良・卓と、

ロン毛の不良・達平がニヤニヤしながら文哉の方を見るー


「--そいつは、自分の意思で煙草を吸ってるんだぜ」

龍一郎が笑うー


文哉が穂乃香の方を見るー


「ほ、穂乃香…、、あ、あいつらに何を言われたんだ?」

文哉が震えながら言う。

しかし、穂乃香はきょとんとした表情で

「煙草って美味しいね」と文哉の方を見て、にっこり微笑んだー。


「---ほ、、穂乃香…」

信じられないー

そう思いながら、文哉は穂乃香の方を見つめるー


穂乃香は再び煙草をおいしそうに吸い始めたー

煙を吐き出す穂乃香ー


震えが、止まらないー


「おい」

ロン毛の達平が声を上げるー。


文哉が達平の方を見ると、

隣にいた、眼鏡の不良・卓が口を開いたー


「--お前、相手が誰でも先生に言いつけるって言ったよな?

 ほら、お前の彼女、未成年なのに学校で煙草吸ってるぜ?」

卓が笑いながら言うと、

龍一郎も続けたー


「--は?お前たちが悪いことをしているから注意をしているー

 それだけのことだろ?

 相手が誰だろうと、俺は悪いことを見つけたら注意するさ」


ーって、テメェ、言ってたよな?」


悪い笑みを浮かべながら言う龍一郎ー


「--注意しろよ?先生に言いつけろよ?

 まさか、自分の彼女だからって贔屓なんかしねぇよな?」

龍一郎が拳をボキボキと鳴らしながらー

文哉を睨みつけたー


「---く、、、お、、、お前ら…穂乃香に何を…」

こいつらに脅されでもしなければー

穂乃香が煙草を吸うなんて、あり得ないー。


そう、思いながらも

この状況ー

穂乃香を注意せざるを得なかったー


「穂乃香…」

文哉が悲しそうに穂乃香の方を見る。


「--煙草は…未成年はダメだろ…な?」

煙草を取り上げる文哉ー


「あっ…!」

穂乃香がたばこの方に手を伸ばすー


だが、文哉の悲しそうな目を見て

穂乃香は「ごめん…」としゅんとした様子でうつむいたー


「------」

文哉は煙草を処理すると、そのまま悲しそうに

空き教室の外に出ていくー


「--文哉…ごめん…!本当に、ごめんね…!」

文哉の背中に、穂乃香が呼びかけるー


「---………あぁ」

文哉は、やっとの思いでそれだけ口にすると、

立ち去って行ったー


「--はははははは!すげぇな!」

龍一郎が笑うー。


「--だろ?」

ロン毛の達平が不気味な笑みを浮かべるー


「--ま、生意気なアイツには、ちょうどいいお仕置きだったな

 これで…」

眼鏡の卓が、そう呟きながら眼鏡をいじると、

達平が「まだだ」と呟いたー


「え?」

眼鏡に手をやりながら、少し動揺した様子の卓ー


彼氏の文哉を悲しませてしまったことで、

放心状態の穂乃香に近づいていくと、

達平は笑ったー


「なぁー、

 俺たちの煙草、切れちゃってさ。

 明日、学校に来るまでに代わりに買っといてくれよ」

達平が言うと、

穂乃香が「え……で、、、でも…」と呟くー


「-ーいいから、買って来いよ」

達平が、目には見えぬオーラを身体から発するー


そしてー

穂乃香がビクンと反応するー


「あ…ぅ…」

そんな穂乃香に対して達平は言うー


「--未成年だけど、頭使えば、

 なんとか買えるだろ?

 今まで悪いことに使ったことのない頭を

 フル活用して、悪知恵を働かせるんだ。


 明日までに俺たちの分の煙草、買って来い。

 いいな?」


達平が言うと、

穂乃香は「うん…」と少しだけほほ笑んだー


「--おい」

龍一郎が口を挟むー


「--”俺たちの”だけじゃねぇ。

 お前の煙草も自分で買うんだ。いいな?」


龍一郎がそう言うと、

穂乃香が「わたしの…煙草…?」と戸惑いながらも

「うん…」と答えたー


眼鏡の卓が「お、おい!それはやばくね?」と叫ぶー


だがー

龍一郎と達平は「自分の意思で買いにいくんだから

いいじゃねぇか」と笑みを浮かべるだけだったー


・・・・・・・・・・・・・・


帰宅した穂乃香は、

”どうやって煙草を買おうか”考えていたー

自動販売機では買うことはできないー


どうすればー?


