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skebで書かせていただいた作品です。

FANBOXで先行公開し、およそ1週間後(6/2)に全体公開としてpixivに投稿します。


期限を超過してしまい、大変申し訳ございませんでした。

また、リクエスト再希望に応じてくださりありがとうございます。


現在私のPixivリクエスト(https://www.pixiv.net/request/send?creatorUserId=2467259¤tPlanId=67530)、skeb (https://skeb.jp/@sazankahisashi)、FANBOXにて有償リクエストを募集しています。

1文字1円、5000文字から受付でき、依頼額+5000文字で執筆します。

またFANBOXにて1週間早く読むことができます!

素敵なエロネタがありましたら、僕に具現化させてください!

リクエストお待ちしています!

※僕の知らない作品の二次創作ですと支援者様のものでもお受けできない場合があります。


◆◆◆◆◆


「あらあらぁ……こぉんな夜更けに大勢で……花火遊びでもしはったんですかぁ?」

 月の見えない暗い夜。

 死んだように静かな公園に、鈴が転がるような声がする。

 清楚なロングスカートにカーディガン、チューリップハットを目深に被った女性。

 肌を見せない服装にも関わらず、あまりに目に止まるのは夜中に一人でいるからだろうか?

 それとも……豊満なボディラインがくっきりと服の上からでも見て取れるからだろうか?

 背丈はおよそ20代半ば過ぎ。

 しかしカーディガンを、スカートをいっぱいに押し上げるバストとヒップは1メートルをはるかに超えているだろう。

 反対に腰回りは不安なほどに細く引き締まっている。

 凹と凸がくっきりと別れているものの、それらを繋げる線は女性らしく柔く丸い。

 むっちりとしっかりが混在する奇妙な程に目をひくボディだ。

「大分に寒うなってますし、皆様はよお家に帰りよし」

 薄く唇が開き、京言葉が草木を揺らす。

 優しげな声だが、それだけではない。

 鼓膜をくすぐる穏やかな音色の中に、ヒトの年齢では測れない深みが潜んでいる。

 ゆるゆるとした声を聞いているだけで、思考が乱されてしまいそうだ。

「ん〜? どうしはったんですかぁ? お返事はぁ?」

 広い自然公園の中央には彼女以外の人影はいない。

 それなのに、女性は隣に誰かいるかのように言葉を紡ぐ。

「あら、ひょっとしたらかくれんぼかしらぁ? ややこ(赤ん坊)のお遊びはおひいさんのぼってるうちに付き合ったげますからねぇ」

 「ねぇ」と、女性は小首を傾げ、側の大木を見た。

「ねぇ、そこの坊ちゃん?」

 帽子の淵から、女性の顔が現れる。

 口元に優しげな笑みをたたえた女性の顔は、一度見とれれば瞬きすらも忘れるような美の極地。

 白い肌に淡く赤らむ頬がふっくらと浮かび上がっている。

 細められた目も、小さな口も、すんと尖った鼻先も、どれもが鋭く、そして深い。

 柔らかな顔貌を引き締めるように、それぞれが互いにバランスを取り合っている。

「……あ、そかそか。みぃ〜つけ、た」

 そしれ何より。

 血よりも深く、炎より鮮やかな瞳。

 細い瞼からわずかに覗く輝きだけでも、身体が竦んでしまう。

 女性は木を指さして笑っている。

 思わず吸い込まれそうな美貌が微笑んでいる。

 けれどその目には。

 感嘆と恐怖で髪の毛一本までが凍りつくような、そんな狂気の美を湛えていた。

『……』

 木の裏から男が一人歩み出る。

 夜中のランニング、ではないだろう。

 全身真っ黒。

 硬い防弾装備に色々な法に反するであろう武器を携え、顔はしっかりとフェイスマスクで隠されている。

 どこぞの傭兵のような出立ちをした男は、

『七尾瀬八千代(ななおせやちよ)だな? 我々に協力してもらおう』

 くぐもった声と、銃口を女性に向けた。

 女性はクスりと笑っただけだ。

「ウチのこと知ってはるんやねぇ。銀ダマまで持ってきて……照れるわぁ」

 そしてぐるりと視界を巡らせる。

 チューリップハットから眼光が漏れ出る。

 赤い光が夜の闇に燃えている。

『これは提案ではない……命令だ』

 男は片手をあげる。

 すると音もなく、あちらこちらから銃口が顔を出す。

 武装した男たちが次々に、物陰から姿を現わしていく。

 皆一様に銃口を女性に……七尾瀬八千代に向けている。

「そないにガチガチせんと……ウチ、お化けじゃないんよ〜」

 手を振る八千代。

 しかし男たちは答えない。

 構えを緩めることはない。

 八千代もまた、揺らめく赤い眼光を閉じようとはしなかった。

「ふふ、ふふふ……あんまり」

 ふわりとスカートが舞い上がる。

 風?

