マリィちゃんメイキング。水着・ポーズラフ差分 (Pixiv Fanbox)
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先日、ポケモンのマリィちゃんを描きました。
最近はビキニ(水着)イラストばかり描いている気がしますが、いろいろな意味で「気持ちいい」ので勝手に満足していますw
ということで、当記事では備忘録としてメイキングを書いていきます。
ラフ(案出し)
まずはポーズやら構図を考えていきます。
なんとなくマリィちゃんを描きたい想いがあり、それをどう具現化すればいいのか思い悩みました。
毎度のことながら、わたしはポーズや構図、しぐさ等々を考えることが苦手なので、ラフ・案出しにもっとも時間をとられてしまうんですよね。
ほかの方なら数時間ほどでできるかもしれませんが、わたしの場合は1~3日くらいかかってしまうことも…。スムーズにいくことは稀。
おそらく、ただ単に適当なポーズを取らせて効率よく!という考え方とは真逆だからかと思います。
イラストには、描き手の感情やら体験、共感性をもたせたいなと思っているので、どうしてもラフやポーズ・構図に時間がかかってしまうのです。
効率性と感情・感覚の両立がむずかしいところです。
ある程度、ラフが出来てきました。
さて、ここからが難しいところ。
自分自身にたいして、疑問を問いかける段階にはいります。
「ねぇ君、ほんとうにビキニでいいの?ポージングはこのままでいいの?」だとか、「この絵を見たとき、本当に君はときめく?かわいいと感じる?どうなの?」と、自分自身と見つめ合う作業をおこなうようなイメージでしょうか。
そこで、まずはさまざまな水着を試してみることにしました。
差分パターンをひたすら挙げる
まずは、本当にビキニ姿でいいのか?という疑問を解決するために、さまざまな水着を描いてみました。
スク水も面白そうだし、フリル系の水着も”現実味”があって楽しそう。正直、ぜんぶ採用したい…。
いろいろ描いた結果、「やっぱりマリィちゃんのビキニ姿を見たい!」という結論にいたり、ビキニでGO!することにしましたw
仕草も考えていく
ラフのポーズがありきたりかもしれないと思い立ち、あらためてポーズを見直すことにしました。
夏の海といえばサングラス!っちゅーことで、クールなマリィちゃんらしく、レ◯バンのサングラスを使ったら面白いんじゃないかと思い立つ。
ただ、サングラスを描いてしまうと、今度は「バカンス感がたりない!」という状態に陥る結果に…w
「バカンス感とは?」と考えたところ、バカンス=浮き輪やらおしゃれなパーカーだよね!ということで、まずは浮き輪をつけ足してみることに。
なかなか良さげですが、この絵のサングラスとのマッチング感が微妙…?
おしゃれなパーカー(ラッシュガード的なもの)を描くのもアリかなと考え、こんなラフを描いてみました。
しかし、自分のなかで「マリィちゃんの性格上、はたして本当にこんなポーズをとるのか?」という疑問や、「マリィちゃんはパーカーを開いてニコっと笑うようなタイプじゃないよなぁ。これを描くなら表情も考えなおさなければいけない」という葛藤がうまれはじめますw
いろいろ試した結果、はじめに考えたポージングで決めることにしました。
ここまでだいたい10時間前後くらいかかっています。普通の絵師さんなら1枚のイラストが完成しているであろう時間ですねwもっとスピーディに描けるようになりたい…でも感性も大事だし…悩ましいところですね。
線画完成
紆余曲折ありましたが、なんとか線画が完成しました。
太い線と細い線の使いわけがいまいちわからないので、線画のクオリティアップも今後の課題かなと思っています。
ベース塗り完成
ベースカラーのみを入れると、こんな感じです。
この段階だとのっぺりした印象なので不安になりますが、影やハイライト(光の表現)をいれるとかなり変わるので、一応は大丈夫…たぶん。
「頼む!いい感じに仕上がってくれ!」という祈りを込めながら次の段階へすすみますw
ちっぱい表現に悩む
ここ最近、塗り方をアニメ塗りから水彩塗りに変えたのですが、いい感じにボディをぬりぬりできるので楽しいんですよね。もっともっと”いい感じ”にしたい!
ただ、ひとつ気になるのが「ちっぱい塗り」問題ですw
デカっぱい表現はわりとわかりやすいのですが、ちっぱい表現は個人的にむずかしさを感じます。
大きさにかかわらず、”いい感じ”の表現が出せるようになりたいなぁ。
線画の色を変える
個人的に、最近は線画をややブラウン寄りにするのがブームです。
その理由には「黒い線のままだと全体の印象が重たくなる」というものがあります。
わたしはこれまで、黒くてズ太い線か、あるいは細くて繊細な線のどちらかを好んでいたのですが、線画のブラウン化はなかなか良さげです。
線画をややブラウン?赤茶気味にすると、こんな感じです。
ブラウンな線に変えるとフワっとした仕上がりになるということを実感中です。
完成!
イラストが完成しました。
このあと、画像の横のスキマをカットしたりするなどの微調整をおこないます。
まとめ
いろいろと試行錯誤しつつ、なんとかイラストを完成させることができました。
わたしはとにかく作業ペースが遅いので、もうすこしスピーディに仕上げることが今後の課題になりそうです(^ ^;)
とはいえ、イラスト制作は感性と共感性がなによりも大切だと思っており、それを観覧者さんとたのしく共有したいというのがモットーでございます。精進したい!
ご観覧ありがとうございました!