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ここ数年、ヴィラン対ヒーローの力関係は大きく傾き、ヴィラン優勢の状況にあった。ヴィラン達の最大の特徴である「ダークエナジー」。それは、ヴィラン怪人の身体、特に「陰茎」と「睾丸」において製造される未解明のエネルギー源である。このエネルギー体はヴィランに戦闘能力の強化をもたらすだけでなく、破壊兵器の高効率燃料、人造生物兵器の生産、果ては一般市民の怪人化改造と多様な用途に使用される。この強力なエネルギー体と、それを活かす高度な科学技術によりヴィラン軍の勢力は日々苛烈さを増していた。ヒーロー達はヴィランの急速な発展に追従することが出来ず、行われる戦闘のほとんどで敗北を喫していた。


だが、二ヶ月前、消沈する民衆とヒーロー達に希望の光が現れた。新エネルギー「T1-NPzero」と新型ヒーローコア「SL4-VE:V」の発見だ。そして、これをヒーロー達に施した新しい改造ヒーロー「機兜戦士」が誕生した!「機兜戦士」はヴィランの最大の武器である「陰茎」と「睾丸」に対抗するために、同様に陰部が強化されているのだ。この強化された陰茎を使った戦闘法・聖剣輪舞(ソードファイト)により、戦士達は連戦連勝を成し遂げ始めたのだ!


そして現在、機兜戦士の一人、フェンサータイガーが廃ビルの中にあるというヴィラン基地に潜入していた…。



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「くっそ~!こいつのチンポ、強い…!」

潜入中のフェンサータイガーは、ヴィラン軍戦闘兵隊長の一人、バルクブルに発見されていた。逃げることは敵わないと見たタイガーはバルクブルにソードファイトで戦いを挑んでいた。だが…。


(俺たちのチンポより大きいチンポなんて無いって博士たちは言ってたのに…!?)



戦士たちの陰部、チンポはどのヴィラン兵よりも大きく、頑強に作られている…はずだった。それは過去の戦闘データから算出された情報で、ヒーロー達を裏で支える研究機関(ヒーロー達はまとめて「博士たち」と呼んでいるが)が結論としていたサイズ、強さだったのだが、目の前のヴィラン、それも兵隊長とはいえそこまで地位の高くないヴィラン兵のチンポは自分のチンポよりも二周りは大きい。そして、自分のチンポが全く通用していなかったのだ。今までなら、大した苦労なしに相手を負かす…つまり射精させて、こちらのヒーローエネルギーをぶっかけ、ダークエナジーを消滅させることが出来ていたのに、今、自身の持てる剣技を駆使しても相手のチンポが音を上げる様子がないのだ。


「はは、後進技術ヒーロー共のチンポは軟弱だな!」


バルクブルは下品な顔で笑う。息を荒らげるタイガーに対して、1割の力も使っていないといった余裕の表情だ。


「まあそりゃそうか、そうなるようにしてるからな」

「何だと、それはどういう意味だ…!」


ブルの意味深な発言に、戦闘に集中していたタイガーも思わず反応してしまった。


「はは、冥土の土産に教えてやるよ。お前たちの怖がってるダークエナジーは俺たちヴィラン怪人のチンポとタマで作られる。それに対抗するに有効なのは俺たちより強いチンポを持ったヒーロー…「機兜戦士」っていったっけ?まあ要するに、そのおいしい話が嘘なんだよ。」

「は…?何言って。」


さらっと放たれた信じがたい言葉。いつもならヴィランの挑発などに耳を傾けることのないタイガーだが、余りに真実味のないことを言われて動揺してしまった。そんなタイガーを他所に話を続けるブル。


「おかしいと思わねえか?確かにダークエナジーはこのイチモツで生み出されているがよ、わざわざそれをチンポで捻じ伏せようって。馬鹿みてえじゃん?はっきり言って正気じゃねえもん。」


けらけら笑いながら、さも正論をぶつけるかのような態度を取る巨漢の牛が、じろりとタイガーを見下した。まるで間抜けな道化師を見るかのような冷めた目で。


「だ、だってそれは、博士たちが、」

「ちゃんと理由付けてくれたからって?…その博士とやらも、本当に正気だったのか?」

「え…」

「なんかうちの組織のだーいぶ上の幹部様によ、「価値観を狂わせる能力」を持ってる奴がいてさ、そいつがテレビ放送だかなんだかジャックして、あー、洗脳電波?バラ撒いたらしいのよ。そんで、お前らの研究機関に「ヴィランに対抗しうる新エネルギーとその活用法」の情報が流れるようにした。」


