道具の実験 (Pixiv Fanbox)
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淫魔と手を組んだ退魔師は少しずつ数を増やしているように見えた。淫魔側につくのは主に男の退魔師で、霊力量があまり多くなく実践にでてもまともな霊装を扱うことができないために、不遇な扱いを受けてきたものたちのようだった。
基本的に霊力は女のほうが多くうまく扱えると言われている。
実際男の退魔師で上位に上り詰めることができたものは数えるほどしかいないという。
そのために不遇な扱いを受けてきたものも少なくなく、そういうものたちが仄暗い感情を刺激され、うちに秘めた欲望を引きずり出され善悪の判断を放り投げ人類を裏切ることになるのだろう。
そうして発露しぶつけられる欲望は、力を封じられ無防備を晒す私にとってはあまりにも強烈で。
淫魔にその因子でも与えられていることもあるのだろうけど、ただ人に責められているだけだというのに快楽を抑えられない。淫魔に比べれば何もかもが拙いはずなのに、欲望のままに叩きつけられる技術なんて何もない行為に、私はただただ鳴かされ乱れてしまう。
それだけでも意識が飛びそうになるほどに追い詰められているというのに、彼らの行為はエスカレートしていく。
彼らは、実験として作ってきた道具を、私に使用してきたのだ。
見た目はただの縄なのだが、対象に絡みつくと、縄が力を吸収し相手を無力化するというのが本来の効果らしい。
それだけで十分すぎる効果のはずなのだが、生産者は満足せずとある効果を付与した。奪った相手の力を快楽に変換すればより無力化することができるからだと。
果たしてそれはあまりにも効果的だといえた。
私の体を拘束するほどでもなくただ絡める程度だというのに、縄から発生する快楽に私は恥も外聞もなく乱れさせられた。
力を奪われながらというのも良くなかった。吸収される力によって抵抗力が更になくなり、そうして生まれた空白を埋め尽くすように生まれる快楽の本流。
頭が、胸が、腹が……全部がメスになって悦び喘いでしまう。
実験が成功したことに喜ぶ生産者は、更にどれだけ持続するのかというデータ収集に移行し、縄の快楽に乱されながら人の手でも責められることになる。
そうなってしまえば、もう、私ができることはなにもない。
快楽に呑まれ、振り回され、ただひたすらに絶頂して人類を裏切った男たちの慰み物になる他ない。
何度か意識を失った。
その度に、肥大化した乳首をひねられ母乳を吹き出す快楽で。
下品に成長させられた豆とも呼べないほどに大きくなった淫核で。
女の中心部を肉の棒で小突かれて。
無理矢理快楽で意識を覚醒させられ、またトばされて、また途切れさせられる。
もうどこで覚醒しているのかさえ曖昧だ。
インターバルなんてない。少しの回復する暇ももらえない。
欲望のままに男たちが満足するまで使われる。
私から快楽以外の感覚がなくなってなおそれは続けられ、いつ終わったかは私には感知することはできなかった。
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