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【寝る】←


――それもまた良し。


「……そうだな俺は寝るとするさ」


遊ぶのもいいが、今日はゆっくりしたい気分だった。


「あの……主様っ」


「んっ?」


「そのっ……」


「お一人をご所望でしょうか」


「ああっ……」


考える。


「……いや、そうでもない」


ゆっくりはしたいが、一人でいたいというほどでもない。

せっかく美女達がこんなにいるのだ。


ブルンブルンの美女達を眺めながら、過ごそう。


風のむくまま気のむくまま。

草薙は美女達を眺めながら寝る事にした。


波の音がする。

爽やかな風。

澄み渡る蒼い海。

そして――


戯れる配下の美女達。


「いい眺めだ……」


ぷるんぷるんぷるん。


ビーチで戯れる女達を見ていた。

草薙の命令を受け、女達は海で戯れる。


「平和だなぁ~~」


ビーチで戯れる女達を見て、草薙はつぶやいた。


普段の戦いから一転、穏やかな時間。

配下のくノ一達もビーチでゆっくり過ごしているようだった。

だが女達は時々チラチラと、主である草薙の方を視線をよこしていた。


(どうも気遣いが過ぎるみたいだな)

少し気になるものの、まぁいいだろうと草薙はザックリ考える。

そんな時に――


「お疲れ様です、主様」


三人の配下の女達がやってきた。

女達を代表してきてやってきた、そんな雰囲気である。


「おおっ」


――おっぱいだ!!

草薙は心でそう思った。


「おっぱいだ!!」

口に出していた。


「え゛っ!?」

女達が驚いたように目を丸くする。


「すまない、口にだしてしまった。ムッツリスケベなんでな」

ムッツリスケベだから仕方なかった。


「ご安心ください、主様はオープンですよ」


「オープンじゃないさムッツリさ」


ぶるんぶるん揺れる巨乳をガン見しながら、ムッツリスケベは優しく言の葉を紡ぐ。


「日本人だからな」

ムッツリさ。


風がムッツリと吹いた。


「それで、その……主様は」


「ん?」


「しないの、ですか?」


杏、メフユがしなを作る。

くノ一は男を魅了する術に長けている。

魅了する術に長けているという事は男を喜ばせる術に長けているという事だ。


「……そうだな」


寝転がる。

ヤりまくる、エッチする選択もいいのだが――


「今日はゆっくりすると……そう決めたからな」


草薙はビーチの女達に目を向けた。

平和に過ごす彼女達を見る。

こういう光景は久しく見てなかった気がする。


ゆっくりした日。

なにもしない日。

ある意味でそれは贅沢な時間に思えた。――それもまた良し。

である。


草薙のそんな様子を見て。


「はいっ」


「主様がそうお望みなら」


「従うまででございます」


三人の配下の女達は艶やかに微笑んだ。


「ああ」


ここは常夏。

焦る事はない。


「あの主様?」


「んっ?」


「少し眠られてはいかがですか?」


「そうだな」


「ふふっ……では」


ふわりっと、草薙の頭を柔らかい感触が包んだ。




「ではせめて……」

「私め達の胸で♥」

「お休みください♥」


頭に柔らかい感触。


これはまさか……


「――乳まくら!!」


ブルンブルン♥

たゆんたゆん♥

乳まくらである。


女達の枕に相当する乳が草薙の頭にのせられた。

ふわふわの肉の感触が草薙の頭を包む。

それは極上の感触。

雲の上にいるような心地。

甘~~いマシュマロに包まれているような感触。

ミルクがたっぷり詰まったおっぱいに包まれてるような感触。

最後はそのまんまな気がするがそんなものが気にならないほどの――天国。

おっぱい枕。


(今日は本当にただただゆっくりするはずだったが……)


草薙は割とハーレムから遠ざかる選択をしたはずであった。

だが――


プルンプルンプルン♥

プルンプルンプルン♥


現実はこれである。


「ゆっくり休みたいと……主様のご所望だったので」


「どうぞ私め達の胸の上で♥」


「そのままゆっくり目をお閉じください」


ハーレム。


だが――


――それもまた良し。


涼やかな夏の風が吹く。


おっぱいの枕に包まれて、草薙は目を閉じた。



~おっぱい枕エンド~

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