Home Artists Posts Import Register

Content


先日、ポケモンのマオちゃんのイラストを投稿しました。

なかなか描き上げるまでに時間がかかりましたが、なんとか完成させることができたので、備忘録としてメイキングを記事にしたいと思います。


…が、線画を入れたあとのメイキング画像を保存していなかったので、今回は線画作成までの工程のみという(^ ^;)


ラフ

なんとなく構図やらポーズを考えていると、上記のようなものが頭に浮かびました。

マオちゃんらしく、元気な印象を持たせたかったんですよね。

そのため、腕を上げるなどしてエネルギッシュな感じにしたかった。


顔と髪だけ描いてみて、すこしだけニュアンスを掴んでいく。

頭部・胴体・腕でわけて描いているので、肩あたりに線がはいっています。


顔を描いてみるとそこそこ良さげな印象だったので、とりあえず水着のようなものも描いてみることに。


余談ですが、最近は手の練習もおこなうように心がけています。

手を描くときもしっかりとアタリをつけないといけないと知る。


なんとなくマオちゃんっぽくなってきました。

元気っこなツインテール&褐色肌…すばらしい。


個人的に顔の仕上がりが微妙だったので、表情(感情の度合い)もイジってみる。

なかなか良さげ?

本当はこの路線でいくつもりだったのですが、好調なときほど自分を疑った方がいい。

っちゅーことで一旦、翌日まで寝かせておくことにしました。

タイミング的に、ちょうどイラスト制作のご依頼が入ったので、結果的には2~3日ほど寝かせることになりました。


ポーズ見直し

2~3日ほどポーズや構図を見直していくと、「やっぱり腕をあげないほうがいいのでは?胴体だけ生かしてほかを変えたほうがいいかもしれない」という思考にたどりつく。

そこで一旦、腕をすべて書き直してみることに。

すると、なかなか良さげな感じになってきました。


後ろで腕を組ませてみるのもよろしいか?と思い、こんな感じのラフも描いてみました。

かなり良さそう。ということで、この路線で決めていくことにしたのです。


ラフ完成


ラフが完成しました。

右腕(むかって左側)の手をやや下におろし、ボディラインを強調…というのは副産物で、たまたま良さげなボディラインができてしまったという偶然の産物でございますw

女性のS字ボディラインは美しいですよね。美術のモチーフにされる理由にも納得がいきます。


「すごくいいな!」と思ったときほど、すぐに仕上げようとしない

「う〜ん、なかなか良さげだぞ!」と感情的になったときほど、その感覚を疑ったほうがいいこともあります。

とくに、夜にクリエイティブなことをやっているときほどその傾向は顕著で、翌日にもう一度イラストを再評価することも大切であると私は考えます。


たとえば、買い物の衝動買いや、楽曲制作等々、なにかしらの判断を下すアクションをおこなうときは、夜ではなく朝のほうが良い。

心理学では、人間の理性は夜になると開放的になりやすく、冷静なジャッジメントをおこなうことができないといわれていますが、なるほど、たしかに夜にうまれる感情や判断を翌日に持ちこすと、「あれ?昨日はすげー良かったと思ったのに、そうでもないな」と感じることはよくある。

夜に書いたラブレターを翌朝見直すと、「なんやねん、この痛々しい内容は!」と恥ずかしくなってしまうときの現象に近いものがありますね。


そういえば、昔わたしが通っていた演劇学校の講師が、この現象のことを「夜は無意識のお祭り」と表現していましたが、まさしくその通りだと思います。


多くの場人にとって、夜はイラスト制作のメインタイムだと思います。

しかし、夜に「このイラストはイケるぞ!」「すげー可愛い!」などの感情・感覚がうまれたときは、その感覚は本当に自分が感じているものなのか、冷静な目をもちながらよく観察するほうが良さげ。

翌日まで”そのフィーリング”が残っているのか確認し、何度も自分のイラストを見返したほうがいい。


夜、一人で盛りあがり、翌日になると「あれ?ビミョーだな」と感じたときは、”夜の悪戯のせい”かもしれませんね。




まとめ

そんなこんなで、上記画像のようなイラストが完成しました。

自分と向き合いながら、じっくりコトコトと描いていく。これがわたしのイラスト制作のスタイルのベースなのかも?

マンネリ化に陥っているときほど、じっくりと自分の感性や感情と向き合ったほうが楽しめるのかもしれませんね。


ご観覧、ありがとうございました。

Files

Comments

No comments found for this post.