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【一人で寝る】←


――それもまた良し。


「……そうだな俺は寝るとするさ」


「そう、ですか」


「お前達も自由にしろ。せっかくの休日だ」

またたっぷり働いてもらうのだ。

今日は俺に気遣うことなく、休むのもいいだろう。


「……はい」

「……主様がそうお望みなら」



「あの……主様っ」


「んっ?」


「そのっ……」


「お一人をご所望でしょうか」


「ああっ……」


考える。


「そうだなっ……今は一人でいい」


せっかくゆっくり休む方向にしたのだ。

自分がいると彼女達はどうしても気遣ってしまうだろう。

配下の女達にもこの機会に休んでもらおう。


草薙は一人でゆっくり休める場所に向かう。



波の音がする。

爽やかな風。

澄み渡る蒼い海。

穏やかな時間が流れていく。


「…………」


草薙はビーチの外れで一人休息をとっていた。


(一人があってるしな)


本質的に一人の男なのだ。

この一人の時間は草薙悠弥という男になじんでいた。



夏の風が吹いた。

常夏の地に吹く涼風。

戦いとは無縁の匂いがした。


「いい風だ……」


ゆっくりと目を閉じる。

一人で過ごす夏。

これまで幾度もあった。

今日は前向きに一人でいようと思う。


(一人、いいじゃないか)


一人ハーレム。


「――それもまた良し」


穏やかな時間が流れる。


爽やかな孤独の風が吹いた。


~一人ハーレムEND~


※おっぱい枕エンド 数十分後に配信予定

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