Aguno

vol.1｜会社員×イラスト勉強｜2021/01 (Pixiv Fanbox)

Published:

2021-02-28 01:50:11

Edited:

2022-09-25 11:53:00

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【はじめに】

Agunoです。おはこん、こんに、こ………どうも。

会社員をしつつイラストの勉強を始めてから、約2年が経ちます。

2021年からは毎月の活動・学習内容を記事にして可視化することにしました。

「会社員をしながら絵が上手くなるために意識したこと、実行したこと」

をコンセプトに、本気で描いた作品も併せて毎月まとめていきます。

(誤解なきよう書いておくと、私は今の仕事が大好きで誇りを持っていますし、職場の人たちも尊敬しています。その上で、仕事＋イラストもがんばる活動報告、と捉えていただけたら幸いです)

参考までに、会社に入るちょっと前に描いた絵と今月描いた絵です。

課題は多いですが、少しは上手くなっている…はず…(切実)

モチベ維持のため、過去の自分にはこうして定期的に人柱になってもらいます。全集中！

　■ 自己紹介

・渋谷のIT企業でweb広告デザイナーとして勤務

　　(イラスト業務はありません。2020/04からフルリモート)

・業務内容はgif広告と動画広告の企画・制作

　　(Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、AfterEffects を使用)

・2018年11月から「脳に汗をかく」を課題に本格的にイラストの練習を開始

　　(同月に入社、広告デザインと並行して練習・発信を続けています)

・焼肉はお肉より先にごはんを持ってきてほしいタイプ

　　(中盤まで来ないんじゃないかと不安になるので)

さて、この習慣を始めようと思った理由は２つあります。

１.各月の目標と結果を明確にすることで、

　できたこと・できなかったことを具体的にするため

２.月末に行動結果を発表する仕組みを作り、サボりづらくするため

３.常に人の目があると意識することで、行動・成果物の質をあげるため

以上ふた…３つが理由です。

イラスト活動における現時点からの目標は、絵を趣味や副業でといったレベルでなくイラストレーターとして実際にプロジェクトに参画できるレベルへの到達です。本職は後述のgif・動画広告制作職なので、「イラストレーターになる！」という路線ではなく、職種の形に囚われずプロジェクト内でマルチタイプに活躍できる人材を目指しています。

この企画はほぼ100%自分の成長のためですが、2年前の自分のように「会社員から絵を始めるなんてもう遅いかな…」と思っている方にとって自分の活動が1mmでもプラスになれば良いな…とほんのり思っています。

同年代の友人たちと切磋琢磨するタイミングを逃し、絵の世界で活躍されている尊敬してやまない先輩方が自分よりお若い方ばかりという環境の中で、会社員のかたわら1から絵を描くということの計り知れない孤独と疎外感は、とても、とてもわかるので…。でも歩き続けるしかないんですね。前を見ながらでも、下を向きながらでも、歩き続けるしかないです。

【1月の目標振り返り】

まず1年という長いマラソンのために環境を整えました。無印良品で買った1年分のアナログカレンダーにポストイットをガントチャート的に使うことで、1年の活動を俯瞰できるようにしています。サボると空欄の日ができます(早速あるんですがこれは…)。

オレンジが完成(予定)日、イエローが作業日、ベージュがインプットです。

１月の大目標は1万フォロワーさん達成、小目標は毎週水曜に本気イラストの投稿とFANBOXでの配布でした。

年初に8000フォロワーさんだったのですが、1万フォロワーさんはおかげさまで達成できました。本当にありがとうございます…！！(泣)

ただ小目標である、「大目標達成のために本番絵5枚＋FANBOX更新」は半分以下の達成率なので、来月の課題です。

いいね数で次の絵が更新されるというTwitterネタ的なイラストを8枚くらい描いていて、これにより1万フォロワーさんに達したので見る角度によっては達成かもですが…空きの目立つ月末期間など、がんばれば両立できたと感じるのでシビアにカウントすることにします。

月末の空欄期間は、本職の動画案件に注力しており脳のメモリが完全に絵から離れていました。しかし8時間勤務・7時間睡眠としてもあと9時間もあります。言い訳ですね。切り替え能力と、動画制作スキル、中期的なスケジュール設定力がもう少し高ければ両立できたと感じるので、早急に上記スキルを磨きます。

　■ 学習した本

【ソッカの美術解剖学ノート】

基礎人体をいったん頭に入れて、わからない時に辞書的に引けるように。購入から1年半放置していましたが、「これは最初に読む本だな」と今月頭から急いで１周することにしました。読了後に絵や現実で人体を見た際「これがあの筋肉か！」と記憶がリンクするように"点"を打っておきます。

【ゼロ秒思考】

めちゃくちゃ要約すると「A4用紙に頭の中身を書き出すと考えが整理されて頭も良くなるよ」的な本。ここ数年で一番学びがあった本です、ガチでおすすめ。メモ書きなしでは生きられない体と化しました。

【イシューからはじめよ】

「先に仮説を立てると生産性爆上がりするよ」的な本。可処分時間の分母が小さすぎる、我々後から追い上げる勢として必須の概念と感じます。

　■ 描いたイラストと学んだこと

https://twitter.com/SIVAO_/status/1349340494426382339?s=20

(制作時間：26時間)