 いや違う。

 「尾」だ。

 スカートの下から溢れ出る、黄金毛の7つの尾。

「いちびるんも、大概にしぃな? 童共」

 帽子を剥ぎ取り、投げ捨てる。

 金色の髪が滑り落ち、隠されていた……狐の耳がピンと立つ。

 それだけで

『あ……あぅッ、ひ……ひィッ!』

 全身防弾装備の男たちが腰を抜かして倒れていく。

 装備を貫通して肌に、心臓に突き刺さってくる悪寒。

 ヒトならざるモノへの抗えない本能的恐怖に膝を折る。

『飲まれるな! 妖狐だろうがなんだろうが、我々の目的に変更はない!』

 最初に出てきたリーダー格の男が叫ぶ。

 しかし波が広がっていくように、武装兵たちは次々倒れていく。

 震えた足を地面に落としていく。

「ふふふ、ようけ気張るもんやねぇ」

『……ッ! ぐァッ! が……あ゛あ゛あ゛……ッ!』

 そして、リーダーも。

 そよ風と共に目の前に現れた八千代が腕を横に一閃。

 舞踊の如き緩やかな動きだが、武装が真っ二つに切り裂かれる。

 血飛沫を飛ばし、リーダーは仰向けに転がった。

 呻くリーダーを上から見下ろす赤い瞳。

「朝宮も結局滅んで暇しとるし、えんばんと10年程『ばかんす』の予定なんよぉ……あんま、老人にいけずせんとってなぁ坊ちゃん?」

 黄金の耳と尾を陽気に揺らす千代子の目。

 まるですぐ側に太陽があるかのように辺りが明るく輝いて見える。

 尻尾が左右に揺れる度、豊満な胸と尻も一緒に弾む。

 状況が状況なら一生に一度のご褒美だ。

『ぐ、う゛ぅう゛ッ! それ、は……我々に関係……ぐあ゛! あ゛ぁあ゛ッ!』

 最も、痛みに悶えるリーダーの目では、近付く死の光にしか映らないだろうが。

「そーかそーか。朝宮は真面目すぎておもんなかったしなぁ……坊ちゃんたちくらい、生意気な童と遊ぶんも楽しそうやなぁ」

 八千代の耳が揺れる。

 怯えて転がっていた男たちが、木々を支えに再び起きあがろうとしている様子を察知する。

「ふふ、退魔師でもないのに……ほんまようやるわ」

 楽しそうに7尾が震える。

「5分、遊んだります。気張ってみせえな、童」

 真っ赤な瞳と真っ赤な口が、男たちへと振り返った。


◆ ◆ ◆


『あ゛……❤︎ あ゛ぁ゛ぉ゛❤︎ お゛❤︎ お゛ッぉ゛❤︎ ご、こッ❤︎ こほォーッ❤︎ こほォーッ❤︎ こほォーッ❤︎』

「ええっと、七尾瀬八千代……バスト131、ウエスト79、うひょォ~ケツが125センチ! もったいねェ~ッ!」

「必要なのは脳みそと心臓なんだろうし、ガワだけでも譲ってくれないモンかねえ」

「それで年齢はせん……は? 1000歳!? ウソだろ? せいぜい26とかその辺じゃ……」

「ああ、それもこっちで計測しだしてからって話だし、本当はもっといってんじゃねえのかな?」

「マジか」


『あ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ッ❤︎❤︎❤︎ えぇ゛ッ❤︎ あ゛❤︎ あ゛ぅッ❤︎ あ゛ぁうッ❤︎ ぁ゛❤︎ あ゛❤︎ あ゛ッ❤︎❤︎❤︎』

「え……魔力量ヤバ……退魔師の数百倍、いやもっとか? その辺の魔物なんかよりよっぽどやべえ奴じゃん! そんなのがよく今日まで大人しくしていたな」

「朝宮って退魔師の一家が代々契約を結んでいたらしい。コイツも気をよくして力を貸していたみたいでな」

「なんだそれ、狐風情が神様気取りか? いや、まあ確かにこんだけ魔力がありゃあ神にだってなれるか。あれ、でもアサミヤってなんか最近……」

「そ、一族まとめてぶっ潰れた。あの変ヤバいのがいるって話だったからな……ニクガミ、とか呼ばれててマジの邪神って感じらしいぜ? ま、それで契約が切れて、コイツは1000年の引きこもりから解放されたって話だ」

「ほォ……しっかし、九尾の狐って伝説は聞くけど、七尾ってのもいるんだな」

「まだあと2本分成長の余地があるんだよ」

「……考えたくねぇな。ラスボスがあと二段強くなるとか、クソゲーだろ」


『はァーッ❤︎ はァあ゛ーッ❤︎ は❤︎ ほッ❤︎ ほッ❤︎ ほッ❤︎ ほォオォ〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ ほッぉ゛❤︎ お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』

「まあ、そりゃあウチの実働部隊が全員病院送りになるわけだ」

「死人も除隊者も出なかっただけよくやったさ。隊長サンも復帰は早そうだって言うしな」

「それだけの被害で……コレが手に入ったと考えりゃ、そうか」

「そうだ、大量におつりが来るだろう?」


【触手肛門~口腔貫通】……転送


『こ゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ が❤︎ あ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛……ッ❤︎❤︎❤︎』


……保存


『あ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ が❤︎ あ゛あ゛ッ❤︎ あ゛ぉおぁ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎』


「ま、決着はあっけないモンだったらしいけどな」

「それ聞いた! 聞いて笑ったぜ……ふ、はははッ!」

「まさかな」

「1000年引きこもっていたバーさんだからな! 音速には対応できてもレーザー光線は初見だなんてなァ!」

『あ゛ぁぁぁががががィ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ぇィ゛ッ❤︎  あィッい゛い゛い゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「それでこのザマだものな。神様気取りの狐にゃ丁度良いんじゃないか?」

「なんで」

「ほら……なんか祀られているみたいだろ?」

「……どっちかと言えば封印だろこりゃ」



「5分、遊んだります。気張ってみせえぇ゛え゛ィ゛ッ❤︎❤︎❤︎ イ゛ッ❤︎ イ゛ォ゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛お゛お゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 今にも倒れそうな武装兵に笑いかけたその瞬間。

 八千代の記憶は途切れた。

 数キロ先の物音すらも聞き取れる耳に、絶え間ない奇怪な悲鳴を響かせながら。

「あ゛……ぁ゛ぇッ?  え゛……げぅ゛ッ❤︎」

『う゛……ぼ、ぼさっとすんなッ! 確保! とっととパッキングしろッ!』

 最後に聞こえたのは、リーダー格の男が何かを叫ぶ声だった。



「おはよーうやっちよちゃん! 今日もしこたま転送データを持ってきてやったぜ〜」

「あんま挨拶とかするなよ……このテのに情が移ってもろくなことはないだろ」

 暗い部屋に明かりが灯る。

 白衣の男が二人、タブレットを操作しながら入ってくる。

 部屋の中で、七尾瀬八千代は、

『はァーッ❤︎ はァーッ❤︎ はァーッ❤︎ は❤︎ はッ❤︎ はッ❤︎ はァ゛ッ❤︎ ……〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』

 ぱっくり開いた口から吐息を吐き出し、彼らをもてなした。


 八千代を襲い、そして捕らえたのは、日本を管轄する退魔師組織。

 全土に散らばって活動している戦巫女、魔術師、妖術師、錬金術師などを管理する魔に精通した組織だ。

 八千代が知るよしもなかったが、彼女が力を貸していた一族も所属していたことがある。

 目的はこの国に蔓延る悪しき魔物の討伐と、新たな魔物発生の抑止。

 その名の通り魔を退治する組織。

 八千代は組織所属の一族に手を貸していたから、あの日まで見逃されていた。

 倒すべき魔の存在でありながら、猶予が与えられていた。

 しかし今、八千代と共にあった戦巫女の一族は途絶えた。

 流浪の魔となった彼女を守る理由はない。

 故に、退魔の名の下に捕縛した。


 しかし彼らの技術と力では、八千代を捕えることはできても殺すことはできない。

 七つの尾を持つ八千代の力は、人間からすれば神にも等しい膨大なもの。

 例え殺すことができたとして、彼女の亡骸から放出される魔の力がこの地にどんな影響を及ぼすか。

 生きている核爆弾のような存在だ。

 仕方なく、彼らは八千代に新たな役割を見出した。

 核は使い方を間違えなければ、夢のようなエネルギー源になるのだから。


「そんじゃ、今日も張り切って脳みそブチイキしてくれよ~? 我らが生体CPUさん?」

 白衣の男が八千代に笑いかける。

 八千代はそれに

『あ゛❤︎ あ゛ッ❤︎ あ゛ぉ゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ほォおぉぉぉ〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』

 声とも鳴き声ともつかない音色で返事をする。


 男たちが見上げる先に、七尾瀬八千代は「設置」されていた。

 纏っていた衣服は全て取り去られ、生まれたままの姿でその場に鎮座している。

 メートル超えのバストもヒップも丸出しで、彼女がうめき声をあげるたび、ゆっさゆっさと揺れている。

 生きている。

 けれどそれだけだ。

ギチッ、ギチギチギチギチッ❤︎ み゛ひィっ❤︎

『オ゛ォオォオ゛ォオ゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ ほォ❤︎ ほォッ❤︎ ふ❤︎ ほッォ゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎』

