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skebで書かせていただいた作品です。

FANBOXで先行公開し、pixivでのお試し版公開から二週間後に全体公開します。


現在私のPixivリクエスト(https://x.gd/woq8b)、skeb (https://x.gd/6aUDc)、FANBOXにて有償リクエストを募集しています。

1文字1.5円、5000文字から受付できます。

またFANBOXにて2週間早く読むことができます。


素敵なエロネタがありましたら、僕に具現化させてください!

リクエストお待ちしています!

※僕の知らない作品の二次創作ですと支援者様のものでもお受けできない場合があります。


◆◆◆◆◆


「うぅ〜ん……暗くてよくわかんないな。あっちの方が明るいし、あっちに行ってみよーっと」


 月明かりが差し込むだけの冷たい工場を駆け抜ける鮮やかなバニーガール。

 青空のように爽やかなバニースーツと翼のように舞い上がる長い長い髪は、死んだような黒い工場には似合わない。

 ヒールを鳴らし、きょろきょろと不用心に見て回るその少女の名は一之瀬アスナ。

 ミレニアムが誇るプロエージェント。

 「正解を選び出す奇跡」にも等しい感覚を頼りに、どんな時でも華麗な(そして少々破天荒な)勝利をもたらす美少女だ。


「それにしても、なんかヤな感じ。どこからこの感じがくるのかな? わかんないなー」


 そんなアスナは今日も潜入操作。

 人身売買に関与しているとされるこの工場を調査するのだ。


「っていうか、この時間ってまだ動いてるんじゃなかったっけ? 私が来るの、バレてたのかな?」


 しかし。

 突入現場は違和感の塊だった。

 直感型のアスナでも、理論で理解できる。

 こんなにも設備が整っていて、埃一つもない工場。

 それなのに、スタッフもいなければライトの点滅すらもない。

 使っているようにしか見えないのに、使われていない。

 まるで都市伝説にもあるように、作業員だけが「ぱっ」と消えてしまったかのようだ。


 カツカツとヒールを鳴らしながら、アスナは工場を一周する。

 動くものは見当たらない。

 鉄製の階段を登り、工場のベルトコンベアへと踏み入った。


「そもそも何を作ってるんだろ? 人身売買なんだから、人間を作る訳じゃないよね……」


 見るからにそれらは「使っている」痕跡が残っている。

 しかし人身売買組織と製造工場とを繋げるものは何も浮かばない。

 長いベルトコンベアが何を運び、何を作っているのか、ミレニアムの情報収集でも分かっていない部分だった。


 けれど。


がごん……


「ひゃぁっ!? え? コンベアが、う、動いてる……?」


 アスナは今日、理解する。

 体験する。


 この工場……奴隷オナホ加工工場が誇る、悍ましい製造工程を。


プシュぅぅぅぅっ


「ぷぇっ……何これ甘ぁい……シロップ? お菓子の工場だったのかな?」


 天井部から吹き撒かれる白い霧。

 動く足元に驚いていたアスナは、全身をその甘い霧に飲まれてしまう。

 少しべとべとする砂糖水のようなそれは、あっという間に豊満なバニー少女をびしょ濡れにする。

 長い髪も、無邪気な顔も、今にもスーツから溢れ出しそうなおっぱいも、余すことなくべとべと汁で覆われる。


「お菓子になるのはヤだなーっ。一回帰って、リーダーたちと一緒にまた来よっと」


 コンベアが動いたのは、きっとアスナが上に乗ったから。

 重さを感知して起動する装置なのだろう。

 このままでは更なるデコレーションをされてしまうかもしれない。

 そう思ったアスナは、素直に退却を選択する。

 何よりも直感を大事にする(と言うか、それ以外は考えていない)アスナにとって、そういった「ピンとくる」行動には素直に従う事が大前提。


 スーツの下にも染み込んでくるベタベタに「うへぇ」と不快そうに口元をゆがませ、アスナはコンベアの外へと飛び上がる。

