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1. はじめに

この記事では、「otoko no ko」概念と「femboy」概念の違いについて、説明していきます。


「otoko no ko」は、「男の娘」を意味する英単語です。「男の子」の意味でも使われることがあります。

「femboy」は、feminine(女性的な)boy(男の子)を意味する英単語です。

どちらも定義上は似ていますが、ニュアンスはだいぶ異なります。


私の経験から言えば、「otoko no ko」は漫画・アニメ文脈の「男の娘」であり、「femboy」はカートゥーン文脈の「女性的な男の子」です。


そのニュアンスの違いは、画像生成での結果に反映されることが多いです。

例えば、次のようなものです。


■プロンプト「otoko no ko」のみでの生成


■プロンプト「femboy」のみでの生成


※リンク



そのため、それらの違いを理解してプロンプト上で使い分けることで、意図するキャラクター画像を生成しやすくできます。

それらの違いについて、感覚値ですが、より詳しく解説していきます。


2.解説

結論から言えば、「otoko no ko」は、漫画的な「男の娘」と日本の古典的な「男の子」の複合概念になっているようです。

もともとのStableDiffusionの「otoko no ko」は後者の意味で、そこから漫画・アニメ風にファインチューニングしていく中で、前者の意味が付与されていったのだと考えます。

キャラクター特徴としては、黒目黒髪でたまに髪が長くなります。また、修行服のような衣装を身にまとっているケースも散見されます。


もう一方の「femboy」は、「バニーボーイ」(バニーガールの男性版)の意味になっているようです。

「male playboy bunny」という言葉があるようですが、これに近い概念と思えます。

キャラクター特徴としては、「獣耳」「水色の髪」「レオタードのような服装」のようです。

そして、「お兄さん・お姉さん」くらいの年齢で、たまにパス度(女性っぽさ)が低く設定されているように見えます。


3.おわりに

簡単な説明でしたが、これで以上になります。

余談ですが、「otoko no ko」や「femboy」のみのプロンプトでモデルがどのような画像を生成してくれるかは、モデル選びの参考情報となります。

それらの概念を学習しているようでしたら用途に合いそうですし、そうでなかったら用途に合わなそうです。

引き続き、あなたの作品をお待ちしています。

【考察】男の娘画像生成のためのモデル選び

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(おわり)

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