信じがたい話を聞きながら、タイガーの腰はいつの間にか止まっていた。


「そしたら次の日からチンポにスーツびったりのヒーロー共が大盛りあがりで出てきてよ!マジで腹抱えて笑ったわ~。同僚が増えたのかと思ったぜ。俺もさ、事前にそういう作戦があるって聞いてたけどよ、成功するなんて微塵も思ってなかった訳。どんなバカで洗脳状態でも大真面目にチンポだけで戦いに来るやつがいるかよってさ。でも、こうなった。やっぱすげえのな、力持ってるやつってさ。」


自分が信じていた博士たち、共に戦っていたヒーロー達、守ろうとしていた民衆、その全てが洗脳状態にあった。受け入れられない。受け入れられる訳がない。世界を救うためにヒーロー達が命運を掛けた計画が、全てヴィランの手の平の上で操られていたなど。


「う、嘘だ…」

「何も言えねえか?まあ人類最後の希望とか持て囃されてたっけね、お前ら。…ついでにいうと、なんでそんな突拍子もねえ作戦が上で持ち上がったと思う?」


ギラリ、と牛の厚い歯が光る。


「「面白そうだったから」だってよ。作戦が上手く行って、本当にチンポで戦うことになったとしても、こっちは死なないような情報だけ与えておくから、ほら、「楽しめる」だろってさ。」

「じゃ、じゃあ俺たちは」

「そう、俺たちの玩具でしかない。活きの良いディルドくんってか。お前が今日まで負けなしで来てんのは調整。こっちが勝ちすぎるとお前らが作戦替えちまうからさ。負けてもいい人造ヴィラン戦士を投入して適当に負けてあげたり、負け逃げ装っていいところで切り上げたり、こうお前らが調子付くようにしてたんだよ。まーなんか適当に戦ったせいでマジで負けた消えたヴィランもいたけど。まあそいつらはその程度の存在でしかないからよ、こっちの損失はねえわな。」

「ぐ…う…」

「で、まあ今回は本当に調子乗ってこっちの支部まで侵入ってきたネズミにお仕置きするために俺がきたのさ。お前はここで俺に負けて怪人に成る。」


ブルはタイガーの胸を指をなぞり、舌舐めずりをした。まるで怪人改造で得られる快楽を楽しみにしているかのようで、眼前で悶える相手のことなど眼中にないようだった。


「う、ふざけるなあぁ!まだ、負けるとは、あ、あ?」

「あーだからよ、言ったじゃねえか。お前らの頼みの「新型ヒーローコア」だの「新エネルギー」だってのは、極めて俺らに都合のいいような造りになってるんだよ。だから、お前らの身体はヴィランの強チンポに対峙した時に…」


這わせた指で、ツンと胸を弾き、腰を動かす体勢を取るブル。タイガーは、突かれた胸がやけにジンジンと、痛いようなくすぐったいような感覚が響いていることが不自然で、それにばかり気を取られていた。


「がっつりヨガれるように感度ビンビンになるようになってんだ、よぉ!!」

「んお!?お゛おっ!!!お゛っ、おおおおおお!!!?!」


ズリズリズリ、とテクニック度外視の乱暴なだけのチンポ摺り。こんな力任せの剣技など、いつもなら意にも介さずカウンターを決めてやれるのに。タイガーは機兜戦士になってから感じたことのない感覚、ただただシンプルな「快感」によって、全身を、全神経を、脳を、思考を貫かれて、数秒、何も考えられなくなってしまった。トんでしまっている間、快感に反射的に耐える為か、背筋が反り、天を仰ぎ、唾を拭きながらほぼ雄叫びのあえぎ声をあげてしまっていた。


「オラオラオラ!気付いたらあっという間に雑魚チンポに成り下がってんじゃねえか!さっさとイってチンポ奴隷の怪人になるんだよぉ!!」

「んがぁっ!んひっ、おっ、お゛っ、お゛っ、お゛っ、お゛っ、お゛ぉっ!!」


(なんだこれ、なんだこれ、なんだこれ!??!!?こんな感覚、今まで、感じたことない!!戦うためのチンポで、気持ちよくなったこと、だって博士は戦闘中にそういう感覚を感じないようにスーツが神経に影響してるって、こいつの言ってること、本当なのか?)