 が、


べぢゃ


「ぐぇっ! っつつ……あ、あれ?」


 アスナはジャンプできなかった。

 ぐらりとその場に「落下」して、呆けた頬がゴム質のベルトにぶつかった。

 ガシャ、と持っていたARが手すりの向こうに落ちていく。


「え……あ、え?」


 そこに在るのは、自分の状況が理解できないアスナの姿。

 「でろん」と、まるでナメクジか何かに変わってしまったかのようなアスナの姿。

 首から下だけ骨が無くなったかのように、少女の身体は不気味な形で崩れた姿だった。


「な、んしょっ! あれ? な……んで……」


 死んではいない。

 痛くもないらしい。

 アスナは己の身体を振り返り、手足をぐねぐねとのたくらせる。

 身体の異常を理解できず、立ちあがろうとしているようだ。

 けれど、支えるモノを失った少女の身体は立ち上がれない。

 ベルトコンベアに運ばれるだけの、蠢く肉と貸していた。


じゅぼぼぼぼぼぼ……


「っ! え、な、何のお、と……!?」


 アスナの背後から、ベルトコンベアが進む先から、音がする。


じゅごぉぉぉぉぉぉ


 何かを勢いよく吸い込もうとしている音。

 ゴミが詰まった掃除機のような、すっきりしきれない変な音。


じゅごッ、ぐごごごごご


 アスナが運ばれていくベルトコンベアの終着点。

 黒い金属でできている、小さな小さな立方体。


「……ッ!」


 アスナを迎え入れるかのように、その一面をパクリと開いて鎮座している。

 吸引音は、その暗い口の奥から聞こえていた。


「や……やばぁっ!」


 アスナは直感した。

 しかし、感じるばかりで身体は動かない。


じゅぶぼッ!


 まず最初に、プルプル震える見事なヒップが捕まった。

 元より驚異的なサイズを誇ったデカヒップ。

 脱力しきってプリンのようにプルプルと揺れていたそれが、吸引されて箱の中へと吸い込まれていく。


「ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎」


 痛みはない。

 けれど、


じゅぼぼぼぼぼぼッ❤︎


「くぎッ❤︎ ぬ゛きぃ゛ぃ゛ぃ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎ い゛ォ゛ぁ゛ッ❤︎❤︎❤︎ だにこェッ❤︎ ふ❤︎ ふッぎゅ❤︎ ンぎゅぐぅう゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎」


 アスナの直感は真っ赤な警告を撃ち放つ。


「はぎゅッ❤︎ う゛ォ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ ォ゛❤︎ お゛へ❤︎ イぎゅッ❤︎❤︎❤︎ やびゃッイぐ❤︎❤︎❤︎ に、にッ❤︎ にへだぎゃッ❤︎❤︎❤︎ これだめ❤︎ に、げだきゃぁあ゛あ゛あ゛ッ❤︎❤︎❤︎」


 尻肉から電光のように全身を駆け巡る、眩い快感。

 誰かに触れた時、仲間と共に歩く時、そんな時に感じる淡いそれとは桁違い。

 ゔぉ❤︎ と空色のヘイローがノイズに飲まれた。


ぶじゅッ❤︎ ぷしッ❤︎ ぶしぃぃぃーーーッ❤︎❤︎❤︎


「くォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ うァ゛❤︎ ぐふァ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎」


 脳みそが弾けるような快感。

 股間からアクメ飛沫をぶちまけて、アスナはケダモノじみた悲鳴をあげた。

 尻肉が、両足が、小さな箱へと吸い込まれる。


 ベルトコンベアが停止する。

 獲物……アスナがもう、逃げられないとわかったからだ。


「ヒュッ❤︎ ヒュぅ゛ッ❤︎❤︎❤︎ う゛❤︎ ォ゛❤︎ お゛ーッ❤︎ ど……どう、なって……ッ❤︎ わ、わたし、身体ッ❤︎ おがじッ❤︎ ヘンになっでる゛ぅ゛……ッ❤︎」


