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「こら花怜、真面目にやれって」 「だってつまんないんだもーん……遊ぼうよー、おにぃー」 「まったく……こんなんじゃ宿題も全然終わらないぞ?」 夏も盛りの7月下旬。 都心にある集合住宅の一室に、机を向き合わせて勉強に勤しむ年の離れた兄妹がいた。 兄の名前は美貴、年齢は19。 妹の名前は花怜、年齢は11 年の差実に8歳。大学生と小学生との兄妹である。 「親父は出張、母さんは夏の間だけそれについてくって言って、お前の面倒を見る羽目になったが……はぁ……」 「あ、おにぃもお疲れ?じゃあ、遊ぼー!」 「誰のせいで疲れてると……」 進学に伴い家族と別居していた兄、美貴の元に夏の間だけ預けられた花怜。久しぶりの再会に舞い上がった妹の猛攻を前に、兄の疲労は最高潮に達しようとしていた。 少し男勝りな面があり、元気いっぱいであるが勉強の苦手な花怜。その教育を任せられた兄の使命を果たすのは困難を極めていた。 なにしろ妹の勉強を見るのはもちろんだが、自身も学生として勉学に励む身である。 妹の面倒と自分の面倒を両立して見なくてはいけないというのに、こうも聞き分けがなくては疲れるのも無理はない。 「……ほら、この単元が終わったら遊んでやるから頑張ろう。な?」 「えーながーい……今すぐ遊びたいー!!」 「わがまま言うんじゃない……ほら、この問題を……」 「いーやー!あーそーぼー!!」 それでもなんとか勉強させようとする兄の意思に反し、花怜はだだを捏ねるようにして暴れ始めた。 向かい合った机の向こう側から脚を伸ばし、兄の脚をげしげしと蹴る。 無論本気の蹴りではなく、じゃれるような緩い蹴りではあった。しかし子ども故に加減をわかっていなかったことが、悲劇を生んだ。 「おグっ……!?ふぐぉぉぉ……!」 突き出すように繰り出した蹴りのひとつが、座る兄の急所を直撃したのだ。 女子である花怜には知る由もない激痛が兄を襲い、机に突っ伏して身悶える。 「きんたま直撃ーー!!遊ばしてくんないからだよー!」 そして金的の痛みを知らないゆえの無邪気な口撃が、とうとう兄の逆鱗に触れてしまった。 「……っ、この……っ!!」 こうなったら同じことをしてやる、と兄も脚を妹の股ぐらに向かって伸ばしていく。 さすがに蹴る訳にはいかないと本能的にブレーキをかけてはいたが、その足先は大股を広げて座っていた花怜の股間をまさぐった。 ふにっ…… 「ひゃっ……!?」 その瞬間足先に感じた、温かく柔らかで弾力ある肌の感触。花怜が思わず発した可愛らしい驚きの声、そして真っ赤に染まってそっぽを向く表情。 それら全てが、怒りと疲労で狭窄していた兄の視野をはっきりと開かせた。 (お、俺……なにを……?) いくら肉親とはいえ、いくら妹とはいえ、女の子の股間を足でつつく。どう考えても重度のセクハラ行為である。 ひどいことをしたと、謝ろうと口を開きかける美貴。しかしその先の言葉を紡ぐことはなかった。 「……っ、ぅぅ……!」 顔を赤らめてもじもじと俯く妹の顔が、活発で天真爛漫な花怜のこれまで見せたことのないしおらしい表情があまりにも可愛らしくて、見入ってしまって。 そして明らかな変態行為に及んだ兄から逃げるでもなく、拒絶するでもなくただもじつくだけの妹に対し、これまでにない感情が生まれてしまって。 美貴は言葉を発することなく、椅子から立ち上がった。 「お、おにぃ……?」 縮こまって兄を見上げる妹と、視線が合う。 改まって見る妹の顔は、思っていたよりずっと整っていて、男勝りな感はあるがとても可愛らしい顔立ちをしていた。 充分に美少女と言える妹に見上げられて、兄の最後の理性は吹き飛んでいった。 