怪奇!女子トイレ消滅現象勃発! 5日目 (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-10-22 07:33:00
Imported:
2024-02
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公共、または私人の所有する土地、施設等における立小便および失禁の禁止
この条項に違反した者に「1年以上5年以下の懲役または100万円以上300万円以下の罰金」を言い渡す
企業所有の敷地、またはオフィス等における無断での排泄行為、並びに教育機関における同行為を禁ず
違反の場合、違反者は会社の規定に従って退職または退学処分とする
現代の我が国において適用される、常識的には本来あり得ない法律の施行。本来なら数年かけて法案の立案と施行まで行うところ、わずか1ヶ月足らずでこれらの法律および条項は整備されてしまった。
そしてこれらの法律と条項は、今の国を襲う異変と合わさることで猛絶なまでの苦行を女性たちに強いることとなるのだ。
この国を襲う異変。それは女性たちの使うトイレがたちどころに消滅していくというもの。
国に残された女子トイレの数、わずか50足らず。それに対する若年女性の数、およそ1000万。
トイレだけでは捌ききれない女性たちの尿意を受け止めうるものも軒並み規制された今、女性たちは果たしてどうやって乗り切っていけばいいのだろうか。
女性たちの戦い 5th Day
どんどんどんどんどんっっ!!!!
がんっがんっがんがんがんっ!!!
「……っっ、けろ……!!あけろ……!!開けろっ、開けろ開けろ開けろおおおおおおおっっ!!!!いつまで入ってんのよおおおおぉっっ!!!」
ぶしゅゥゥゥっ!!!
「っっっ!?ヒあっ……!」
都会の片隅。とある公園に設置された、とても綺麗とは言えない公衆トイレ。
そこに、この地域で暮らす数万もの女性が殺到していた。
たったひとつの個室に数万。当然ながらそれだけの数を捌ききれようはずもなく。
ずらりと並びに並んだ尿意限界の女性たちによる断末魔の悲鳴が、街に響き渡る。
最前列に並ぶ女性の恫喝じみた叫びも、股間から噴き出た熱水によって中断。間近に迫るおもらしの危機は、女性のプライドも何もかもを粉々に打ち砕いた。
「ぉ……ねが……おねがい……します……あけてぇ……!おしっこ……もれちゃうぅ……!」
打って変わって弱弱しく縋りつく最前列の女性。はでな金髪を振り乱して扉に寄り掛かる姿からは、一切の余裕が感じられない。
だがそれも無理はない。会社や学校での排泄行為も禁じられ、家にあるトイレや風呂場も使えなくなってから2日。その下腹部を大きくせり出させるほどに尿意が募っているのだから。
少しけばけばしさを感じさせる外見に相応の、やや露出の大きい服装。お腹を見せたそのファッションでは、2日強の我慢で膨らんだお腹を隠すことができない。
『す……すみません、お待たせしm』
「……!?っっっがああああああああああぁああ!!!!」
『ひゃ……!』
それほどの尿意を抱えた女性である。やっとのこと、中に入っていた人が用を足し終えて出てきた瞬間、その人を突き飛ばして便座に突撃する。
雄叫びながら予めベルトを緩めていたショートパンツを下着もろとも引きずり下ろし、先走りに湿った排泄孔を便器に向けた、その瞬間。
ブッッッッッッッシュウウウウウウゥウウゥウウウウゥッッッッッ!!!!!!!ばしゅしゅびしゅしゅびしっっっ!!!びゅっっっしいいいいぃいぃいいいいいいいいーーーーーー!!!!!
「っっは…………あ……!!?」
「んぁ、ぁはああああぁ…………!」
中腰のまま叩きつけられる途轍もない勢いのオシッコ。便器に水柱が突き刺さり、その反動で腰が浮いてしまいそうになるほどの猛烈な大爆尿。
小汚い洋式便器に向けて放たれるそれは叩きつけられた勢いのまま辺りに飛び散り、前の人たちが飛ばした飛沫と合わせてトイレの床をさらに汚く彩っていく。
中腰姿勢であるため遮るものはなく、跳ね返った飛沫がそのまま辺りに散らばる。傍から見ればみっともなくすらある、お行儀の悪い放尿ぶり。しかし本人は恍惚の境地で、まったく意に介していなかった。
「あ……ああ……!」
だが、それは
彼女自身の焦りによって生み出された状況と合わさることで、更なる事態の悪化を引き起こした。
扉を閉めることもなく始めてしまった超絶限界放尿。遮るものなく繰り広げられるその艶姿が、叩きつけられる尿線の勢いが、音が、匂いが。
今か今かと順番を待ちわびる少女たちに突き刺さらないはずはなく。
「っっ、ううううううぅうぅううっっ!!!」
まだ出し始めたばかり。順番が回ってきてもいないのに、外で待つ少女が中へ突進してきたのだ。
そしてそのまま、放尿中の女性の前でスカートを捲り、下着を下ろし、いたいけな女性器を割り広げ……
呆気に取られる女性の開いた脚の間、わずかに見える便器めがけてその我慢を解き放った。
っっっっっしゅううぅうぅういいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーっっっっ!!!!!びゅししししししいいぃぃいぃいぃぃいーーーーーーーー!!!!!