 彼女の豊満な身体を包み込む、薄く伸びたピンク色の膜。

 蹲踞の姿勢をとる八千代を包み込み、商品のようにパッキングしている。

 極薄タイツのように肌にピタリと吸い付いて、その暴力的な肉感を露わにしたまま束縛を成功させていた。

 首から上と股間、それに乳房の先だけが丸く切り取られ、外界と繋げられていた。

 よく見ると八千代の肌を舐めるように、ゆっくりと流動しているのがわかる。

 ソレが蠢くと、八千代はまた地の底から響くような喘ぎをあげる。

「おい、あんま近付くなよ? その媚薬スライム、俺ら用には作られてねえんだから」

「超高濃度媚薬を練り込んだって代物だろ? わかってるさ。俺だってチンポすっからかんになって死ぬのは勘弁だよ」

 超高濃度媚薬スライム。

 たった雫一つ分の量で、人間数十人をたちまちテクノブレイクに追い込むテロ生物だ。

 八千代は24時間、全身をそのスライムに包み込まれ、流動による焼け付くような快楽を与えられ続けている。

 呼吸で胸を膨らませても、快楽に乳と尻を弾ませても、たちまち芯を貫く絶頂が生み出される。

 こうしてこの場で生きているだけで、八千代の身体は絶え間なく絶頂しているのだ。


『はァッ❤︎ はァあッ❤︎ あッ❤︎ あぉおぉぉぉッ❤︎ ほォ❤︎ おッ❤︎ う゛❤︎ ぉおぉおッ❤︎❤︎❤︎』

 テカテカとした光沢で全身を彩る八千代。

 スケベなオブジェに成り果て、開きっぱなしの唇からは絶え間なく間抜けな声とよだれが溢れている。

 見開いた瞳は不安なほどに忙しなく動き回る。

 焦点は合わず、しかし時折思い出したかのようにビグンと跳ね上がる。

 妖艶に笑う美しい美女の意識は、なかった。

 ぼたぼたと体液を垂れ流す、艶かしく呻き、悶えるだけの肉塊。

 それが七尾瀬八千代だった。


「さて始めるかァ」

「今日もデータファイル多いな……ったく、近頃の退魔師はどいつもこいつもす〜ぐ廃人になりやがる」

「おかげで俺たちは毎日毎日八千代ちゃんとご一緒させて貰えてるんだ。感謝の気持ちで保存しようぜ?」

「ま、それもそうか」

 男たちが手持ちのタブレットをコードに繋いだ。

 二つのタブレットはいくつものハブを経由して、その先にあるCPUに……

カチッ!

『お゛ッッッ❤︎❤︎❤︎』

ぱちンッ!

『る゛ゥう゛ゥッ❤︎❤︎❤︎』

 八千代へと接続される。

 もふもふと柔らかそうな彼女の狐耳。

 ヒトのそれより遥かに大きな耳の奥へ、いくつものコードが捩じ込まれている。

 本来ならば、感情や反応でぴょこぴょこと可愛らしく動くはずの八千代の狐耳。

『う゛ッ❤︎ ぷゥ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ッぉ゛❤︎ ほ❤︎ ぉぉぉ〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ ほォ゛❤︎』

 今やソレは、男たちの電子端末を八千代の脳へと繋げる都合の良いハブになっていた。

 パッキングされた身体をみちみちと震わせて、八千代は己の脳に火花を散らす。

「最近特に多いよなあ……何だっけこれ、ゼリー排泄?」

「あーそれな。マジで一発アウトの廃品確定攻撃なんだからさ、良い加減対策とかできねえのかな」

 悶える八千代に見向きもせずに、男たちは談笑しながらタブレットを弄った。


【物質化人格肛門排泄】


 そんな文言がタブレット画面に表示される。

 男は文字をすッ、と横にスライド。


【転送中】


 文字はどこかへ転送される。


『ッッッ〜〜〜❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほッォ゛❤︎❤︎❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ッ❤︎ お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』


【保存】


 生体CPUへ……七尾瀬八千代の脳内へ。

『う゛❤︎ ふッ❤︎ う゛ぅう゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎ ふォ゛❤︎ お゛❤︎ ほぉお゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

 「物質化人格肛門排泄」なる情報が注入されて行く。


【腸内触手産卵・絶頂出産】

【転送中】

【保存】


『う゛ぁ゛❤︎❤︎❤︎ お゛ォほ❤︎ ほッ❤︎ ふッほォ゛❤︎ ほォーーーッ❤︎❤︎❤︎』


【魔力ゼリー排出】

【転送中】

【保存】


『う゛ぅおぉ゛❤︎ お゛❤︎ あ゛ぁう゛ッ❤︎❤︎❤︎ はぁッえ゛❤︎ え゛ぁおぁ゛あ゛あ゛ッ❤︎❤︎❤︎』


「ケツイキだけでこんなにあんのかよ……情報だけ大量にあったって、負ける退魔師が減ってねえんじゃ意味ないよなあ」

「整理するこっちの身にもなって欲しいもんだぜ。ぶりぶりケツから固形化人格ひり出してくたばりやがってよォ」

 男たちは軽口を叩き合いながら、軽快にタブレットを操作する。

 文字列が現れたら右にフリック。

「そう言えば、排泄真っ最中って見たことある?」

「ある」

現れたら右にフリック。

「えッ!? マジ!? どこで、どうなってた!?」

「昔は一部の記録映像が見れたからな。けど、あんま楽しいもんじゃなかったぜ」

 内蔵データを脳波シグナルへと置き換えて、八千代の脳みそという名のデータベースに流し込んでいく。


【膣・肛門二本挿し】

【転送中】

【保存】


「記録映像でな。ケツの穴かっぴらいて、ピンク色のゼリーもりもり出しながら絶叫してんの。ヤバい薬打ったみたいに全身から汁吹き出してイきまくってた」

「うひ〜たまんね!」


【脳操作・恒久的絶頂体質化】

【転送中】

【保存】


「ってことはコイツも……?」

「記憶だけだから、実際にひり出すことにはなってねえだろうけどな」

 無邪気な子供がカエルや虫を踏み潰すかのように。

『お゛❤︎ ほ……お゛ぉおッ❤︎ お゛ぉお゛ぉ゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛……ごッ❤︎ ほ❤︎ ほぉお゛ォ〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「お、マジでケツ穴パクパクさせてんじゃん! つか想像してるゼリーふっと!? 肛門筋ぶっ壊れンじゃね?」

「この記録は……ああそうみたいなだ。直系10センチ超えの大根見てェなゼリー出してトんでやがる」

「ふはははははッ! にしてもコイツ、肛門の肉ぷりっぷりじゃん! コレは記憶関係ないよな?」

「どうかな……記憶が肉体に影響するかもしれないし……コイツが1000年ケツ穴ほじくってるド変態狐の可能性もある」

「うひ〜! やちよちゃんオナバレお疲れ!」

 男たちは八千代の脳にデータを送る。

 彼らが八千代に与えているのはデータだ。

 退魔組織に集められた、国内で敗北した退魔師たちの記憶データ。

 絶頂のあまり憤死し、身体から大事なものを抜き取られる快感に絶頂し、神経という神経を絶頂シグナルで焼き切って事切れた、そんな無様な最期を遂げた者たちの記憶そのもの。

