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どうも豪放磊落です。

なんだかんだ忙しくて、随分久しぶりの雑記となってしまいました。まだご依頼頂いたイラストの制作が進行中なのですが、描いていて改めて思ったことがあったので執筆。


エロを描く上で、効果音とかセリフの書き文字って、大事ですよね。



臨場感とか興奮度に大きく影響する要素だと思うんですが、読者側のときはあまり意識していませんでした。描く側になってみると、この状況にどんな音を当てはめると臨場感が出るのか?どんな声を出させるとエロいのか?ということに頭を悩ませるようになりました。何も考えずに描いていると同じような音が並んでしまうので、似た状況でも字体を変えたり、音そのものを変えたりできるだけ違いを出す工夫をしています。



「金髪爆乳ヤンキー」1巻の1ページ。右側のコマの擬音は、ブラシを使い分けつつ字体がかぶらないよう色々変えています。別に同じ書き方がダメというわけではないんでしょうけど、自分が好きな作家さんはこういったところにも工夫が見られるので、それを見習ってこうしています。


1ページの中で字の書き方を何度も変えるので、割と時間はかかりますがその分の効果は出ているんじゃないかと思います。でも見返してみると、もっとやりようがあったんじゃないかと思う箇所はありますが…。

あとはどんな音で表すのかというのが、一番の悩みどころ。漫画には様々な擬音が使われていますが、エロ漫画でしか見ないような表現も少なからずあります。その中には、今では当たり前のように使われていても、できた当時は独創的で斬新な表現だったものもたくさんあります。「くぱぁ」なんてその最たるものだと思うんですが、考えた人はすごいですね。


あとこれは自分が書くときの決まり(自分以外にもたくさんおられると思います)なんですが、女の子が喘ぎ声を出すとき、出したくなくても無意識に声が出てしまう・本気で感じているときは書き文字です。字体の乱れでそれを表現しています。グッチャグチャになるほど感度アップ。


逆にそういうシーンなのに普通のフォントを使っている場合は、理性が残っている場合や演技がかっているときです。つまり上記画像はそういうこと。2巻のおまけに掲載している「銀髪爆乳ヤンキー」では、冬亜のセリフに書き文字は一切使っていません。逆に竿役の方はところどころ使っています。

どうでもいいような決まりですけど、ここに注目してもらうと、それはそれでエロさを高める要素になるかもしれません。


というわけで、書き文字についてのお話でした。もう5月も終わりですね…月のまとめ記事も描かなきゃ。来月は同人新作のペン入れ原稿も公開予定です。お楽しみに。


それではまた次回。


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