「なっ……!?え?ちょ、なに!?」
「うああぁ……!!ごめんなさい……ごめんなさいぃ……!もうがまん、できなくってぇ……!」
だが当然、女性の放つ小便である。その狙いはとても正確なものではなくて、放たれた尿線は先にしていた女性のふとももに向かってぶち当てられる。
それを嫌った女性は爆尿を放ったままそれを横に避け……
その照準は盛大に便器を離れてしまった。もう止めることなどできはしない。
ぶしゅじゅじゅじゅじゅっっっ!!!!びじゅじゅびじゅびぢぢぢぢぢぢぢぢっっっ!!!!
「あ、や、いや……!とまん、なぃ……!」
「ごめんなさい……ごめんなさい……!」
さらに慌てふためいた状態で、立ってオシッコを始めた少女の狙いもまた放尿の気持ちよさで腰が動くたびに便器から離れ、トイレの床は2人の女性が放った限界オシッコであっという間に満たされていく。
2人の膀胱が空になるまでには、トイレ内は足の踏み場もない状態になってしまっていた。
「…………で、どーすんのコレ」
「ど、どうしましょう……」
せっかく間に合ったはずなのに、2人の状態は悲惨そのもの。すらりと伸びた脚はオシッコまみれ、靴も靴下ももはや使い物にならず、少し足を動かすだけで床に溜まったオシッコがばしゃりと不快な音を立てる。
もはやおもらしとさして変わりのない大惨事だが、このままここにいるわけにもいかない。意を決して扉を開けると、一気になんと三人もの女性がトイレに突撃してきた。
「はぁっ……はぁっ、い、いいですか!?みんなきちんと狙うんですよ!?」
「わ、わかっ……!?あダメ、でるっ……!」
「せ、せえ……のっっ!」
ビシィイーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!びゅししししぶっっっっしいいいいいいいいいーーーーーーー!!!!!
びゅしいいいいいぃいぃっっっしししいいいぃいいいいいいーーーー!!!!!
バッッッシュウウウゥウゥゥゥウウウウウウ!!!!!!びゅばっっしゅうううぅうううぅうううーーーー!!!!!
せーの、合図とともに3人の女性は同時にその尿意をひとつの便座に向けて解放。3つの極太尿線が便器を叩きつける。
3人が3人とも赤く色づいた割れ目を両手で横に割り開き、ぽっかり開いた尿口を露に盛大なオシッコを解き放つ。
ある種官能的ですらあるこの光景。これはこの3人が待っている間、こっそり話し合いをしていたことによって誕生したものである。
先の2人が偶然とはいえ複数で放尿するという前例を作った。ならばそれに乗らない手はなく、3人同時にすれば三倍の人数がすっきりできるというシンプルな理屈によって成り立つ共闘。
人数も、本数も、音量も三倍の盛大なオシッコ三重奏。それは扉による守りなど容易く突き抜け、列に並ぶ女性たちの下腹部を切なく射抜く。
早く、早く
私もしたい
そんな女性たちの切なる欲求は時間と共に膨らむばかり。それを解放できる便器の数は、それを求める人と比べるとあまりにも少ない。
「あ……ああ、あ……」
そしてその現実は、列の先頭から離れた人にほど辛く突き刺さるものである。
列の中腹あたり、もはや騒ごうとすら思えないほど絶望的な距離が隔たるこの辺りの女性たちは、常に絶望と戦っていた。
むしろ逆に最後尾であったならあきらめもついたかもしれない。だがなまじここまで耐えてきてしまったがため、引き返す覚悟も定まらずにずっと並び続けてきた。
地域にただ一つのトイレ。そこに並ぶ数万もの女性たち。
まる一日並んだとて当然解決し得ない大行列に、彼女たちは2日も並び続けてきたのだ。
その尿意も疲労も、もはや限界などとうに通り越していて。
「あ……あ、ぐ……うぐ、ふっ……う、ぐぅ……!」
それでも漏らしたくない一心で耐えてきた。与えられる罰則が怖くて、そんなことは到底できなかった。