 年々凶悪になっていく魔物との戦いの中で、退魔師たちは敗れた者たちの記憶から対策を編み出す手法に手を染めた。


【ふたなり化永久射精】

【転送中】

【保存】


『ほぉお゛ぉお゛ぉお゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ オぉほッ❤︎❤︎❤︎ ほご❤︎ お゛❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎❤︎❤︎ お゛ッ❤︎❤︎❤︎』

プシュプシュプシュッ❤︎

びく❤︎ びくびくびくくくくッ❤︎❤︎❤︎

『おおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「……チンポは流石に生えねえか」

「でも代わりにほら。クリちゃんが頑張ってイってくれてるぞ? まあチンポと違って、射精を体験することはないだろうけどな」

 八千代という妖狐だからこそ。

 ヒトから見れば限りなく不老不死に等しい肉体条件を持っている彼女だからこそ。


【ニプルファック】

【転送中】

【保存】


『はォお゛ほッ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほッ❤︎ はッ❤︎ お゛ッ❤︎❤︎❤︎ ごォ゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛ご❤︎ ほーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

 一つ脳に入るだけでその場で絶頂死するような記憶の数々を、データとして保存することができるのだ。

 焼けた先から脳が回復。

 注がれた記憶を保持したままに安定し、次の情報をインプットする。

 死ぬほどの……いや間違いなく死んでしまえる危険な快楽情報を、ただ純粋な快楽としてのみ受け取れる。

「こっちは頑張ってるなァ。自分から開く乳穴なんて中々見られるモンじゃないな」

「……分泌腺を自力で開くとか、どうやってんだ? こんな芸当ができる身体だったらチンポも作れていいはずなんだけど……」


【体液媚薬化】

【感度3000倍化】

【転送中】

【保存】


『ほッ❤︎❤︎❤︎ お゛はッ❤︎ こ……ほ❤︎ ほォーーーッ❤︎❤︎❤︎ ふほ❤︎ ほォッ❤︎ お゛❤︎ ほぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「おーキタキタ! やっぱ全身変化系の記憶はキくらしいな」

「この辺の記憶、一緒にブチ込むと良い反応してくれるんだよ暇潰しにはもってこいさ」

 七尾瀬八千代に人権はない。

 魔に類する存在故、慈悲が与えられることもない。

 男たちにもそんな認識は毛ほどもない。

 ぶるんぶるんと弾み暴れる乳と尻とを楽しみながら、次々に現れるデータを八千代に注ぎ込んでいく。


【絶頂阻害薬原液投与】

【脳波ジャック・全シグナル絶頂誘発化】

【淫魔捕縛後20年間焦らし責め】

【転送中】

【保存】


『う゛❤︎ う゛ッ❤︎ フゥう゛ぅう゛う゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ う゛ふッ❤︎ ンう゛ぅふう゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎』

ぎしッ❤︎ みしみしみしィい゛ッ❤︎❤︎❤︎

「ははははははッ! これだけヤっても壊れねえのかよ……お狐さまさまだなァ!」

「そりゃ、この耐久性がウリだからな。これだけ有用なCPUは機械ではどうにもならねえさ」

 八千代は全身を震わせる。

 薄く身体を押さえ付けるスライムが悲鳴をあげる。

 けれど束縛は外れず、耳から流れ込んでくる記憶は止まらない。

ぼびゅる゛ッ❤︎ びゅぶぶッ❤︎❤︎❤︎ ぶびゅッ❤︎ びゅぶぅうぅぅぅぅぅぅぅうぅッ❤︎❤︎❤︎

プじゃッ❤︎ プシッ❤︎ プシッ❤︎ ぶッしぃぃぃぃぃぃッ❤︎❤︎❤︎

『ほごッ❤︎❤︎❤︎ お゛ッごほほほッ❤︎❤︎❤︎ ほッほッほッほッ❤︎❤︎❤︎ ほォ❤︎❤︎❤︎ ふほォお゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

 張り詰めた爆乳から、勢いよく母乳が吹き上がる。

 足元にみるみる潮吹き溜まりが出来上がる。

 記憶は記憶、八千代の身体が実際に体感することはない。

 しかし脳という、全身を統括する器官が犯されれば話は別だ。

 母乳を噴射する体験が、神経が逆立つ体験が、まるで自分の身体で起こったと勘違いさせる。

『あ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛❤︎ あ゛❤︎ あ゛❤︎ あ゛ぃいぃい゛い゛い゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ い゛ぎッ❤︎ あぎィい゛ッ❤︎❤︎❤︎ い゛あ゛❤︎ は❤︎ がッあぁあ゛あ゛あ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

 勘違いした脳みそが、肉体へと誤った命令を送りつけるのだ。

ぱじゅッ❤︎ ぶッじゃぶ❤︎ ぷしゃッ❤︎ ぴシャァァァァァッ❤︎❤︎❤︎

 八千代は開いた口から意味のない声を上げ、スライムを突っ張らせて絶頂する。

 股間に開いた隙間から、ウォーターレーザーさながらに絶頂汁が噴射され、部屋の床を濡らしていく。

「これ大丈夫か? そのうち干からびて狐の干物になんね?」

「空気中の魔力を吸って自動で回復するから大丈夫。水分だってほれ、「そこ」に溜まっているだろ?」

「溜まってるってまあ……コイツの噴いたヤツだけどな。嫌な永久機関だな」

 スライムの内側で、八千代は誤った命令にイき狂う。

 実際に体験はしていない。

 けれど、八千代の脳内では流し込まれた体験が再生され続けている。

 次から次へ、動画配信サイトで再生動画を切り替えるようにして、絶頂に狂い、体液に塗れて敗北していった退魔師たちの体験を追いかける。

 ただの人間であれば、一つ体験するだけで心臓が止まるであろう壮絶な絶頂を、何度も何度も追体験する。


【媚薬沼落下・デスアクメ】

【転送中】

【保存】


 死という概念を流し込まれても八千代は受け止める。

 次の瞬間にはまた元気に喚き出す。

『かッ❤︎❤︎❤︎ は❤︎ はッヒュ❤︎ こォ……ッ❤︎❤︎❤︎ ッッッッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「てか、どんだけデータあんだよ……こんだけ退魔師がくたばってるってことだろ? この世界が心配になるなぁ」


【淫魔邸軟禁・奴隷化調教】

【転送中】

【保存】


 数十年に渡る快楽の地獄を経て事切れた記憶であっても問題はない。

 濃縮された記憶が八千代の脳をかきむしり、ものの数分で転送は終わる。

 最も、八千代のナカでは、相応の時間が流れているはずだが。

『……ッ❤︎❤︎❤︎ ふ❤︎ ほッ❤︎ お゛ぎッ❤︎❤︎❤︎ ンぎッい゛❤︎ い゛ォ゛❤︎ あ゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「ま、連中だって人間がいなくなったら食い扶持がなくなって困るんだ。適度に減ったら大人しくなってくれるだろ」


