Home Artists Posts Import Register
The Offical Matrix Groupchat is online! >>CLICK HERE<<

Content

母の知り合いへのプレゼントとして描いた

ゴールデン・レトリーバーのGONちゃんの

アナログ似顔絵のメイキングです!


__________


【使用画材】

・アクリルガッシュ

・油性色鉛筆

・鉛筆(3B)

・練り消しゴム

・ケントボード(A4)

・トレーシングペーパー

・筆(3種類ぐらい)

・スーパーカップの容器(筆洗)

・牛乳パック(パレット)


■制作時間:約8時間



①下絵を描きます

「え!?いきなりデジタルなの!?」って

思われたかもしれませんが、

ビビりなので下絵はデジタルで描きます!

後で実寸大に印刷するので、

キャンバスサイズをA4サイズに設定して描きます。


なぜデジタルで描くかというと、

紙に直接下書きを描いて何度も

描き直したりしてると紙を傷めちゃうからです^^;;

構図や配色イメージも、デジタルであれば

簡単に修正することができ、描く前に

おおむねどんな絵に仕上がるかが想像つきやすいので、

私の様に自信が無い人にはお勧めの方法です(笑)





②反転した下絵を印刷して、印刷した絵をトレーシングペーパーでなぞります。

つまりこういうことだってばよ↓


要は下絵を実際に描く紙に転写するための工程ですね。

印刷する前に、必ずデータを左右反転するのを忘れずに…

(やらかしました笑)




③下絵をトレスしたトレッシングペーパーを裏返し、

 本番描きの紙に固定。上から線をなぞっていきます。

こうすることで、②で描いた鉛筆の粉が紙に転写され

無事下書きになるという寸法です。(説明するまでも無いか…)





④下絵が転写されました!

所詮下絵なので、くっきりはっきり転写されてる必要はありません。





⑤下絵を元に、色鉛筆で線画を描いていきます。

今回使う絵の具はアクリルガッシュなので、

そんなに線画に神経は使ってません。

アクリルガッシュは透明水彩絵の具とは違い

線画を完全に塗りつぶす(隠す)ことも可能なので

最悪失敗しても修正が利きます。(だから好きなんだよね…)


あ、私のペンの持ち方は変です。





⑥線画が描けました!

転写した下書きの線は練り消しである程度消しちゃいましょう。


ちなみになぜ普通の消しゴムではなく

練り消しを使うかというと、普通の消しゴムを使うと

紙の繊維を傷めてしまうからです!

摩擦で紙がボロボロになります…((´_`))

練り消しで、鉛筆の線をトントン叩いていきながら

鉛筆の粉を吸着してやる様な感覚で消していきます。





⑦色鉛筆で、色分けしたい箇所に印をつけていきます。

毛色の境目とか、影をつける場所とかですね。

これもどうせ絵の具で上から塗れば隠せるので

遠慮なくマーキングします。





⑧背景(ベース)を色鉛筆で塗りこんでいきます。





⑨更に塗りこみます。

緑を重ねました。ムラっぽく塗ってるのはあえてのつもりなんですが

単に横着して力任せにゴリゴリ塗ったせいもあって

綺麗なムラじゃなくなっちゃいました…(笑

まあ背景だし…ドンマイドンマイ。





⑩絵の具の登場です!!

ここから絵の具の作業に入ります。

アクリルガッシュはすぐ乾く上に乾くと耐水性になって

ガチガチに固まってしまうので、

ちゃんとしたパレットを使ってしまうと

後々洗うのが超めんどくさいです。

パレットは牛乳パックで十分です!

あと、筆洗が見当たらなかったので

今回はおやつに食べた明治エッセルスーパーカップ(抹茶味)の容器を

筆洗代わりに使います。

(もちろんちゃんと綺麗に洗ってます!)





⑪とりあえず茶色の毛色の下塗り

水分がやや多めなので普通に

線画が透けてますが塗り重ねてくので問題ないです。





⑫顔と手足の白い部分を塗ります

ついでに影も塗っちゃいます。





⑬茶色の毛色の部分を塗りこみます。

一気に進めてしまいすみません…!

ちんたらしてるとすぐ絵の具がパレット上で

乾いてしまうので、せっかく作った色が

乾かないうちにガンガン塗り進めてしまいました。

一回乾いてしまうと耐水性になるので

水で戻らなくなっちゃうんですよ。。TT

乾かない様にする工夫もできるみたいなんですけどね…

(パレット上で絵の具に水をたらしておくとか、

 メディウムとまぜるとか…)





⑭顔周りも塗りこんでいきます。

目や鼻、口、その周りの黒い毛を描いていきます。

一線あるかどうかでガラッと表情が変わってくるので

顔周りの描写は緊張しますね…





⑮洋服を塗ります。

ちなみに参考写真のGONちゃんはレインコートを着てます。





⑯絵の具で消えてしまった線画の部分を色鉛筆で修復していきます。

必要な線とそうでない線を見極めつつ…。

ほんのり赤らんだほっぺの表現も色鉛筆で描いてます。





⑰更に絵の具で線画をなぞります。

色鉛筆の線だけだとちょっと弱かったので^^;

これで引きで見ても線がはっきり見える絵になりました。

名前の線画もはっきりさせました。




あと、黒目の部分も色分けせず真っ黒に塗りつぶしちゃいました。

こっちの方が可愛いですね。





⑱名前を塗り、効果や微調整を加えて完成!

毛に比べて服の塗りこみも浅かったので、加筆しました。

これでGONちゃん、完成です!






アナログイラストは何かと気を張るので

倍ぐらいかかる時間は増えますし

気力も体力もデジタルより消耗しますが(画材も減るし…)、

そういった労力も含めて一層想いがこもるというか、、

そんな気がしますよね^^

アナログならではのタッチや表現もあるので、

時にデジタルイラストに留まらず

上手く使い分けていきたいところです…!

(それだけの技術を身につけねばですが…^^;)



ここまでご覧いただきありがとうございました!


Files

Comments

Anonymous

あやかさんの動物イラストはリアルな愛らしさに絶妙なデフォルメが加わっていてすごく好きです...!昔から水彩画が超苦手だったのでこのようなメイキングは本当に勉強になりますm(_ _)m(ペンの持ち方とか意識したことなかった...(笑)

あやか

嬉しいお言葉をありがとうございます!! まさにリアルさとデフォルメの間を程よく表現していけることが理想なので、 もっとタッチを確立していきたいです…! 私も水彩画(透明水彩)は苦手なのですが、不透明水彩という種類に当たるアクリルガッシュはまた使い勝手が違う絵の具なので個人的には一押しです〜(^^) 持ち方は…まあ描ければなんでもいいですよね(と、開き直ってます笑