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僕はこれをどうするべきなのだろう。 さっき彼女から押し付けられたこの濡れた白い布切れ。 濡れてさえいなければとても手触りが良かったのだろうコットン生地の、無垢な白い布。 紛れもない、彼女の……下着。 彼女がなんのつもりで僕にこれを渡してきたのか、もうそんなことは頭の中から消え失せていて 『……………………』 濡れて冷たくなってきてはいるけれど、それでも確かに感じられるこの温かさは紛れもなく彼女のもので。 さっきまで穿いていたのだとありありと突きつけてくるその温もりが、僕を狂わせていった。 だめだとはわかってる。わかっている。 だけど、それでも、もう自分を止められない。 徐々に徐々に、その白い布切れを顔へと近づけていく。 すう、と息を吸い込む。瞬間肺に流れ込んでくる、コーヒー混じりのアンモニア臭。 智ちゃんの、おしっこの匂い。 ポコン そんな時、智ちゃんから一通のLINEが送られてきた。 その通知音で一時的に我を取り戻し、何かと思って見てみると…… ファイル さっきのだよ 震える手でスマホを操作し、その音声ファイルを開く。 ぶっっっっっっしゅうううううううぅうぅうぅううーーーーーーー!!!!!!! 「………………!?」 これは紛れもなくさっきの、扉越しに聞いた、智ちゃんの音。 盛大すぎるその爆音は、彼女がどれだけ我慢していたのかを如実に物語っている。 もうだめだった。制御を失くした僕は智ちゃんのパンツに顔を埋め、思い切り息を吸い込んだ。 さっきとは比較にならないほどの濃度で肺を埋め尽くす智ちゃんのアンモニア臭。重ねた我慢が伺える、むせ返りそうなほど濃い臭い。 すう、はー、すう、はー、彼女の下着越しに呼吸をする僕の理性は、もうすっかり吹き飛んでいて。 もっと彼女の様子を鮮明に思い出そうと、彼女が入っていたトイレに入る。すると…… 「……その……まま……?」 そこにあったのは、黄色く染まった便器の水。 あの時出したものが、智ちゃんのおしっこが、そのまま目の前にある。 「……っぅあ……!」 ぷつん、何かのちぎれる音がした。 スマホ越しに聞く智ちゃんの音。ありありと思い起こされる、その時の様子。 我慢限界で駆け込んだ智ちゃん。便座にがつんとお尻を叩きつけたけど下着を脱ぎ忘れて、そのまま始まってしまって下着をおしっこまみれにして、しかもスマホの収録もしないといけなくて、やっとの思いで下着を脱いで、全部の尿意を解放したのがこの音なんだ。 目の前にある黄色が、耳に響く尿音が、鼻で感じる尿臭が 五感で感じられる智ちゃんのおしっこが、僕の心臓をこの上なく高鳴らせて。 いつしか僕は智ちゃんと同じように、下半身の服を脱いで便座に跨っていた。 「う、ぐっ……!」 そして智ちゃんの残した黄色を、ほの白くデコレートして どくん、どくんと高ぶりを吐き出した僕は、しばらくトイレで呆然とするのだった。

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