「……お仕置きだ、花怜」 そう小さく呟いて、美貴は後ろから花怜の小さな身体に抱きついた。 「おにぃ……!?」 「勉強はしないわ、金玉は蹴るわの暴れん坊にはお仕置きしないとな」 「お、お仕置きって……いたく、するの……?」 突然抱きつかれた驚きと、お仕置きという言葉への恐怖に縮こまる妹がどうしようもなく愛おしく思え、兄はその心臓を高鳴らせる。 その高揚を悟られないようつとめて冷静に、落ち着いた声音で兄は語りかける。 「痛くなんてしないよ。むしろ……気持ちいいことさ」 「き、気持ち……?……あ!だ、だめだよおにぃ……!そんなとこ、触っちゃだめ……!」 可愛らしい花柄ワンピースの裾を捲ると、その下のこれまた可愛らしいストライプ柄の下着が顕になる。 夏の陽気にあてられて仄かに汗ばんだ布地越しに、美貴は花怜の幼い割れ目を下から上になぞりあげた。 「ひゃんっ!?」 顔を真っ赤にして声を挙げる妹の様子に息を荒らげる兄の美貴。だが、兄の胸中にはもうひとつの大きな期待があった。 それは妹の秘所をなぞった時に感じたある感触。指先に触れた、秘肉とは違う別の感触への期待だった。 自分も経験があるわけではないが、知識として知る限り「それ」のサイズはそれほど大きくはない。 なぞっただけではっきりと、それも非勃起状態でその感触を感じられるほどの代物はそうそう無いものだということくらいはわかる。 だとするならこの妹の、顔を真っ赤にして震える初心で無垢な少女の、秘められた才能は果たしていかほどのものなのか。 男勝りで、勝ち気で、活発で、無邪気で。 そのうえそもそも年の差が離れている、そんな妹に対して抱いたことのない感情……妹の見せた「おんなのこ」の一面に対する感情が美貴を支配していた。 もっと妹の「女」に触れたい。その一心で美貴は、下着の奥に秘められた妹の大事なところへ進出していく。 「お、おにぃ……、だめだよぉ……!そんなとこ、きたないよ……!」 これまで聞いたことの無い、弱々しくしおらしい声を放つ妹。その程度の抵抗で、火のついた兄を止められるはずなどはなく…… 家族以外には触らせたことのない、家族でさえおむつが必要なほど幼い時にしか見せたことも触れさせたこともない、乙女の秘割れを指が撫でくりまわしていく。 兄である美貴は妹のおむつを替えたこともあり、その時に恐らく妹のそこを見たことはある。だがその時は自分も幼く、記憶もおぼろげなうえに取り立てて意識もしていなかった。 しかし、今は違う。今は男と女の区別がつき、妹の身体も第二次性徴を迎えてある程度の女性らしさを身につけつつある。 そんな妹の性器に触れるというのがどういうことか、意識するほど気持ちが昂っていく。 (犯罪……だよな、これ……) ふにふにと柔肉を弄びながら、美貴は己の罪深さを自認していた。 血縁であるのをいいことに、年齢差があるのをいいことに、合意もなく性交に及ぶ。 仮に合意があったとしても罪となる行いを、いま自分はしているのだ。もしも警察に通報されれば逮捕は免れない。 しかしどうだろう。腕の中で縮こまる妹の様子を見ると、恥ずかしがってはいても嫌がってはいないように見える。 嫌がっているなら突き飛ばすなり、暴れ回るなりしてもいいはずだ。だが花怜は、口で抵抗はしてもそれ以上のことをしようとはせず、兄の行為を受け入れている。 それは、いったいなぜなのか。もしも花怜がこの行為を嫌がっていないのなら。 それを確かめたくて、美貴はあることを花怜に聞くことにした。 「花怜……、花怜は、これから俺が何をするか……わかるか?」 「え?……えぇっと……」 「わかんないか?」 その問いに対して、花怜は小さくこくんと頷いた。 それが示すこととはつまり、花怜が性行為を禄に知らないということ。 彼女が痛がったり、苦しいと感じるようなことさえしなければ、大ごとにはならないということだった。 