自分、「お気持ち」いいっすか? (Pixiv Fanbox)
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こんにちは、ぼっくんです。🐧
今巷で「ユニパレ レギュ違反」というものが話題になっているそうです。
ことの発端は何かというと、アイカツ!のライブイベント「ユニパレ」では「非公式グッズのご使用はお控えください」というレギュレーションが出ました。
にも関わらず、同人Tシャツを来ている人(僕が作ったTシャツを来ている人もいた)が終演後の集合写真に写り込んでいて、「これはレギュ違反だ!」とTwitterで話題になっています。
この件に関して僕の「お気持ち」を少々お話したいと思います。
【ライブイベントは「空間」も演出されているということ】
まず先に押さえておくことは、レギュレーションとは飲食店のドレスコードみたいなものなので、そういうお店ではサンダルを履いてる方のご入店ができないんですね。
なぜならそのお店では料理の提供の他に、「空間」も作り上げて提供しているから。
ライブイベントで運営が「非公式グッズはお控えください」というドレスコードを出してる以上、同人Tは「サンダル」になります。
サンダルはサンダルを履いてもいいビーチで思う存分履いてください。
また話は戻りますが、ライブイベントというものは「空間」の演出にもこだわっていることが多いです。
そして私たちライブを見に行くお客さんも含めて「空間」ができるわけなんですね。
つまり、私たちはお金を払ってライブを観に行くお客さんである前に、ライブという「空間」を一緒に作る参加者でもあります。(この辺はコミケの「参加者」という理念がしっくり来るかも。)
ドレスコードがあるレストランは、きれいに着飾ったお客さんありきの空間なんです。
お客さんもその空間を楽しむためにしっかり身だしなみを整えて入店するわけです。
要は「空間」をぶち壊すことは空間を作る参加者としての素養を持ち合わせていないということ。
一緒に最高の空間を作り上げることができるようになりたいものですね。
【知らないことは「恥」ではない】
僕が一番悲しいと思ったのは、正義感で「レギュレーション違反をした人を見つけてはとにかく攻撃する」という方が結構いるということです。
(一応言っておくと、今回レギュレーション違反をした人を擁護するつもりは1nmもございません。)
先程話した空間づくりの観点から言うと、レギュ違反の人を潰せば空間が良いものになるか、と言われると、これはちょっと怪しいですね。(もっというと潰していい対象になるわけではないということ)
例えば、うちの近所にもあるんですけど、歩きタバコ禁止に区画がある公園があるんですよね。
あなたはここで、たまたま歩きタバコをした人を見かけたとしましょう。
だからと言って急にその人を殴りつけて怒鳴りつける、といったことは問題の解決につながるのでしょうか。
公園を管理してる人からすると、そんな争いが起こりそうな場面は望んでないと思います。
もっというと、その歩きタバコをしていた人はそこが喫煙禁止区域であることを知らない可能性もあります。
となるとそこが喫煙禁止区域と知っている人がやることは一つです。
「ここではタバコを吸ってはだめなんですよ」と優しく教えてあげることです。
【隙がなければ素直になれない】
この「優しく」ってのが超重要でして、
今回のレギュ違反の件、等のご本人は「批判されてもなおヘラヘラしている」とおっしゃる方がおりました。
心理学に「心理的リアクタンス理論」というものがあります。
人はどんなに正論を言われても、反発したくなる気持ちがあるということです。
今回の件ではレギュ違反をした人がいろんな方から総攻撃にあって顔も晒されたそうですが、
これではそのレギュ違反の方が反発するようにしかデザインされていないんですよね。
なんというか、素直に謝る隙がない。これだけ強い言葉で複数人から攻撃されては、身を守ることに必死で反発することしかできないんですね。(もう一度いうと、今回レギュレーション違反をした人を擁護するつもりは1nmもございません。)
だから、本当にみんなでいい空間を作りたいのならば、まずはレギュ違反をした人を見かけたら優しく声をかける、ということが大事だと思います。それでわかってくれるのが一番いいとおもいます。
ただ、優しく声をかけた上でもなお、改善の余地がない場合は……スタッフさんに連絡しましょう。
【憶測での批判は意味がない】
この「優しく声をかける」という行動なしにただ外側から怒鳴り散らすだけでは、空間はいいものになりません。
今回のライブ後の感想が、そういう攻撃的な声が多くて、僕はそれがシンプルに悲しいと思いました。
あとこれだけは言っておきたいのですが、今回の件で実態を調査すべく色々ツイートを検索していたのですが、「非常識な人達だから『非公式グッズだめですよ』って言っても聞いてくれないんじゃないかな」と言ってらっしゃる方がいて、これだけはやってはいけないと思いました。
それは事実ではなく憶測で人を判断し、その人自身が理解し歩み寄ることを拒んでしまっているから。これでは永遠にわかりあえることはありません。
実際に優しく声をかけることなしに、その批判はずるいです。
言って改善すればそれでいいし、だめならスタッフさんに連絡するなり、然るべき処置をほどこすまでです。
【最後に復帰の余地も残してあげるということ】
一度刑務所に入ったからと言って、永遠に刑務所に居続けるわけではありませんよね。
しっかりと反省し更生すれば社会復帰することができます。
それに、人生で一度も失敗したことない人なんていないと思います。
人は失敗から学び、成長することができます。
もし今回のレギュ違反の人が反省し、またアイカツ!のライブに参加したい、と思ったときは、一緒にいい空間を作ろう!と復帰の余地を残しておくことが大事だと思います。
もし、これが「一度やらかしたやつは一生ブタ箱に入っとけ!(ライブに来るな!)」となってしまうと、あまりにも救いがない。となると、この方はアイカツ!というコンテンツのネガキャンを始めてしまう可能性があります。
しかも、恨みを伴ったネガキャンというものは非常に強力であると言うこと。
こういったファン同士のやり取り一つでコンテンツの未来が傾いてしまうことは、とても悲しいことだと思います。
でも、アイカツ!が好きな人たちには心とパワーがあります。
助け合い、一緒にいいものを作り上げることが可能であると僕は思います。
確かに、楽しみにしていたライブで無礼な振る舞いをされて、嫌な気持ちをぶつけたくなる気持ちもわかります。ですが、一個人を潰すことを目的とせず、もっと大きな括り、すなわち空間を作り上げることに焦点を当てて、みんなで最高の空間を作り上げる。
これができれば「アイカツ好きな人って民度たけ〜!」ってなるし、多くの人と楽しい時間を共有できるようになると思います。←ここを目的にしたいですね!
少々とか言いながら長々と語ってしまいましたね。すみません。
Twitterで僕のことを心配してくださった方々にこの場で感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございます!
このブログを読んでくださった方が
明日も素敵な1日を過ごせますように。
それでは、また明日。👋
ぼっくん