【絶頂光線直撃】

【転送中】

【保存】


 中でどんな処理が行われているかなど、外の人間からしたら何の関係もない話。

『か……はッ❤︎❤︎❤︎ あ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛が❤︎❤︎❤︎ がッ❤︎ はぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ はが❤︎ あ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「俺らは人類さんが減りきるのを待つだけか……え、ってことはコイツに記憶保存する意味ってあんのか?」

「さあ」

「さあって……」

 気にすることすらしないのだ。


【人体改変・キューブ化】

【精神改変・奴隷願望植え付け】

【永続銅像化】

【オナホール同期化】

【転送中】

【保存】


『ぎッ❤︎❤︎❤︎ お゛ごッ❤︎ ぎょッ❤︎❤︎❤︎ お゛ぎ❤︎ ぎがッあ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛が❤︎ はがッ❤︎❤︎❤︎ あ゛❤︎ あ゛❤︎ あ゛❤︎ あ゛❤︎ あ゛……❤︎❤︎❤︎』

「コレもどっちかというと、記録保存より保存することによるデータ取りがメイン目的らしいからな」

「……どーゆーこと? お狐様がエロ記録ブチ込まれた時の反応を見てるってこと?」

「そう。どのくらいの記憶なら死に至らず心を折る程度で済むのか、どんな記憶を使えば女を従順な奴隷にできるのか……そんな情報を欲しがっているお偉いさんは多いからな」


【脳姦・絶頂直接注入】

【転送中】

【保存】


『あぎゅほ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほぎょォ゛❤︎❤︎❤︎ お゛ッぎょぺ❤︎ へ❤︎ へッぎひぃい゛い゛い゛い゛い゛い゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

「はあ〜〜〜なるほどねぇ。それじゃあ八千代ちゃんはCPU兼」

「実験体サンプル1号ちゃんだ。壊れない……ってか壊れてもすぐ修復できるサンプルは使い回しが効くから便利だろ?」

「ははははははッ! それなら……ただのCPUより役に立ってんじゃん! よかったなァやちよちゃん!」


 撒き散らされる汗、涎、絶頂汁と母乳。

 室内はCPUの保管場所とは思えないほどに湿気で満ち、雌臭い。

 八千代の髪も尾も、既に己の汁気でじっとりと重く濡れていた。

 けれど、男たちの指は止まらない。

 それだけ敗北する退魔師の数は多く、八千代が追体験しなければいけない絶頂の種類は多彩なのだ。

『こ❤︎ ほヒュッ❤︎ ほォ゛ヒューーーッ❤︎❤︎❤︎ ヒュッ❤︎ ヒュッ❤︎ ヒュッ❤︎❤︎❤︎』

 荒い呼吸に尻と乳が弾む。

 美しい美貌が汁に濡れ、だらしなく垂れた舌には知性も理性も残っていない。

「おいおいちょっと呼吸あやしくね?」

「さっきの呼吸絶頂のデータでイカれたか? まあ、そんときは……こうだ」

 男の一人が、ビクビクと震え出す八千代に近付いた。

 大きく手のひらを振り上げて、

「せいっ!」

べッぢぃいぃンッ❤︎❤︎❤︎

『あ゛ッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ ぎゅ❤︎ ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎』

プジュッ❤︎ ぶしィィィィィィッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎

 131センチの特大乳房に平手打ちをかました。

 乳房が跳ね上がる。

 八千代の尻も跳ね上がる。

「オツムだけでイってると、身体とのズレで「こう」なっちまうんだ。電気ショックと同じで、一発ぶっ叩いて諸々をリセットしてやれば元気になるだろ?」

「……どっちかって言うと、俺は昔のテレビを思い出したよ。この辺はアナログなんだなあ」

 大きな手形を横乳に浮き上がらせて、八千代は再び潮を噴く。

 彼女が現状許されている唯一の感情表現。

 床を凹まさんばかりの勢いで潮をぶちまけ、野太い声で悲鳴をあげる。

 ソレが何一つ状況を改善できない無駄絶頂だと理解する脳の容量は、もう八千代には残っていなかった。


◆ ◆ ◆


【保存】


ずりゅずりゅずりゅずりゅずりゅう゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎

「ほごごごごごごごごごごッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ な゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ イぐッ❤︎❤︎❤︎ ケツイぐッ❤︎❤︎❤︎ あなる゛ごはれる゛う゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 七尾瀬八千代は理解できていなかった。

 己の身に起こったこと……正しくは、今後永劫起こり続けること。

 自分の肉体が無様を晒して暗い部屋に「設置」されていること。

 耳の穴に管をねじ込まれ、脳みそに他人の記憶を注がれ続けていること。

「う゛ぎィ゛ーーーーーーかン゛にッ❤︎❤︎❤︎ しへッ❤︎ えぎぃい゛い゛い゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ けちゅッ❤︎ けちゅッ❤︎ どじなぐなる゛❤︎❤︎❤︎ んごほォお゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 自分が今、そうした見ず知らずの退魔師が受けた陵辱の記憶を追体験していること。

「お゛❤︎❤︎❤︎ ほッ❤︎ お゛おぉお゛ぉお゛お゛お゛~~~~~~ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ イグゥ゛ッ❤︎ ンィイ゛グゥゥウウゥウ゛ウ゛ウ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

ぼりゅぼりゅぼりゅぼりゅッ❤︎❤︎❤︎ びゅぼぼぼぼぼぼびゅーーーーーーぼぼぼッ❤︎❤︎❤︎

「ぷごォお゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 腸内パンパンに詰まった触手が引き摺り出される快感。

 何故自分がそんな状況に置かれているのかを考えるより早く、八千代は喉を震わせて尻穴絶頂に潮を噴く。

 全身の筋肉が痛いほどに痙攣し、尻穴は焼けた鉄を当てられたように熱を放つ。

「ほ❤︎ ほッ❤︎❤︎❤︎ ン゛ォ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ひ❤︎ ひィ゛ッ❤︎ ひィ゛……ッ❤︎❤︎❤︎ な❤︎ なにッ❤︎ どォなッへ……ッ!?」

ずりゅりゅッ❤︎❤︎❤︎

「ぐひィ゛い゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 起き上がろうとする八千代を何かが押さえつける。

 腹に残った触手たちが、再びアナルから産まれ落ちてく。

 八千代の尻穴を掻き回しながら次々に飛び出してく。

「ぷぎッ❤︎❤︎❤︎ う゛ぎゅィ゛ッ❤︎❤︎❤︎ んぎぎぎぎぎぎーーーい゛❤︎❤︎❤︎ おぎゅッ❤︎❤︎❤︎ ふぎぅ゛❤︎ んぎィ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 身体中に熱い痺れが拡散する。