ならばすることはひとつ。元よりそのつもりでいたが、先程の言葉通り「気持ちいいこと」だけを教えてあげればいいのだ。 唯一の懸念もなくなって、美貴はより一層の情念を以て妹の股間を撫で回す。すると…… 「んぅ……」 ふにふにと陰核を揉み込むように柔肉を押し込むと、ぴくりと小さく身体を震わせて花怜が吐息を零した。 小さく、しかし確かに零れたその吐息は、花怜の身体に起きた反応を如実に表していた。 それに気を良くした美貴は、同じことを少し力を強くして繰り返した。 「お、おにぃ……そこ、なんか変……変な感じする……」 妹が感じ始めた気持ちよさの芽。まだ吹きたてのそれを花開かせるために、兄は肥料となる刺激を淡々と与え続ける。 決して過剰な刺激を与えぬように。優しく、いたわるように。 それが功を奏して、妹の感じる「変な感覚」はどんどんと強くなっていった。 そして秘肉越しに感じるそれの感触が、徐々に硬く大きくなっていくのも感じられた。 徐々に伸びていく妹の気持ちよさの芽。今までより多くの水をやっても腐らない程度にまで育ってきたと確信した兄は、次の段階へのステップを踏み出した。 指先を包皮に少し強めに押し当てて、ぐりぐりと擦り付ける。今までとは異なる直接的な刺激を花怜の大きなそれに与えていく。 「まっ……!まってぇ、おにぃっ……!んんんっ……それ、へんっ……!へん、なのぉっ……!」 「気持ちいいんだね、花怜」 「きもち……?んぅっ、わかん、ない……よぉっ……!」 「ただ、びりびりして、ぞわぞわしてぇ……!よくわかんないのぉ……!」 兄は確信した。よく理解してこそいないが、妹は確実に快楽を感じていると。 柔らかな秘所を触れられて、硬度を増した陰核を皮越しにいじられて、感じたことのない悦楽を覚えているのだと。 そして何より、戸惑ってこそいても拒絶はしていない。拙いながらも快楽を受け入れようとしている。 ならば、そんな彼女なら、今より先の段階に進んでも大丈夫ではないか。 美貴は意を決して机の下に潜り込み、花柄のワンピースを捲った先にある布地に手をかけた。 「あっ……おにぃ、それは……!」 微かな抵抗も虚しく抜き取られるストライプの下着。顕になった乙女の未開の花園にいま、未知の快感が襲いかかろうとしていた。 _________ 花怜は口にこそ出していなかったが、この夏休みをとても楽しみにしていた。 なにしろ大学に進学してから、年に1度か2度くらいしか会えなくなった兄とこれからしばらく一緒に暮らすのだ。 男勝りで、下手な男子より運動神経も腕っぷしもある花怜にとって、同年代の男子なんかよりよほど頼りになるのは実の兄だ。 だからか同い年の女子より、男子より、兄と遊ぶことの方がよほど楽しみだった。 今日だって、勉強なんてさっさと終わらせて一緒に遊んでほしかった。 「おにぃ、だめだよぉ……!やだよぉ……おにぃ……!」 それなのに、いったいどこで間違えてしまったのか。 遊びどころか、勉強どころか、兄に股ぐらへと潜り込まれて、恥ずかしいところをまさぐられて。 下着を見られるのだって恥ずかしいのに、その下にあるそこを見られるのは未体験の領域だ。 おむつを替えられたことだってあるけれど、それとこれとは話が違う。今の花怜は11歳で、もうすぐ中学生になる年齢の、立派な女の子なのに。 恥ずかしくて、びりびりして、ぞわぞわして、よくわからない。こんなことを今すぐやめて、一緒に遊びたい。それが妹の、花怜の心からの願いごとだった。 「おにぃ……!おにいぃ……!」 けれど、それを口にすることはできなかった。 もしこんなことをしてくるのが違う人間だったら、迷うことなく顔面に蹴りを喰らわせていた。 しかし相手は実の兄で、年の離れた頼れる「おにぃ」なのだ。 