 まるでカタツムリのように、箱からアスナの上半身だけが飛び出している。

 ただ曲芸じみて箱の中に詰め込まれたのではない。

 明らかに体積がおかしい。

 少女の下半身が、こんなにもするりと入ってしまえる程、箱のサイズに余裕はない。

 そう、例えば「身体中の骨がぐにゃぐにゃにでもならない限り」。


 けれどアスナには、「おかしい」ことまでは理解できても「何故おかしいのか」を考えることはできなかった。

 下半身がごりゅ❤︎ と箱に詰め込まれた瞬間の快感を処理するだけで精一杯だった。

 


 うつ伏せにへたり、半分溶けたようにびくびくと震えるばかりの上半身。

 豊満なおっぱいは引きずられた拍子でスーツからこぼれ出し、ピンクの突起が丸見えになっている。

 普段、滅多なことでは崩れることのない満面の笑みは、理解不能のアクメによって、白目を向いた無様なイき顔に変えられていた。


「ふ❤︎ ふ❤︎ ふ❤︎ ふヒュぅ゛……ッ❤︎❤︎❤︎ に、に、ッげ……なきゃぁ……ッ❤︎」


 ふにゃふにゃの指が必死に動く。

 ずりずりとベルトコンベアの上を這いずって、箱から出ようともがいている。

 アスナの笑顔を彩っていた純白の歯は、脳を焼く快感にカチカチと無様な音色を奏でるばかり。

 骨なしナメクジボディが生み出す快感は、アスナの戦意すらも削ぎ落とした。

 今も尚、箱の中にみちみちに詰まった下半身から快楽が届く。

 気を抜けば毎秒アクメしっぱなしになるような、恐怖すら感じる快楽刺激。


ぎゅぼぼぼぼぼぼッ❤︎❤︎❤︎


「ォ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ ふッ❤︎ ぬ゛ふぅぅぅぅぅぅッ❤︎❤︎❤︎」


 また吸引される。

 アスナの身体が箱の中へと消えていく。


ぼじゅ❤︎


「ぐゥ゛ン゛ッ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほ❤︎ ほ❤︎ ほ❤︎ ほォ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎」


 細い腰が箱の中へ。

 マジシャンの切断マジックの如く、少女の胸から下は消えていた。

 マジックのようにタネがあるのなら、どれだけ良かったことだろう。


じゅぼ❤︎


「ぎひィう゛ッ❤︎❤︎❤︎ ふゥ゛❤︎ ふゥ゛❤︎ ンぐ❤︎ う゛❤︎ う゛❤︎ だ、しでッ❤︎ だして❤︎ だじでぇえ゛ッ❤︎❤︎❤︎」


 消えていくアスナの下半身は、確実に箱の中にある。

 小さな箱にぎゅうぎゅうに詰め込まれ、身が締まるような快感を迸らせている。


ずぼぞッ❤︎


「う゛❤︎ ぎぅ゛ぅ゛ぅ゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ う゛❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ ほぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎」


 右腕が消えた。

 頭と、左腕と、豊満なおっぱいだけがもぞもぞと蠢いている。


「た……す……へ……ッ❤︎ だ、れか……ぁッ❤︎」


 アスナはぐちゃぐちゃな顔を持ち上げて、そこにはいない誰かへと手を伸ばす。

 が、


じゅご❤︎


「ぶごォ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ふ❤︎ ふ❤︎ ふ❤︎ ふッウ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎」