先述の1枚です。「時間をかけて詰める」ことが苦手だったので、めいいっぱい時間を使って仕上げました。そのおかげで、時間をかけることの重要性を再認識しつつ、「自分にはここまでしか表現できない」という思い込みを壊せた感覚があります。反面、スキルの低さもあるとはいえ制作時間は少しかけすぎな数字なので、次回は1.2倍速くらいで作業しても良いかなと思います。

先述の通り他のイラストは8枚ほどありますが、Twitterネタ寄りのラフめな画像なので今月は割愛します。あくまでこのパートではガチ絵＝「仕事で納品できるクオリティを意識した絵」のみをまとめることをテーマにしているためです。

偉そうなことを申しておりますが、えっ…1枚だけ…？(困惑)

4枚目標の絵が１枚しかないというのは大きな課題なので2月の改善目標にします。まぁひと月における枚数自体は過去最高レベルで描いたので、絵にコミットする時間捻出の習慣づけは成功したと思います(甘口)

　■ 作品以外で取り組んだこと

今月は絵を描く代わりに時間を注いでいた、いろいろな習慣を断ちました。個人的なポリシーとして、「断捨離はいらないものを捨てるのではなく、より大事なもののために別の大事なものを選択しない行為」だと考えています。なので無駄な時間というより「わりと楽しい時間」を削っている感覚です。その時間に絵を描いた方が、未来はもっと楽しいと思うので。

・秒単位で行動時間を計測するアプリを24時間毎日使用

　最も効果を感じた取り組みです。1秒単位で行動を記録してくれる、Toggl trackという無料アプリを使い始めました。ラップ機能付きストップウォッチのようなイメージです。サイトもアプリも英語ですが、日本語入力ができるので大丈夫です。

ある勤務日の例です(もちろんコンプラ上案件名は伏せています)。行動の区切りごとにクリックしていくことで、過去の作業時間がわかります。イラストの制作時間も測れるのでとても助かっています。ちなみに夕ごはんに朝まで12時間費やしているのは、夜のイラスト作業時間・お風呂・寝る前にボタンを押し忘れたからです。残念ながら12時間食べ続けているわけではないです。

自分で始めておきながら最初は「秒単位なんて狂ってる！監視社会！」とか思ってましたが、絵をサボると結果を数字で突きつけられるので今では手放せないアプリになりました。文字通り作業にスイッチが入るのでかなりおすすめです。

・スマホのTwitterアプリを消した

　1日の時間が5倍くらいになりました。いやほんとに。「スマホからいつでもTLにアクセスできる」と脳が認識していると、日中作業の途中でどうしてもスマホに触れたくなります。程度の話ではなく、選択肢があること自体が大きな問題です。イラスト活動やフォロワーさんとの交流という点でTwitterを完全に断つこと自体はできないので、作業机のあるPCのみから見られるようにしています。これにより、作業離脱率が低くなり、作業復帰はしやすくなり、日常的な集中力も上がりました。誇張抜きに、効果を感動的なレベルで体感しています。あと外でスマホではなく、景色をよく見るようになりました。

・1日10分、毎日クロッキーを始めた

　リモートが始まる前、往復1時間以上の通勤時間を有効活用したくて430日くらい連続でクロッキーをしていたことがあります。

ノリで始めて、400日以上やって惰性に感じていたからかノリでやめましたが、形を捉える力が養われた実感はありました。「毎日ペンを握る習慣」がつき、多忙や疲れで本番絵が描けない日もクロッキーはしていて罪悪感が軽減されたので、基礎力と習慣づけと精神衛生のためにまた始めることにしました。本当はまた毎日1時間くらいやった方がいいと思います。ただ通勤がなくなったため、その時間に本番絵を描いていて寝る前まで取り組み損ねることがありました。本番を犠牲にして練習するのも本末転倒なので、時間がなくても毎日続けられる10分に意図して設定しています。(2分×5体)

使用しているサイトはこちらです。ヌード素体を表示するには年間4000円かかりますが、3Dモデルの精度と得られるリターンをを考えると安すぎる出費です。たったのガチャ1〜2回分！……逆に高く感じるかもしれませんね。

・Youtubeの好きなチャンネルを片っ端からミュート

　Youtubeくんはすごいね。おすすめ動画ね、僕の好みの動画ばっかり出してくるもんね(笑顔)。でもその厚意に甘えてはなりません(真顔)。このままだとゲーム実況を見るだけで定年を迎えかねない。しかし映像の仕事をしているのでCMやPVの研究は必要だし、最新トレンドをチェックする必要もあります。そこで、エンタメとしてのみ楽しんでいた好きなチャンネルを全部「おすすめに表示しない」にしました。観ない！と意志を強く持つ対症療法より、そもそも表示されない状態にする方が原因療法的で効果はあります。結果、トップ画面に話題のPVやMVのみがピックアップされるなんかいい感じの動画サイトなりました。

・ログインボーナスとスタミナ消費を諦めた

　一瞬とはいえ、毎日ログインを意識するのはとてつもなく脳のメモリを使います。なのでメインストーリーや心惹かれたイベントのみプレイすることに決めました。最初に申し上げた通り、無駄だから捨てるのではなく、自分の人生を豊かにしてくれることだからこそ、選択しないことを選びました。ゲームやスタッフ陣には敬意を持つべきと思うので、そこはプレイ時間ではなく課金で自分なりの貢献ができればと考えています(微々たるものかもしれませんが…)