<MC>お前の彼女は俺たちのパシリだ②~様子がおかしい~ (Pixiv Fanbox)
Content
「---な、、、なにしてるんだ!」
放課後ー
文哉は信じられない光景を目にした。
彼女の穂乃香の様子がおかしいー
そう、心配した文哉は、放課後の穂乃香の後を
秘かに尾行していたー
”ストーカーみたいだな…まるで”と
自虐的に思いながらも、
穂乃香が、龍一郎ら不良三人組に何か
脅されるのではないかと心配だったのだー。
「--おう、お出ましか」
不良生徒・龍一郎が笑うー
「---穂乃香に…何をしてるんだ!」
文哉が怒りの形相で叫んだー
穂乃香が、煙草を口に咥えていたー
激しい怒りに震える文哉ー
龍一郎の仲間の
眼鏡をかけた不良・卓と、
ロン毛の不良・達平がニヤニヤしながら文哉の方を見るー
「--そいつは、自分の意思で煙草を吸ってるんだぜ」
龍一郎が笑うー
文哉が穂乃香の方を見るー
「ほ、穂乃香…、、あ、あいつらに何を言われたんだ?」
文哉が震えながら言う。
しかし、穂乃香はきょとんとした表情で
「煙草って美味しいね」と文哉の方を見て、にっこり微笑んだー。
「---ほ、、穂乃香…」
信じられないー
そう思いながら、文哉は穂乃香の方を見つめるー
穂乃香は再び煙草をおいしそうに吸い始めたー
煙を吐き出す穂乃香ー
震えが、止まらないー
「おい」
ロン毛の達平が声を上げるー。
文哉が達平の方を見ると、
隣にいた、眼鏡の不良・卓が口を開いたー
「--お前、相手が誰でも先生に言いつけるって言ったよな?
ほら、お前の彼女、未成年なのに学校で煙草吸ってるぜ?」
卓が笑いながら言うと、
龍一郎も続けたー
「--は?お前たちが悪いことをしているから注意をしているー
それだけのことだろ?
相手が誰だろうと、俺は悪いことを見つけたら注意するさ」
ーって、テメェ、言ってたよな?」
悪い笑みを浮かべながら言う龍一郎ー
「--注意しろよ?先生に言いつけろよ?
まさか、自分の彼女だからって贔屓なんかしねぇよな?」
龍一郎が拳をボキボキと鳴らしながらー
文哉を睨みつけたー
「---く、、、お、、、お前ら…穂乃香に何を…」
こいつらに脅されでもしなければー
穂乃香が煙草を吸うなんて、あり得ないー。
そう、思いながらも
この状況ー
穂乃香を注意せざるを得なかったー
「穂乃香…」
文哉が悲しそうに穂乃香の方を見る。
「--煙草は…未成年はダメだろ…な?」
煙草を取り上げる文哉ー
「あっ…!」
穂乃香がたばこの方に手を伸ばすー
だが、文哉の悲しそうな目を見て
穂乃香は「ごめん…」としゅんとした様子でうつむいたー
「------」
文哉は煙草を処理すると、そのまま悲しそうに
空き教室の外に出ていくー
「--文哉…ごめん…!本当に、ごめんね…!」
文哉の背中に、穂乃香が呼びかけるー
「---………あぁ」
文哉は、やっとの思いでそれだけ口にすると、
立ち去って行ったー
「--はははははは!すげぇな!」
龍一郎が笑うー。
「--だろ?」
ロン毛の達平が不気味な笑みを浮かべるー
「--ま、生意気なアイツには、ちょうどいいお仕置きだったな
これで…」
眼鏡の卓が、そう呟きながら眼鏡をいじると、
達平が「まだだ」と呟いたー
「え?」
眼鏡に手をやりながら、少し動揺した様子の卓ー
彼氏の文哉を悲しませてしまったことで、
放心状態の穂乃香に近づいていくと、
達平は笑ったー
「なぁー、
俺たちの煙草、切れちゃってさ。
明日、学校に来るまでに代わりに買っといてくれよ」
達平が言うと、
穂乃香が「え……で、、、でも…」と呟くー
「-ーいいから、買って来いよ」
達平が、目には見えぬオーラを身体から発するー
そしてー
穂乃香がビクンと反応するー
「あ…ぅ…」
そんな穂乃香に対して達平は言うー
「--未成年だけど、頭使えば、
なんとか買えるだろ?