 その手も、麺でも啜るかのように、箱の中へと消えてしまった。

 キリキリと扉が閉まっていく。

 ご丁寧にも頭と乳を邪魔しないよう穴の空いた面が閉じて、アスナの身体は小さな箱と同化する。


「ふゥ゛ーッ❤︎ ふゥ゛ーッ❤︎ ぉ゛❤︎ ぉ゛❤︎ ぅぉ゛❤︎ ……ッ!」


 箱から飛び出すのは三つの突起。

 締め付けられる肉体の快感に、今にも弾けトびそうなイき顔を晒すアスナの頭。

 そして、片乳だけでも何キロあるのかと思わされる驚愕のメロンおっぱい。

 それ以外のあらゆる部位が箱の中。

 みちみちに、ぎちぎちに詰め込まれ、痛みも自由もない、快楽の中に閉じ込められている。


ぐぃぃぃぃぃい……


 ベルトコンベアが動き出した。

 箱アスナを連れて、工場の深淵へと移動していく。

 アスナが侵入者ではなくなったから。

 大事な大事な「商品」に成り下がったから。


「はっ……はっ……❤︎ は❤︎ はァ゛ッ❤︎ ぁ……ッ❤︎」


 黒い箱から、おっぱいをでろりと露出させ、汁まみれのアヘ顔が接続された奇妙なオブジェが運ばれていく。

 その先は、キヴォトスの表では見せられないアングラな世界。


『ははッ! あははははははッ! まさか自分からベルトコンベアに乗る間抜けがいるなんてな!』

『色々罠も仕掛けてあったのに、何故か何にも引っかからなかったな……』

『その癖あのザマだ。運だけの能無し小娘だったってこったな』



「む゛ゥ゛ォ゛ッ❤︎ ぐふォ゛❤︎ ンゥ゛ォ゛ォ゛ォ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

『おやおや、今日の景品は随分とイキが良いね』

『姿が見えないのがもどかしい……顔だけでも早く見てみたいものだ』


 キヴォトス市街地から地下に入り、地図にない地下道を車で数十分。

 ミレニアムの捜査対象にすら入れられていないアンダーグラウンドの更に奥深く。

 それがこのパーティーだ。

 金も権力も武力も一級品な連中がより集まり、己の欲望をとことんまで突き詰めんとするパーティー。

 欲望のためならばその他の全てを蔑ろにしたって構わない、という人道を外れたポリシーが鈍く輝いていた。


がたッ! がたがたがた……


「ぶむゥ゛ッ❤︎ う゛ォ゛❤︎ ぐむォ゛ォ゛ォ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ぶッッッぐう゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎」

『ほほほ……元気元気。聞いた話ではミレニアムの方で小娘が失踪したらしいが……はて、何処に行ったのやらの……』

『さてさて検討も付きませんな……我々のようなモグラの前には出てきますまい……く、くくく』


 ワイングラスを片手に、男たちが下品な笑いを交わし合う。

 彼らが見上げているのは無骨な四つ足のオブジェだった。

 4本の足に長い胴体、面長な頭は誰もがよく見る家畜のそれ。

 黒い鉄製の牛だ。


 まるで珍獣でも扱うかのように、鉄牛が檻の中に入れられている。

 檻の周りはロープで区切られ、男たちはその外側から牛を眺める。

 当然、牛のオブジェは生きてはいない。

 お世辞にも立体物としての形も良くない。

 彼らが興味を示しているのは、その中に収められているであろう「景品」だ。


ごどッ! ごどッごどッごどごどごどッ!


「ぼぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ごぼ❤︎ お゛ぼォォォ゛ッ❤︎ ぼォう゛❤︎ ぐぉぼ❤︎ ぶぼ❤︎ ごぼ❤︎ ぼ❤︎ ぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛❤︎❤︎❤︎」