タイガーは思考を走らせる。滝のように降り注ぐ快楽から逃避するための思考でもあり、あえぎ声が止められず全く喋れないので仕方なく思考に頼っているということでもあった。それも仕方ない。身体はどうやっても快楽に抗えないと分かっている。自分がイカないようにするためには理性で止めるしかなかったのだ。


(だとしたら、俺は、”こいつのチンポでイキたい!”…は?)


だが、ヴィランが勝つために仕込んだ「新型ヒーローコア」は、そんな逃げを許さない。


(!?あ、あ、あっ、あぁっ、なんだ、急に、変な、エロいことしか、浮かばないぃい!!?!頭が”キモチよく”なるっ!ダメだ止め”たら死んじゃう!チンポずりずり!”このままじゃ俺が俺じゃ”チンポチンポチンポチンポ!!!” がああああああ!?!!俺は”チンポ奴隷怪人”だ!! ち、違う、”早く負けてチンポイキしたい”じゃないっ! ”ダークエナジー欲しい”やだ”雑魚ヒーロー辞めて””怪人強チンポ手に入れて””馬鹿ヒーロー共で遊びたい”ぃ!!!!!が、あ、"ヒーロー犯したい!"”いっぱい変態交尾したい!”"キンタマ空っぽになるまでオナニーしまくりたい!"もうやだああ!!)


コアは湧き上がる快楽に反応して、変態思考、ヴィラン賛美を脳に流し続ける。極端に単純で、低俗で、卑猥で、下劣な欲求を言語化した脳波は、ヒーローとしての、人としての生死を掛けて射精を我慢するタイガーの理性の砦を、あっけなく崩壊させた。


(俺は"チンポ奴隷の変態怪人"だ!そうだ、俺はでっけえチンポのヴィラン怪人になるんだぁあああ!!

「お、お゛お゛っ♡んおおぉお゛お゛ぉ♡♡♡♡」

「はぁ?もうかよ、ズリ初めて1分経ってねえじゃん?文字通りの雑魚チンポだなぁ!!」

「おおお゛おっ♡イクぅ♡イグイグっ♡」

「しゃあねえな、俺もイク準備するかっ…!ほら、お前ヒーローだろ?俺をチンポで倒す亀頭戦士じゃねえのかよぉ!!」

「んがっ、おれ、おれはチンポ、チンポ奴隷の怪人志望者だぁああ!!!んお゛っ♡おれのことを、ダークエナジーでデカチンポの変態怪人にしてくれぇええ♡♡♡♡♡」


もうすでにタイガーの心は壊れ、言葉の通りのヴィランの玩具になってしまっていた。


「がはは!わかったよ、俺がトドメさしてやる!!」

「んおおおおお♡♡♡♡イグイグイク♡♡♡イクイクイクイクゥ♡♡♡♡♡♡♡」


「「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!」」



「グブッ、ゴボボッ、ゴプッ!」


バルクブルの濃厚で濃密な精液…ダークエナジーがタイガーの全身にぶっかけられる。決着だ。機兜戦士の敗北である。タイガーの身体に付着した精液は、スライムの魔物のように蠢きタイガーの引き締まった肉体のシルエットに沿って広がり始める。スライムはスーツや皮膚からヒーローパワーを吸収して、ダークエナジーに変換して体積を増し、また広がる。グニュグニュと、全身が性感帯と化したタイガーを愛撫しながら侵略を進め、いつしか、口や鼻、耳、尻穴、チンポの口といった穴という穴から体内に入り込み、あらゆる器官をダークエナジーの塊に変容させていく。


(あ、あ、ぶっかけられたダークエナジーが、身体、侵してくるっ♡♡俺の身体、スーツ、ヒーローコアも、雑魚チンポも、全部作り変わる♡♡あ゛~、い、いい、なんでこんなきもちいいんだぁ♡♡♡♡♡)


かつてのヒーローは見る影なくスライムの塊になった。唯一のタイガーの残滓である脳はダークエナジーに変換されきることなく残されていたが、その中身はヴィランのそれに染まりきっていた。さらに、単純な思考を強いられていた結果か、その容積は大きく減少し、3、4歳児程度の知能すら危うい状態になってしまった。