今まで悪いことに使ったことのない頭を
フル活用して、悪知恵を働かせるんだ。
明日までに俺たちの分の煙草、買って来い。
いいな?」
達平が言うと、
穂乃香は「うん…」と少しだけほほ笑んだー
「--おい」
龍一郎が口を挟むー
「--”俺たちの”だけじゃねぇ。
お前の煙草も自分で買うんだ。いいな?」
龍一郎がそう言うと、
穂乃香が「わたしの…煙草…?」と戸惑いながらも
「うん…」と答えたー
眼鏡の卓が「お、おい!それはやばくね?」と叫ぶー
だがー
龍一郎と達平は「自分の意思で買いにいくんだから
いいじゃねぇか」と笑みを浮かべるだけだったー
・・・・・・・・・・・・・・
帰宅した穂乃香は、
”どうやって煙草を買おうか”考えていたー
自動販売機では買うことはできないー
どうすればー?
穂乃香が、勉強することもそっちのけで、
頭をフル回転させるー
そしてー
「---よし」
穂乃香は、立ち上がったー。
父親が使っていたUVカットのサングラスを勝手に手に取りー
母親の口紅で、化粧を濃くしてー
母親のハイヒールを勝手に履きー
大人っぽい服装でコンビニへと出かけたー
「---それと、それと、それと、それ、ちょうだい」
穂乃香が言うー。
大人な雰囲気を醸し出す穂乃香ー
年齢確認は軽く通りー
そのまま穂乃香は煙草を買って店の外に出たー
「--ふふ、買えた~!よかったぁ~」
穂乃香は嬉しそうに、そう呟いたー
・・・・・・・・・・・・
翌日朝ー
「おはよ~!煙草、買ってきたよ~!」
嬉しそうに言う穂乃香ー
龍一郎、卓、達平の三人が「ご苦労さん」と言わんばかりに
煙草を受けとる。
「ほら、お前も吸えよ」
龍一郎が言うと、穂乃香は「うん!」と
”自分の分”と購入した煙草を空き教室の中で吸い始めるー
「---ふぁ~…」
「--この部屋の火災報知器は壊れてるからな。
煙草も吸い放題だぜ」
龍一郎が言うー。
穂乃香は、3人に絶対服従するよう、達平に洗脳されているー。
「--うまいか?」
ロン毛の達平が言うと、
穂乃香は迷うことなく「うん!」と答えたー
「--これからは家でもどんどん煙草を吸っていけ。いいな?
親にバレても気にすんな。反抗してやればいい」
達平の言葉に、穂乃香は「うん!そうする!」と笑みを浮かべるー。
「--さ~て、どうするよ?」
龍一郎が、達平に向かって言うー
”穂乃香をこれからどうするのか”という確認だー。
「--へへへ…決まってるじゃねぇか。
もっともっと、楽しんでいこうぜ」
達平は、そう言うと、穂乃香の方を見つめたー
「-ーー穂乃香。お願いがあるんだ」
達平がなれなれしく下の名前で穂乃香を呼ぶー
そして、いきなり穂乃香にキスをしたー
「んくっ!」
穂乃香は一瞬驚いた表情を浮かべたがー
無理に抵抗することなく、達平を受け入れたー
達平が、唇を離すと、穂乃香の胸に手を触れるー
「んっ…♡」
穂乃香が嬉しそうにしているー
「へへ、やるじゃねぇか」
龍一郎がニヤニヤしながらその様子を見つめるー
「---お、、おい!いいのかよ?まずくね?」
眼鏡の卓はうろたえているー
「いいんだよ。本人がいいって言ってるんだから!