『しかし随分と動くものじゃな……捕まえてから3日は経っておるのじゃろ?』

『頑丈ですからな……発狂も気絶もできない丈夫さというのも、アレでは自慢にならなさそうですが』


 牛のオブジェが震えている。

 内側に収められた「何か」が暴れているせいで、小刻みに振動している。

 同時に聞くに耐えない絶叫が響く。

 元は爽やかで軽やかで、屈託のない少女の声だったであろう悲鳴。

 何かに身体中を焼き尽くされ、その快感に脳をかき混ぜられることでしか生み出せない悍ましいアクメ絶叫。

 分厚いオブジェの四肢がバランスを崩しそうになっている。

 今にも倒れてしまいそうな勢いだ。


『しかし、見ましたかな? あの行方不明になった生徒……ええと、名前はなんと言っていたか……』

『見ましたとも。名前などどうでも良いのです。既にそれは「いなくなった名前」ですから』


 ワインを飲み、クラシックでも聞くかのように悲鳴を堪能する変態たち。

 彼らにとっては悲鳴程度は日常茶飯事。

 人身売買にどっぷり浸かり、自らも気に入った女を捕えては囲い込んでいる連中だ。

 人間の悲鳴など、ペットの鳴き声程度にしか感じていないのだ。


『ふふふ……極秘組織とやらで写真はほとんど見つかりませんでしたが……ふふふ!』

『おお……! 荒い写真でもすぐにわかるあの「大きさ」! ぐふ! 参加者が急に増えたのも分かりますな』


 スマホで何かの画像を見せ合い、下品な笑顔を堪えている。

 ガタガタ悶えるオブジェの中身に気を遣う様子など欠片もない。


 オブジェの中身は「景品」だ。

 パーティーが開かれる度、出席者の誰かにプレゼントされる特別な商品。


『ご来場の皆様、大変お待たせいたしました……』


 今、その中身が晒される。



ばかッ


 アンカーで頭上へと持ち上げられた牛のオブジェ。

 腹の部分が勢いよく左右に開く。

 見上げる観客たちに、秘められた中身が晒される。


ぼちゃッ❤︎ ばちゃばちゃばちゃばちゃ……❤︎


 まず初めに落ちてきたのは、下品なピンク色をした液体。

 内部にたっぷり詰まっていたのだろう。

 あっという間に床に広がり、男たちは慌てて数歩後退した。


ず……ずりゅ……りゅ……❤︎


「ぅ゛ォ゛……ッ❤︎ ぉ゛❤︎ ぐォ゛ッ❤︎ うゥ゛ォ゛ォ゛ォ゛……ッ❤︎❤︎❤︎」

『おやおや、なんともこれは……身が締まっておりますな! 』

『しかもあの肉厚さ……なるほど目玉景品などと大げさに宣伝していただけのことはある!