 意識を保っていられない。

 八千代は狂ったように声をあげ、次第に消えていく四肢の感覚に恐怖した。

「く❤︎ ふっう゛……ぬッ❤︎ しぬ❤︎ これッ❤︎❤︎❤︎ し、シッ❤︎ しんでま……ッ❤︎❤︎❤︎」


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「……ッ!?」

 アナル絶頂に視界が焼き切れたその瞬間。

どビュるるるる゛る゛る゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎

「ぷぎッ❤︎❤︎❤︎ ン゛ぎッい゛おぉおぉお゛お゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 八千代はその膣に、触手の精液を大量放射されていた。

ごビュる❤︎ ぼビュッ❤︎❤︎❤︎ どぶっどぶっどぶっどぶぶぶッ❤︎❤︎❤︎

「〜〜〜ッほッお゛❤︎❤︎ う、うぢッ❤︎ え゛ぁえ゛……!? ウチ……なんで……雑魚魔物の臭いの……!?」

 子宮が焼けるように熱い。

 1000年の記憶すら混濁する程の絶頂が脳を駆ける。

 しかし、そんなものよりも。

 己の状況がわからない。

 八千代は魔に属する存在。

 恐らくはその中でも頂点に近い格を持っているだろう。

 対して、八千代の四肢を封じる触手は最下層の無知能共。

 ただ生物的な欲求に従って動く雑魚でしかない。

「ん゛ご❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ う゛……ぐッ❤︎❤︎❤︎ ふぐゥ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ん゛……お゛ぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎ ど、はやい゛ッ❤︎❤︎❤︎ お、だがッ❤︎ ぐッへうぅう゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 それなのに。

 八千代は今、下等な触手に膣をほじくられ、急速に成長する触手の子供を孕み出している。

 あっという間に131センチのバストを超えて肥大化する腹。

 皮がぱつぱつに張り詰めるその感覚すらも快感に変換されていく。

「はだぜ……ごッの゛ォほッ❤︎❤︎❤︎ 雑魚の子などッ❤︎ 産みどぉだい゛ッ❤︎❤︎❤︎ く、しょぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎ だぜッ❤︎ なぜ離れだぃいぃい゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 腕の一振りでこの程度の触手は塵になっているはずなのに。

 八千代の力が通じない。


 あくまで記憶を追体験しているモノであるが故、八千代がどんな反応をしようとも結果は変わらない。

ぼりゅぼりゅぼりゅぼりゅッ❤︎❤︎❤︎

「〜〜〜ッぎぁお゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ で❤︎ でる゛ッ❤︎❤︎❤︎ ぐぉ゛❤︎❤︎❤︎ しょぐじゅッ❤︎❤︎❤︎ うばえ゛う゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 孕んだ触手を一気に産み落としてくたばった記憶が変わることはない。

どぼぼぼぼぼぼぼ……

「ほ❤︎❤︎❤︎ お゛ごごごッ❤︎❤︎❤︎ ほご❤︎❤︎❤︎ う゛……ぐぃい゛い゛い゛い゛い゛い゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ んぎ❤︎❤︎❤︎ どはッ❤︎ どばえ゛❤︎ どまれ……え゛❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎❤︎❤︎ ごォお゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 記憶を見せられているだけ、などと八千代が気付くこともできないのだが。


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「ッ!? か、変わった……!?」

 まただ。

 脳が弾ける感覚を境目に、周囲の景色が変化する。

 注がれる記憶が変化して、くたばるシチュエーションが変化する。

ずるぅうぅぅ〜〜〜ッ❤︎

「な……何者……お゛❤︎❤︎❤︎ ほォお゛ぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ くォ゛❤︎ あ゛❤︎ カラダッ❤︎ あづッ❤︎ くひ❤︎ へ❤︎ へェほぉおぉぉおぉっ❤︎❤︎❤︎」

 裸体にヒヤリとした何かが塗り込まれる。

 咄嗟に身体を起こす八千代だが、一瞬でベッドに逆戻り。

 身体に塗り込まれる液体が、八千代の身体を熱く溶かしてくる。

『うふふふ❤︎』

『イイコね❤︎』

『お肌すべすべね❤︎』

『いっぱい楽しみましょ❤︎』

『アナタが壊れるまで優しくしてアゲル』

 青肌の美女が5人、八千代の周りで笑っている。

 グラマラスな八千代を前にしても全く劣ることのない、豊満な乳と尻を揺さぶる美女たち。

 淫魔と呼ばれる種族だ。

 本来ならば、八千代が相手にもしない低級の魔。

「ふっ❤︎ ふっ❤︎ ふっ❤︎ ふっ❤︎ ふ……こ、こなィなことッ❤︎ 相手しへりゃへぇおぉぉぉッ❤︎❤︎❤︎ とけゆ❤︎ 乳ッ❤︎ とけてまッ❤︎ お゛❤︎ ほ❤︎ ほぉおぉぉぉッ❤︎❤︎❤︎」

 しかし実際に彼女たちと相対したのは、一般的な退魔師の少女だ。

 5人もの淫魔に囲まれて、呼吸するだけで全身が狂ったように絶頂する。

『うふふふ❤︎ おっぱいビクビクさせちゃって可愛い❤︎』

『いっぱい声出しちゃって良いのよ?』

『声出し続けなきゃダメよ?』

『声が止まって飽きたら……壊しちゃうから❤︎』

『私たちが楽しめる分だけ、一緒に楽しみましょうね❤︎』

ずるるるるる〜〜〜ッ❤︎

「い゛❤︎ う゛❤︎ う゛❤︎ う゛❤︎ う゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ なンやッこへぇッ❤︎ やげる゛❤︎ のォみそッ❤︎ とげでまう゛ッ❤︎❤︎❤︎ ふ❤︎ お゛❤︎ お゛ぉおおぉおおぉお゛お゛お゛❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

ぷじじじッ❤︎ ぶジィッ❤︎❤︎❤︎ じょッぱ❤︎ ぷじゃぁーーーッ❤︎❤︎❤︎

 オイルのようなものが身体に浸透してくる。

 淫魔たちを押し除ける力も出せないほどに痺れが広がる。

 乳房を撫でられるだけで股間が潮を噴く。

 耳元で優しく囁かれるだけで脳みそがかき混ぜられる。

 身体中のありとあらゆる感覚が絶頂へとリンクさせられる。

『ほーら』

『もっとイけ〜❤︎ もっとトべ〜❤︎』

「ッぎぃい゛い゛い゛ッ❤︎❤︎❤︎ ひゃべろ゛❤︎ しゃべッだ❤︎ ウチにはだじがへッだ❤︎ あ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛ぁあ゛お゛ぉお゛〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

ぼビュる゛❤︎❤︎❤︎ どビュッ❤︎❤︎❤︎ ぶビュるるるるるるッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎

 右の耳元に魅惑の息が吹き掛かる。

 八千代は目をぐりぐりと回転させて、ミルクを噴射し絶頂した。

『何やってんの?』

『簡単にイっちゃつまんない❤︎ ダメよ? イったらダメぇ❤︎』

「ぎゅぎぐ゛❤︎❤︎❤︎ う゛❤︎❤︎❤︎ ぎょッお゛……❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほォ゛……❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ お゛ッ❤︎ お゛❤︎❤︎❤︎ お゛ー! ほ❤︎ お゛❤︎ お゛ーーーーーー!」