未知の感覚への恐怖よりも、敏感なところを触られる不快感よりも、密かに悪しからず思っている「おにぃ」に嫌われること。それがなによりも怖かった。 だからもし、この変な感覚を受け入れることで「おにぃ」が喜んでくれるなら、頑張ってそれを受け入れようとしていた。 「こわいよ……おにぃ……!」 それでも、幼い花怜にとってこの感覚は怖いもので…… 受け止めきれずぽつりと呟いた一言が、兄の心に突き刺さった。 妹の顕になった割れ目に気を取られて、その見事なまでの縦割れ1本すじに見蕩れて、無我夢中でそこを撫で回していた兄は、ようやく花怜の方へと向き直った。 活発な花怜の、初めてと言っていいほど珍しい脅えた表情。 それが熱してのぼせた兄の頭に冷や水を浴びせた。 「……ごめん、花怜……怖かったな」 立ち上がり、ぽんと頭を撫でる。 それだけで身体の強ばりが抜けて、安堵の表情を浮かべる花怜。 ひどいことをしたと美貴は反省し、そして決意した。 「もっと優しくするから、もうちょっとだけ頑張ってくれな」 妹を怖がらせてしまってもなお、途中で辞めることは許されないと。 もしここでやめてしまったら、いつか花怜がきちんとした性知識を得て、その機会が訪れた時にトラウマとなってしまうかもしれない。 性行為に対して怖いというイメージを持ったままにすることは、決して良いことではない。 ここまで行為に及んだからには、中途半端で投げ出すことは許されない。美貴は自分なりに、これまでの行為に責任を取ろうとしていた。 ここまでしてしまったのなら、性行為への恐怖心を与えるだけではなくて、その気持ちよさまできちんと教えてあげること。 それだけが兄として、この場で取りうる責任なのだと信じて。 「もし痛かったり、怖かったりしたら言って……」 「……はなれ……ないで……!おにぃ……ぎゅって、して……!」 「……わかった。ちょっと待っててな」 妹の望みを叶えるために、美貴は隣に椅子を持ってきて並んで座る。 不安から甘えたがりな本性を晒す妹の小さな身体を一方の手で抱き寄せて、もう一方の手を妹の太ももへ寄せていく。 落ち着くまで1呼吸置いて、花怜の緊張の糸が解れてからその幼い秘所をほぐしていく。 先程までと異なり、抱き寄せられている安心感がそうさせるのか、妹の快感への受容性は大きく変わっていた。 あるいは今までの愛撫もきちんと効果があったのか、妹の小さな割れ目は瞬く間に熱を帯び始めた。 「んぅ……!」 「どうだ花怜?ふわふわしたり、ぞくぞくしたりする?」 「う、ん……さっきみたいに、変な感じする……」 「そうだね。でもこれは怖いものじゃないんだ。これが気持ちいいってことなんだ」 「きも……ち、いい……?」 「そう、だから怖がらないで。素直になって受け入れていいんだ。これはいいものなんだよ」 前ほどじゃないとはいえ、与えられる感覚に戸惑う花怜にその感覚を教えていく。 それは怖がるべきものではなくて、受け入れていいものなのだと。 とはいえ言葉で言うだけで実践できるものでもない。美貴はなるべく安心させてあげられるよう、強く妹の身体を抱き寄せた。 「大丈夫だよ花怜。俺は花怜をいじめるつもりはなくて、その俺がすることなんだから。安心して」 その何気なく放った兄の一言が、妹の中でかちりと嵌るピースとなった。 (そうだ……!おにぃのすることなんだ……おにぃのくれる感覚なんだ……。なら、きっと……!) ずっと一緒に過ごしてきた、誰より頼れる兄の与える感覚。それはつまり、兄からの形のないプレゼント。 どんなものであれ「おにぃ」のくれるものであるなら、怖がる理由なんてない。 それは優しい兄の声音よりも、抱き寄せる力強い腕よりもなお暖かく、心強い後押しとなって妹の背中を押した。 その瞬間…… 「あっ……!?」 そこをまさぐられる感触がとても心地よく、愛おしいもののように感じられた。 