穂乃香が、勉強することもそっちのけで、

頭をフル回転させるー


そしてー


「---よし」

穂乃香は、立ち上がったー。


父親が使っていたUVカットのサングラスを勝手に手に取りー

母親の口紅で、化粧を濃くしてー

母親のハイヒールを勝手に履きー

大人っぽい服装でコンビニへと出かけたー


「---それと、それと、それと、それ、ちょうだい」

穂乃香が言うー。


大人な雰囲気を醸し出す穂乃香ー

年齢確認は軽く通りー

そのまま穂乃香は煙草を買って店の外に出たー


「--ふふ、買えた~!よかったぁ~」

穂乃香は嬉しそうに、そう呟いたー


・・・・・・・・・・・・


翌日朝ー


「おはよ~!煙草、買ってきたよ~!」

嬉しそうに言う穂乃香ー


龍一郎、卓、達平の三人が「ご苦労さん」と言わんばかりに

煙草を受けとる。


「ほら、お前も吸えよ」

龍一郎が言うと、穂乃香は「うん!」と

”自分の分”と購入した煙草を空き教室の中で吸い始めるー


「---ふぁ~…」


「--この部屋の火災報知器は壊れてるからな。

 煙草も吸い放題だぜ」

龍一郎が言うー。


穂乃香は、3人に絶対服従するよう、達平に洗脳されているー。


「--うまいか?」

ロン毛の達平が言うと、

穂乃香は迷うことなく「うん!」と答えたー


「--これからは家でもどんどん煙草を吸っていけ。いいな?

 親にバレても気にすんな。反抗してやればいい」

達平の言葉に、穂乃香は「うん!そうする!」と笑みを浮かべるー。


「--さ~て、どうするよ?」

龍一郎が、達平に向かって言うー


”穂乃香をこれからどうするのか”という確認だー。


「--へへへ…決まってるじゃねぇか。

 もっともっと、楽しんでいこうぜ」


達平は、そう言うと、穂乃香の方を見つめたー


「-ーー穂乃香。お願いがあるんだ」

達平がなれなれしく下の名前で穂乃香を呼ぶー


そして、いきなり穂乃香にキスをしたー


「んくっ!」

穂乃香は一瞬驚いた表情を浮かべたがー

無理に抵抗することなく、達平を受け入れたー


達平が、唇を離すと、穂乃香の胸に手を触れるー


「んっ…♡」

穂乃香が嬉しそうにしているー


「へへ、やるじゃねぇか」

龍一郎がニヤニヤしながらその様子を見つめるー


「---お、、おい!いいのかよ?まずくね?」

眼鏡の卓はうろたえているー


「いいんだよ。本人がいいって言ってるんだから!

 な?穂乃香」

達平が言うと、

穂乃香は「うん!」とほほ笑むー


そして、龍一郎と卓の方を見つめながらー

「--三人なら、わたしのこと、どうしてもいいからね!

 ふふ♡」と、甘い声を出したー


「おぉぉ…すげぇな」

龍一郎は感心するー

達平の”洗脳”がこれほどだとはー。


素晴らしいー


「--で、お願いだけどよー」

達平が穂乃香の方を見ると、

穂乃香は「なぁに?」と笑みを浮かべたー


「--女子のエッロイ写真、いろいろ撮ってきてくれよ?

 今日、体育あるだろ?

 着替えの時間とかさ、

 あとは、スカートの中とかさ…


 同じ女子なら、撮れるだろ?

 くくく」


達平が言うと、穂乃香は「がんばる!」と、即答したー


そして、達平はもう一言、付け加えたー


「-ーー穂乃香、お前はエロい女だー。な?」


-と、目を赤く光らせながらー


穂乃香は迷うことなくー「うん!」と答えたー


・・・・・・・・・・・・・・・


文哉がやってきて、穂乃香とあいさつを交わすー

穂乃香はいつものように、笑顔で文哉と話をするー


「--昨日は、本当にごめんね」

穂乃香の言葉に、文哉は表情を暗くするー


「--本当に、あいつらに脅されたりしてないのか?」

文哉が心配そうに言うと、穂乃香は「してないよ~!

ちょっと、美味しそうだなって思っちゃって!」と答えたー。


”洗脳”


穂乃香は、乗っ取られているわけではないー

あくまでも、穂乃香は穂乃香として、少しずつー

壊れていくー


文哉に対する想いも”今”は、そのままー

まだ、何もされていないー


だから、煙草を吸ったことで、文哉を悲しませてしまったことを

”今の穂乃香”は本当に心から申し訳ないと思っているし

煙草は”隠れて吸おう”と決意しているー


「----おはよ~!」

友人で演劇部部長の順子が穂乃香に声をかける。


「あ、順子おはよ~!」

穂乃香はそう言うと、

不自然に姿勢を低くして、何かを覗くような仕草を見せたー


「---?」

文哉が不思議そうに視線の先を見るー


穂乃香が、順子のスカートの中の方を見ているー。


「おい、穂乃香…?」

文哉が言うと、穂乃香が「え!?」と、顔を真っ赤にしながら

文哉の方を見るー


”お前はエッチな女だ”

