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以前の記事で、オリキャラを複数の画像で連続して登場させるテクニックを紹介しました。

AI男の娘イラスト生成術入門4(上級編)

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AI男の娘イラスト生成術入門5(おまけ編) - 例示緑髪バニーボーイの作成方法解説

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要は、簡易的にでも3Dモデルを作成して、その3Dモデルのポージング画像からimg2img(+α)で生成する方法です。


ただ、この方法だと細かな特徴(例:シャツの柄)は消えやすいです。

また、それの対処としてControlNetで細かに固定してしまうと、元の3Dモデルっぽさが抜けなかったり、画像が荒れてしまったりします。


その為、残したい細かな特徴のみを部分固定し、それ以外はプロンプトで大きく固定するテクニックを紹介します。

これなら、キャラの特徴を残しつつも、その画像生成AIの画風を活かして生成できます。


とはいえ、後者のプロンプト固定部分は既に上の記事で紹介済みなので、前者の部分固定の方法を紹介していきます。


2. 準備



 ※ControlNet/cannyを使用します。(生成画像を輪郭線でコントロールする他のモデルでも、特に問題ないと思います)


3. 生成

例として、猫耳Boy君のTシャツの柄だけ部分固定していきます。


1. 3Dモデルのポージング画像を用意し、img2img画面に置きます。

 ※背景はtxt2img(プロンプト例:1girl, solo, wide shot, scenery, indoors)で生成し、後から画像編集ソフトで合成しています。


2. ControlNet欄にて、同じ画像をImage項目に置き、その上で次の操作をします。

Enable:ON

Low VRAM:ON(高スペックPCの場合はOFF)

Preprocessor:canny

Run preprocessorボタン:クリック


3. Preprocessor Preview項目が表示されるので、その右上にあるダウンロードボタンをクリックします。


4. ダウンロード画像にて、部分固定したい箇所以外を黒く塗りつぶします。


5. ControlNet欄のImage項目にその塗りつぶし画像を置き、設定を変えます。

Preprocessor:none

Model:control_v11p_sd15_canny(Canny用のモデル)


6. あとはプロンプトを作成して、通常のimg2imgを行います。(Denoising strengthはお好みですが、私は0.5前後を使うことが多いです)


■生成画像


4. おわりに

AI漫画やAIアニメの実現が現実味を帯びてきていて、その中で同じキャラの画像を連続して生成したいニーズがあるようです。

そのような時に使えるテクニックとして、このようなものがあります。


また、同じキャラの画像が一定量(少なくとも10枚以上)溜まったら、そこからLoRAモデルを作成されるのも良いかもしれません。


LoRAモデルの作成には色々と議論があるようですが、このような学習データの作り方ならば、肯定的な意見も多いと思います。


皆様が創られるハッテン的なコンテンツを、お待ちしております。


(おわり)


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