今週の絵守未來っ! (Pixiv Fanbox)
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いつものドラッグストアに行ったらすごい列ができてて、なんとなく使命感で最高尾に並んだ流されやすいほにゃうえですこんにちは。
トイレットペーパーの列だったのですが、前に並んでたおばあちゃんから情報を仕入れたところによると「ここんところ毎日行列でねえ。年寄りだから並ぶのはえらい(しんどいの名古屋弁)でなあ。でもいつ来ても並んでるので仕方なく並んだんだよー」って笑いながら言ってました。
ほにゃうえはさいあくウォシュレットフルパワー30秒で乗り切る派なので気にしてなかったのですが、大混雑でワタワタしてる店員さんを見ながら「商売下手だなー」って思いました。
なぜかというと「お一人様1パックまで」と張り紙したり、絶叫してるんだけど「今日の入荷数」が表示されてないから、並ぶのがしんどいおばあちゃんまで買えるかどうかわからないのに寒空の下延々と並ぶ必要があるからです。
あーこれ風邪を引かせて薬を売りつけるためかなあ?ある意味ドラッグストアの戦略としては正解かなあ?(道徳的には超アウト)って思いつつ、忙しすぎてシンプルに気配りができてないんだなあって思いました。
「全力で自分がお客さんになってサービスを設計する」というのは必須というより、もうそれをしないと生き残れないわけで。トイレットペーパーや薬なんてAmazonで頼めばいいわけですから、地元のドラッグストアの存在価値って「いますぐ欲しい」需要か(でのこれは薬が買えればどの店でもいい)、お客さんに寄り添って話し相手になるとかしかないじゃないですか。
ほにゃうえが店長なら、並んでる数を数えて整理券を渡して店内で待っててもらうか、並んでる列にストーブ置いてあげると思います。寒空にストーブが効果あるか?wってのもあるけど「並んでるお客さんにストーブを用意した」という行動がファンの獲得に効果があるかなって。とにもかくにも「この店がいい」って言ってくれるファンが付けば次の勝負を仕掛けられますからね。
世の中は「こまめに客席(お客さんを視点)にまわらない商売人」で溢れているので、結構、ザルです。
エンタメ業界も同じ。だから絵守未來みたいな弱小クソゴミ零細企業でも生きていけます。
お客さんの動線を実際に試さず、歩かず、店や作品を作っているサービス提供者の仕事は一秒で分かるし、それをしてないところは「キチンと倒産しますって」、偉い人がよく言うんだけど。
まあようするに「舞台は客席から作れ」ってことですよ。
ここで唐突にアリスちゃんの新作!
はーwwwwwかわいいwww
胡麻乃さん相変わらずキレッキレですね!こちらの作品は今月開催予定の「ゴマノフェス」で入手可能!
よかったらよろしくね!☺
S N S等のおかげで、バズらせることが比較的簡単に、毎日のようにNewスターやヒット商品が登場する世の中になりましたが、参加者が増えた分、ヒットが細分化され(一つ辺りのヒットが小さくなり)、さらには「売れ続けること」がメチャクチャ難しくなってきました。
このことを本当の意味で把握できているクリエイターは今、とても苦しい思いをしているでしょう。
絵守未來もその一人です。
ある程度の経験と才能があればヒット作を生み出すことは簡単なのですが、その作品を「持続」させることが難しく、持続できなければ、その作品は次から次へと押し寄せてくる新作の波に飲まれ、一瞬で忘れられてしまいます。
命と削って作品を世に出しても、手元に残るのは、せいぜい数十万円〜です。
こうなってくると、クリエイターに与えられた課題は更に難解になり、「愛される作品を生み出す」から、「愛され続ける仕掛けを内包した作品を生み出す」に変わってきます。
これが難しいんです!w
「ただ、感動できる作品」は消費されて終わるので、噛めば噛むほど味がするように設計しなきゃいけないし、噛みたい時に噛める環境を用意しなきゃいけません。
たとえば「新作グッズ化を見越して、全面エフェクト、キャラ、背景エフェクト、背景を分けて描いてもらわないといけない」とか、「グッズ映えするように、絵に奥行きつけた上で、イラストを開発する」とか・・「3Dモデル化を考えてキャラデザをする」とか「個展での展示映え(インスタレーション)を考えて参加者全員の色味を同調させる」そういった「作品発表後の作品の使われ方」を事前に設計した上で、作品を作らなければいけなくなりました。
これ、一言で言うと、『作品』じゃなくて、『サービス』なんです。
日常に溶け込ませて、「使われ続けないといけない」んです。
世の中には、たくさんのクリエイターがいますが、ほとんどの人が、ここが設計できていない。みんな、『作品』を作っちゃっているんです。
うちにとって安くない家賃を払い続けても「ギャラリーミクリエ」が何故必要かというと、「絵守未來の世界観」を日常に溶け込ませて、『絵守未來』をサービスにする必要があったからです。
主題歌を作って、『VRライブ配信』というチャンネルを用意している理由は、『絵守未來』をサービスにする必要があったからです。
グッズは言うまでもありません。うちのグッズは高額かつ高品質にすることで、買ったお部屋に対する引力・重力を上げるというデザインをしています。ぽいっと箱にしまわれないように。
ギャラリーに展示できない作品を生み出しても、殺されてしまうんです。
ライブ配信できない作品を生み出しても、殺されてしまうんです。
サービス化できない作品は殺されちゃうんです。
作品をサービス化して、想起してもらわなくちゃいけません。
「いかにして、お客さんの日常生活に自分の作品を混ぜ込むか?」という作業です。
音楽も、CDが売れなくなり、代わりに、ライブ市場が伸び始めたのが、この辺りからですね。
「共体験」の価値がグググッと上がってきました。絵守未來がライブ配信に軸足を移しつつあるのはそのためです。イベントもやっていきますが、ファンの絵守未來に対する「燃費」を考えると毎月・・というわけにはいきませんからね。世間でもよく言われているように「モノ消費」から「コト消費」に移りました。
グッズには置き場所という物理限界もあります。ファンが加速度的に増えない限りファンのお部屋面積の総量は増えていきません。お部屋面積がないのにグッズを出しても売れません。
話をまとめると「絵守未來はサービス化できない作品は作らない」という話です。
Twitterではキチガイムーブでイロモノ扱いしてされている絵守未來ですが(それを狙ってますw)
深いところまで考えて、ファンや絵師さんに寄り添って、これからも楽しい体験を作っていきます。
頼りないところもあるし、失敗も多いけどこれからもがんばりますね!(^o^)