な?穂乃香」
達平が言うと、
穂乃香は「うん!」とほほ笑むー
そして、龍一郎と卓の方を見つめながらー
「--三人なら、わたしのこと、どうしてもいいからね!
ふふ♡」と、甘い声を出したー
「おぉぉ…すげぇな」
龍一郎は感心するー
達平の”洗脳”がこれほどだとはー。
素晴らしいー
「--で、お願いだけどよー」
達平が穂乃香の方を見ると、
穂乃香は「なぁに?」と笑みを浮かべたー
「--女子のエッロイ写真、いろいろ撮ってきてくれよ?
今日、体育あるだろ?
着替えの時間とかさ、
あとは、スカートの中とかさ…
同じ女子なら、撮れるだろ?
くくく」
達平が言うと、穂乃香は「がんばる!」と、即答したー
そして、達平はもう一言、付け加えたー
「-ーー穂乃香、お前はエロい女だー。な?」
-と、目を赤く光らせながらー
穂乃香は迷うことなくー「うん!」と答えたー
・・・・・・・・・・・・・・・
文哉がやってきて、穂乃香とあいさつを交わすー
穂乃香はいつものように、笑顔で文哉と話をするー
「--昨日は、本当にごめんね」
穂乃香の言葉に、文哉は表情を暗くするー
「--本当に、あいつらに脅されたりしてないのか?」
文哉が心配そうに言うと、穂乃香は「してないよ~!
ちょっと、美味しそうだなって思っちゃって!」と答えたー。
”洗脳”
穂乃香は、乗っ取られているわけではないー
あくまでも、穂乃香は穂乃香として、少しずつー
壊れていくー
文哉に対する想いも”今”は、そのままー
まだ、何もされていないー
だから、煙草を吸ったことで、文哉を悲しませてしまったことを
”今の穂乃香”は本当に心から申し訳ないと思っているし
煙草は”隠れて吸おう”と決意しているー
「----おはよ~!」
友人で演劇部部長の順子が穂乃香に声をかける。
「あ、順子おはよ~!」
穂乃香はそう言うと、
不自然に姿勢を低くして、何かを覗くような仕草を見せたー
「---?」
文哉が不思議そうに視線の先を見るー
穂乃香が、順子のスカートの中の方を見ているー。
「おい、穂乃香…?」
文哉が言うと、穂乃香が「え!?」と、顔を真っ赤にしながら
文哉の方を見るー
”お前はエッチな女だ”
そう、洗脳されてしまった穂乃香は、
順子のスカートの中を覗いて、興奮していたー
激しくムラムラして、赤面していたのだー。
「-あ、、、ふふふ、つい」
穂乃香が可愛らしく笑うー
「--ほ、本当に大丈夫か?昨日から何か変だぞ…?」
文哉が心配そうに言うと、
穂乃香は「大丈夫大丈夫~!」と笑顔を振りまいたー
・・・・・・・・・・・・・・・・
体育の授業の準備が始まるー
「はぁ…♡はぁ♡ はぁぁ…♡」
周囲の女子の着替えを見ながら、穂乃香は
激しく興奮していたー
「あぁぁぁ…」
顔を真っ赤にしながら、さりげなくスマホで
着替えを何枚も何枚も撮影していくー
「---ふふふ…ふふふふ、
みんな喜んでくれるかな…」
穂乃香が嬉しそうにほほ笑むー
やがて、他の女子が着替え終わるー
順子が「あれ?まだ着替えてないの?」と
不思議そうに呟くー
穂乃香が「あ、ごめん!」と顔を真っ赤にしながら
返事をすると、クラスメイトたちは
教室の外へと出て行ったー。
一人残された穂乃香はー
着替えることをせずに、興奮しきった状態で、
女子たちが脱いだ服を次々とスマホで撮影したーーー