 肉塊が落ちてくる。

 箱の内壁を擦りながら、少しずつ重力に引かれて落ちてくる。

 牝の肉を搾るような嬌声が、トロくさい演出を飽きさせない。

 男たちの目は、少年のようにキラキラと輝いていた。

 プッチンプリンが落ちるまでの時間を楽しむ少年のように。

 その一方で、男たちの目は知性と欲望を煮詰め尽くしたかのように濁っていた。

 絶対的安全な場所から、絶対的「終わり」を迎えた者を眺めるクズの色をしていた。


ず……ずず︎❤︎ ず……ぼりゅんッ︎❤︎


「ぐァお゛ッ❤︎❤︎❤︎」

『おぉッ! で、でっけェ……』

『100は余裕で、いやアレはもっとデカいか!』


 狭い隙間から、大きな大きな乳袋がこぼれ出た。

 片方だけで大玉のスイカほどもあろうかという、白く、瑞々しいウシデカパイ。

 スイカのヘタの代わりとばかりにぷっくりと膨らむピンクの乳輪は造形されたかのように美しい円形だ。

 勿論、更にその先にぷりゅッ❤︎ と飛び出す乳突起など、見ているだけでむしゃぶりつきたくなるような色つやだ。

 ピンクの汁を撒き散らし、ぶるるんッ❤︎ と暴れるたわわな脂肪の塊。

 見上げる男たちは一斉に声を上げる。


ぶるる❤︎ だぶるッ❤︎ だぼ❤︎ だぱッ❤︎ だぱんッ❤︎❤︎❤︎


「う゛ォごッ❤︎ ほ❤︎ ほォお゛……ッ

❤︎❤❤︎ ぐォ~~~ゥッ❤︎❤︎❤︎」


 デカくて長くてスケベな乳肉が、踊る。

 中の肉が悶えるに合わせ、ずるずると全てが露になるにつれて、まるでその正体を恥ずかしがって隠すように、デカチチがぶるんぶるんと暴れまわる。

 そのダンスこそが部屋中の男たちをひきつけているとも知らずに。


ず、ぼぢゅ❤︎


「ーーー!」


 そしてついに、箱が肉を抱えきれなくなった。


「ヒュ……あ……」


 ほんの一瞬の出来事だった。

 ピンクに彩られた肉塊が、真っ逆さまに会場へと落下する。

 真下に設置された商品台へと、


ばぢゅる゛ぅんッ❤︎❤︎❤︎


「オぎゅッッッ❤︎❤︎❤︎ ぐォ゛ォ゛ォ゛~~~~~~ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」


 惨めな音色を上げながら着地した。

 観客たちと同じ高さに目線が落ちる。


ぶるッ❤︎ ぶるるるぅッ❤︎❤︎❤︎


「ぉ゛……ッ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほォ゛……ッ❤︎❤︎❤︎ あ、アクメッ❤︎ とま……った……?」


 男たちの口元が歪む。

 必死に体裁を取り繕うとするものの、目の前のあまりに無様な淫肉に、吊り上がる口角が抑えきれない。


「は……はッ❤︎ ひゅ……❤︎ ひゅ❤︎ ひゅォ゛……ッ! え、な……なにッ!?」


 ソレは……景品はアスナだった。

 アスナ……だったモノだった。


 デカチチと頭以外の肉体全てを、立方体型のキューブ状に圧縮・成形させられた、余りに惨めな一之瀬アスナという少女だった。

 土下座の姿勢をそのまま四角く、サイコロのように固められている。

 生き物の身体にはありえない、美しい90度の角と凹凸のない面が全身を纏める。

 そこから飛び出す、あまりに大きな乳袋。

 元々豊満なサイズをしていた乳肉はそこから更にサイズを増やし、今やバストサイズ140はいくだろう。

 胴体部分が箱化しているので、サイズなどあってないようなものだけど。


 そして、アヘ顔が張り付いたアスナの顔。


「く……ま、まさかあのベルトコンベア……ッ! こうやって女の子を攫ってたんだね……」


 ようやく状況を理解したようだ。

 しかし、既に手遅れの状態になっているとまでは気付けない。

 あの日箱の中に詰め込まれてから早3日。

 既に少女の肉体は、元のカタチを忘却していた。

 このヒトとして生きることは不可能なモノとしての肉体が、アスナに定着した現在だった。



う゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ッ︎❤︎︎❤︎︎❤︎


「う゛ぅう゛ォ゛オ゛オ゛オ゛ーーーーーーッ︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎」


 アスナの全身が震えている。

 アスナの絶叫が響いている。

 箱化ボディは暴れられない。

 走って逃げる事も、周囲の下種どもを叩きのめすこともできない。


う゛ぃんう゛ぃんう゛ぃんう゛ぃぃぃんッ︎❤︎︎❤︎︎❤︎


「ふぎッ︎❤︎︎❤︎︎❤︎ ぐきぃぃぃーーーッ︎︎❤︎︎❤︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎ いォ゛ッ︎❤︎︎❤︎︎❤︎ ぐぉ゛︎❤︎ ぉ゛︎❤︎ ぉ゛︎❤︎ ほぉお゛お゛お゛ッ︎︎❤︎︎❤︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎」


 身体中を責め立てる淫具の数々を、引き抜くことすら叶わない。


『おっ! まんこアクメが連続で出た! かなり良い塩梅でイきまくっておりますな!』

『ぐぐぐ……まだじゃ! もっとアクメせいクソガキィッ! 若いんじゃからもっとばしばしイかんかッ!』

『イけイけイけイけ……ッ! あとアナルで10回! まんこは20回! 乳首は5回ずつイけば……お前は俺のモノだッ!』


 男たちが熱狂しながら金をベットする。

 箱アスナと頭上のカウンターを交互に眺め、好き勝手に野次を飛ばす。


 それはゲームだった。

 勝者にはそのまま、目の前のアクメ箱娘をプレゼント。

 種目は……「回数当てゲーム」!