(おれ、このままじゃ、チンポ怪人に、なっちまうぅ

オれ、こノマま、チンポ怪ジん、なる

オレ、チンポ、カイジン、ナル

オレ、チンポ、カイジン

オレ、チンポ、カイジン

オレ、チンポ、カイジン

チンポ♡チンポ♡チンポ♡チンポ♡チンポ♡♡♡)




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「へぇ、こうなるのか。」


タイガーの怪人化改造は滞りなく終了した。身体のシルエットは概ねそのままであるが、その面影はほとんどない。目鼻立ちの良い虎獣人だったタイガーの顔は、トカゲのような、凹凸のない顔になった。口端は大きく裂けたようになり、細長くなった舌がだらりと垂れる。体内はダークエナジーに侵されたことがひと目で分かるような毒々しい紫色に染まっていた。ヒーロースーツの模様が何となく残っているが、この身体は全て素肌であり、改造直前と同様に全身が性感帯となっている。二本になった太い尻尾は先端が三又に分かれるようになっており手の代わりとして機能するようになる。今残っている手は、専らチンポを扱くために使うからだ。


「一般人じゃあここまで凶悪なのは出来ねえな。チンポも、オレと同サイズまで伸びるとはな…。」


そのチンポは今、バルクブルと同程度に肥大化し、タマもそれに見合うようなサイズに膨らんでいた。ヒーロー時代の役目は忘れ去られ、チンポもキンタマも、ヴィランらしく、ダークエナジーを生み出し続ける命より大事な役目を果たすため、すでに稼働を始めていた。



「オ゛ルルルッ、チンポッ、グヘ、グヘヘッ♡♡」

「あ~頭は悪くなっちまったっぽいが。ちっせえ脳みそが透けて見えんぞ。」


収縮した脳みそでは、快楽の処理と、己の快楽を求めることと、ヴィランのことと、それ以外を考えることはできない。当然ながら、かつてヒーローだった時の記憶など残っていない。残す余地もない。


「ヴルルッ、チンポチンポォ♡♡♡」

「「ダークエナジーは心を移す鏡」っつうが、こいつはヒーローぶって案外チンポ大好き野郎だったのかもな。お似合いの変身だわ。」


やや憐憫を含んだ目線で改造怪人を見るブル。特に罪悪感などがあるわけではないが。ただ単純に明らかに下等な存在に対しての目線である。


「ヴ~~アニキィ、ムラムラスルゥ、チンポズリ、シタイィ」

「ん、あぁ、そうだな…」


もじもじと身を捩らせるスライム怪人に「アニキ」と呼ばれ、満更でもない様子のブル。案外単純である。


「…ま~なんでもいいか、こっちは色々楽しめて満足だしよ。よし、本部に戻る前に遊んでやるか。お前、多分生産系統に回されるだろうし、産みの親?産みの兄貴?として、最後にヨくしてやるよ!」

「ヴルルゥ!チンポ、チンポ♡♡♡♡」


廃ビルの中で、淫らな水音と嬌声が響く。先程までの雑魚チンポでは微塵も満足できなかったブルも、強チンポになったスライム怪人のチンポでしっかり性感を得られるようになった。やがて兜合わせで同時に射精し合い、互いのダークエナジーを交換しあい、燃え上がった2体は、本気で交尾を始める。(犯し犯されを夜通し続け、帰還が遅くなったブル達は幹部にどやされてしまうがそれはまた別の話。)しっかりと変態的快楽を小さな脳と大きな体に刻み込んだ怪人マス・マスライムはヴィランへの忠誠を完成させた。


ダークエナジー生産を得意とするマスは己の長所を伸ばすための改造を更に受け、一層強大なチンポとマラを手にし、日に数トンのダークエナジーを生産することが出来るようになった。一般人を同族化することができる怪人能力を用いてダークエナジー生産ラインを拡大し、ヒーロー達に見えない水面下でのヴィラン勢力の拡大を支えることになるのだった。


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結局、ヴィランが仕掛けた「ヒーローチンポ戦士化計画」は明らかになることがないまま3年が経った。「そろそろ飽きたから」というだけの理由で、突然洗脳は解かれた。絶望するヒーロー達に強襲を仕掛けたヴィラン達はあっさりと勝利。残っていたヴィラン以外の生命は一掃され、その大体がヴィラン生命体に改造された。世界はヴィランの手に落ちてしまった。




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