だから限界を超えても、気力だけで耐えてきた。下着の中に手を突っ込み、直接出口を指先で塞いででも耐えなくてはならなかった。
だがもう、気力ももはや尽きようとしていた。3日も休むことなく我慢し続けてきて、眠気も空腹も渇きも限界だ。
人として当然のあらゆる欲求に飢え、かつそれより遥かに遥かに莫大な排泄欲と戦い続ける。そんな戦いをこれから何千もの人が用を足すまで耐えなくてはならない。
(だ……めだ……もう……)
そんなもの、できるわけがない。
一人の少女の血走った目が、女子トイレの横にあるものを捉える。
それは青いマークで分けられる、もう一つのトイレ。
がらがらの、男子トイレ。
一人の少女が、そこへと向かう。
「…………っっっっ!!!」
弾かれたように駆け出す、制服姿の少女。
走った衝撃が膀胱を揺らし、ぎりぎりと締め上げられるような激痛が走る。同時、押さえていた指がずれて夥しい量のオシッコが溢れ出す。
だがもうそんなものを気にしている場合ではなく、少女は男子トイレへ突撃していった。
人っ子一人いないがらがらの男子トイレ。狭いトイレ内にただ一つの個室の扉に手をかける、すると……
「え!?えっ……!」
そこは、開かなかった。手入れが行き届いているとは言えないトイレである。扉に何らかの不調があったとしても不思議はない。
だが扉を前に戦うだけの余裕は既にない。とっくに我慢の力と感覚を失くした尿穴から熱いモノがじょろじょろと溢れ、押さえる手のすき間からどんどんと流れ出していく。
「っっっ、ああああああああああっっっっ!!!!!」
他に手段はない。壁にいくつも並ぶ白い陶器の小便器、そこ目掛けて駆け寄り、下着をずらし……
溜めに溜めに溜め続けてきた、少女の尿意を解き放った。
【少女A 4460/520 857%】
びしゅうううぅぅううぅううううううううぅうっっっっ!!!!!!ばしゅしゅしゅしゅばしゅびゅしいいぃいぃいいいっっっっっっ!!!!!!!!ブシュオォオォオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!!!!
「っっはあっ、はあっ、はあっ……!」
「……っっっっ、んはああああぁ~~~~~……」
受け止める陶器の便器も、壁すらも打ち貫かんばかりの勢いで叩きつけられる、瑞々しい少女の激烈オシッコ。
愛しい人に対してするように、無機質な小便器を熱烈に抱きかかえながら放つ超絶な小便。それは当たった勢いに比例して強く強く跳ね返り、少女の顔や服を生暖かく汚していく。
だがそれでも、少女は満足だった。これまでずっとずっとしたかったものを、やっとすることができたから。
いつしか少女の横に何人もの女性が並び、同様に限界の尿意を叩きつけるようになっていっても、少女はそれに気づく由もなく恍惚たるオシッコの快感に浸るのだ。
かくして一人の女性、そして少女の作った前例により女子トイレ事情は大きな変化を迎えた。
まず女子トイレは複数人での使用が当たり前となり、そして列の後ろにいる人は男子トイレに駆け込む。普段なら到底しないような行いではあるが、この緊急時にあってはやむを得なかった。
だが、女性たちが恥をかなぐり捨ててなお、異変がもたらす地獄からは逃れ得ず……
男子トイレ解禁により行列の半分程度が解消された時、法案成立から6日が経とうという頃。
女性たちが使ったことにより「女子トイレ」と認識されてしまったそれは、男子トイレは、当初の半分以下にまでその数を減らしていた。
そして男子トイレまでも消滅し得ることが判明するなり、新法案成立までの間暫定的に男子トイレへ警察を配備する運びとなった。
入ろうとする者が男性であればそのまま通し、女性であれば通せんぼ。
女性たちがプライドも何もかも捨ててまでつかみ取った安息の地は、またしても奪われるのだった。