 今度は反対側から命令が下る。

 絶頂に震えていた肉体が突如として引き詰まり、ガクガクとおかしな痙攣を起こしだす。

『イけ❤︎』

『我慢しろ❤︎』

 矛盾する命令。

 しかしいずれも八千代の脳に直接響く強制。

「ぐ❤︎ い゛❤︎ ぎッぐい゛ッ❤︎❤︎❤︎ い゛ッ❤︎ い゛ッ❤︎ い゛ッ❤︎ い゛ぐぉおぉおぉお゛お゛お゛お゛お゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 脳が焼ける。

 相反する命令を同時に遂行しようともがいて、崩れて、溶けていく。

「い゛❤︎ ぎッぎょごぉお゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛ひ❤︎ ぐ❤︎❤︎❤︎ ぬ゛ィぎ❤︎❤︎❤︎ ひ❤︎ ひッ❤︎❤︎❤︎ い゛ぎ……あ゛ッ❤︎❤︎❤︎ あ゛ッ❤︎ あ゛ッ❤︎ あ゛ッ❤︎ あ゛ーーーーーー❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 四肢が千切れるような感覚。

 それなのに苦痛ではなく快感が満ちていく。


【保存】


「ぐッ❤︎ ひ❤︎ ふ❤︎ ふーッ❤︎ う゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ なんえ゛ッ❤︎ いば❤︎ 今ッ❤︎❤︎❤︎ 完全にしッ❤︎ 死んだのに゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 死を直観するその刹那。

 八千代の意識は別の場所へと移される。

ずりょッ❤︎❤︎❤︎

「ぎょう゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 最初に感じたモノと同じ何か。

ぼりゅッ❤︎ ずりずりずりずりりりり……❤︎❤︎❤︎

「い゛お゛ほ❤︎❤︎❤︎ ほッ❤︎❤︎❤︎ ン゛ボォオォオォオォオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 尻の穴から棍棒のような触手を引き摺り出されていく感覚。

『検体81番、10センチ級を出産中。肛門の拡張能力を超過する個体のようで……詰まってしまっています』

『構わん。どうせこれだけデカいのは一匹産めば母体は廃棄だ』

「ふーッ❤︎❤︎❤︎ ン゛う゛ォ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎ ほッ❤︎ ほぐぉお゛……ッ❤︎❤︎❤︎ だにッ❤︎ い゛ッへるぅう゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 チカチカフラッシュが繰り返される視界は何も見えない。

 しかし、すぐ近くから何者かの会話が聞こえてくる。

『81番はこれで廃棄。力尽くでいいから引き抜け』

『了解。強制排出プロトコルを実施します』

「……ッ❤︎❤︎❤︎」

 81番。

 なんの味もしない無機な名前が八千代を指しているのはすぐにわかった。

ぼりゅッ❤︎❤︎❤︎

「ご……お゛ッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 けれど、廃棄の意味を把握することはできなかった。

 尻穴を限界まで拡張する巨大な何かが、八千代の肛門から引き抜かれていく。

ずぼぼぼぼぼッ❤︎❤︎❤︎ ぼビュッ❤︎ ずりぅッ❤︎❤︎❤︎ ぬ゛じうぅうぅうぅう゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎

「ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ ほ❤︎❤︎❤︎ お゛ッ❤︎❤︎❤︎ ぎぃお゛あ゛あ゛あ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ あ゛ッ❤︎❤︎❤︎ はッ❤︎ ヒュ❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎❤︎❤︎」

ぼぶ❤︎❤︎❤︎ ずりょりょりょりょりょりょりょッ❤︎❤︎❤︎

「〜〜〜〜〜〜ッッッぼォ゛❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ お゛い゛あああああああああ゛あ゛あ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

『摘出完了。肛門筋は……やはり完全にノビてしまいましたね』

『予想通りだ。このまま我が子の餌になれれば幸せだろう』

 尻が熱い。

 尻から背骨を駆け上がり、脳みそまでが焼け尽くされている。

「〜〜〜ッ❤︎ ほ❤︎ ほッ❤︎❤︎❤︎ ほォッ❤︎ う゛❤︎ へッ❤︎ へッへひ❤︎ ひ❤︎ ひぃっ❤︎❤︎❤︎ ひぃいッ❤︎❤︎❤︎」

 死。

 八千代が1000年で一度として感じることのなかった「終わり」の感覚。

 摩訶不思議なこの空間で、八千代は何度も何度も、何周も何周も「死」を感じていた。

 身体に収まりきらない絶頂に塗れ、肉体の限界を超えた快感に砕け、骨まで灰になるような刺激に吠えながら死んでいく……はずだった。


【保存】


「……ッ! ふ❤︎ ふぅう゛ッ❤︎❤︎❤︎ またやッ❤︎ なして……なして死ねへんの……ッ❤︎ ウチに何が……ああぁああ゛あ゛あ゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 「死」が目前に迫り、その額の中で「ぱちん」と弾けたかと思った矢先。

 八千代はまた、どことも知れぬ場所で眼を覚ます。

 今度は丸太に身体を縛り付けられて、巨大な滝の前にいた。

 滝の奥から巨大な触手が現れる。

 八千代は勿論、指一本とて動かせない。

ず、り゛りゅぅうぅうぅう゛う゛う゛ッ❤︎❤︎❤︎

「ぐ❤︎ う゛❤︎ ぎ……っいぃいいぃい゛い゛い゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ 乳ッ❤︎ こわへ❤︎❤︎❤︎ へぇえ゛おぉおぉお゛お゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 触手たちは我先に、豊満な八千代の乳房に群がった。

 乳腺をこじ開け身を捩じ込ませ、本来到達できない乳房の奥へと潜り込む。

ぼじゅるッ❤︎ じゅぼ❤︎ じゅぼ❤︎ じゅぼ❤︎ じゅぼぼぼぼッ❤︎❤︎❤︎

「ごォう゛❤︎❤︎❤︎ う゛❤︎ く、しょッ❤︎ こんらッ❤︎ カスみたい゛だッ❤︎ れんぢゅぅ゛にぃい゛い゛い゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 文句は言えども打開はできない。

 ボロボロの縄すら千切ることができない。

 美しかった乳房を内側から無様に変形させられて、その快楽に脳天までずくずくと怒張させられて、悔し紛れの悪態は絶頂の咆哮がかき消していく。

ぼビュぎゅぶッ❤︎❤︎❤︎ ずりゅろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ろ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎

「ぎあぁあ゛お゛お゛お゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎ おぎょ❤︎ ぐ❤︎ 乳われッ❤︎ んぐぉ゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 乳腺がめくれる勢いで引き抜かれる触手。