「おにぃ」の指が大切なところに触れる感覚、「おにぃ」がくれた不思議な感覚。 「おにぃ」がくれた、唯一無二のプレゼント。 それがなんだかとてつもなく嬉しくて、もっともっとその感覚が欲しくなって。 知らず知らずのうち花怜は、小さく腰を浮かせていた。 「んんぅ……!おにぃ、お……にぃ……!」 大切なところを指に押し付けるように、まるで自慰でもするような動きを見せる花怜。先ほどとは打って変わっての積極ぶりに、美貴は戸惑いながらも喜びを感じていた。 1度でも道を違えてしまったことの償いとして、妹に性の喜びを教える使命は順調に進んでいる。それならば。 ふにふにとその1本の縦すじをなぞるだけのものから、さらにその先へと進んでみたい。 活発な妹には余りに不釣り合いな、大きめの「それ」に触れたい。 「気持ちいいんだね、花怜」 「わかん……ない……!でもこれ、もっと……してほしい……!」 「きもちいい」を理解しつつある今の花怜ならば、きっとこの刺激にも耐えられるだろう。 美貴は微かに震える手で、包皮を押し上げて膨れる花怜の芽吹き始めた性の中芯に触れた。 「ひッ……!?」 がたん、と椅子を揺らすほど身体を浮かせて、今までとは比べ物にならないその感覚に目を剥く花怜。 そんな花怜に更なる快感を与えるべく、包皮を被ったままのソレを指でしごき始めた。 「ぃあ゛ッッ゛!??あ゛っっっ!??」 恐らく1度も剥かれたことのないそれは皮越しにも充分な感度を誇っていて、ペニスにするような上下に扱く動きの度、背中を大きく仰け反らせる。 妹の閉じられた縦割れからは、とろりと糸引く液体がひと扱きごとにこぽりと湧き出していた。 「お、にぃ゛っ……!それぇっ、それ゛、つ゛よいいぃっっ!!わけ、わか……っ、ああ゛あぁーーー!!」 「気持ちいいのか?気持ちいいんだな、花怜!」 「おにぃ」がくれるモノ。よくわからない、気持ちいいのかもしれない何か。 それは花怜の小さな身体と未熟な心で受け止めるには、余りにも大きすぎた。 股間にある「何か」を触られる度に湧き上がる大きすぎる「何か」。その触られている何かも、それから感じる何かに跳ね上がらされる身体も、何もかもが花怜にとって未知のもので、まるで自分の身体でないかのような感覚に陥ってしまう。 それでも花怜の心は「おにぃ」から与えられる感覚を逃したくなくて、しかしそれでいて怖さも感じる矛盾に、拙いながらも抗おうとしていた。 「お……にぃ……!おねがぃ……ちゅぅ、して……!」 「か、花怜、今なんて……?」 その思いが、花怜の口から信じ難い一言を紡ぎ出した。思春期の妹の唇を、恐らく初めてのそれを兄に捧げようというのだ。 赤ん坊の頃に親から口づけをされるのとは全く事情の違う、自分の意思で捧げるファーストキス。その重みがわからない大学生の兄ではない。 だが兄を見つめるその眼は真剣そのもので、上気した頬と併せて本気の情愛を伺わせる。 それは妹の、ある決意によるものだった。 兄から与えられる感覚を受け入れたくても、それが余りに大きすぎて受け止めきれない。だからそれよりもっと大きな、兄への想いを身体中に漲らせたい。 「おねがい、おにぃ……!してくれたら、いくらでも触っていいから……」 潤んだ瞳で兄を見上げる花怜。 未熟な彼女ががんばるために、1人の力だけでは立っていられないから、1番信じられる人に支えて欲しい。そんな想いを視線に込めて兄へとぶつけていた。 そんな想いを受け止めて、兄もまた妹の「はじめて」を奪う覚悟を決めた。 決意が曇らぬように、ゆっくりとではなく一気に唇を奪う。はじめてのものとしてはかなり強引なキス。 けれど紛れもない、いちばん好きな人からのキス。 それは花怜の心の中にたくさんの幸せをもたらしてくれて、そして…… 「んんんーーーーーっっっ!!??」 