 予想しなければいけない回数は……当然、アスナのアクメ回数だ。


「うォ゛︎❤︎ ほぉお゛ッ︎❤︎︎❤︎︎❤︎ ぐッ︎❤︎ ンぐふッ︎❤︎ い゛グッ︎❤︎ う゛ィぐぅう゛う゛う゛ゥッ︎︎❤︎︎❤︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎」


 おまんこにごんぶとディルドが深々と挿入されている。

 あまりのサイズに一部がまんこから飛び出ており、ぐぃんぐぃんと尻尾のように揺れている。

 その長さ、太さ、表面に並んだイボのグロさは、観客ですら息を呑むレベル。

 アスナのピンクおまんこをぐちゃぐちゃに耕しまくっているのが暴れ具合からよくわかる。


 アナルには大粒のアナルパール。

 アスナのむっちりとした下半身……だった四角い尻がぶるぶると今にも元通りになりそうな痙攣を起こしている。

 その内部で、快感を覚えてはいけない穴で、アスナは脳が蕩けるような絶頂を生み出してしまっていた。


 両の乳首には、ハートを模した可愛らしいピアス。

 しかし実態は乳首を引き延ばす重りであり、ぶりぶりと乳首を振り回す程に強烈な振動を生み出すローターだ。

 肥大化し、勃起から戻らなくなったであろう無様な乳首に更なる負荷をかけて虐める極悪装置。

 乳房にまで振動が広がって、アスナはまた一段と悲鳴のボリュームを上げた。


『乳首でもっとイけ! ンなにデカくて二つもあるんだからまだやれるだろ!』

『いやアナルだ! 一生がばがばになってもかまわねェからもっとアクメしろ! どうせ俺は尻を使わねぇ!』

『まんこに決まってんだろ! 牝穴の分際でケツだ乳だに気をやってんじゃねえ役立たず! てめぇの役目を忘れたのか低能女ァ!』


 アスナが四角い家畜なら、男たちは着飾った猿だ。

 口々に汚い罵倒を叫び立て、アスナを守る折を殴りつける。

 しかしそれも仕方のないこと。

 たった3つの数字を当てるだけ。

 それだけで、欠片ほどの金を支払うこともなくあの箱オナホが手に入る。


「ふぎッ❤︎︎ ぐぎぃぃぃーーーッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎ イぐッ❤︎︎ う゛ォ❤︎︎ イッッッぐぅうぅうぅうッ

❤︎︎❤︎❤︎︎ イぐッ❤︎︎ いぐ❤︎︎ いぎゅぅうぅうぅうぅぅぅぅぅぅッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎」


 とびっきりの美貌を持ち、ゆで卵よりもぷるっぷるのおっぱいと一切抵抗のできない無様な肉体を誇る、便利で愉快な箱オナホ。

 どの穴も、どころか身体中がクリトリスよりも敏感で、なでるだけでも表情を激変させてイき狂う。


お゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎


「ッッッぉ゛ーーーーーーッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎ ィグッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎ ン゛ィぐッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎ ぎぐぐぐう゛う゛う゛ッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎」


ぷッしぃぃぃーーーッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎


 耳に心地よい悲痛な絶叫を響かせて、オモチャのようにまんこ汁をぶちまける。

 頭を揺らし、乳肉を弾ませ、身動きできない肉体全てでアクメを受け止める。

 こんなに面白いオナホール、他全てを押しのけてでも手に入れなければ男がすたる。

 あっという間に会場中を熱狂させたアスナオナホ争奪戦は、パーティー至上でも指折りの盛り上がりを見せていた。


『ああっ畜生……こんな可愛い子がウチにいてくれりゃ、もっと稼ぐ気にもなるってのに』

『ああ全くだ。見ろよあの自信満々な表情、あの顔して入ってきたくせに5分後には商品だ』

『くそッ! 見れば見る程欲しくなってくる……』


 既に予想を外した連中は、酒を飲み飲みゲームの結果を眺めている。

 頭上のディスプレイでは、アスナが工場内に乗り込んだ時のVTR映像が流れていた。

 少女は最初から誘い込まれていたのだ。

 こうしてアングラパーティーの商品として「調達」するため、仕掛けた罠にハメられたのだ。


 しかし、そんな失敗を反省する余裕も活かす次もアスナにはない。


『イけ……』

『イけッ!』

『イけぇぇッ!』


「う゛ぐォーーーッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎ イぐ❤︎︎ イ゛ッッッグ❤︎︎ イぐゥ゛ッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎ ンィ゛ッッッぐウ゛ウ゛ウ゛ーーーーーーッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎❤︎︎」


 ヘイローをざりざりとノイズに塗れさせる絶頂。

 平坦なまんこから元気にイき汁を撒き散らし、デカパイをばるばるどるる❤︎︎ と弾ませて。

 アスナは小さく淫らに濃縮された肉体を熱く熱く燃やし尽くした。


「フーッ❤︎︎ フーッ❤︎︎ フギッ❤︎︎ ぐむ゛ィーーーッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎」


 アスナが「持ち帰えられて」いく。

 見事にアスナのアクメ回数をヒットさせた変態男に「運ばれて」、彼の家へと連れていかれる。


 実は元々、彼の依頼があってアスナの捕獲が進められたのは秘密の話。

 今夜のギャンブルも全て出来レースであり、あの場にいた金持ち共は彼の手で踊らされていただけだ。

 パーティー運営と金とオナホで繋がっていた彼の一人勝ちという訳だ。


『ふふふ……ウチで作った製品で楽しませてやろう……それからはワシの改造チンポのお相手だ❤︎︎ 今夜は正気を保てると思わないことだなあ❤︎︎』


 手にぶら下げたアスナを見下ろし、男は笑う。

 アスナはその長い髪を利用して、バッグのように改造されていた。

 髪の先を極太ディルドに括り付け、頭とおまんこを髪の毛でつなぐ。

 その髪束を男が持ち上げてやれば、即席箱オナホバッグの完成だ。


だぷッ❤︎︎ どだぷんッ❤︎︎ べち❤︎︎ べち❤︎︎ べちっ❤︎︎


「ウ゛フッ❤︎︎ フぐゥ゛ッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎ ンぅ゛❤︎︎ ぐゥ゛ッ❤︎︎❤︎︎❤︎︎ んふゥ゛ーーーッ

❤︎︎❤︎❤︎︎」


 男が歩けばアスナが揺れる。

 ぶら下がったデカパイ同士がぶつかり合って、無様な肉音を響かせた。

 目隠しとさるぐつわでアスナには悪態を吐く権利すらも与えられない。

 まんこと乳に響く快感によだれを垂らし、箱ボディを懸命に震わせるばかりだった。


『さて……道すがらにでも今夜使うオモチャを決めておこうか……おや?』


 車に乗り、運転AIに帰路を命じた男。

 膝の上のアスナを撫でつつ、窓の向こうに目を向けた。


『あれは……くくく! くかッ! あと一歩、遅かったようだねぇ!』


 そこには、どこかで見覚えのあるバニーガールたちの姿があった。

 アスナの……工場に潜入した時のアスナとそっくりの、しかしカラーリングがそれぞれ異なる4人のバニー少女たち。

 華やかな恰好とは裏腹に、何かを決意したかのような表情だ。


『せいぜい頑張って探すと良いさ……くかかかかッ!』


 男を乗せた車はそんな少女たちを尻目に走り出す。


『寂しくなったら言うと良い……すぐにお友達も我が家に迎え入れることにしよう……かかかかッ!』


 小さくなっていくバニーたちの背中を眺め、男はアスナに優しく語り掛けるのだった。



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