 孕んでもいないのにミルクを吹き上げ、八千代は絶頂に仰け反った。


【保存】


 そして今度はどことも分からぬ暗い部屋。

 八千代の身体は不可解な装置に組み込まれるようにして拘束されている。

 耳や鼻、乳房の先や膣奥にまで、数多のプラグが挿入されている。

ばぢン゛❤︎❤︎❤︎

「ぎゃォ゛っ❤︎❤︎❤︎」

バスッ❤︎ ばすんッ❤︎❤︎❤︎ ぼばずっ❤︎❤︎❤︎

「がびッ❤︎❤︎❤︎ びッぎょぼ❤︎❤︎❤︎ お゛ぎょぼ❤︎❤︎❤︎」

 ソレが何かは理解できない。

 けれど、一撃ごとに全身が砕け散るような絶頂を生じるモノを注がれる。

ばずッばずッばずッばずッ❤︎❤︎❤︎

「ぎゃ❤︎❤︎❤︎ あ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ぐびょ❤︎❤︎❤︎ びょぼう゛ッ❤︎❤︎❤︎」

 何度も何度も。

ばばばばばばばばばばばッ❤︎❤︎❤︎

「あががががががががががががぁ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 八千代の意識が「死」に至るまで。


【保存】


 けれども八千代は死ななかった。

 生き返っているのか、生き残っているのか、それすら八千代は理解できない。

 理解なんてする意味もない。

 したところで、

「イ゛ぅ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ふンい゛ッ❤︎❤︎❤︎ ぎ❤︎ ひぎょッほ❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ お゛ーーーイ゛ッ❤︎❤︎❤︎ い゛ぉほッ❤︎❤︎❤︎ じぬ゛ッ❤︎❤︎❤︎ ずぐじんでまッ❤︎❤︎❤︎ う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 身体の感覚を世界中のオナホールに連結させられ、絶頂に神経を焼き切ってしまう。


【保存】


 また目を覚ませば、どこかの森に裸で投げ捨てられている。

ばちゅッ❤︎ ばちゅッ❤︎ ばちゅッ❤︎ ばちゅッ❤︎❤︎❤︎

『キキキキッ! イイオナホがキタ! 俺たちのオナホ!』

『シぬまでおかス! チンポでオナホごろず!』

「ぼォう゛ッ❤︎❤︎❤︎ ご、このッ❤︎ 小鬼風情がッ❤︎ アぼォ゛ッ❤︎❤︎❤︎ んぼッ❤︎❤︎❤︎ ご❤︎ ぼッ❤︎ ぼえう゛ッ❤︎❤︎❤︎ う゛ご❤︎ ぼほぉお゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 夥しい数の小鬼たちに輪姦され、全身を臭い汁に塗れさせて事切れる。


【保存】


 次の瞬間には巨大な触手の口の中に飲み込まれている。

「おぼぼぼぼッ❤︎❤︎❤︎ ぶごッ❤︎ ぢゅぶへぎゅ❤︎❤︎❤︎ う゛ぎゅ❤︎ ぶぎ❤︎ お゛べッぎびょごぼぎょッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

ずるずるずるず……ぼぢゃッ❤︎❤︎❤︎

「〜〜〜ッ❤︎❤︎❤︎ ッ❤︎ ッ❤︎ ッッッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 触手から吐き出され、プルプルのゴムボディと化した肉体を絶頂に震わせながら意識を途切れさせる。


【保存】


「ほォーッ❤︎ ほごォーッ❤︎❤︎❤︎ う゛ぉッ❤︎ おふ❤︎ おふッ❤︎ ほぉふっ❤︎❤︎❤︎」

 全身を何かゴムのようなモノに包まれた状態で立たされる。

 ジリジリとプラズマが弾けるような音が近付いたかと思えば、

ばぼッ❤︎❤︎❤︎ ずばばばばばばばば❤︎❤︎❤︎

「ぼぎァ゛❤︎❤︎❤︎ あ゛ばぎがががががががががががァ゛あ゛ーーーーーーッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 絶頂光線を全身に照射され、直立姿勢のまま全身の神経をアクメさせられる。


【エラー】


「ぶぎッ❤︎❤︎❤︎ い゛ぎぎぎぎぎぎ❤︎❤︎❤︎ びぎァッ❤︎ ンにぎッ❤︎❤︎❤︎ い゛ーーーッ❤︎❤︎❤︎」

『おい、ちょっと調子悪くね?』

『一気にデータブチ込みすぎたかな……』


『こんな時は……このプラグだったかな?』

「がびょッ❤︎❤︎❤︎」

『あ、ちげえ……こっちを抜いたり刺したりすると……!』

「あ゛ッ❤︎❤︎❤︎ あ゛ォお゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛ッ❤︎ お゛ぼッ❤︎❤︎❤︎ ぼ❤︎ ぼ❤︎ ぼ❤︎ う゛ぼォ゛ッ❤︎❤︎❤︎」


【エラー解除】


『うっし、直っただろ』

『手際いいな』


【保存】


「……ッ! ふ❤︎ ふッ❤︎ 今度は……な……あお゛お゛お゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」

 時には、見覚えのある魔に全身を嬲られる。

 四肢を肉に封じられ、膣もアナルも口も……乳房すらも触手に嬲られアクメする。

 かつて八千代が手を貸していた朝宮の末路が以下程の有様だったのか、己の感覚で確認させられる。


【保存】


「く……ひッ❤︎ ひッ❤︎ ひぃーーーッ❤︎❤︎❤︎」

 何度目、何十、何百、もしかしたらもっと多いかも知れない。

 それだけの「死」を乗り越え「させられて」。

 八千代はまだ新たな場所にへたり込んでいた。

ヒヒヒヒ……

クスクスクスクス……

ウフ……うふふ……

 暗い洞窟のような場所。

 先の見えない周囲の闇から、嘲るような笑い声だけが響いてくる。

「〜〜〜ッ❤︎ た、たすッ❤︎ たすへッてぇッ❤︎❤︎❤︎ も、もうぅッ❤︎ もう、かんにんッ❤︎ し、死ぬのッ❤︎ いや❤︎ いややぁッ❤︎」

 腰を抜かし、それらの声に懇願する。

 1000年の時を経た魔の姿とは思えない。

 ビクビクと常に周囲に怯え、悶え、触れるもの全てに「ひィんッ❤︎❤︎❤︎」と悲鳴をあげる無様な娘。

ずるぅッ❤︎

「ひぃあぁあッ❤︎❤︎❤︎」

 足を触手に掴まれて、闇の中へと引き摺り込まれていく。

「いやあぁあぁあぁあッ❤︎❤︎❤︎ も、もういやぁあッ❤︎ たすっけてぇッ❤︎❤︎❤︎ 死なして❤︎ 殺してぇえぇえぇえええぇえッ❤︎❤︎❤︎」

 叫んだところで誰に届く訳もない。

 しかし、八千代にはそう叫ぶしか道はない。

「あお゛ッ❤︎❤︎❤︎ お゛❤︎ ぎぎゅう゛❤︎ う゛ぎび❤︎ いぎゅッ❤︎❤︎❤︎ ンぐぎゅぶ❤︎❤︎❤︎ ッお゛❤︎ ほぼッ❤︎❤︎❤︎ ンぼほぉおぉおぉ゛お゛お゛ッ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎」


【保存】


 どうせ、何を叫んだって結果は変わらない。

 発狂もできず、真の死を理解することもできないのだから。

 新たに注がれる無様な絶頂による終わりを、永遠に追体験し続けるだけなのだから。

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