股間から湧き上がるその感覚と、唇から感じる暖かさのもたらす幸福とがひとつになって溶け合っていく。 ここにきてようやく花怜は、気持ちいいということ、そしてそのもたらす幸福に目覚めることができた。 口づけながら指先で弾かれ、転がされる花怜の大きな陰核。その1回1回に脳内で弾ける電流が、言葉にできない温かな幸福となって全身に広がっていく。 ぱちぱちと視界を白く明滅させながら、花怜は体内で熱い「幸せの塊」が膨れていくのを感じていた。 「おにぃっ……!なんか、くるよぉ……!ふぁーって、あつくって、すごいのがぁ……!」 「まさか、イくのか?イくんだな花怜!」 妹の口から告げられた果てへのカウントダウンに、兄の心も思わず舞いあがる。 あの天真爛漫な花怜が、その想像すらもつかなかった花怜が、自分の手で絶頂を極めようとしている。 涙と鼻水と、よだれを垂らしながらめちゃくちゃに喘ぎ散らして、花怜がいま快楽の極限に至ろうとしている。 その思いが陰核を弾く手をより速く、より強くさせ、そして…… 「あ゛ーーーーーっ!あぁーーーーーっ!おにぃっ、おにぃぃぃぃぃーーーーー!!!」 大好きな兄のことを呼びながら、花怜は何度も腰をはね上げながら人生初の絶頂を迎えた。 未成熟だった割れ目はすっかり紅くほころび、ぱくぱくと開閉し仄かに白い液体を溢れさせる。 時折身体をびくんと震わせて、未だ絶頂の余波冷めやらぬ中で花怜は兄に向かって口を開いた。 「き、きもち……よかった……よ、おにぃ……」 「そ、そうか。それはよかった……」 「だから……ね……」 もじもじと身体を揺すりながら、花怜は本日2度目の信じ難いお願いごとを口にした。 「次はお口で……してほしい……!おにぃの口で、あたしのここ……ちゅぅ、してほしい……」 花怜は思っていた。キスであんなに幸せになれたのなら、いちばん大切なはずのそこに兄の口が触れたらどうなるかと。 無知な花怜はそのお願いがどんな意味を持つか理解していないのもあったが、それは思わぬ効果を発揮した。 おねだりのために椅子の上で両脚を広げて、大股開きで幼い陰裂と肥大した肉芽を見せつけるポーズをとる花怜の様は、意識しておらずとも男を誘う姿に他ならず…… 何度か暴走することはあっても兄としての振る舞いを意識の端には常に置いていた美貴を、完全に目覚めさせてしまった。 花怜にもっと触れたい、花怜をもっとイかせたい。そんな兄の想いが完全に溢れ出し、妹の陰核に食らいついた。 「ひあぁっ!?お、おにぃ……!それ、すきぃ……!」 唇をすぼめて硬い陰核を挟み込むと、絶頂後の身体を震わせて悦びの声をあげる。 舌でつつき、転がして、たまに甘噛みなどもしてやるとその度に花怜が甘い声を出して快楽に喘ぐ。 下唇と顎に感じる粘り気ある液体の感触が、何よりも花怜の乱れようを物語っていた。 それがとても嬉しくて美貴が花怜の陰核にひときわ強く吸い付いた、その時だった。 「ひィあああぁぁっっっ!!?」 花怜が大きな嬌声を挙げて、がたがたと揺れるほど仰け反ったのだ。 これまでにないほど大きな反応を見せる花怜に、何事かと今まで吸い付いていた秘所を見やる。するとそこには、包皮から解き放たれて紅い中身を剥き出しにした、花怜の淫らな肥大クリトリスがあった。 未だ陰毛のひとつも生えない花怜の未成熟な性器にあって、不釣り合いなほど淫靡にそそり立つ肥大クリトリス。 これまで1度も皮を剥かれたことがなく、所々に垢を残した妹の過敏な神経の塊。 それを目の当たりにして兄は、吸い付きたい欲望をどうしても抑えることができず…… 空気に触れるだけでぴくぴくと震える敏感な肉突起を、柔らかな口で包み込んだ。 「はお゛ぉ゛っっっ゛!?」 その瞬間、花怜は幼い少女のものとは思えない野太い悲鳴と共に、腰を大きく突き出して悶絶した。 