「あぁぁぁ…我慢できないよぉ…」
穂乃香はそう言うと、
他の女子の制服のニオイをその場で嗅ぎ始めたー
・・・・・・・・・・・
昼休みー
「--はぁ…はぁ…おいしい…」
穂乃香は空き教室で煙草を吸っていたー
だんだん、病みつきになってきているー。
龍一郎らのたまり場である空き教室には
眼鏡をかけた不良の卓だけがいるー。
「---いいのか?」
卓が穂乃香に問いかける。
「--え?なにが?」
煙草をおいしそうに吸いながら笑う穂乃香ー
「--こんなことしてて」
卓が言うと、穂乃香は「うん!全然!楽しいし!」と
嬉しそうに笑うー
「-----」
卓は表情を暗くしたー
”洗脳”
こんな風に、人を捻じ曲げてしまうなんてー。
他の2人と違い、彼は、洗脳までして
穂乃香を捻じ曲げていくことに、罪悪感を感じていたー
無理やり、パシリに仕立て上げるなんてー。
さっきも、龍一郎と達平に、女子たちの下着の写真や
スカートの中の写真を見せて、穂乃香はとても
興奮した様子だったー
穂乃香が自分の意思でそんなことはしないー
「------」
卓は不安そうに穂乃香の方を見つめたー
・・・・・・・・・・
「ーーよぉ」
昼休みの時間を過ごしている文哉の前に
龍一郎と達平がやってきたー
「--なんだよ」
文哉が言うと、”昨日のこと、先生には言ったのかよ?”と
龍一郎が笑うー。
”昨日のこと”とは、穂乃香の喫煙の件だー
「----」
文哉が目を背けるー
「あっれぇ~~~~?」
ロン毛の達平が笑う。
「-正義の生徒会副会長さんが、
煙草吸ってた生徒を”自分の彼女だから”
見逃すんですかぁぁぁぁぁ~~~?」
馬鹿にした口調で叫びながら
ロン毛の達平が文哉を睨むー
「---俺の彼女だからじゃない」
文哉が言うー
「--あ?」
龍一郎が不機嫌そうに声を出すー
「--穂乃香は、お前たちに脅されてるんだ!
そうに違いない!
それに、穂乃香はお前たちと違って
常習犯じゃない!
1回目は、注意して…」
文哉はそこまで言って
言葉を詰まらせるー
”脅された”証拠がないー
1回目とはいえ、喫煙は喫煙ー
自分の言い分が苦しくなっていることに気づき、
文哉は表情を歪めるー
「--へ~~そうかいそうかい」
達平はそう言うと、
龍一郎と共に立ち去って行ったー
「-……穂乃香、いったいどうしちゃったんだ」
一人残された文哉は、困り果てた表情で、そう呟いたー
・・・・・・・・・・・・・・
放課後ー
達平は、空き教室で穂乃香に告げたー
「---お前は悪い子だ
先生は敵だ。反抗しろ」
「---俺たち、読みたい漫画があってさぁ…
ちょっと万引きしてきてくれよー」
「--お前は可愛いー
他の女子たちはブスだー。
徹底的に見下してやれ-。
わたしは可愛いって思いこめー」
次々と”洗脳”してく達平ー
不良のリーダー格の龍一郎は「すげぇ!へへへ」と
笑っているー
眼鏡をかけた卓は「おい!よせよ!」と声を荒げるー。
穂乃香が「うん…」と、
全ての洗脳を受け入れてしまう-
”彼女がわる~い女になっちゃったら
どうするのかねぇ、
正義の副会長さんはーー”
ロン毛の達平は、そう呟くと
不気味な笑みを浮かべたー
③へ続く
・・・・・・・・・・・・・
コメント
ジワジワと堕ちて行ってますネ~!
続きはまた近日中に~☆
今日もありがとうございました!