そう、洗脳されてしまった穂乃香は、

順子のスカートの中を覗いて、興奮していたー

激しくムラムラして、赤面していたのだー。


「-あ、、、ふふふ、つい」

穂乃香が可愛らしく笑うー


「--ほ、本当に大丈夫か?昨日から何か変だぞ…?」

文哉が心配そうに言うと、

穂乃香は「大丈夫大丈夫~!」と笑顔を振りまいたー


・・・・・・・・・・・・・・・・


体育の授業の準備が始まるー


「はぁ…♡はぁ♡ はぁぁ…♡」

周囲の女子の着替えを見ながら、穂乃香は

激しく興奮していたー


「あぁぁぁ…」

顔を真っ赤にしながら、さりげなくスマホで

着替えを何枚も何枚も撮影していくー


「---ふふふ…ふふふふ、

 みんな喜んでくれるかな…」

穂乃香が嬉しそうにほほ笑むー


やがて、他の女子が着替え終わるー


順子が「あれ?まだ着替えてないの?」と

不思議そうに呟くー


穂乃香が「あ、ごめん!」と顔を真っ赤にしながら

返事をすると、クラスメイトたちは

教室の外へと出て行ったー。


一人残された穂乃香はー

着替えることをせずに、興奮しきった状態で、

女子たちが脱いだ服を次々とスマホで撮影したーーー


「あぁぁぁ…我慢できないよぉ…」

穂乃香はそう言うと、

他の女子の制服のニオイをその場で嗅ぎ始めたー


・・・・・・・・・・・


昼休みー


「--はぁ…はぁ…おいしい…」

穂乃香は空き教室で煙草を吸っていたー


だんだん、病みつきになってきているー。


龍一郎らのたまり場である空き教室には

眼鏡をかけた不良の卓だけがいるー。


「---いいのか?」

卓が穂乃香に問いかける。


「--え?なにが?」

煙草をおいしそうに吸いながら笑う穂乃香ー


「--こんなことしてて」

卓が言うと、穂乃香は「うん!全然!楽しいし!」と

嬉しそうに笑うー


「-----」

卓は表情を暗くしたー


”洗脳”

こんな風に、人を捻じ曲げてしまうなんてー。

他の2人と違い、彼は、洗脳までして

穂乃香を捻じ曲げていくことに、罪悪感を感じていたー


無理やり、パシリに仕立て上げるなんてー。


さっきも、龍一郎と達平に、女子たちの下着の写真や

スカートの中の写真を見せて、穂乃香はとても

興奮した様子だったー


穂乃香が自分の意思でそんなことはしないー


「------」

卓は不安そうに穂乃香の方を見つめたー


・・・・・・・・・・


「ーーよぉ」


昼休みの時間を過ごしている文哉の前に

龍一郎と達平がやってきたー


「--なんだよ」

文哉が言うと、”昨日のこと、先生には言ったのかよ?”と

龍一郎が笑うー。


”昨日のこと”とは、穂乃香の喫煙の件だー


「----」

文哉が目を背けるー


「あっれぇ~~~~?」

ロン毛の達平が笑う。


「-正義の生徒会副会長さんが、

 煙草吸ってた生徒を”自分の彼女だから”

 見逃すんですかぁぁぁぁぁ~~~?」


馬鹿にした口調で叫びながら

ロン毛の達平が文哉を睨むー


「---俺の彼女だからじゃない」

文哉が言うー


「--あ?」

龍一郎が不機嫌そうに声を出すー


「--穂乃香は、お前たちに脅されてるんだ!

 そうに違いない!


 それに、穂乃香はお前たちと違って

 常習犯じゃない!

 1回目は、注意して…」


文哉はそこまで言って

言葉を詰まらせるー


”脅された”証拠がないー

1回目とはいえ、喫煙は喫煙ー


自分の言い分が苦しくなっていることに気づき、

文哉は表情を歪めるー


「--へ~~そうかいそうかい」

達平はそう言うと、

龍一郎と共に立ち去って行ったー


「-……穂乃香、いったいどうしちゃったんだ」

一人残された文哉は、困り果てた表情で、そう呟いたー


・・・・・・・・・・・・・・


放課後ー


達平は、空き教室で穂乃香に告げたー


「---お前は悪い子だ

 先生は敵だ。反抗しろ」


「---俺たち、読みたい漫画があってさぁ…

 ちょっと万引きしてきてくれよー」


「--お前は可愛いー

 他の女子たちはブスだー。

 徹底的に見下してやれ-。

 わたしは可愛いって思いこめー」


次々と”洗脳”してく達平ー

不良のリーダー格の龍一郎は「すげぇ!へへへ」と

笑っているー

眼鏡をかけた卓は「おい!よせよ!」と声を荒げるー。


穂乃香が「うん…」と、

全ての洗脳を受け入れてしまう-


”彼女がわる~い女になっちゃったら

 どうするのかねぇ、

 正義の副会長さんはーー”


ロン毛の達平は、そう呟くと

不気味な笑みを浮かべたー



③へ続く


・・・・・・・・・・・・・


コメント


ジワジワと堕ちて行ってますネ~!

続きはまた近日中に~☆


今日もありがとうございました!

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