強すぎる快感にわななく蜜穴からとぷとぷと愛液を溢れさせ、両手で頭を抑えながら強烈な快感を未熟なその身で受け止める。 ともすれば強すぎて逆に苦しくもなりかねない衝撃を受けながらも、しかし花怜の身体を満たすのは幸福感だった。 「お゛……に゛ぃっ……!お゛にぃっ、おにぃっっ、おにぃぃぃっっ!!もっとぉっ、もっと、してぇぇぇっっっ!!」 この感覚は、兄がくれた贈り物。かけがえのない宝物。 だからもっと感じたい。さっきのような感覚を、もっとすごいのを味わいたい。 そんな気持ちを言葉にして叫ぶ花怜を、兄もまたどうしようもなく愛おしく感じていて。 もっと感じさせたい一心で、美貴は妹のクリトリスを歯でこりこりとすり潰した。 「ああぁーーーーーっっ!!しょれ、しゅきぃぃっっ!!きもちいいよぉっ!おにぃっ、おにぃぃぃ!!」 「おにぃっ!おにぃっ!しゅきぃっっ!しゅきっ、しゅきぃぃっっ!もっとぉぉ!もっとぉぉぉ!!」 ともすれば痛みすら覚えかねない乱暴な刺激にも、花怜は快楽を覚えて喘ぎ散らす。 見る影もないほど淫らな姿を見せる妹に、そして自分を好きだと叫んでくれる妹に、答えてやるべく兄はクリトリスを歯で挟み込み…… がりりと、強く噛み締めた。 「あ゛っっっっっ………………!???」 「ほお゛お゛ぉぉぉーーーーーっっっっ!おにぃっ、おにぃぃぃぃいいいいーーーーー!!!!」 それすらも強大な快楽として味わい、花怜は幼い身体をいっぱいに突っ張って壮絶な絶頂へと至った。 椅子からずるりと身体を落としてもなおその身をのたうたせ、熱い体液を飛沫かせながら悶え回る。 秘裂から幾筋もの白い糸を垂らし、動く度にぷらぷらと粘液の糸を揺らす。 巨大な快楽の余波を何度も身体中で炸裂させるほどの猛烈な絶頂。 たっぷり2分ものたうち回ってようやく、花怜の人生2度目の絶頂は収束した。そして…… 「か、花怜……大丈夫か?」 散々に乱れた後、死んだように動かなくなった妹を心配して駆け寄った美貴が聞いたのは、すやすやと眠る気絶した妹の寝息。そして…… 「おにぃ……えへ……しゅきぃ……」 ふたたび邪な想いが膨らむのをなんとか堪えながら、兄は妹をベッドへと連れて行くのだった。 そして、翌日…… 「むー……わかんない。わーかーんーなーいー!!」 「わかんないのをわかるために勉強するんだろ……ほら、ちゃんとやらないと」 「……やだ。もう勉強しない!おにぃと遊ぶもん!」 「わがまま言うとまた……。また……」 そこまで言って美貴は、その先の言葉を紡げずにいた。 あの時自分がした「お仕置き」を思い出して、あれをもう一度することはならないと自分を律していたのだ。 だがその躊躇いが、他ならぬ巨大な証拠となったのも事実で、花怜は美貴が何を考えたのか見透かしてこう言った。 「また……してもいいよ。おにぃなら」 「なっ、何を言って……!」 「花怜、本気だよ。昨日のお仕置き……きもちいいこと、またしてほしいもん」 「………………っっ!」 ごちんっ 「いったぁーー……!なにすんのさ!」 「バカなこと言ってないで勉強しろ!勉強!」 「バカなことじゃ……ないもん。昨日のこと忘れらんなくて、ずっと……」 ごちんっ! 「ひぐぅ……!!ぼ、暴力はんたいー!!ぱわはらだ!ぱわはらー!!」 「う、うるさい!まじめにやれまじめに!」 「わかったよぉ…………それじゃ、勉強終わったら……しようね、おにぃ」 「なっ……!?」 自分の蒔いた種とはいえ、すっかり目覚めてしまった妹を前に翻弄される美貴。 えも言われぬ胸の高鳴りを覚えながら、苦心しつつ勉強を教えていく美貴。 2人の夏休みは、まだ始まったばかりだ。

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